2006年04月30日

涙を拭きながら

さるおです。
昨日の夜、けんちん汁を作ろうと思って里芋の皮を剥いていたら、ジダンの引退が無性に寂しくなりましたね。(全員ドン引き)
いつかはこの時がくるとわかっていたのに、包丁が震えました。(あぶない)
里芋のないけんちん汁なんてマドリーじゃないや!
里芋のないけんちん汁なんてフランス代表じゃないや!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 09:24| Comment(6) | TrackBack(3) | そっくりじゃねーか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

05-06リーガ・エスパニョーラ 第35節 帰ってきたシャビ(嬉泣) vs. 黄色い酔っぱらい

さるおです。
前髪をものすごい梳かしてビッシーッと整えすぎてベンチに座るジオ。
あんた、ブルース・リーか。
ブルース・リーなのかよ!(しつこい)

いや、『死亡遊戯』はどーでもええんじゃ(ジオがどーでもええわけじゃないです)、帰ってきたぜ、シャビ・エルナンデス。「大蔵大臣!大蔵大臣!」とか言ってなぜか社員を威嚇するあのCMの西郷キャラみたいなかっこええ表情でベンチにお行儀よく座っていますよ。キミを待ってた!さるおも、みんなも、5ヶ月の間キミを待ってたよー!昨シーズンのモッタ復活劇も感動したが、今日もいたく感動。
そして、昨日アルゼンチンから戻ってきた神童レオ・メッシ!今日はマクシ・ロペスと仲良く並んで観戦です。ええね、このふたり、さるお大好き。

今日はみんな笑ってます。穏やかな春の日っす。
ちょっと疲れてますけど、流れるようにパスがつながって、キレイでござる。なんかね、CLであらためて鍛えられたというか、全員(ロニ子以外)で守備やってます。今日のカディスは、もちろん弱いわけじゃないけどさ、やっぱ今のバルサとは力の差があるチーム。こーゆー言い方は本当は適切ではないですが、正直、比較的楽なゲームです。でもバルサは疲れてルなりに前線からのチェックがはやい。ボールのあるところに、みんながスッと近づいてきて、コンパクトにプレーしてます。おかげでワンタッチのパスが美しくつながる。ええねー。さるおも笑ってます。穏やかな春の日っす。

穏やかじゃないのは、♪俺たちは酔っぱらいに来たんだぁ〜愛すべきカディスのみなさん。ええ、来ましたよ、カンプ・ノウに、バスで、酔っぱらいに。このままだと2部に返り咲いちゃいますから(泣)!
なんかね、さるおって黄色が好きみたい(笑)。カディス好きです。降格してほしくないです。
っちゅーか、さるおって黄色くて小さいのが好きなんですね(笑)。さるおの人生、そーゆー基準でいいのかどうか、とてつもなく心配ですが、好きなもんはしょーがねーずら。
1910年の創立から100年近い歴史の中で、プリメーラ在籍はわずか11シーズン。ホームスタジアム(ラモン・デ・カランサ)なんて、市民スタジアムですから(涙)。でも22000人収容のエル・マドリガルに勝ってます、30000人入りますから(涙)。

試合はね、前半8分、上がってきたベレッチがゴール前に折り返したボールをロニ子が決めて1-0。DFはエトーが引きつれて、ロニ子は視界良好、美しくボレーが決まったぞ!そのまま決勝点になります。
ホナタン・セスマが何度もシュートに来てるんだけどなー、1度は入ったけどオフサイドとかね、なかなか決まらなくて、エンリケがもっとサイドの裏を使ってバルサDFを切り崩せるとチャンスが増えるんだろうけど、うまくいきません。で、バルサが優勢。

後半に入るとすぐに、ヘンリク・ラーションとイニ坊と、シャビがアップしはじめて、誰もピッチは見てませんね、たぶん(笑)。
左サイドのシウビーニョがね、きっちりとマークを外して完全にフリーで何度も上がってくるわけですよ、ロニ子とのコンビネーションもええし、ものすごい攻撃参加しててかっこええんですよ!でも誰も見てませんね、たぶん(笑)。"ただの準備運動"中のシャビにみなさん夢中っす。
後半17分、モッタちゃんとイニ坊が交代。なんかねー、モッタちゃんが突然下手になったわけじゃないんだけどね、イニ坊のあまりの凄さに押され気味です(泣)。イニ坊入ったら、みなさんの配置からしてがらりと変わり、俄然動きがよくなっちゃった。いやー、ほんとこの子は白いYO!じゃない、巧いYO!
21分にジュリとヘンリクが交代。35分にはデコとシャビが交代!ぐわぁー、耳をつんざくような歓声と嵐のような拍手です。これがシャビ愛。す、すごい。
あ、そうなの?デコと代わるんだ。シャビをボランチにして、ボメル兄さんの白い子をあげるのか。
このあたりからね、だいたいんとこセットプレーで、黄色い酔っぱらいが猛攻!シャビの復帰の瞬間がこんなタフなものでいーんでしょーか。
でもまぁうちのビクトリーな男も、年に1度くらいは神懸かってみようぜ!ぐらいのミラクルセーブを決め、1-0のまま勝ったぞ。

ところで、この時期になると気になり出すのがピチーチの行方っす。エトーを追うバレンシアのダビド・ビジャ君が、ハットトリックで追い上げてるぅーっ!追いつかれそうな勢いだYO!
思えば去年の今ごろも、ディエゴ・フォルランとまったく同じ状況になっておりました。で、追い抜かれたんだぜ(涙)!
試合の中で、みんなしてエトーにPKを譲り出す、そーゆー穏やかな春の日が今日でした。で、さっそく外したぜぃ!
たぶんプレッシャーに弱いタイプのエトー君が、いくら蹴ってもなぜか入らない、そーゆー穏やかな春っすよ(大泣)。
心配だなー、ピチーチの行方というより、サミュエル・エトーが。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 08:42| Comment(17) | TrackBack(17) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

さるおのハリポタ辞典[魔法学校] Durmstrang Institute for Magical Study

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ホグワーツ以外の学校を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【紹介】
1300年代かそれより以前の創立で、700年以上の歴史を誇るダーマストラング・インスティテュート。映画では男子校みたいですけど、本当は共学で、本には出てきます、女子学生が。
ブルガリアか、北西ロシアか、バルト海沿岸、つまり北東ヨーロッパにあると考えられています。本ではヴィクター・クラム(Viktor Krum:ヴィクトール・クルム)が言ってます、日が短くて、凍るんだって。ほんで学生服なんて防寒着っすよね。ということは、ブルガリアじゃないな。ブルガリアなら海から暖かい風が吹く。(ブルガリアだとも考えられる理由は、ヴィクター・クラムがクィディッチのブルガリア代表だから)
ということで、文化的にはドイツ的でオーストリア的で東欧的で、どっかものすごい寒いところの学校ですね。はっきりわかりません。
あとね、ダーマストラング校はマグル生まれを認めません。ということは、ヴィクターの恋の相手がマグル生まれのハーっちゅーのは皮肉っすねー。

【校舎】
ホグワーツ同様、お城です。ビクター・クラムによれば、お城は4階建てで小さい。でも敷地は相当に広いらしいっすね。湖や山があるのはホグワーツと似てますが、もっと広いんだって!

【制服】
毛皮がついた深紅のローブ。映画ではロシア風の制服ですけど。

【カリキュラム】
多くの魔法学校が、黒魔術に関する教科はDADA(防衛)に制限しているのに対し、ダーマストラングは珍しくも黒魔術に力を入れていることで有名な希少学校。ちょっと怪しい、あぶなそうな学校ですね。元校長の教育方針かな。

【スタッフ】
元校長はイゴール・カカロフ(Igor Karkaroff:イーゴリ・カルカロフ)。ヴォルディ復活後はこの人逃げちゃったし、『HBP』によればDEによって殺害されているので、今は校長先生誰なんでしょうかね。

【名称の由来】
ダーマストラングはドイツ風の名称で、"Sturm und Drang"(疾風と怒涛)と呼ばれるドイツ文学上のムーブメントになぞらえてつけた名前かな。ドイツ風に"ドゥルムシュトラング"って呼ぶほうがいいのかもしれんね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 02:37| Comment(5) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月28日

さるおのハリポタ辞典[魔法学校] Beauxbatons Academy of Magic

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ホグワーツ以外の学校を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【紹介】
1300年代かそれより以前の創立で、700年以上の歴史を誇るボーバトンズ・アカデミー。映画では女子校っぽいっすけど、本当は共学で、本には少なくとも2度、男子学生が出てきます。
トリウィザード・トーナメント開催の祝宴で、ホグワーツの食卓にブイヤベースが出てきます。ホグワーツのハウスエルフたちがゲストに合わせて作ったわけです。で、ブイヤベースということは南東フランス、つまりボーバトンズ校は、マルセイユとかね、地中海に面したあたりにある学校なんじゃないかと予想できます。ホグワーツに到着した時寒がってるし。
『GoF』の最後、ハグリッドとマダム・マキシームによる、巨人たち(Giants)はどこに行ったのかという『OotP』に出てくる話題についての会話では、ハグリッドが「南フランスね」と答えていて、これもまぁ、ボーバトンズ所在地と近そうな感じです。
あるいは、フランスにおいてもっとも魔法と関連づけられた地域としてブルターニュ地方なんじゃないか、という説もあります。
もちろん地図には載っていません。魔法によりアンプロッタブルになっている。マグルはもちろん、ライバル校の魔法使いも、ボーバトンズの所在を知ることはできないようになっています。

