2006年02月28日

映画鑑賞感想文『プレイス・イン・ザ・ハート』

さるおです。
『PLACES IN THE HEART/プレイス・イン・ザ・ハート』を観たよ。1984年の映画です。
監督は、『BONNIE AND CLYDE/俺たちに明日はない』『THERE WAS A CROOCKED MAN/大脱獄』の脚本家、『KRAMER VS. KRAMER/クレイマー、クレイマー』『THE HUMAN STAIN/白いカラス』の監督、明日はない映画ばかり作っているロバート・ベントン(Robert Benton)。
出演は、『NORMA RAE/ノーマ・レイ』で1度目のオスカーに輝き、本作で2本目を手に入れ、後に『STEEL MAGNOLIAS/マグノリアの花たち』『FORREST GUMP/フォレスト・ガンプ -一期一会-』に出演する大女優サリー・フィールド(Sally Field)。本作でアカデミー助演女優賞にノミネートされたリンゼイ・クローズ(Lindsay Crouse)、昔から名優だが最近特にさるおの好きな映画『SAW/ソウ』『THE ROYAL TENENBAUMS/ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』に出てくれているダニー・グローバー(Danny Glover)、本作で共演してたら役どころ同様恋に落ちてしまって撮影中に結婚することになったエド・ハリス(Ed Harris)とエイミー・マディガン(Amy Madigan)、デビュー作である本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされたジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich)など。

1930年代の古き良きアメリカ南部の、本当は古いだけで決して良くない厳しい時代そのものを真摯に綴った感動作でござる。
それまでだんなの給料すら知らず家事と子育て以外やったことのない奥さんが、だんなを事故で失って、借金があることを知って、その分割返済期限が迫っていることを知る。2人の子供を抱えて、途方にくれますよ、そりゃ泣きたくなる。
ところが、母は強しです。物乞いにやってきた黒人に畑で綿花を育てよう、かなんか言われて一大奮起。家族を守りたい一心で、時代に挑戦していく。
彼女は何をやるにしても"はじめてのおつかい"。小切手の書き方も知らないし、種の買い方も知らない。元物乞いの綿摘み黒人にたすけられて、どうにかこうにか、損をしないようにずる賢い種屋と交渉で渡り合う。そして、竜巻の被害に遭ったりして散々な目にあいながらも、ついに、泣けてくるようなド根性で綿花を摘みます。

時代はまだまだKKK全盛期(クー・クラックス・クランは南北戦争後(1865年)に登場したノルディック(金髪碧眼)至上主義団体で、他の民族の人をつかまえちゃ、殴り殺す蹴り殺すやりたい放題の狂った人々。政府にテロリスト団体と認定されたのは1871年ですが、こーゆーのは無くならない。今も活動を続けています)。黒人はひどい扱われようで、ハンデを持った社会的弱者にも生きる道はなかった、そーゆー苛酷な社会です。
だんなをうっかり撃ち殺してしまったのは黒人なのに、未亡人は通りすがりの黒人を警戒しながらも信用していく。というか、他に家族を守る方法がないので悲壮な覚悟で清水の舞台から飛び降りるわけっすね。
ところが、物語の終わりになってみれば、綿摘み黒人とも友情、心を閉ざす盲目の下宿人とも友情。同じく弱者であり生きる術を持たない未亡人の周りには、人と人の絆が形成されている。いい映画でござる。弱者同士が手を取り合い、あたかも本当の家族であるかのように、時代を生き抜く。
実際の現代アメリカは理想とかけ離れてしまったが、少なくとも、理想だった未来の(現代の)アメリカの黎明のような作品ではないかと思います。人種を問わない真の開拓精神が描かれている。

しかーし、ラストがまた今後の生活苦をうかがわせて哀しくなるなぁ。綿摘み黒人はKKK風に顔を隠した種屋とご近所にボコられてしかたなく出て行きます。また物乞いになるわけです。まぁ、それでもどーにか生きていける。
奥さんは困っちゃう。今年はたすけてもらってなんとか凌いだけれど、来年畑はどーすりゃいいんだ。本当の孤軍奮闘は来年から始まるんですよ(涙)。
いちばん心配なのは、KKK風なみなさんの名前を言い当ててしまった盲目の下宿人。白人だけど、殺されるよなぁ。彼のお兄さんは銀行の人で、金を貸している側です。いやー、ほんと心配っす。
このラストも含めて、いい映画です。こーゆー社会派人間ドラマはめでたしめでたしで終わったらだめです。

奥さんのお姉ちゃんのだんな(エド・ハリス)と女教師(エイミー・マディガン)の不倫エピソードさえなければ、もっと本題に集中できる素晴らしい映画になったのに・・・まー、ほんとに結婚したわけだから、そーゆーギラギラした観方をすればそれなりにおもしろいのかもしれないけどね、とにかくまったく必要ないエピソードとしか思えません。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:33| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月27日

映画鑑賞感想文『キャットウーマン』

さるおです。
前人未到の商品発売日前日納品(爆)、『CATWOMAN/キャットウーマン』を観たよ。

監督は『VIDOCQ/ヴィドック』のフランス人監督ピトフ(Pitof)、出演は猫女のハリー・ベリー(Halle Berry)、わるもんの怪物女にシャロン・ストーン(Sharon Stone)、いつも刑事の気がするベンジャミン・ブラット(Benjamin Bratt)。

若返りクリーム"ビューリン"を塗るとね、副作用はものすごいがとにかく若返る(笑)。
現実にお年を召されると、日々シワシワと、カサカサと、肌にハリがなくなってしまうアナタのお肌が(敵つくったな)、じゃ〜んっ!!!大理石の肌になる!ぐわぁー、すっごい不便な夢のクリーム。
ビューリン怪物を生む物語のトリックが、夢のクリームの"夢"の部分だというのは、素晴らしいです。秀逸なアイデアですね、化粧品としても映画としても(涙)。
シャロン・ストーンは本当に美しいです。彼女の美しさのためにある映画です。ニッポンには桃井かおりが、アメリカにはシャロン・ストーンがおりますですよ。キレイっす。

ヘデア社による前代未聞の商品発売日前日納品というまさかの暴挙に全面的にたよった脚本。ヘデア社、夢のようなわがままですよ。
どーでもいいバカ映画ですけど、最高。さるおは讚えますね、こーゆーの。ラズベリー賞獲っただけのことはあります。しかも3冠、無敵っすね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:34| Comment(8) | TrackBack(14) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニルヴァーナ熱症患者は観に行こう!

さるおです。
ニルヴァーナマニアを患ったきり治らないさるおが必ず観ようとかたーく決意している『LAST DAYS/ラストデイズ』、東京は、渋谷公園通りパルコ3前のシネマライズで3月18日衝撃のロードショーでござる。
岡山市にあるシネマ・クレール、大阪のテアトル梅田、京都市のみなみ会館、とかゆーところでも上映するのかな。
映画の詳細は2005年6月27日の記事をご覧下さいだぞ。

ラストデイズ.jpg
世界にその名と音楽をとどろかせたひとりの男が ある日 世界から消えた。

http://www.elephant-picture.jp/lastdays/
http://www.lastdaysmovie.com/

ソニック・ユースのキム・ゴードンも出るぞ。

【追記】
映画の感想文はこちらです。

心ゆくまでさるお、もんち!