【校舎】
ホグワーツ城みたいに暗くない、キラキラ〜ッときらめく宮殿が校舎です。

【給食】
給食ってゆー言い方、よくないよね、なんとなく、涙出ます(泣)、食事です、食事。フラー・デラクール(Fleur Delacour:フルール・ドラクール)によれば、母校の食事はホグワーツの食事より軽くて美味しいそうです(笑)。
で、学校にはお抱えの"森の妖精の聖歌隊"がいて、食事中は学生にセレナードを聴かせると、そーゆーキラキラした学校です。

【制服/校章】
ユニは水色の絹のローブ。
校章は、2本の黄金の杖が3本目の上で交差していて、それぞれが指す先に3つの星がある、そーゆーやつです。

【カリキュラム】
5年生と7年生で試験を受けるホグワーツと違い、おフランスのボーバトンズ校では6年目にまとめて試験があります。

【スタッフ】
現在の校長先生は半巨人(Half-Giant)のマダム・マキシーム(Olympe Maxime)。

【名称の由来】
L'academie de Magie Beauxbatons
ボーバトンズ(Beauxbatons)は英語にするとbeautiful sticks(美しい棒)、魔法の杖(magic wand)に対応するフランス語は"baguette magique"なんだけど、"バゲット"って言うとどうしてもフランスパン(たしかに棒状)を思い浮かべてしまうので、あえてここは棒(sticks)にしたと、そーゆーことらしいです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:11| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月27日

欧州チャンピオンズリーグ セミファイナル ミラン越えを果たせ!新しいサッカーの時代が来る!

さるおです。
新しい時代が来る。バルサには、遅かれ早かれ、いつか越えなければならない巨大な壁があった。
ミラン越え
今はもう過去の話なのだー。むははーっ!

さるお、コーフンしすぎです。感動しすぎです。もう頭の中ではえんじと紺の紙吹雪が舞っちゃってるYO!(決勝はまだですか、そうですか)

それにしても、なんて美しいんだ、カンプ・ノウって!
いつもはCLアンセムで泣いているさるおが(早すぎる)、今日はイムノ(応援歌)で泣いてます(さらに早すぎ)。
無冠の冬には高すぎる壁だと思っていたミランが、今日はカンプ・ノウのピッチを囲んでそびえ立つような客席にすっぽりと包まれています。

デコがいる。マルケスがいる。ラーションが(ベンチに)いる。そしてもちろんロニーがおるで!
ふんがー!ミラン覚悟っ!勝ちに行く。
長期離脱を強いられた司令塔シャビ・エルナンデスと、神童リオネル・メッシと、怪我もあるし出場停止のオレゲールよ、見ててくれー。

ミランでは、脚を骨折したマッシモ・アンブロジーニが欠場。怪我多くてね、かわいそうっす。アレッサンドロ・ネスタも欠場。カカとカフーとシェフチェンコは出てきました。インザーギも帰ってきたね。

バルサのCBはラファエル・マルケスとカルレス・プジョル。決して自陣で守ったりしない、ボール奪取が目的の守備。しかもコーナーから蹴ろうもんなら、今日はこの2人がミランゴール前でぴょんぴょんと待っている!うははーっ!
右SBはジュリアーノ・ベレッチ、この人は基本的には守備はまったくできないですけど(爆)、今日はまぁまぁ守備もやったし、たまにシュートにも行きました。観ているバルセロニスタは生きた心地がしませんが(涙)。
左は守備もオーバーラップもバランスのいいジオがバルサを支えたよー。目立ってなかったけど、敵の攻撃を潰しに潰した。

この人たちは超攻撃的な守備をする。ミランが相手でもそれは変わらない。泣けますねー、素晴らしいっす。

1週間前も傷だらけになりながら体当たりでカカを封じたエジミウソンが中盤の底。今日は最後の最後に常勝野郎のセードルフが起こしかけた奇跡を体当たりでぶっ潰したYO!
そして超攻撃的MF(さるおの)デコ。走りまくって敵の攻撃の芽をすべて摘み取り瞬時に起点になる白い悪魔イニエスタ。
右45度のスペシャリストは小さいおっさんルドヴィク・ジュリ。左にボールと踊る男ロニー。最前線には今日もなぜか最終ラインで守備する黒豹サミュエル・エトー。
やっぱ負ける気がしねぇ!

ところが、試合開始の笛と同時に、なんと34秒で、カカがシュート!
えぇぇぇ!あなた、右足痛いんじゃないんですかっ!そんなに無理しないほうが・・・
とたんに負ける気がしてきてひとりで動揺しまくるさるお。
しかーし、バルサだって黙ってないぜ!イニ坊のパスカットからエトーが抜け出してシュート!
ぐわぁー、ジーダ出てきたぁー!今日のジーダがすごいのか、今日のバルサが下手なのか(爆)、なんか知らんけどバルサシュートはもれなくジーダの真っ正面(泣)。何度も飛び出して止めに来るしね、敵ながら、すごい判断力なんでござるー。

ミラン戦エトー.jpg (よろしく〜ねっ)

今日は早くからロニーがボールによく触ってますね。よかった、これは勝てる兆候ですから(笑)。
でもほら、ミランも必死だからね、ピッポが飛び出したかと思うと、ロニーがミドルシュート打って、だんだんと白熱してきたぁ!
22分にはミランのカウンター。3対3だ、気をつけろ!カカがシュート!ラファがクリア!ぐぉー、今度はシェバ来たぁーっ!あっぶねーよー、サイドネット!ピッポまた飛び出したぁー!ロニーのミドルはバーの上!
わー、なんか疲れそう(さるおが)。ものすごい死闘になりつつありますよ(涙)。このあたりから両チームともにカウンターの応酬です。体力は持つのか、さるお、90分間走れるのか、さるお。

ガットゥーゾとピルロに転がされて泣いてたイニ坊がボールを奪い取るや否や、何度も何度も、チームを速攻へと引っぱって行く!今日もイニ坊はすごいっす。デコとともに、めちゃめちゃ体で相手を止めて、攻撃の1歩目になろうとしています。
1分きざみに、交互にシュート。ベレッチもシュート、ジュリもシュート!ガットゥーゾからのクロスをピッポが頭合わせたーっ!バルサはなんだか軽々とミランゴール前でパス交換なんぞしてますが、セードルフのロング飛んで来たぁーっ!デコのミドルはバーの上。
とうとうカカが単身ボール持って乗り込んできました。で、追いついたお仲間にクロス!ところが、ふんがふんがー!パスコース上にプジョルが立ちふさがったぞ!ド根性出たぁーーーっ!

ど根性プジョル.jpg

そういえば、ピルロはどこにいたんですか?わっはっはー。ピルロを消してしまえば、ピッポの怖さは半減なのだ(笑)。
ということで前半は一進一退を繰り返しつつもややバルサ押し気味で、0-0で折り返し。すごいことになってきました。
ミランよ、早く焦ってミスをしろ。(さるおって小さい)

後半はね、前半の逆にバルサがミランを驚かす番です。わずか40秒でイニ坊とエトーが飛び出したー!
ほんでもすぐに逆襲にあって、CL男セードルフの完璧すぎるパスがバルサゴール前へ!シェバがヘッド合わせたよぅ!しかーしこれはバルデス君の正面。正面にさえ飛んでくれば、うちの子だってビクトリーなんです(涙)。
50分、今度はデコがピルロに転ばされてまんまとFKを頂戴。蹴るのはロニーですけど、ほんとに、何度蹴ってもジーダの正面(泣)。
ロニーのアンタッチャブルなドリブルから、自分で蹴るかと思ったらジュリにパス、折り返したぁ!ゴール前にいらっしゃるのは、ぐわぁー、ベレッチ〜!あんたまたここにいるのか、いるんなら入れろよ!と一瞬のうちにすたたたたっとベレッチへのメッセージが心をよぎりましたが(笑)、ぐわー、ちゃんと蹴れませんでした(涙)。

ところで、ガットゥーゾは懸命にエトーを追いかけ回していますね。先週はロニーを追っかけてましたが。犬みたいですね。
ガットゥーゾは好きです。

と犬に癒されたのもつかの間、ミランの猛攻はじまったぁーっ!ピッポ(の足)に始まり(CL男などなど経由して)ピッポ(の頭)で終わる、一連の猛攻はすごかったっす。
この直後もカラーゼがエトー転ばせてFK。結果はいつもと同じです。ジーダの正面(泣)。で、61分、バルサもまだまだ攻める。バルサは守りに徹したりしませんから。またもやイニ坊のパスカットから駆け上がってロニーのドリブル。緩急の変化でミランのみなさんを驚かせつつエトー!ジュリ!もう1発ジュリ!ふんがふんがー。隙をついてまたまたピッポが飛び出してくればラファが潰す!

63分、コスタクルタとカフーが交代。直後には、だんだんと起点になりだしたセルジーニョからカフーにパス!バルサゴール前にみなさん勢ぞろいでまたしても猛攻。
67分にガットゥーゾとルイ・コスタが交代、右サイドが効きまくっていたジュリとヘンリクも交代。この交代劇のどさくさにまぎれて、シェバにゴール決められたぁ!これには焦ったよぅ。でもファウルでした、うちのド根性キャプテンを引っぱったらしい。追いつかれたかと思ったよー。

さぁ、だんだん時間がなくなってきた。ミランはどんどん焦ってくる。カフーとルイ・コスタが入って、もちろん点を取ろうとしている。そうだ、後半はなんとなくミランに支配されてるじゃねーか。この頃になると、エトーがまた泣けるような守備を展開して最終ラインにいます。あんたはエライ!

そして73分、入ったばかりのヘンリクが、あのねー、この人はほんとにキレイです。美しいです。エトーのクロスに飛び込んでヘッドをぴたりと合わせましたよ。これぞヘンケの真骨頂。飛ぶんです、この人はほんとに。これこそ決めたかった!惜しかったっすねー。
もうひとつ決めたかった決定機が2分後、ドリブルで抜け出したロニーのパスを、追いついたデコが!うぉーっ!ループなら入ったのにぃーっ!
0-0のまま、残り10分。ピッポとジラルディーノが交代。
バルサは延々とパスをつなぎ続け、ヘンリクがゴールを狙い続ける。"奇跡"が得意なミランに、奇跡は起こさせーん。88分、エトーとボメル兄さんが交代。
そして、ミランにとっての"奇跡"の時間帯。89分、CL4冠を狙うセードルフの突進を、エジミウソン体当たりで止めたぁーーっ!やったぁー、エジやん!今日もあんたが大将だぁ!(さるおここで号泣)黄札もらいましたけど、いいです。っちゅーか、どっかーんとエジやんが奇跡を食い止めた!
ロスタイム、ピルロのFKのこぼれ球をセルジーニョがロングシュートで狙ってみたけれど、0-0で終了。

あのねー、サッカーの神様が、バルサに言ってます。新時代の主役になれと。くじ運とか言ったらそれまでですけど、バルサはこれまで常に1戦目がアウェー、2戦目がホームです。で、日曜日のセビリア戦は土砂降りで雹が降ってきて延期になりました。これはもう、神様の仕業っすね。CL100試合目の今日、勝ってパリへの切符を手に入れろと、そーゆーことっす。
ミランでビッグイヤー(CL優勝杯)に触ったことがないのは、先発のカカと途中出場のジラルディーノだけです。あとはみんなビッグイヤーを知っている。ミランはチャンピオンズの常連っすから。準決勝で敗退したことなど未だかつて無かったんだ。
バルサには、ビッグイヤーを知る男はデコひとりしかいません。それでも、離脱した選手たちが戻ってきて、準備を整え、勇気を失わず、果敢にここまで来た。スピードのサッカーは次々とバルサの前に敗れていった。バルサは女神に手を引かれている。だからこのまま欧州を制覇する。

ミランはね、よかったです。パスをつないで契機を探してシュートする、そういう側面が見えました。やっぱり変わったよね、ミランは。これはこれで、偉大な挑戦っすね。ミランのことは応援してます。
ヨーロッパのサッカーは大きな転換期を迎えていると思います。何がどう変わろうとしているのか、次の主役はなぜバルサなのか、また今度じっくり書いてみたいです。

ちゅーわけで、パリでアーセナルのみなさんとガチンコ勝負するのはさるおのFCバルセロナ。優勝するのはこの人たちですから。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 08:42| Comment(24) | TrackBack(55) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月26日

欧州チャンピオンズリーグ セミファイナル GO!GO!ビジャレアル!南米サッカーは欧州でちゃんと輝きました

さるおです。
全員長袖のガナーズ対、全員半袖のおらが村チーム。
気迫がちっがーう、気迫が!
パリに向かって潜航中のイエローサブマリンが、いまだ沈まず!浮上だ、うりゃぁぁぁーっ!
とこの4行だけは試合前に書いてしまいましたが、沈んだYO!(号泣)

リケルメ敗退.jpg
顔が劇画調のリケルメは星一徹みたいだと思ってましたが、あそこは親子が同じド根性顔なので、ま、今日のところは飛馬ということで、みなさんよろしくお願いします。

ロンドンでの壮絶バトル、前半終了間際41分、長袖が1点とってさ、「ビジャレアルは攻めてくると思ったのに、ぜんぜん来なくてふっしぎー」とティエリ・アンリは言っていたが、さるおは観ているうちになんだか納得してしまったものです。もちろん試合前のビジャレアルは、アウェイで1点とってやる!と息巻いていましたが、ここは敵地、1-0の敗北を持って帰って大聖堂(エル・マドリガル)で勝負をつけようと、それは理解できた。
なにしろ、アーセナルは若い。監督だけは年とってるが(爆)、チームは若い。いや、チームも、レーマンひとりは老いておりますが(涙)、GK以外の守備陣なんて平均年齢22歳。フィールドプレーヤーでは、シーズンはじめからのレギュラーで決勝点を決めたトゥーレが25歳で"おじさん"という、コドモばかりの急造チームです。
"どこの馬の骨だかわからない"のはアーセナルも同じでしたね(汗)。つまり、正体不明の相手ですから、お互いに、自分とこで勝負つけっぺと、それはよくわかるんです。

で、試合開始直前、エル・マドリガルのトンネルね、観た?
ビジャレアルの選手がすごい小さい!と思ったらアーセナルも小さい!
ハッ!!!
まさか、ピッチに出てくると大きくなる、魔法のトンネル、出たぁーっ!
とか言って余裕でしたね、さるお(泣)。

試合始まって、ちょっとでも多く肌を露出したいディエゴ・フォルランが靴下に穴開けたぁーっ!
ってまだまだ余裕でしたね、さるお(泣)。

でほら、アーセナルはコドモばっかだからね、こーゆー時こそナマハゲルックのソリンがぼうぼうと髪振り乱して「なぐごはいねがぁ!」って向かって行って、コドモたちが泣き出したら勝てると思ってね、ソリンを観たらすっかりパンテーンの14日目で、もっとワイルドに行こうぜーっ!なんつってほんとに余裕でしたね、さるお(泣)。

ほんで、はじめのうちはコンビネーションがうまくいかなくて、パスがどうも合わなかったけど、13分のギジェルモ・フランコのシュート後、リケルメが下がってボールを取りに行って、右サイドに大きくパス。あの瞬間にスイッチ入りました。
そうだ!ここは聖なるおらが村のマドリガル、ビジャレアルの南米サッカーを見せてやるぅ!
スピードのアーセナルはたしかに美しいが、静と動が瞬時に切り替わるビジャレアルのパス・サッカーはさらに美しい。GO!GO!ビジャレアル!さるお大コーフン。

ところがチャンスを逃してしまいました。前半37分、ナマハゲがFKをとったけど入らず、40分にはギジェが低い打点でヘッド!ぐはー、これは惜しい。再びリケルメのFKで前半が終わってしまいました。
ジウベウト・シウバはラフプレーになってくるし、アンリはどこにいるかわからないし、試合自体はおらが村完全支配なのに、0-0で折り返し。
あー、これじゃあと45分で一気に2点とらにゃならん。

後半は64分にギジェから折り返してフォルランがシュート!
えーん、レーマンいないのに外したYO!
"たら・れば"は言ってもしかたないんだけど、これ決めとけばなぁ。
続いてナマハゲからのパスをギジェがゴール!・・・オフサイドっすよね、そうっすよね(泣)。
一進一退、チャンスを作りながらも点が入らねぇ。ガナーズのコドモたちには一切蹴らせてないのに、追いつけねぇ。

さるおの顔が真っ赤になって、目が充血してきて、ほとんど泣き出した89分、ホシコに代わって入っていた偽グティホセ・マリが、クリシー誘ったぁ!転んだぁ!ゲッツPK!
うりゃぁぁぁ!決めろPK!決めろ星一徹!延長戦に持ち込むんじゃぁぁぁ!ふんがふんがー。

リケルメ.jpg (←あ、リケルメ一徹に戻っちゃった)

うりゃぁぁぁ!一徹蹴ったぁーっ!さるおもざぶとん蹴ったぁーっ!
しかーし、老体に鞭打ったレーマン止めたぁ!
さるおがっくし。リケルメもがっくし。
ロスタイムも健闘しましたが、イエローサブマリン、ついに浮上せず。(号泣)

今日は足が痛くても泣きながら最後までプレーしてた偽グティホセ・マリを思い、マテラッツィの肘打ちで顔面血みどろになっていつもと違う"怖さ"になってしまっても決してピッチを去ることのなかったナマハゲを思い出し、CLに賭けていたいただろうリケルメを思い、アンセムが聴こえないほどの大聖堂の歓声を思い、さるお号泣。
リケルメよ、今日もおまえはユニ食ってるが、かぼちゃ味は残ってるか?