2006年02月26日

05-06リーガ・エスパニョーラ 第25節 同じような相手が続きますが、終盤にゲーム崩壊

さるおです。
なんか知らんけど目が赤いロニ子が天を仰いで神様に話しかけているのを見ながら、「あんたその赤いゴムでポニーテイルすんの気に入ってんのか?」とさるおもロニ子に話しかけたが返事がないYO!
オレゲール君は今日はヒゲを剃らないといけないのでお休みです。
今日はほれ、先日こてんぱんに負けた、A・マドリーに続く苦手チーム、サラゴサさんと勝負っす。向こうのスタジアム、ラ・ロマレダで。サラゴサはね、チェルシーとうりふたつと思うくらいに徹底したカウンターサッカーをやろうっていうチームなので、オレゲール君はヒゲ剃っててください。

試合開始早々あいさつのように1度ずつ攻めた後は硬直だぞ。バルサはボールを持ち続け(持たされ続け)、サラゴサはボールを奪って速攻に入る瞬間をただひたすら待っている。
動き始めるのは30分近くなってから。センタリングを受けるエヴェルトンがバルサDFの手の届かない位置からシュートだ!これはビクトリーなバルデスが止めてくれました。続けざまに今度はサイド攻撃でアルバロがシュート!今度はエジミウソンが危機一髪のところをクリア。
バルサも負けずに反撃したいが、チェルシーと同等もしくはそれ以上のてこずりようでございます(泣)。押されて転んでも、おっかないスライディングで足下に相手がぶっ飛んできても、今日はなかなかカードが出ない。うまくいかない悪循環を断ち切ろうと、デコも黄札スレスレのプレーで相手を削りに行き、モッタちゃんも左足の強烈ミドルでゴールと割ろうとがんばっている。

後半に入っても得点が入らない。バルサはDFラインを崩されて、裏を取られるような場面も多いっすよ(涙)。バルデス君が好セーブ連発で活躍してます。CBのプジョルとマルケスもナイス守備に追われてる。
エトーとかロニ子の決定的な場面はいくつかある。今日はボールが遠いレオ様も自らボールを取りに行ってはドリブル突破で局面を打開しようとしているが、うーん、とにかく困った。
9分、モッタちゃんとボメルにーさんが交代したら、次の瞬間にはオスカルからのボールを完全にバルサDFを置き去りにしたミリート兄がバルデスと1対1!危ないところをオフサイドに救われたぞ。
24分になるとレオ様を下げてヘンリク投入。
なんだこの試合は!どうなるんだ!とハラハラしていたら、前半同様30分頃になって、ついに変化がありました。な、なんと、サラゴサーノのよい子による差別ヤジ!エトーにむかってなんかひどいこと言いましたよ。エトー怒る怒る、ものすごい剣幕で誰が止めるのも聞かず、ずんずん歩いてピッチを出て行こうとする。仲間もライカーも蹴散らして出て行こうとする。これで試合は終わりだと、さるおも思ったぞ。何を言ったのかわかんないけど、オマエらねー!ととにかくさるおも怒ったぞ。
ほんで、2分かかってやっとこエトーを落ち着かせ、試合が再開したと思ったら、エジミウソンのシュートに反応したセラデスがうかうかとハンドでゴールを守ってしまって赤札退場。PKをロニ子がゴールに突き刺して、エトーの痛みをみんなで少しずつ分けるかのように、エトーとロニ子を囲んだ祝福シーンになだれ込んだ!
続いての速攻から、そのエトーのクロスボールをヘンリクが叩き込んで、一転して笑顔になったエトーもゴールゲッター・ヘンケもまたまた祝福の真ん中におるよ!
でも、なんかもうゲーム崩壊しました。マルケス死亡シーンではみなさん死体をいつまでも置き去りにして揉めているし、最悪の雰囲気。サラゴサーノどものせいだぞ、謝れ!

しかし、しかしですよ。見終わってまた余計なことを考えてしまいました。
差別的なヤジのせいでゲームが崩壊していなかったらどうなっていただろう?
ぶっちゃけ、負けてたと思います。
疲れてるわ試合は思うようにならないわで、つまり点がとれなくて、カリカリしてたのは事実だと思う。だから、もちろんスタンドのサラゴサーノどもは許せんが、エトーもみんなも怒りをぶつける対象に飢えていたとは思います。結果として、一騒動のおかげで空気が入れ替わり(それは悪い空気であったけれども)、その直後に2点叩き込んでいる。これは事実です。
本当にこれは良くない言い方だけど、冷静に勝敗だけを見るのであれば、救われたと言わざるをえません。

ロニ子、チェルシー戦で痛めたところが痛いのか足ひきずってぴょこたんぴょこたん歩くのが精いっぱい。42分にロニ子はイニ坊と交代したけど、心配だぞ。「ロニ子だいじょうぶか、おとうさんに足を見せなさい」と思いました。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 10:30| Comment(16) | TrackBack(15) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月25日

さるおのハリポタ辞典[魔法/呪文] Avada Kedavra

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、魔法/呪文を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

Avada Kedavra (The Killing Curse)

アヴァーダ・カダヴラ。読み方は各2音節目にアクセントです。
3つの許されざる呪文(Unforgivable Curses)のうちの1つで、世界で最も強力な呪文。
杖から出る光はものすごく眩しい緑色。被害者は即死です。
本当の即死、倒れる前に死んでいる。被害者は、目を見開いて、死亡する瞬間のそのままの姿で死んでいます。しかも、副次的な効果は一切ないので、"死んでいる"ということ以外はきわめて健康なまま(笑)で死んでしまう。狙いが外れた場合は、爆発となる。Avada Kedavraに対抗できる呪文は存在しない。
ある特異な状況下にのみ、死を免れることができるのは実証済み。自己犠牲をともなう"愛"という守護が施された場合、Priori Incantatem effectが起きた場合、物理的に逃れた場合(誰かが身代わりになってくれた場合も含む)、物質に当たった場合(校長がハリーを守るために像に変身して受けてくれたことがある)。

ちなみに3つの許されざる呪文とは、基本的には強力なダーク・ウィザードだけが使うおっかない呪文。
1. Aveda Kedavra (The Killing Curse) 即時に相手を殺害する
2. Crucio (The Cruciatus Curse) 相手を殺さずひどい拷問をする
3. Imperio (The Imperius Curse) 相手を意志に反して意のままに操る
幸いなことにめったに使用されないこれらの魔法、使うためには、邪悪な願望、強い意志、高度な技術が必要です。
* Aveda Kedavraは"AK"と表記することがあります。

!!!
うわぁー、例外があるーっ!
(『HBP』のネタばれ→)校長だ、校長。目を閉じて、"眠るように"死んでいる校長先生。
生き返れ、校長!いや、生き返るというのはさすがにズルイ気もするが、それに相当する驚きと感動をください。つまり、スネイプ先生はやっぱりダンブルドア陣営で、本当に殺したんじゃなくて、
という、要するにこちらのエントリー(の反転部分)のとおりです。

【呪文の意味】
ハリポタ・ワールド外で、魔法使いが唱える呪文といえばアブラカダブラ(abracadabra)。これにラテン語で死体(corpse)を表すのcadaverを組み込んだ造語です。
またヘブライ語でも、"Avada"は"Avoda"の変形で意味は"work"、そして"cadaver"の意味は"(make) a corpse"(死体(をつくる))。
元祖のアブラカダブラ(abracadabra)もおもしろい!
まず、アラム語起源で考えると、"I will create as I speak"(私は言うとおりのことができちゃうぞ)という意味。
カルデア(南部バビロニア)語起源では"abbada ke dabra"となり意味は"perish like the word"(言葉どおりの死)。
うわぁー、なんだかもとから怖い言葉っすよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 16:05| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月24日

欧州チャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦1st.leg 結果 GO!GO!ビジャレアル!南米サッカーを欧州舞台で輝かせろ!