ビジャレアル残留を決めてくれたタッキナルディがいれば勝てたのかとか、そーゆーことはわかりませんが、最後の、どうしても言わずにおれん"たら・れば"を言わせてもらうと、コンラート・プラウツ(1戦目の審判)よ、おまえのせいじゃぁーっ!

ということで、なんだかんだ言っても、ビジャレアルにはベスト4おめでとうと言いたいです。
CLにはよく顔出すけど準決勝に残れない、そーゆークラブは数多あります。あんたたちは無冠のまま初めてCLに出場して、ここまで上りつめてしまった。称賛に足る言葉はみつかりません。素晴らしかった!
おらが村の村民のみなさんも、泣かずによろこんでくれていると思います。いやぁ、素晴らしかった!

さるおは、ビジャレアルの軌跡を振り返ってもう1度だけ泣いてから、すっきりと、バルサユニに着替えます。

かあさん、ここがロンドンだよ(嬉泣)!(準決勝1戦目)
リケルメ必見&血みどろソリンがおらが村で決戦だぁ!(インテル2戦目)
おらが村全人口の2.5%がミラノへ(インテル1戦目)
南米サッカーがおらが村の歴史の新たな1ページをめくる!(決勝T1回戦2nd.leg結果)
南米サッカーを欧州舞台で輝かせろ!(決勝T1回戦1st.leg結果)
もっと前の記事もあるよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 07:28| Comment(10) | TrackBack(36) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月25日

さるおのハリポタ辞典[人物] ギルデロイ・ロックハート

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
黒魔術防衛リーグ(Dark Force Defence League)の名誉会員にして、女性誌のステキな笑顔賞(Witch Weekly's Most Charming Smile Award)の5度に渡る受賞者、ギルデロイ・ロックハート(Gilderoy Lockhart)!多くの著書(闇の生物(Dark Creatures)たちとの壮絶バトルを書いた自らの冒険談)が売れに売れた超セレブっす。女子に大人気、もちろんハーも、ロンのお母ちゃんも、ギルデロイにベタ惚れ。
ほとんど異常なほどのナルシストで、常に自分が"キマって"るかどうかだけが気になってしかたがない。ギリシャ神話のナルキッソスが水面に映る自分の顔に見とれたように、彼もまた、自分の顔に見とれるために、自分のオフィスを写真や肖像画で飾りまくっています。バカですねー。

【名前の意味】
ギルデロイ(Gilderoy)はイギリスの寓話に出てくる"追いはぎ"からとったもの。
ロックハート(Lockhart)は、他の何人かの登場人物の名前と同じく、スコットランドの慰霊塔からとったものです。

【特徴】
ウェーブのかかったブロンドの髪、"芸能人は歯が命"的に完璧な歯並びで真っ白に輝く歯、わすれな草(Forget-me-not)色(つまり青)の瞳。
Forget-me-notなギルデロイの唯一の得意技が記憶を消す魔法(memory charms)で、よりによって自らのメモリー・チャームで記憶喪失になってしまうForget-me-notなギルデロイ。いいですねー、バカですねー。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
不明

【功績】
たぶんなし
でも本はたくさん書きました。
・Break With A Banshee
・Gadding With Ghouls
・Gilderoy Lockhart's Guide to Household Pests
・Holidays With Hags
・Magical Me (his autobiography)
・Travel With Trolls
・Voyages With Vampires
・Wandering With Werewolves
・Year With The Yeti
・Who Am I?

【特殊技能】
まるでなし

【家族/血筋】
St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuriesの担当ヒーラーによれば、お見舞いには誰も来ていない。ということで、家族は亡くなっているか、絶縁状態か、あるいはマグルか、だと思いますが言及されていません。

【経歴/これまでの人生】
1992年9月〜1993年6月はDADAの先生としてホグワーツに在籍。最初の授業で2年生相手に"ギルデロイのステキなバイオグラフィ"に関するテストをやってしまったというものすごい場違いな勘違い野郎。同僚と男子学生にはバカだと思われてましたが、そんなことには気づかないギルデロイ、セレブ同士ということでハリーにまとわりついたりしてます。
学年末、秘密の部屋(the Chamber of Secrets)に行く過程でバレちゃいますね、著書に書いた冒険も功績も、全部他の誰かのもので、ギルデロイ自身はかな〜り無能だということが。彼が唯一得意な記憶を消す魔法(memory charms)を使って、他人の手柄を盗んでたわけっすね。
で、メモリー・チャームをロンとハリーにも使おうと思ったら、ロンの杖が折れてたおかげで逆噴射!自分の得意技で自分の記憶がなくなっちゃった。可愛いですねー、バカですねー。で、St Mungo's Hospital for Magical Maladies and Injuriesに収容されます。「字が書けたよ!」とかね、ゆっくりした回復です。ファンレターは今でも彼の元に届いてますが、彼には理由がわからない。可愛いですねー、バカですねー、最高ですねー。

【その他】
Joがハリポタ登場人物の中でただひとり、モデルがいると言ったのがこのギルデロイ・ロックハート。「最初のダンナなんじゃねーのか、えぇ?」という質問を、不自然すぎるほど激しく否定なさっております(笑)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 04:23| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

アングラ劇場東京最後の夜に「ぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅぷしゅー、ワープのイメージ」ぐらいまじめに言える57歳のシティ坊主にさるおもなりたい

さるおです。
今年もバカなおじさんたちに会いたくて、やっぱりまた通ってしまいました。
シティボーイズミックスPRESENTS『マンドラゴラの降る沼』(池上本門寺の境内特設テントにて)、大竹まこと、きたろう、斉木しげる、中村有志、いとうせいこう、銀粉蝶のライブです。4月23日の夜の部、東京公演の最終回っす。

マンドラゴラ座席.jpg

えー、結論から言ってしまうと、おっかしくっておっかしくって涙が止まりませんでしたね。2時間ずっと腹痛いですよ。
きたろうオンステージというかなんというか、あの小さい人が主役です。きたろうワールドの神髄を観た!と思いましたね。毎年同じ屋台で飲んじゃぁ、ものすごいことを言っていたんですねー。泣けてきます(涙)。
去年の『メンタル三兄弟の恋 〜お前の涙は信用できない〜』ね、あれも相当におっかしくって、"大笑いの合間のクスクス笑いも絶えないぞ"という感じでものすごい世界に連れて行かれたなぁと、そーゆーことですが、今年はね、"大笑いが絶えな"かった。文字通り、ずっと爆笑し続けました。お客さん、みんなよくついて行きましたね。抱腹絶倒です。息ができないですからね、倒れる人がいなかったのが不思議なくらいです(笑)。

マンドラゴラ照明と舞台.jpg

テント(これもベルギー製)でやるんだぞと、アングラな感じにするんだぞと、そーゆーことだったのでやる方も気合い入ってんだろうなーと思ってね、今年はさるおも千秋楽(最後の舞台)にこだわった、みんな壊れるだろうと思って(笑)。他の日の舞台は観てないので、他の年と比べるしかないですが、んまぁ〜ものすごかったです。千秋楽というものの破壊力を思い知りましたね。これからはなるべく最後のステージを観に行こうっと。
みなさん、おすすめだぞ、最後の日。

最近はあれですか、中村有志さんはすっかりシティボーイズの4人目に数えられているんですか。そうですか。今年も有志さんは素晴らしかったっす。美輪明宏ネガティブ・オーラ夫人が相当にしつこくって、最高でした。
斉木さんのナイアガラ会長(略してガラ会長)は、大好きなエスプレッソ王子を彷彿とさせる仕掛けでした。テントならではのサプライズは感動しましたね。
いとうせいこうさんはね、6年前の「彼女の〜リボン〜は〜♪赤い〜リボン〜♪彼女の〜ズボン〜は〜♪しましま〜ズボン〜♪リボンと、ズボン〜♪」を超えることはありませんでしたが、これはいいんです、これで。とにかく、タイトル『マンドラゴラの降る沼』らしいセリフ、ティファニー・ポッター以降話がまったく膨らまないのは素晴らしいことです。
日本でただひとりの文盲、とかもね、さらっと言われると呼吸困難になります。
あいかわらず時事ネタありまくりの冒険的な脚本とストーリーの崩壊ぐあいが素晴らしいですが、最後のシーンは意外に感動的というか、ちゃんとレッスンを含んでましたね。でもどんな教訓だったか忘れました。そのくらいすごいんです、忘れるくらいにすごい、破壊力が。
おかげさまで、消費社会へのアンチテーゼが何だったのか思い出せません。肥大化する自意識のメタファーだけは覚えてます(大泣)。