さるおです。
さるおの黒魔術(サル魔術)が予選ではけっこう当たってたのでほんとは優勝予想をしたいとこです。が、優勝はFCバルセロナということで既に決定(願望)しているのでもう意味ねーずら。

● FCバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)× ACミラン(イタリア)
1st leg 1-1
あんまりおもしろくなかったけど、これからドイツ代表を背負ってく男ミヒャエル・バラックのゴラッソは必見。ミラン応援してたんだけど、PK判定で命拾いしてたので、後味がよくないなー。
ところで、1年に誘拐されてたミランのカラーゼ君の弟レバンさん、遺体で見つかったんですかー。言葉も無いです。そんなのってひどい、ほんとにひどい。

● PSVアイントホーフェン(オランダ)× オリンピック・リヨン(フランス)
1st leg 0-1
いきなり両チームとも流血沙汰、ある意味コーフンっす。時間がなくなってから点が入って、髭剃りチームはかわいそうでした。どっちかっていうと、さるおはリヨン寄り。

● SLベンフィカ(ポルトガル)× リパプールFC(イングランド)
1st leg 1-0
リバプールはやっぱいまいちでしたねー。さるおはポルトガルサッカーも大好きなのでどっちも応援したいところだけど、ここはどうしてもリバポーっすよ。

● R・マドリーFC(スペイン)× アーセナルFC(イングランド)
1st leg 0-1
あれですか、試合前にコドモらと並んでっときのロビーニョ君は、「中学どこ?」「おれ3中」とか、そーゆー会話をしていたわけですか。違いますか。そうですか。
前後半ともに出だしはアーセナル。前半はマドリーが盛り返してゲーム支配してたけど、後半2分のティエリ・アンリの得点で、マドリー焦り出しました。こうなるとマドリーは崩壊。

● レンジャーズFC(スコットランド) × ビジャレアルCF(スペイン)
1st leg 2-2
リケルメとフォルランが帰って来た。こうなったらもうホセ・マリもソリンも、元気一杯な南米サッカーなんであーる。なんで戦略を練って待ってなかったのかと不思議になるほどに、リケルメ様をご自由に走らせてしまったグラスゴーのみなさん、大変申し訳ないがさるおはビジャレアルを応援しています。
どちらが勝っていたかというと、ビジャレアルです。光ってました、南米サッカーが。めまぐるしくて、忙しくて、おもしろいおもしろい。グラスゴーのみなさんはミスに救われた感じです。
フォルランはあいかわらず脱ぎたくて脱ぎたくてしょーがない。ソリンは未開の人みたいな原始ヘアーです。
それにしても、リケルメの顔は劇画調っすね。かっこええですよ!星一徹のようであり、ゴルゴ13のようであり、かっこええですよ!ビジャレアルはかっこええ!
ここまで来たのも快挙ですが、もうちょっと先まで、バルサと一緒に行きましょう。

● ブレーメン(ドイツ) × ユベントス(イタリア)
1st leg 3-2
激闘。ほかの言葉は見当たらん。超おもしろかった、8試合の中ではチェルシー×バルサと並んで迫力ありました。ブッフォンはいつもすごいっす。

● AFCアヤックス(オランダ) × FCインテル・ミラノ(イタリア)
1st leg 2-2
アヤックスは立て続けに2点叩き込んでゲームを支配。痛々しいほどのパニクりようでアドリアーノまで必死こいて守備に駆け回っていたが、2点のビハインドを追いついたインテルはさすがっす。

チェルシーFC(イングランド) × FCバルセロナ(スペイン)
1st leg 1-2

決勝トーナメント1回戦は、各チームはホーム・アンド・アウエーで2試合を行い、2試合合計得点で上回ったチームが準々決勝へ進む。両チームの合計得点が同点の場合は、アウエーゴールの多いチームが勝者になります。
アウエーゴールも同数のときは、第2戦の後に前後半15分ずつの延長戦。延長戦ではアウエーゴールが2倍換算でござる。延長戦が無得点に終わった場合は、PK戦で勝者を決める。
準々決勝、準決勝、決勝のカードは3月10日パリでの抽選会で決まります。

UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント バルサがチェルシーをぶっとばす! The chance for Barca to avenge 5-4 aggregate defeat to the Londoners a year ago!!
ボールポゼッションサッカーがカウンターサッカーに勝つ日

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 20:17| Comment(8) | TrackBack(6) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

欧州チャンピオンズリーグ 決勝トーナメント1回戦1st.leg ボールポゼッションサッカーがカウンターサッカーに勝った日

さるおです。
サッカーって、どろの上でやるもんだったんですね。
強風吹きすさぶスタンフォードブリッジ、何もしなくても寒いのに、ちっくしょう、モウのバカ野郎、9時間もかけて延々と水撒きやがった!どこを眺めても、ただの"ぬかるみ"じゃねーか。四角い、田んぼだYO!
どうするバルサ、どうするライカー。

チェルシーのカウンターを叩き潰すセンターバックはプジョルとマルケス。右にオレゲールみたいに汚すぎる顔の(オレゲル好きのみなさんごめんなさい)、えー、この人はプリンスですかね(プリンス好きのみなさんごめんなさい)、セクシーさは無いです(オレゲル好きのみなさんごめんなさい)、誰だろう(笑)。左はジオ。
中盤の底はエジミウソン。デコとコンビを組むのはモッタちゃん。
攻撃陣は最強の、ロニー、エトー、そして神童レオ・メッシー
デコ VS. マケレレを筆頭に、マッチアップも楽しみでござる。

しげるdeco.jpg もとい deco.jpg

試合開始2分、エトーからのパスをレオ様がシュート!いきなり強さを見せつけるのはバルサ。チェルシーでは9分にランパードがシュート。
15分、レオ様からエトーへのパスはオフサイドになっちゃったけど、右の前線、サイドの裏ではデコが待っていた。デコは気合いが入っている。CLを制したポルト時代、今では宿敵となったモウの指揮下、チームをひっぱりまくって優勝まで導いた男、デコ。モウがチェルシーに行くとき、お気に入りを全員連れていこうとしたモウの誘いをただひとり断った男、デコ。今日のデコはめちゃめちゃ勝ちたがっている。こうやってゴールも狙っているし、守備に奔走してバルサを危機から救いまくっている。さるおのデコ、あんたは大将だ!
決定機は18分、連携で右サイドを崩したデコとレオ様が中央のエトーに蹴らせようとするが、そこに疫病神テリーがスライディングしてくる。はじかれたボールはロニーが拾い、もういちどエトーに蹴らせようとする。次々と、ボールを拾う選手が現れて、何度も何度も、入るまで波状攻撃。これがバルサの醍醐味っすよ!
20分にはプジョルが黄札でクレスポを止める。あー、エルナン君のことは好きです(笑)。
次の決定機は29分、オレゲールが右サイドを走り抜け、エトーにパス、ロニーがシュート!ぐわぁー、惜しい。
33分にはロニーのFKをモッタちゃんがヘディング!
30分を過ぎるころには、今日は30番をつけているレオ様のズボン下がデル・オルノのスパイクのおかげさまでビリビリに破けています。ずぼん下より膝はだいじょうぶかと心配になりました。チェルシーのオトナたちが、この子めがけて突進して来る。チェルスキーを怖がらせる18歳は35分、ドリブルが強い強い(笑)、右サイドの裏を駆け上がり、うぉー、ピッチの角でロッベンをかわした!と思ったらぶっ飛んできたデル・オルノがぶつかってきた!コドモが、オトナ2人に渾身の体当たりでサンドイッチ状態(泣)。お願いですからこの子に怪我をさせないでくださいね。ここでデル・オルノが1発赤札!チェルシーは10人になりました。

さて、これはチェルシーにとって悲劇か?
否。カウンターサッカーを極めたチームにとって、10人と11人で差は無い。前にも書いた通り、カウンターというのは格下のチームがとる大番狂わせの戦略である。格下でも何でもないプレミア王者が10人になって、やっと数的弱者となった。彼らにとってはこれからがカウンターサッカーの見せ所。戦略がより明確になっただけのことである。
ジョー・コールを引っ込めて、ジェレミーを出してきた。守れ守れ、隙をついてスズメバチの一刺しだ!