なまわかり、ばんざい。なまわかり、ばんざい。
タピオカって海藻のタマゴであってますよね(号泣)!
(勤め人だったころにコエンザイムQ10の研究をしていた身としては、嬉しかったですね、コエンザイムが人の名前で(涙)。)
原発は動物からの贈り物だと、さるおも思います。人造人間は、ほんとは人造ゴリラだと、さるおも思いますね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 21:51| Comment(16) | TrackBack(5) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

さるおのハリポタ辞典[物] 組み分け帽子と帽子が歌う歌

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、The Sorting Hat(組み分け帽子)を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

組み分け帽子(The Sorting Hat)

ピカピカの1年生を、4つの寮(Gryffindor, Hufflepuff, Ravenclaw, Slytherin)に組み分けするのは毎年9月1日の恒例行事。マクゴナガル先生が生徒の名前を読み上げて、その子の頭に組み分け帽子を乗っけると、帽子がその子にあった寮の名前を叫びます。レジリメンシーのエキスパート中のエキスパートです!
基本的には、各生徒の資質により組み分ける。でもその子が強い希望を持っているときは希望通りの寮に入れてあげます。

1000年以上も前、組み分け帽子はホグワーツ創設者のひとりゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)の所有物でした。

毎年生徒を各寮に割り当てる前、帽子は歌を歌います。毎年新曲リリース(笑)。ということは、始業式以外の時間、帽子が何をしているかというと、1年かかって新曲の作詞・作曲ですね(汗)。
これらの歌は、通常ならばホグワーツの歴史を説明する内容だったり、教訓のようなものを扱っています。が、ここ数年は違いますね。迫り来る危険を警告しています。

続きにこれまでに登場した歌の歌詞とさるお訳の勝手な日本語訳を載せます。
心ゆくまで続きを歌う
posted by さるお at 09:30| Comment(6) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

ダークマークは2巻目ですでに登場していた

さるおです。
クィディッチ・ワールドカップのテント村(4巻目『GoF』)で初めて登場したように思われるダーク・マーク、あれ『CoS』でいきなり出てきてました(笑)。
秘密の部屋(the Chamber of Secrets)にサラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)の像があって、口からバジリスク出たぁーーーっ!ぐわぁー、まさにダークマーク(涙)。
みなさん気づいてましたか。そうですか。そうですよね(泣)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 11:34| Comment(4) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月21日

本能か名誉か!ついに決着(つかねーよ)エイリアンVS.プレデター パート2

さるおです。
スタメンのみなさん覚えていますか。さるおが映画『ALIEN VS. PREDATOR/エイリアンVS.プレデター』にいたく感動していたのを!
『Alien vs Predator II』が2007年8月10日に全米公開(と20th Century Foxさんが言っている)!監督(1作目は『RESIDENT EVIL: GROUND ZERO/バイオハザード』『RESIDENT EVIL: APOCALYPSE/バイオハザードII アポカリプス』のポール・W.S.アンダーソン(Paul W.S. Anderson))が誰だとか、まだ決まってないみたいすけど、頓挫しないでがんばっていただきたい。

http://www.bloody-disgusting.com/film/771

心ゆくまでさるお、もんち!

2006年04月20日

欧州チャンピオンズリーグ セミファイナル GO!GO!ビジャレアル!かあさん、ここがロンドンだよ(嬉泣)!

さるおです。
ガナーズのみなさん、特にビッグネームのティエリ・アンリさん、どこの馬の骨だかわからないチームなんぞに負けてたまるかとお思いでしょうが、ビジャレアルはおらが村の馬の骨です。よろしくお願いします。
アーセナルもセミファイナルに残るのは初めてです。だからまぁ、こちらも歴史をつくっている。でもまぁ、これは比較の問題ですけど、アーセナルはれっきとしたビッグクラブです。

アーセナルは、国内リーグ優勝13回、国内カップ優勝10回、CLは出ているけれど優勝は0回、UEFAカップは1969年に1回。
馬の骨は、国内リーグ優勝0回、国内カップ優勝0回、CL本大会は出場そのものが0回、UEFAカップも0回。
見たか、この数字を!ビジャレアルのなんとすっきりしていることか!ビジャレアルはおらが村にいかなるタイトルも持ち帰ったことがありまっせーん(泣)!そもそも2部があたりまえのチームですから(涙)。
ということで、おらが村の馬の骨です。くれぐれもよろしくお願いします。

欧州カップ戦最後のお勤めとなるハイベリーに、2000人もの馬の骨が来ました。2000人だよ、2000人。サンシーロに駆けつけたバルセロニスタも2000人となると、馬の骨のがすげーずら。おらが村の総人口の20人に1人が流出(ソシオの5人に1人)、チームの成績も前代未聞ならおらが村の静けさも前代未聞。「ばーさんや、若いもんはみんなどこ行った」なんつって、おらが村には老人とコドモしか残っていない。(ほんとか)
出かけたほうは「かあさん、ここがロンドンだよ(嬉泣)!」なんつってものすごい緊張してね、北上してみたら案外イナカで安心してね、「あのリス食えるのかな?」とかね、そーゆー人たちですよ。(ほんとか)
あのリスはロンドンっ子ですかね?まさかサポが持参した食料てことはないですか?小さくて持ち運び便利だし。おらが村のおらがリスで試合を撹乱してやれ、とかね。
2nd.legは牛。牛を放つと思いますね。(ほんとかよ)
パリなんか行っちゃったら大変だ。「かあさん、とうさん、ここが花の都パリだよ(号泣)!」とか言って、ものすごい緊張しますね。

で、試合はどうだったかというと、審判(コンラート・プラウツ)が困りましたー。「こ、これってチャンピオンズだよねぇ?」っ観ていてわからなくなるほどの低品質(怒)。
あのねー、黄札の数ね、アーセナルは0枚、ビジャレアルは5枚。首絞めてやろうかと思いましたね。
開始3分でアルソに黄札て。どーゆーことっすか!

立ち上がり、いきなりリケルメが鼻息も荒くガナーズゴールに殺到して幕を開けました。思い通りにはさせんぞと、脅かしておいたわけです。それでもやっぱりだんだんと押し込まれてくる。しかたがないんだ、ここはハイベリーですから。立て続けにガナーズが素早い攻めをみせて、馬の骨はひたすら危機一髪で凌いでいる。序盤はアンリを使わせないようにがんばっていたのはいいんだけど、その分リュングベリが出てくる出てくる。センデロスもジウベルト・シウバも攻撃にどんどん絡んでくる。
前半の判定は露骨にアーセナル寄りっす。だいたいがめちゃめちゃ笛吹きまくってますが、ガナーズのちょっと乱暴なタックルはいっさいお咎めなしで、倒された馬の骨には、いいから早く起きろと。そーゆーのばっか連続です(怒)。

何度かあった馬の骨のFK、リケルメは直接狙って来る。気迫は相当なんですけど、残念ながら入りません。
馬の骨絶好の決定機は35分。リケルメから、脱ぎたくて脱ぎたくてしょーがないディエゴ・フォルランにスルーパス、フォルランがゴール左から中央に"絶対入るに決まってる"パスを出し、リケルメが走り込んで来たぁーっ!(なぜかさわれず)ホセ・マリも走り込んで来たぁーっ!(なぜかさわれず)
ぐわぁー、決めとけ。ここで決めなきゃあんたたち負けますから。

で、負けますからと思ったら負けたYO!
41分、CKからのボールをマルコス・セナがはじいた!ぐわぁー、アンリ君拾わないでください、と思いましたがそりゃ拾います。で、コロ・トゥーレがシュート!ふんがー!入っちゃったぁーっ(大泣)!

そしていちばん腹が立った44分。リケルメのFKをレーマンがはじいた直後です。ジウベルト・シウバがペナルティエリア内でホセ・マリを後ろからキック。審判は目の前にいます。ちゃんと事件が起きた方向を向いて立ってます。見えなかったとは言わせん。ホセ・マリ君なんて足が痛くって泣いちゃって、担架呼んでます。なのに、おめー、ファールとらねーのかよっ!
で、リケルメが文句言いました。あたりまえです。「あのぉ、今あの人後ろからキックしてたんですけどぉ」
そしたら、ふんがふんがー!リケルメに黄札!
あんた何様。審判様ですか、そうですか。
イェンス・レーマン、おまえも見てたよなぁ!えっ?