一方のバルサはぜんぜんひるんでいません。42分にデコがシュート!48分にもデコがシュート!
前半終了間際、ゴールの目の前でジェレミーの非常にわかりやすいハンドだ!
???
これとんねーのかよっ!PKはどうしたんだ。
この見逃し判定は、80分まで延々とさるおを不機嫌にしたのであーる。
0-0、スコアレスで前半終了。

後半開始、いきなりモウはクレスポを下げてドログバを入れてきた。嫌な感じー。布陣は4-3-3から4-4-1。やっぱり戦略があからさまになっている。これで1点とって、あとはひたすら守りとおす気だ。
うわぁー、エジミウソンのハンド。なにをーっ、てめぇ、これはとるのか!
うわぁー、ロニーが足踏まれた。危険なプレーっす。なにをーっ、てめぇ、これは見逃すのか!
ちくしょう、さっきから判定がオカシイ。
モウ様も判定にはご不満のようで、バルサにはカードが出なくてずるいとかなんとか騒いでいるらしいが、ゴール前のハンドも、足の裏をみせて足首めがけたスライディングも、見逃してもらって何を言うか、ばかちんがぁーっ!

46分、ロッベンがシュート。直後にドログバとマルケスが真っ向勝負。いやー、カウンターはこわいっす。
51分はデコのCKをレオ様がシュート!惜しい!
先に点を取りたいなー、とさるおが焦り始めた頃に、グジョンセンがモッタちゃんの膝めがけて後ろから衝突。モッタちゃんが倒れている。うぇーん、痛そうだ。リハビリの国のリハビリ国王、やっとCLに照準を合わせて戻ってきたのに、もう帰国っすか?と思ったら「得点するまで国には帰らんぞ」と言ってふんばった。ティアゴ・モッタはさるおがこよなく愛する選手のひとりである。怪我してなければライカーのファーストチョイス、行けーっ、モッタちゃん、あんただって大将なんだ!
デコのパスをエトーがシュート!CKからロニーとデコが続けざまにシュート!
そして、有言実行、モッタちゃんの鋭いミドル!ぐわぁーっ、すれすれでゴールの左上を飛んでった。惜しい、あと少しだ。
ボールはバルサが持っているのでバルサ猛攻。たまに飛んでくるスズメバチ・ドログバをオレゲールが必死で追い回す。がんばれ、ヒゲなんて剃らなくていいから、がんばってくれ。ところがFKを与えてしまいました、これはしょーがないです。そして59分、モッタちゃんの有言実行「得点するまで国には帰らんぞ」がついに現実のものとなりました(泣)。入ったのはバルサゴールなんですけど(汗)。ランパートのFKを阻止しようとゴール前で重なったモッタちゃんとバルデス、止めようとしたんです、わかってます。でも最後に触ったのは国王でした(涙)。
1-0、チェルシーにとっては思う壷。バルサにとってはいちばん嫌な状況。こうなったら相手はがっちり守ってくる。
どうするバルサ、どうするライカー。

どうもこもないんでござる、猛攻でございます。が、ことごとく疫病神テリーが邪魔だYO!どいててくださいね。
61分、デコのCK、メッシのセンタリング、惜しくもあわない。オレゲールが今度はロッベンを追っかけて、ランパートがFK。枠内に飛んできたけど、ビクトリーな男がファインセーブ。
66分、得点し終わった国王が引っ込みます。ラーション投入。そうだ、追いつかなきゃ。
ヘンリクはすごいっす。この人も愛してる。デコと並んで頭のいいヘンリクが、67分、ロニーのFKを"テリーの背後で"ヘディング!これだ!このセンス、この嗅覚!ヘンケが疫病神を葬り去るぞ。
続いてジオを下げてシウビーニョ投入。そうだ、追いつくどころか勝ちに行く!
72分、汚いプレーがどんどん上手くなるリカルド・カルバリョがヘンリクにファウル。FKだ、キッカーはロニー。壁は2枚。行けーっ!どっかーん!入ったぁー!
!!!
しかもOG(笑)。今度はテリーが触ってしまいました。こちらも有言実行(さっきから、発言はさるおによるものです)ヘンケが疫病神を葬り去ったYO!
これでおあいこ、泣くなモッタ、おまえの仇はとったぞ!
追いついたら次に狙うのは追加点。猛攻は止まない。ヘンリクのパスをレオ様がシュート!精度もいいっす。
ヘンリクもシュート!ここでは無人になったゴールをテリーがよく守っている。チェルシーにとってはたのもしい男っすね。
シウビーニョもシュート!またまたレオ様シュート!
エトーがドリブルで抜けて観客をどよめかせ、そのままシュート!こぼれ球をロニーもシュート!

こういうシーンは何度も見ているが、今回もまたシュートの雨が降っている。
とうとうテリーさんがレオ様の上にのしかかり、手でボールを止め始めましたが、あいかわらず笛はなりません。ちくしょうめ、どうにもこうにも判定がオカシイ。
ドログバもあいかわらず、たまに抜け出してきては追加点を狙っているが、んまーだいたいんとこ、ゲームはチェルシーゴール前で展開されている。

そして、ついにきた。
泣きたいような気持ちで待っていた瞬間。バルサのボールポゼッデョンサッカーが、チェルシーのカウンターサッカーに勝つということを、たとえ不利な状況であっても、自力で証明する瞬間が。

80分、やや右からゴールに向かうロニーのドリブル。この時点で、なぜかバルサファンにはわかるんだ、行けるぞってことが。左でヘンリクが待っている。そこへパス。そこから打つんじゃない。うしろ、広いスペースに入ってきたマルケスに下げる。ゴール前でエトーが右手を挙げるのが見える。マルケスから、寸分の狂いも無いクロスボール!来たーーーっ!エトーのヘッド!鋭くチェルシーゴールに突き刺さる!
うぉぉぉーーーっ!完璧!これにまさるシーンはない。ひゃっほう!
スタンフォード・ブリッジ陥落。モウが指揮を執って以来負け知らずのチェルシー・ホームが、落ちた。
アウェイで2点、しかも逆転勝利、ロニーもヘンケもラファもエトーも、あんたたちは大将だ!

エトー&カンガ.png

84分、敢闘賞としか言いようのないがんばりようだったデコと、イニ坊が交代。その後も果敢に攻め続け、試合終了の笛が鳴った。

黄札 チェルシー0枚、バルサ2枚。
赤札 チェルシー1枚、バルサ0枚。
ファウル数 チェルシー23、バルサ13。
ファウル数は多い順に、チェルシーで、マケレレ4回、フェレイラ4回、デル・オルノ3回、グジョンセン3回。バルサでは、エジミウソン3回、マルケス2回、プジョル2回、オレゲール2回。
被ファウル数の多い順は、チェルシーで、ロッベン3回、クレスポ2回、グジョンセン2回。バルサでは、ロナウジーニョ5回、デコ5回、メッシ4回。

逆境には負けない。
ボール支配率 チェルシー34%、バルサ66%。

おとといの、究極の負け惜しみを書き換えよう。
美しい勝利を継承したバルサのボールポゼッションサッカーは、誰にも負けない。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 09:02| Comment(23) | TrackBack(45) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月22日

見分けがつかないバルサとチベット さるおがまさかのミスキック

さるおです。
時計の短針が1回転する頃には、テレビの前で絶叫です。朝から大迷惑だYO!
準備万端。

チベット.jpg ← チベット代表ユニ

がぁーっ!まちがえた。さるお、まさかのミスキック。(全員スルー)
こっちでした。
早くもさるおの威信が・・・

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:39| Comment(5) | TrackBack(0) | そっくりじゃねーか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月21日

ボールポゼッションサッカーがカウンターサッカーに勝つ日

さるおです。
難しいことは書かないです。いつか誰かがこの記事を読んでくれて、サッカーにはこんな美しい世界観もあるのか、と感じてくれたら嬉しいから。
サッカーファンのよいこのみんなには耳にたこができる(できた人は見たことないYO!)ような話です。

そもそも大事な試合を目前にひかえてこんな勇気のあることを書いていいのか大きな疑問がありますが、懸かっとるんだ、さるおの威信が。そんなもんあったのかというツッコミは受け付けません。

UEFAチャンピオンズ・リーグ(欧州CL)決勝トーナメント1回戦 チェルシー対バルセロナ、2月22日20:45(日本時間28:45)キックオフ、運命のときですよ。負けるわけにはいかんのよ。
バルサとチェルシー、それはボールポゼッションサッカーとカウンターサッカーという、両極に位置する相容れないふたつの戦略の衝突。
(戦術的カウンターについては話は別です)
バルサは、昨季の欧州CLで、まったくタイプが違うチェルシーFCというイギリスのチームに負けました。さるおは涙が止まりませんでした。だからね、今年こそは勝ちたい、本当はただそれだけのことなんだ。

続きを心ゆくまで(笑)読む
posted by さるお at 04:59| Comment(16) | TrackBack(3) | フットボールあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

実写版ファースト・ガンダム 超豪華キャストが夢の競演 5

さるおです。

クラウレ・ハモンは愛人ですから、愛人キャラじゃないと。

青田典子、断られたら、飯島愛。
藤原紀香、かたせ梨乃、川島なお美、米倉涼子・・・やっぱり青田かな。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 16:24| Comment(12) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月19日

背番号22 デメトリオ・アルベルティーニ さるおはずっと大好きでいるぞ

さるおです。
まだ記憶に新しい昨シーズン、バルサはもちろん首位独走、ほんでリーガを制覇しました。けど、簡単だったわけじゃない。
モッタちゃんやエジミウソンやガブリがリハビリ王国に旅立ち、マンパワーのやりくりすらできずに、ベンチにいるのはカンテラのコドモたちという、満身創痍の苦しい月日がありました。もちろんバルサの下部組織の子らは優秀で、トップチームで見劣りしない輝くような才能を持った神童ぞろいなので、どうにかやってこられたんだ。
バルサの中盤の底は1ボランチ(1ピボーテ)。超攻撃的と言われるバルサ・フットボールを支える1ボランチは、攻撃の最初の1ステップであり、守備の最初の1ステップ。この位置は結局、CBラファエル・マルケスに著しい成長のチャンスを与え、彼もまた期待をはるかに上回る魂のプレーを展開してバルサを支えてくれたんだけど、ま、怪我したら終わりというか、疲れたら終わりというか、そういう危うい状況にありました。

その危機を救った男、デメトリオ・アルベルティーニ。ACミランで燦然と輝く偉業を成し遂げた男、アルベルティーニ。ライカールトのかつての戦友は、アタランタとの契約をおっぽり出してバルサを救いにやって来ましたよ。戦友の指揮下、バルサを支える攻撃の基点としてひたすら前線にボールを送り続け、ピッチにいようがベンチにいようが、黙々とバルサをたすけてくれたもんです。
ところが怪我しちゃった。そして、戦力外通告。正直、さるお、悔しかった。ボールを蹴ってるのはキカイじゃないんだぞ。人が蹴ってるんだぞ。サッカーは人がやってるんだからな!たすけに来てくれたんだぞ!(マドリーのトミーが大好きなさるおは、トミーに対しても同じような気持ちになってしまいますが・・・あ、彼も同じポジションっすね。とにかくマドリーのみなさまにはトミーを大事にしてほしいもんです)
メトロノームの異名を持つ男はシーズンの終わりをリハビリ王国で過ごし、次の就職先を見つけられませんでした。
「アタランタにいればよかったのに」
そう言う人もいるかもしれない。いや、そんなこと、デメにはわかってたさ。それでも来たんだ、バルセロナの地に。

もっと観ていたかったなぁ。背番号22、デメトリオ・アルベルティーニ。
さるおはずっとずっと、大好きでいるぞ。

3月15日、サンシーロ(ミラノ)で引退試合『MY WAY』が行われます。ACミラン vs. FCバルセロナ。さるおは泣きそうだYO!
パオロ・マルディーニ、ミカエル・ラウドルップ、ドナドーニ、バレージ、カカ、ボバン、ロマーリオ、デコ、エトー、アンチェロッティ、フランク・ライカールト・・・いろんな人が出るぞ。デメ自身が言うように、きっと美しいサッカーの祭典になるんだ。

今は指導者への道を歩み始めているアルベルティーニに、アドリアーノ・ガッリアーニ(ミラン会長)が言いました。ミランの監督として、さらなるタイトルを獲得してほしいぞって。
The door is open.

さるおはいつまでもあんたのファンなのだ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 10:45| Comment(4) | TrackBack(1) | フットボールあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05-06リーガ・エスパニョーラ 第24節 スタンフォード・ブリッジを占うベティス戦にハスラー・ロニ子が帰ってきた!

さるおです。
ポニーテイルのロニ子が、赤いちょんちょこりんで可愛いっす。ロニ子、キレキレ。
そりゃカンプ・ノウでのゲームだし、オリベイラやミゲル・アンヘルに続きアスンソンとシスコがお怪我中で満身創痍のベティスが相手ですけど、ほんでもやっぱりベティスは侮れない、さるおも大好きなチームです。ホアキン君のようにドリブルが鋭い1面もありまた、カウンターアタックも得意なベティス。これに負けたらもう、スタンフォード・ブリッジには行きたくないです。おなかが痛いって言って休みたいですよ(笑)。

そんな気持ちでドキドキ見始めた開始1分、ほらぁ〜、ルイス・フェルナンデスにオーバーラップされてしっかり裏を取られてシュートまで持っていかれた。
白い悪魔イニエスタも足もと超上手いし、シウビーニョもなんか大暴れしてっし、エジミウソンもなぜか今日はシャツがびしょ濡れじゃないし、さるおのデコは喧嘩上等だし、なんといっても赤いちょんちょこりんのロニ子がキレキレ。エトーもまたまたDFラインまで下がってきて守備やインターセプトに忙しく走り回る。10分にはオレゲールがファニートのアゴにまさかのハイキック。
迫力満点だからさっきのオーバーラップは見なかったことにしよう!と思いなおした16分、来たーーーっ!中央のロニ子から右のエトーへパス、それを折り返してクロス!いったん左に開いていたヘンリクが鋭角にすっ飛んできてゴール!絵に描いたように美しいパーフェクトなコンビネーション!ぐぅぉーっ!あんたたち大将!(さっきのオーバーラップとやらは忘れました)
勝てる、今日は勝てる。ひさびさに(涙)、勝てる。そしてスタンフォードでもモウの野郎に勝てる!ざまーみやがれ。

19分にエトーもシュート。この人にはそろそろ得点を稼がせないと、レースが1つ懸かってるからなぁ、とエトーの心配をしていると、DFラインに燦然と輝く物体が!眩しくて見えないぞ、なんだこの光は!と思ったらヘンリクでした。えらい、あんたもここまで下がってふんばってるのか。来シーズンは14年ぶりにヘルシンボリに帰るヘンリク、「心の中でいつもヘルシンボリのことを思っていた」というヘンリク、オリンピアでもう1度光を放つであろう(いろんな意味で)ヘンリク、ジョーダン君も学校あがるから母国スウェーデンがいいなって思うやさしいパパのヘンリク。あのね、さるお、この人大好きですよ。いやー、バルサ側から見ると、寂しいでござる。
そんなヘンリクが22分にもロニ子からのパスに頭で合わせるシュートチャンス。
続く23分にはデコとロニ子がヒールでつなぎ合う妙技を見せて、ま、ロニ子のはミスだったのですぐに反撃食らったものの、なんか今日は余裕だぞ。24分にもロニ子のドリブルから蹴り上げたボールをデコちんが胸パスしてエトーのシュートまでキレイにつながっている。