後半になるとちょっと落ち着いて(審判が)、まぁまぁ公平なジャッジになりました。っていっても、14分にはアレシオ・タッキナルディに黄札、43分にはギジェルモ・フランコ(後半10分にホセ・マリと交代)に黄札、44分にはキケ・アルバレスに黄札。
ただ、"カードは出ない程度のファール"については、前半みたいな露骨さはないけど、わずかに今度は馬の骨寄りっすね。よろこんでるんじゃないぞ、そーゆーのはやめてくれと、怒ってるんでござる。こんなにも基準がころころ変わるのはだめです。で、審判様は、気分で笛吹くのは止めていただきたい。

ゲームは五分五分。ガナーズが攻めて馬の骨が守る、それ自体は変わってないけどね、ガナーズの思い通りになっていないのはたしかです。馬の骨としては、1-0で負けてかまわない。2-0は困るんだけど、1-1にしなくてもいいやね。だから時間を稼ぎはじめた。ベンゲル監督がギリギリと怒っておるが、んなこたぁ知ったこっちゃねぇよ。
で、ロスタイムがなんで5分もあったのかまるでわかりませんが、凌ぎ切った!1-0の敗北、悪くねーずら

1週間後、おらが村はエル・マドリガルで、馬の骨(&牛)がガナーズを迎えうち、申し訳ないが勝たせていただきます。
あのねー、こっちは気合いが違うんです。ご覧になった方お気づきだと思いますが、(GKとガナーズにもう1人くらい例外がいた気もするが)ガナーズは全員長袖、馬の骨は全員半袖ですからっ!気合いっすよ、気合い!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 14:58| Comment(6) | TrackBack(22) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月19日

欧州チャンピオンズリーグ セミファイナル ボールと踊る男、ロナウジーニョ

さるおです。
ミラン速い速い!
さるおの心臓が何度止まったことか!(止まったのか?)
ビクトリーなバルデス君の心臓が何度止まったことか!(止まったのかよ!)

サンシーロに、CLアンセムが流れる。ふと気がつけばどの試合でも、さるおがいちばん感動しているのはこの時のような気がして、まだ試合始まってないのに、さるおって、す、すごいピュア(す、すごいバカ)。
そしてキック・オフです。来ましたよー、ついにここまで来ました。ミランのみなさんこーゆーのって慣れっこでしょうけど、うちはほら、昨日も書いたようにかよわい挑戦者ですから、ドッキドキっすね。

開始2分、いきなり見せつけられます、CLの何たるかを。わき腹をキックされて、スローで観ても痛そうなアンドレイ・シェフチェンコが、ぐわぁーっ、立ち上がったぁーっ。"痛いフリして、たとえ何分かかろうと、恨めしそうな目で審判に黄札を要求する"みたいなね、国内リーグで起きてるようなことをやってる場合じゃないんですよ、CLって。そーゆーレベルじゃないんですよ、CLって。ふんがー。
すでにアンドレア・ピルロとイニエスタは壮絶なマッチアップを繰り広げている。今日もイニエスタは白い、じゃなかった、今日もイニエスタはめちゃめちゃキレている。イニ坊、すっかりバルサの心臓です。インターセプトしまくり、ルーズボールを拾いまくり、敵を止めまくり、ありとあらゆる攻撃の起点になりまくり。若いのに白いんです、じゃなかった、若いのにエライんです。
6分、イニ坊の白さと(しつこいです)対称的にもじゃもじゃと黒いオレゲールが、うわぁぁぁ、けっこう遠くからシェバの顔面に思いっきりボール当ててタッチラインからボール出したぁぁぁ!踏んだり蹴ったりっす、シェバ。めざましテレビの今日の運勢、ラッキーカラーは黄色!ぐらいに踏んだり蹴ったりっす。

7分、野性味というよりもかぎりなく野生そのまんまのジェンナーロ・ガットゥーゾ君がね、ロニーが転んだの見て、やーいやーい転んでやんの、みたいなね、そういう顔してました。けど、これは後半への皮肉な布石になりましたよ(笑)。うははー。後でおぼえてろ(by ロニ子)と、そーゆーことです。
黄色がラッキーカラーのシェバが立ち直ってきたな。シェバ対プジョル、こちらも壮絶。
怪我にひやひやしているさるおとしては、セードルフがうちのエジミウソンにスライディングしてきたりしてフィジカルの強さを見せると、こわいです。それでもバルサもがんばって、なんとか前線にボールを送ろうとしてますけど、エトーにはネスタがくっついている。ここも壮絶バトルだYO!。
13分にはファン・ボメルのミドル!あー、ちょっと焦っちゃった!エトーに蹴らせるとかでよかったんじゃないかなぁ。でも焦るのはよくわかる、何しろミランが立ち上がりからすさまじい勢いで、ずーっと押してきてますから(泣)。バルサはボールを持つことすらできない。
すかさず今度はカカとプジョルが熾烈な争いを繰り広げ、いったんはカカに抜かれたもののプジョルがド根性でボールを奪い返したりしてます。

さるお(とバルデス)の心臓が何度止まったのは開始13分。CKから、アルベルト・ジラルディーノがシュート!ふんがー!2人目のバルデス(左ポスト)がはじいたぁーっ!
んで瞬く間に、速すぎる速攻で左のセードルフが右へ大きくサイドチェンジするようなクロス。そこに思いきりよく頭から突っ込んできたシェバがヘッド合わせたぁーっ!ふんが、ふんがー!バルデス止めたぁーっ!というよりバルデスに当たったぁーっ!うぉー、続けて心臓が止まったYO!
なんつっても、ここがいちばん怖かったです(泣)。90分のうちで、いちばんこわかった(大泣)。速いのなんのって、日頃から空を見上げてうっとりと「もしもバルサに高速ウィングがいればなぁ・・・」とかなんとかぶつぶつ言っていたさるおの、なんとゆっくりしていたことか(涙)。いやー、ミランは速い。

90分間の死闘になると思われるカカとエジミウソンのマッチアップの横で、ピルロがボメル兄さんを止め、ボメル兄さんがシェバを止めている。あちこちで一騎打ちっす。
ところで、まだ18分しか経過していないこのゲームの主役はジュリだなーというものすごいオーラが、小さいおっさんの164cmの身長から溢れています。
あのねー、ジュリねー、最終ラインにいますから(爆)。小さい中年のおっさんですけど、めちゃめちゃ守備やってます。いわゆる"サイドの裏"なるところにいるんです。で、なんと、左頬で1回、右頬で1回、ボールをインターセプトしたYO!(ありえねー)
献身的を通り越して、この人命がけなんじゃないか、と思うほどにガッツをみなぎらせている。す、すげーよ、ジュリ!
で、もちろん前線にもいます(驚)。ゴールを狙ってる。
ま、別の言い方をすれば、バルサピンチということです。入れ替わり立ち替わりみんなで守備に追われている。で、ロニーはずっとボールに触れてもいない。こりゃまじでやばいと、そういう状況なわけですよね(涙)。

バルサの初めてのチャンスといっても過言ではないFK、カハ・カラーゼのファウルによるものですけど、カラーゼがエトーを転ばせたというよりエトーがうまく体を入れた、そういうエトーの貢献です。ちょっとここで立てなおそうや、そーゆーことだよね。キッカーはロニー。27分。ボールは壁に当たり、こぼれ球をもう1度ロニーの左足が捉える。あー、惜しい、ゴールの右に行っちゃったぁ。

開始からここまで、ミランは走りに走った。観ていて感動するほどに、走りまくった。
で、少し疲れてきました。
アンチェロッティ監督、きっと言ったんだろうな、早いとこカタつけろと。で、モーレツにがんばったけれど、バルサの命がけの全員守備(ロニー以外)に阻まれ、バルデスに阻まれ、ゴールポストにも阻まれた。
ガットゥーゾ対ロニーのある意味本能同士の対決(笑)、もちろん続いてはいるけれども、ついに本当に初めて、ロニーがボールに触ります。初ドリブル(笑)。やっぱミランってこわいです。ロニーがボールを触るまでに30分かかりましたよ(爆)!
だんだんと、徐々にだけどね、バルサもサッカーやらせてもらえるようになってきた。ロニーがゴール前にボールを放り込み、そこにジュリが抜け出して独走、ジーダと1対1かっ!決まった!と思ったよー。そんくらい惜しいシーン。ジーダが出てきてね、結局抑えられちゃった。ものすごい惜しかったのにぃ!