もちろんベティコのみなさんもおとなしく負けてはいません。なかなか決まらないけど激しい打ち合いで、惜しいシーンの連発。エドゥとダニが素敵なコンビネーションを見せてバルサゴール前までちゃんと来るとベレッチが慌てて止めに疾走してきたり、ダニのシュートも惜しい、ドキドキの展開です。
そして28分、ロニ子がエトーに出したパスを、ぐわぁー、OG。被害者はメジ、かわいそうっすね。その後シュートが決まらなかったことを思うとエトーもかわいそうだな。とにかくこれで2-0。今日はひたすらロニ子が攻撃の基点です。長い休みで退屈しっぱなしだったロニ子がキレキレですから。エトーにもバシバシ打たせておる。

ほんで今日のある意味最大の見せ場。33分ロニ子のFK。こ、これは、デコ式?いや、デコを越たYO!壁に当たってさらにメジのおケツに当たってピンボールのように予測不可能な軌道を描いて呆然とするアントニオ・ドブラスの守る(守れてない)ゴールに、うわぁ、入っちゃった!まさにビリヤード・ショット。3-0、ドブラスのおしゃれモミアゲ&おしゃれヒゲが物悲しく見えますね(涙)。ダブルでOGを決めてしまったメジ君も今夜は3点目の悪夢にうなされることでしょうが、元気出せ。
とにかくロニ子、あんたが大将。あんたはハスラーだ!

前半終了間近まで、ヘンリクはGKと衝突して寝転びながらも本能で足だけは動いてシュートを狙ったり、エトーもシュートを飛ばしたり、4点目を狙う勢いのまま折り返し。

後半もダニのオフサイドからスタートです。なんかね、最初は相手が勢いあるんだな。でもその後は延々とバルサの余裕のパス回しが続く。右サイドから折り返したエトーのクロスをベレッチが蹴りに来たかと思うと今度はデコからのボールをヘンリクがヘッド!今度はエトーからのパスをロニ子がミス、ところがふたりとも笑っているぞ。あー、遊んでいるんだな、いつもみたいに。
こーゆーね、みんなが笑顔で楽しいんだなーって伝わってくるゲーム、すごく好き。さるおも楽しいぞ。
楽しい気分のまま、ロニ子の2点目(1点目は本当はOGだけど)はFK、ロニ子が右に蹴り出したボールをデコがぴたりと止めて再びロニ子に蹴らせてゴール!かわいそうなドブラス君、もう手袋を食いちぎってますね。

W局の実況で名言が飛び出し始めるのはこのへんからです。
後半14分「ひさしぶりにプジョルのクロス」
16分「ホアキン、目でビクトル・バルデスを欺きました」
ええ、ええ、そのとおりですよ、目で欺かれましたよ。まだ若いんです、どうも申し訳ありません。待てない男バルデス、反射神経ではなく駆け引きに負けました。4-1っすね。

19分にベレッチとガブリが交代。24分にはイニエスタと、リハビリの国から帰還したモッタちゃんが交代。ほんとに、モッタちゃんはいなくなったかと思うと現れて、すっかり髪が伸びている、という、デジャヴみたいな現象が繰り返されていますが、さるおはモッタちゃんが大好きなので、えーっと、どうにかがんばってください。
ほんで31分にはヘンリクと怪我明けのレオ様が交代。途中出場のモッタちゃんもシュート、デコちんもシュート、ラストは39分、レオ様がなんと追加点!エトーが蹴るところをレオ様に受け渡したというか、レオ様が勝手に持ってったというか(笑)、とにかくシュートが弾かれたところをさらに駄目押ししてバルサ5点目!

いやぁ、ひさびさの快勝でござる。
W局の実況曰く「これで気持ち良くロンドンに行けますね」。
ばかやろう、「気持ち良くロンドンから帰って来るんですぅー!」

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posted by さるお at 09:39| Comment(12) | TrackBack(13) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

いつもかっこつけようとする友人に聞いてみた

さるおです。

オレがとってる新聞?デイリーウィークのことか?

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posted by さるお at 18:19| Comment(12) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月17日

フレッサーで祝うさるおのバースデーにまさかのseesaa不通

さるおです。
さるおのバースデーにseesaaがふっとんだYO!ハッピーバースデーさるお(泣)。
(オダギリ・ジョーもバースデーだが北の将軍様もバースデーだな)
こうなったらseesaaは長い。ずっと、ずっと、不通だぞ。見に来てくれてたスタメンのみなさん、どうもすみません。日にちが変わっちまったじゃねーか。

とにかく誕生日です。また少しオトナになって年とって、人生これでいいのかと不安に陥りつつ、これからも、まったく年を感じさせない重みのない文章を、目的を見失いながら書いていこうと思います(号泣)。

ささやかなさるおの(修飾する位置がオカシイ)ささやかなバースデーを、今年も自分で祝います(泣)。自分へのご褒美っすね。何の褒美かまったくもって不明ですが、プレゼントを買ったよ。いつものアレです。フレッサーです。

高級あかすり.png

風呂入ってこれでアカスリね、自分で(涙)。まさかのセレブレーション。背中は届きませんよ。
誕生日にぐったり。明日は無事だがあさってくらいに筋肉痛かもYO!
あー、フレッサーって知ってる?
高級あかすりフレッサー。美肌と健康フレッサー。
袋みたいに縫ってあってさ、そこに絞ったタオル入れてパンパンにして擦るアカスリ。かなりの懐かしオーラが出ているお風呂グッズですが、さるおのお気に入りでコドモのころからしょっちゅう使ってる。
さるおってね、すごい垢だらけ。(衝撃告白)
毎日擦っても垢だらけっすね。念のため言っておきますが、さるおが特に垢だらけなんじゃないです。みなさん垢だらけですからね。(すごい挑発的)
何食ってこの新陳代謝なんだ、と思いますね。
みんなもフレッサーでアカスリしようぜ!
バースデーにまさかの垢ネタ。こーゆー泣けてくる文章を、目的を見失いながらこれからも書いていこうと思います(号泣)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 01:50| Comment(22) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月15日

和の花札Tシャツ これぞ完璧な美しさの『梅にうぐいす』

さるおです。
スタメンのみんな!うぐいすの糞を顔に塗ろう!
酵素が豊富で、お肌が柔らかくなります。古くからある美顔洗顔料『うぐいすの粉』っていうやつ、糞ですから。決してうぐいすの粉じゃないですから。

梅にうぐいす.png


老いてなお生命力とたたえ、五福(福、禄、壽、喜、財)の花びらをもつ花を寒い時期に咲かせて春を呼ぶ梅。山中から湧き出でる神仙の住み家、瑞雲。春告げ鳥、花見鳥とも呼ばれ、春の初めにやって来ては鳴き声で春の訪れを告げる鶯(うぐいす)。
いいねー、この札見てるとパーフェクトって思いますね。

梅にうぐいす
梅にあかよろし
桜にみよしの
藤にホトトギス
菖蒲に八ッ橋
蝶に牡丹
月に芒(ススキ)
ススキに雁
菊に盃
もみじに鹿
柳にツバメ
桐に鳳凰

うちはなんでもかんでも手作り。
花札Tシャツは、半袖だったら、Sよりちょっと小さいキッズサイズの160、S、M、L、XL(2L)、XXL(3L)
長袖だったら、Sよりちょっと小さいキッズサイズの160、S、M、L、XL(2L)
この中から自由に選べます。

他のデザインのやつはね、もっと小さい子供用とかもあるし、色も自由に選べます。Tシャツの色数は35色、インクはお客様のご希望に合わせて混ぜるのでまさに自由だぞ!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 20:59| Comment(6) | TrackBack(1) | Tシャツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月14日

ホテル三日月

さるおです。

旅ゆけ〜ば〜みかわづきっ♪
ホテルみか〜わづきぃ〜♪

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:26| Comment(4) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

05-06リーガ・エスパニョーラ 第23節 バルサ2連敗(涙) バルデスよ、土下座してプジョルに謝れ

さるおです。
エトーが帰ってきた。彼はプレーを捧げるために帰ってきた。まるでピチーチ争いを忘れたように、DFライン近くで献身的にインターセプトを続ける、そんなエトーの姿が感動的でござる。
さらに感動的な魂の男プジョル、90分間縦横無尽にピッチを疾走し、ゴールを狙い、次の瞬間にはDFラインでアイマールとビジャを体当たりで食い止める。涙が出るほど感動的な魂のプレー連発でござる。
なのに、それなのに、バルデスよ、今日ばかりは土下座してプジョルに謝れ。みんなに謝れ。さるおにも謝れ。相手がバレンシアだということを理解してないのはおまえひとりだ、ちくしょう。

いつにも増して下まつげアイライン(笑)がくっきりとして気合い充分のキケ・フローレス率いるバレンシア、んまー怪我人とかいるけどね、絶好調っす。ビセンテの抜けた穴はでかいぞ、と思ったけどさ、その穴を埋めてあまりあるレゲイロがね、ほんと怖いんです。
ダビド・ビジャなんておなか痛いのに出てきちゃったし(笑)、ちょうちん袖にちょうちんブルマの白タイツ王子パブロ・アイマールも絶好調だしゴキゲンだし。

メスタージャに乗り込むバルサはエトーのほかにエジミウソンとベレッチが戻ってきたけど、サスペンションでロニーがいないのと、怪我でレオ様とデコがいない。前線はエスケーロ、エトー、そして小さいおっさんジュリ。その下にイニ坊とボメル兄さんが陣取って、底にエジミウソン。左にジオ、右にオレゲール、CBはマルケスとプジョル。

開始早々イニ坊からのパスがよく通って、小さいおっさんから何度も中央へクロスが入る。いいね、いい感じ。
ところが、それ以上に"いい"のはバレンシアのみなさまで、5分、ビジャからのボールをアイマールがシュート!これはビジャが既にオフサイドだったからよかったんだけど、いやー、壮絶なバトルの予感だぞ。
10分にはゴール左でエスケーロがドリブルからマイナス方向へパス、ジオがシュート!あー、そういえば、そこにいるのはカニサレスさんですね、さるおがナンバー1GKだと信じている無敵のカニサレスさんですね。こりゃなかなか入らんぞ。
カニサレスはすごい。もう年だけど、まだまだ当分すごい。何がすごいって、動かないのがすごいんだ。ダメダメなGKだと、どうしても相手が蹴る前に動いちゃう。一所懸命予測したつもりで動いちゃう。ところがこの人は相手が"蹴る瞬間"ではなく"蹴った瞬間"まで待っている。だから神が宿ったようなスーパーセーブ連発なんすよ。ホンモノの大将!大好きですね。
しかも両チームともに、プレッシングに余念がなく、DFラインが高く、中盤がものすごいせめぎ合いの様相を呈しています。つまりカウンターが怖いしね、バルサも嫌な位置でボールを無くす。うわーさすがバレンシア、攻守のきりかえが早いのだ、ほんで小学生の朝礼のように、DFラインが1直線。苦戦まちがいない(泣)。

15分、アングロが右サイドを突破、ゴール前左でレゲイロが待っている。16分はバルサが反撃でエスケーロがヘッド!
20分にはレゲイロにシュートまで行かれちゃって、その2分後にはサイドを抜け出したアイマールにクロス上げさせちゃってるし、まずいな。
26分はイニ坊のFKからボメちゃんとラファを介してエスケーロがシュート!ぐわぁー、だめだ。その直後にはアイマールがオフサイド。ドキドキですね。前節にひきつづきものすごい緊張感です。さるおはものすごい緊張感ですけど、アイマールは笑ってます、王子、ニコニコでキラキラですね(涙)。そんな輝くような笑顔の王子をプジョルがド根性で止めています(泣)。
31分、エトー、シュートか!あー違う、ボメちゃんがシュート!ぐわぁー、エトー自分でやっちゃってくれー。と思うや否や、反対側で王子がシュート!しかも笑ってる〜!
37分、オレゲールのミドルを「こぼれてこい、こぼれてこい」と瞳に炎をたぎらせて(←たぶん)プジョルが狙っていたりする。次の瞬間にはFKをラファがヘッド!惜しいな〜、またカニサレスに止められたぁ。

このへんですでにさるおは息があがってしまっています(笑)。バルサのみなさんももう黄札なしには王子たちを止められなくなっている。ファン・ボメルもプロレス技かと思うような強烈タックルを後ろから王子にかましたりなんかして、必死っすよ。
そしてここで残念なことにジュリが右足負傷(泣)、42分、ヘンリク・ラーションと交代。ヘンリクが左、エスケーロは右、エトー君は中央というよりは下がり気味で、1.5列目というよりも中盤をぐるぐると走り出しました。
よっしゃー、ヘンリクに決めさせろーっ!
とさるおが雄叫んだ直後でございます、だらしない悲劇が起きたのは。
バルサゴールの守護神のはずのビクトリーな男がまたしても名前負け。自分はずんずん前方に歩きつつ、目の前のビジャにころころとボールを転がしてしまいました(涙)。さるおだって蹴るさ、ループを(涙)。慌てて駆け出そうとするプジョルの3歩分のカロリー消費もむなしく1-0(涙)。バカちんがぁーっ!土下座しろ。
そして、なんか知らんがアルベルダが、エジミウソンを筆頭にバルサ全員と喧嘩する中、前半終了。

後半、バラハに倒されてエトーがFK、上に飛んでっちゃった、惜しいなぁ。続いてラファのFKがDFに当たって跳ね返ったところをジオがシュート、うーん、早い時間に追いつきたい。
バルサの布陣はヘンリクとエスケーロの完全2トップ。エトーは下がって、ボールを拾い、体当たりし、走ることを惜しまずもくもくと守備やってます。涙が出るね。12分にはオレゲールとベレッチが交代。これで、守備的に安定した布陣でスタートしたゲームを一気に動かすぞ(予定)、サイドのスペースを、ベレッチ君走ってください。プジョルとアイマールが勝負しているように、ベレッチ君はレゲイロとガチンコ対決っす。
しかーし交代から3分後、そのレゲイロがサイドを抜け出し中央へ絶妙のクロス!アイマールが中央突破!ぎりぎりのピンチを救ったのはやはりド根性プジョル!あんたはほんとに大将!"泥臭い"をはるかに超越した魂のプレーっすよ。

バルサが追いつく3つのチャンスのうちの1つは21分、ダビド・ナバーロのFK直後の速攻からベレッチがゴール前にスルーパス!ヘンリクが抜け出してシュート!ぐぅぉーっ、カニサレスこれも止めるかぁ!これは3人ともが素晴らしいシーンでしたね。ヘンリクはいちばん得意なかたち(頭じゃないけど)だけどグラウンダー、カニサレスは片足を左に踏み出しつつ、なんと右足を残したままで防いだ!あー、これを入れときたかった。思わず、ループだったらどうだっただろうとか、いろいろ考えちまった。
26分、ファン・ボメルとシウビーニョが交代。時間がだんだんなくなっていく。プジョルなんて、自分でシュートに行くわ、猛ダッシュで戻ってきちゃ独走するビジャを大衝突で止めるわ、ほんとに泣けてくる。