疲れてきたけれども、まだ足が止まったわけではねーずら。
ジラルディーノがエジミウソンにファウル。
燃える闘魂プジョルのバルサ的には正当防衛なファウル。あー、プジョルね、カカとシェバのコンビネーションをノータッチで断絶しただけなんですが、カカは転ぶのうまかったですよ。
シェバがシュート!シェバが頭合わせたぁーっ!あっぶねぇあっぶねぇ。
ジラルディーノがエジミウソンにまたファウル。
で、燃える闘魂プジョルもまたバルサ的には正当防衛なファウル。
ピルロのFK、ゴール右。あっぶねぇあっぶねぇ。

そして37分、ついにバルサの真骨頂が素顔を見せ始める。DFにぐるっと囲まれて、エトーとロニーが近い距離を何度も何度もワンタッチでパス交換。つえぇーっ!しかもこの状態からジュリにパス出したぁーっ!シュート!ふんがー。惜しいです。

もしかしたらこのへんで、すでにミランは焦り始めていたかもしんない。
早いとこカタつけろ。そのはずだったのに、前半が終わろうとしているのに、点が取れない。
ジラルディーノは得意のかたちで飛び出して脅威なんだけど、オフサイドが頻発し出す。
このジラルディーノには、じつはうちの小さいおっさんがぴったりとくっついて離れません。FWジラルディーノの攻撃にFWルドヴィク・ジュリの守備。FW対FWが延々マッチアップって、なんじゃこりゃー。
バルサは凌ぎ続けた。イニエスタもエジミウソンもジュリも、この人たち命がけなのかもしんない、と思うほどのガチンコ守備を展開し続けているんです。
終了間際、ロニーがDFを引きつけておいてエトーがシュート!
全体としてはミランの攻撃にバルサが耐え抜いたっちゅーことなんですが、いやー、なんとも壮絶な死闘でござる。
0-0、ピルロがイニ坊のおしりに肘打ちしたところで折り返しです。

後半、いきなり流れが変わる。前半とは打って変わってバルサ猛攻、イニ坊の絶好のシュートチャンスで始まったぞ、蹴れなかったけど。バルサはボールを持ち続け、ミランはカウンター狙い。
ヤープ・スタムよ、うちのロニ子を背負い投げしないでください。と思った次の瞬間でしたよっ!投げられたばかりのロニーが、世界のサッカー史上最高の曲芸を披露したのは!
後半3分、赤い悪魔に囲まれたロニー、なんと、ボールを1度も地面に落とさずに、右のつま先、右のかかと、右のもも、肩、右のもも、右のかかと、一連の動作でリフティング出たぁぁぁーーーっ!!!
リフティングて。試合中ですから。相手ミランですから。
さるおの観戦史上ベストシーン。はっきり言って大道芸です(笑)。まさにミラクル。
よろこぶことも忘れて、オレゲールみたいに口があんぐり開いてしまいました。
彼はね、奇跡のかたまりなんです。集中力と瞬発力と衝動の、結晶のような人なんです。彼と同じ時代を生きることがどれほど幸せか!
ボールと踊る男、その人の名はロナウジーニョ。
我に返ってから30秒遅れで驚きの奇声を発する(まだ4時半ですから)その人の名はさるお。すみません(涙)。

5分、シェバのスルーパス、カカが打てず、ジラルディーノがシュート!あぶねーずら!ついに、まだ復帰第1戦のマルケスも、ジラルディーノと壮絶バトルに突入っす。
その2分後にはヤープ・スタムがシュート!
ついに、ついにですよ、今まで何があろうとただひとり守備を免責されていたロニ子が、スタム追っかけたぁーっ!ロニーが守備を免れているのは、単なる特別扱いではない。たとえ全員が自陣に押し込まれても、いや、その時にこそ、ロニーがフリーになるためっすよ。攻撃のベースキャンプになりそこからフリーで試合を支配せねばならんのじゃー。なのに、スタム追っかけたYO!

そして、運命を決める12分。前半7分の"やーいやーい転んでやんの"の帰着する場所がここですよ、ガットゥーゾ君!
イニエスタからロニーにスルーパス。ガットゥーゾにボールを奪われた次の瞬間、瞬く間にロニーはガットゥーゾをふっ飛ばし、ボールを奪い返して1回転、なんとゴール前に絶妙な高さの浮き球蹴ってました!来い、ジュリ!飛べ、ジュリ!
!!!
ぐわぁぁぁーーーっ!!!ジュリ左から来て飛んだぁーっ!すべてが寸分の狂いもなく、ぴたりと、本当にぴたりと、描くべき軌道を描いた瞬間っすよ!完璧すぎるボレーシュート!決まったぁぁぁーーーっ!
ふんがふんがふんがーっ!
意味不明の奇声を発してまたもや近所迷惑な苦情覚悟のその人の名はさるお。

これで0-1、負けねぇ、負ける気がしねぇ!
ジュリは、んも〜ノリノリ。切り返しも冴えまくっている。
18分、追加点が入りそうでした。
エトーを先頭に、ロニーとイニエスタが走る。3対3。イニエスタからロニーにパス。ゴール左でエトーが呼んでいる。
パスを出すんだと思いました。ところがロニー自分で狙った!で、惜しくも左のポストに当たっちゃった。
が、
!!!
待てよ。あれは、やっぱりパスだったんじゃないのか?あと数ミリ左に蹴れれば、ポストに当たったボールは反対方向に跳ね返ったはずである。で、そこにいたのはエトー。
ロナウジーニョはね、そんくらいのことやります。できるんです。やっぱりきっとパスだったんだ!
ロニーに笑顔が戻ってきた。いままで必死な表情だったのに。フツーはね、笑い出して顔が緩みっぱなしになったらそれは油断です(爆)。バルサは違う、笑い出してから強くなるんだ。
サンシーロに、イムノが響き渡る。ミラノの地でイムノが沸き上がる。
すばらすぃ〜!

20分にはエジミウソンとのワンツー、ジュリとのパス交換を経て、イニ坊もシュート!
21分にピルロとパオロ・マルディーニが交代。
23分にはロニーが今度は魔法のような胸トラップでのインターセプトを見せる。
24分、今日の小さい大将ジュリと守備のできないベレッチが交代。
あー、ここでね、オレゲールが左のももを怪我です。心配だな、ずっとバルサを救ってくれてたから。
で、28分、ガットゥーゾとマッシモ・アンブロジーニが交代。
ビクトリーな男が遅延行為で黄札もらったり、守備のできないベレッチがボール失ってカカがミドルシュート打ってきたり、あぶないシーンもありつつ、あー、ミラン焦ってきましたね。
30分に怪我人オレゲールとモッタちゃんが交代。続いてスタムとカフーが交代。人がどんどん入れ替わる中、エトーは代わらずゴールへの飢えを見せ続けて黒豹のようにしなやかに走り抜けている。

ミラン絶好のチャンスは34分、セットプレーからカカ経由でアンブロジーニがシュート!ゴールの右、焦ってるよね。
36分、この時間になるとロニーのドリブルにネスタが足を出してしまって黄札。FKは入らなかったけど、ロニーさすが、戦略的(笑)。
ミラン、最後の最後に猛攻を仕掛けました。ほとんど悲壮な感じですが。CKからもマルディーニがシュート!こりゃかな〜りあぶなかったけどね、ビクトリーなバルデスが止めたYO!(驚くな)
88分、ロニーとマクシ・ロペスが交代。ミランはしぶとく、カカがエジミウソンの股を抜いてシュート!とかしてますけど、もうだめだってば、焦ったら入らないよ。
マクシは短い時間だったけど、懸命にボールと敵を追いました。よかったっす。
そして試合終了、0-1バルサの勝利だぜ!

イニエスタはピルロとカフー相手に堂々のマッチアップで、攻撃の目を摘み自らが起点になった。ボメル兄さんはルーズボールを拾いまくってパスを供給し続けた。エジミウソンはカカを止めまくってジラルディーノと勝負し続けました。えらい!あんたら大将!
ガットゥーゾ対ロニー、シェバ対プジョル、ネスタ対エトー、どこをとっても激闘っすよね。次カンプ・ノウが楽しみっす。ヘンリクもデコもいたら、どうせ圧勝しちゃうけど。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 09:21| Comment(31) | TrackBack(41) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月18日

欧州チャンピオンズリーグ セミファイナル ミランの名誉か、それともバルサの闘争心か

さるおです。
バルサはチャレンジャーです。本命だの強いのと言われているが、挑戦者です。
ビッグイヤー獲得(CL優勝) 1回
UEFAカップ優勝 3回
TOYOTAカップ 0回
1899年創立以来107年間の歴史において、欧州制覇はわずか1回、世界の頂点に立ったことはない。CL優勝経験者はデコ(1回)ひとりで、今日はいません。

ミランの創設は奇しくも同年1899年、同じく107年の歴史において、バルサよりはるかに輝かしい軌跡を辿った。
ビッグイヤー獲得(CL優勝) 6回
UEFAカップ 0回
TOYOTAカップ 3回
6回にわたる欧州制覇、そのうちの3回は世界の頂点を制した。決勝までなら常連で、昨シーズンもファイナリスト。UEFAカップ0回、つまり国内リーグ(セリエA)において常に首位を競っているっちゅーわけです。セードルフなんてCL優勝3回で、4回目を獲りに来ている。

経験か、勢いか。
国内リーグで独走体勢からほとんど優勝を決めた今のバルサには、活発さがある。かつてのドリームチームにひけをとらないテクニックと、ドリームチーム時代より進化した戦略もある。