もう1つのチャンスは31分、ベレッチが角度のないところからシュート!しかーし、ゴール前にはフリーのヘンリクが待っていたし、その向こうにはエトーもいた。もったいない。こりゃヘンリクに蹴らせたかった。
それから37分のジオのFK。エジミウソンのヘッドが、わずかに左!
もう時間がないぞ。王子は交代で引っ込んじゃったけど、あいかわらずプジョルは前線まで突進したかと思うと、戻ってきてビジャを食い止めている。ラファは前線にはりついてパワープレーで得点を狙っている。ベレッチもビジャの頭を後ろからバシバシ殴ったりしている(笑)。が、試合終了。

90分間走り続けて何度も誰かに体当たり、さるお疲れた。プジョル目線です。

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posted by さるお at 09:26| Comment(20) | TrackBack(14) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月12日

映画鑑賞感想文『ニュースの天才』

さるおです。
『SHATTERED GLASS/ニュースの天才』を観たよ。
監督は、『COLOR OF NIGHT/薔薇の素顔』の原作者で『VOLCANO/ボルケーノ』の脚本家で、2006年の『FLIGHTPLAN/フライトプラン』でも脚本を書いたビリー・レイ(Billy Ray)。
出演はダース・ベイダー、じゃなくてヘイデン・クリステンセン(Hayden Christensen)と、『KINSEY/愛についてのキンゼイ・レポート』『FLIGHTPLAN/フライトプラン』のピーター・サースガード(Peter Sarsgaard)、ヴィンセント・ギャロの元カノで一時はどうなるかと思いましたが最近シゴトが順調そうなクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)

1998年に首都で実際に起きた記事捏造事件の再現ドラマでござる。
アメリカのメディアに衝撃をもたらした、“THE NEW REPUBLIC”の最年少・人気ジャーナリストによるスキャンダルは、斬新な切り口で政財界のゴシップをスクープしたもの。要は、読んでおもしろい記事なんすね。ある意味純粋なエンターテイナーの姿なのであって、記事をおもしろくしないと気がすまない彼は、つまり就職先を間違えている。「だって、みんなが喜んでくれるから」
そこに善と悪の二元論は存在しない。
"アメリカ大統領専用機に唯一設置される国内で最も権威ある政治マガジン"じゃなければよかったのに。
捏造が発覚してだんだんと窮地に追い込まれる記者と、複雑な思いでスキャンダルに向き合う周囲の人々の心理、そしてついにすべてを失い転落していく破滅の人生を、キリキリと描きましたよ。社会派ドラマではあるけれど、メディアの責任を問う話じゃなくて、誤魔化そう、誤魔化せるかな、暴いてやれ、もうだめだ、そーゆー個々の心理を綴っていて、痛ましい。なかなか迫力あるよくできた作品です。素晴らしいね。

こーゆー映画、好き。
ただ、この作品に関して言うと、じつは他の俳優さんを主役に迎えてほしかったっすね。だってこないだ観たもん、おなじやつ、タイトルは『シスの復讐』ってゆーやつだったけど。この2作品は基本的に同じ事象を同じ俳優で描いていると思う。
がんばっている才能溢れる若者が、罪を犯して追いつめられ(追いつめられて罪を犯し)、最後の最後に懺悔する。切なく痛々しい、罪から浄化までの軌跡。善と悪の二元論で片づけられない、人の心理であり、罪の物語である。傲慢で、無知で、弱く愚かな、英雄の真の姿である。
もちろん物語とか脚本とかに文句はないんでござるよ、こっちは本当にあった話だし、『STAR WARS/スター・ウォーズ』はなんつっても『スター・ウォーズ』だし。
とにかく違う俳優さんがよかったなー。
もちろん、さるおの観る順番がいけないんだ。『REVENGE OF THE SITH/シスの復讐』は2005年の映画で『ニュースの天才』は2003年の映画だから、文句を言うならシスに言えって話(笑)。でも『ATTACK OF THE CLONES/クローンの攻撃』は2002年だからなー、やっぱ誰にも文句言えないんだけど。
それにヘイデンの演技力には文句ないんでございます。ヘイデンの同じ演技を2度続けて観たぞ、と思うけど、同じ心理の役柄なのでこれは彼のせいじゃない。彼のせいどころか、素晴らしいんだ、『ニュースの天才』撮影時、ヘイデン21歳。あー、そっか、『ニュースの天才』の素晴らしい演技が超大作『シスの復讐』でさらに大きな花を咲かせたと思えばいいんだな。

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posted by さるお at 21:33| Comment(10) | TrackBack(25) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月11日

映画鑑賞感想文『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』

さるおです。
『ハイド・アンド・かくれんぼ』を観たよ。← 隠れっぱなし。間違いを指摘しないでやさしく見守ってください(泣)。

『HIDE AND SEEK/ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』を観たよ。
監督は、俳優で監督のジョン・ポルゾン(John Polson)。
出演は、コメディもいいがほんとはやっぱりマフィアでいてほしいロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)と、最近は妹エル・ファニング(Elle Fanning)も活躍しだしたダコタ・ファニング(Dakota Fanning)。

さすがに開始5分でのネタばれは早すぎます(涙)。
涙が出たのでこの記事もさっそくネタばれます。

02:06に目が覚めたおとうちゃん、風呂場に直行した時点でもうひとりのあんたが犯人すよ。そして言動の明らかにオカシイむすめよ、あんたももうひとりいますから!どうみても多重人格親子なのがバレバレだぞ。いかんせん、早すぎる。

でも、光と影のコントラストとか、怖がらせる手法とか、観客に別の人を怪しませるセリフによる誘導とか、古典的なホラーを観ているようでおもしろかったぞ。怖くておもしろかった分、早すぎるネタばれがもったいない作品でした。
あー、廊下のイスに座ったおとうちゃんが血だらけの手で目を覆うシーンは怖かった。
あと、ラストはお絵描きはおもしろかったです。はじめから顔をふたつ描くつもりじゃなくて、ふたつめの顔は不安定に肩の上に乗ってるんだな。書いてる最中にスムーズに人格が入れ替わってるんだよね。

さらにおもしろかったのは"もうひとつのエンディング"でござる。病院に収容されたガキが「ドア開けといて」っていうシーンね。劇中に出てくるように、善良な人格の彼女は暗闇が怖い、でも邪悪な彼女はへいちゃら。さて、病室で「ドア開けといて」って言ったのはどっちの彼女なんですか?
善良な人格が言ったんなら、初めて拒絶されたことになるので、ドアが閉められた後、どーゆーことが起きてるんでしょうか。怖いでござる。
邪悪な人格が言ったとすると、これは考えなくても怖いです(笑)。
とにかくネタばれ後はもうストーリー展開に驚きがないので(あたりまえ)、(特に"もうひとつのエンディング"の)ラストの解釈におもしろさがある作品ということで、なかなかおもしろかったでござる。

ところで、ダコちゃんはもう"コドモ"の役ができないような気がしました。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 13:45| Comment(18) | TrackBack(32) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

14年おきにやる気か、あんた・・・

さるおです。
1958年3月10日生まれのシャロン・ストーン(Sharon Stone)、えーっとつまりもうすぐ48歳のシャロン姐さんが、またしてもぱんつ脱いで(ほんとかよ)、『BASIC INSTINCT 2/氷の微笑2』(履いてちゃしょーがねーな)撮りましたね。
1作目の『BASIC INSTINCT/氷の微笑』が1992年だから、34歳。で、『2』撮影時が47歳。
予告編観ると、美しそうでございます。
女優ってこわいすごい。
ということはあれだな、『BASIC INSTINCT 3/氷の微笑3』は62歳。ひゃっほう。

心ゆくまでさるお、もんち!

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