名誉か、闘争心か。
優勝杯を獲ってやる。そういう飢えた情熱があります。ハングリーな炎が燃えている。

いや、ほんとはさるおはミランは大好きで、相手がバルサじゃなきゃ応援するんだけど、とにかくこの1週間、ミランは敵だぜ!
で、要は気もそぞろなわけですよ(笑)。相手は年はとっても(赤い)悪魔、ディアヴォロ・ロッソですから(泣)。

さるおは昔々大昔(プラティニ時代って、かな〜り昔だよね)ユーベが大好きでね、ずいぶん前からバルセロニスタになっちゃってますけど、カテナチオというもの自体は理解できるわけです。鉄壁の守備と強烈なカウンター、その機能美は理解できるんです。"1-0の美学"というのは、それで美しいんです。イタリアサッカーの世界が大好きで、ミランにしろ、インテル(ミランの宿敵)にしろ、結局は好きなんです。
が、バルセロニスタとしてのさるおは、そーゆーことは言ってらんない。
詳しくは、"ボールポゼッションサッカーがカウンターサッカーに勝つ日"に書いたとおりです。まー、これはモウリーニョ憎さに書いた記事ですけれど。

でね、さるおは最近ずっとセリエを観ていないのでイタリアサッカー界がどーなっとるのかじつはぜんぜんわかってないんだけど、「カテナチオは終わるのかもしれない」と、なんとなくそんな目で遠くから眺めていたわけです。"ファンタジスタ"を再考する作業、転換する戦略の、過渡期なんじゃないかな、イタリアサッカーは。
例外は、結果がすべてと考えるカペッロのユーベで、それこそ頑なにカテナチオしてますが、ユーベ同様イタリアサッカー界を牽引するマンチーニ率いるインテルとアンチェロッティ率いるミランは、秒単位でシステムを変化させ執拗なプレスからボールを支配する(バルサと同じとは言えないまでも)ポゼションサッカーを選択しつつあるのではないかと、そんなふうに思っているわけでございます。

というわけで、ミラン戦は非常に楽しみ。ミランの進化(あるいは変化)の過程を見るような、そういう期待もあるわけっすよ。

ほんとは両者ともベストな状態のベストなメンバーでぶつかりあっていただきたかったが、まー、しょーがないですね。苛酷な労働を強いられているみなさんなので、怪我もしようて、熱も出ようて(←ピッポのことだYO!)、疲れもしようて。
(みなさん招集メンバーのこととかご存知だと思うのでここには詳しく書きませんが)バルサはこのところバタバタとFW陣が倒れリハビリの国に旅立ったかわりに守備再生!これで互角か。いや、守備がそろえば有利だな。ふんがふんがー。

闘争本能を爆発させるバルサが、必ずパリに行く。(決定)
107年間の歴史における2度目の欧州制覇に立ちあえるなんてこの上ない幸せです。(決定)
あと数時間だよぅ。
目がランランとして眠れませんので、死ぬ気で起きてます(涙)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 21:25| Comment(6) | TrackBack(12) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月17日

映画鑑賞感想文『リバティーン』

さるおです。
『THE LIBERTINE/リバティーン』を劇場で観たよ。
監督は、これがデビュー作のおそるべしなローレンス・ダンモア(Laurence Dunmore)。
出演は、第2代ロチェスター伯爵(ジョン・ウィルモット)に『THE BRAVE/ブレイブ』のジョニー・デップ(Johnny Depp)、女優エリザベス・バーリー役に『IN AMERICA/イン・アメリカ -三つの小さな願いごと-』のサマンサ・モートン(Samantha Morton)、国王チャールズII世役に怪優ジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich)、妻エリザベス・マレット役に『PRIDE & PREJUDICE/プライドと偏見』のロザムンド・パイク(Rosamund Pike)。

あのねー、『ほにゃらら』のジョニー・デップっつたらフツー、ディズニー海賊の話とか、チョコレート工場長とか、気狂い作家とか、ピーターパン作家とか、ショコラとか、スリーピーホロウとか、ナインスゲートとか、最低監督の話とか、ギルバート・グレイプとか、アリゾナ・ドリームとか、なんならビーバップみたいなやつとか、思い切ってエルム街とか、そんなことよりやっぱハサミ男とか、はぁはぁはぁ、そーゆーことになるわけです。『ほにゃらら』にはそーゆーのが入るんです。が、『ブレイブ』と書いてしまいました。
なんでかってゆーと、大好きなジョニーが監督・脚本・出演の3役をこなし、「おれにまかせろ」かなんか言って、"はじめてのえいが"に挑戦し、気合い充分でものすごく泣けるええ話を撮ったがいっこうに客が入らず、弱気になりつつ上映し続けたがそれでもいっこうに客が入らず、ついに借金まみれになったという、映画より泣ける実話になってしまった意欲作だからです(涙)。はぁはぁはぁ。さるお、今日はよくしゃべる。余計なことしゃべってないで映画の感想文書かなきゃ。

その前に、やっぱりどうも最近気になるなぁと思うことを書きます。
『EDWARD SCISSORHANDS/シザーハンズ』と『CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY/チャーリーとチョコレート工場』で"ハサミ男"になったのはオマージュだからいいとしても、『CHOCOLAT/ショコラ』と『チャーリーとチョコレート工場』でチョコ映画に出て、『FINDING NEVERLAND/ネバーランド』と『PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL/パイレーツ・オブ・カリビアン』で海賊になって、『ネバーランド』と『チャーリーとチョコレート工場』で同じ子役と組んで夢を与えるオトナ役になって、『DON JUAN DEMARCO/ドンファン』と『リバティーン』でモテ男で、『SECRET WINDOW/シークレット・ウィンドウ』と『リバティーン』で気狂い作家で、『ネバーランド』と『リバティーン』で家庭をかえりみなくて奥さんに怒られる作家になって・・・、はぁはぁはぁ、どこで息すればいいんだよ。
何が言いたいかというと、なんだか似たジョニーばっかり観ているなぁと、そう感じるわけです。本当はさるおはものすごいジョニーのファンなわけで、前述の、元気玉が出なかったという泣ける映画(そういう話じゃありませんから!)もガラガラの(涙)劇場に足をはこんで観ているし、映画が完成しなかったという映画『LOST IN LA MANCHA/ロスト・イン・ラ・マンチャ』まで劇場で観てしまっているというのに(泣)、どうも最近彼がわからない。個性派、反逆児、エキセントリック、そーゆーのはわかるんだけど、同じ顔(似た役)ばかり観ていると、実力派なのかどうか、演技派なのかどうか、わからなくなってきたYO!
それでも今回は久々に、"演技してるジョニー"を観ることができましたが。

んでまぁとにかく、さるおが誕生日だけはかろうじて共有しているオダギリ・ジョーが「僕が女だったら、妊娠しますよコノ映画」とか褒めている(たぶん)ので、こりゃものすごいフェロモン映画なんだろうと思ったんでございます。世の女どもが(すみません)妊娠するなら、さるおなんか劇場で出産、負けねぇ!と息巻いて出かけて行ったわけです。
ちなみに、さるおが今まで観た映画の中でこりゃセクスィ〜と思ったのは、偶然とは言えこれまたジョニーの『ドンファン』です。あんときはね、生まれるかと思いましたね(爆)。で、ジョニー自身も「ポルノ、ポルノ!ポルノがやりたい!」とか騒いでたしね、ドンファン・デマルコを超える妖艶さだと、期待して行ったわけです。

ところが、妖艶かどうか拝見する前に、いきなりちょっと無理がありました。
10年前は18歳だったというのは、どうなんですか。
男ジョニー、41歳(涙)。いきなり泣けてきましたよ(涙)。

ジョニー曰く「脚本の冒頭3行を読んで、出演を即決した」
!!!
あなた、主人公の年齢が出てくるとこまで読まないで決めましたね!
そしてローレンス・ダンモア監督、断れなくなっちゃったんですね!

そして、セクスィ〜な場面、あ、あんまり、ありませんでしたね。さるお出産ならず(爆)。

映画自体はよかったです。
野性味がどうとか、猥雑さがこうとか、インモラルだとか狂気だとか耽美だとか、そういうことはみんなが書いていそうなので他のことを書きます。

あのね、感動します。終わりが近づくにつれて、苦しくなって泣きたくなってきます。ちょっと涙出ました。
ジョニー(役名もジョニーなので)は、野蛮に、高尚に、パンクな人生を生きた。より罪深く、より美しく、より激しく生きた。人々が重んじるすべてのことに戦いを挑まずにはいられない聖なる怪物は、自由を愛しすぎ、孤独に呪われ、罪に殉じた。
その頑なさや輝きよりも、奔放と引き換えの孤独に泣いた気がするし、悪魔だった男を哀れんだのかもしれず、おぞましい人生への羨望だったかもしれず、もしかしたらもっと単純に"この人生を観てしまった"というショックだったのかもしれない。嫌なものを突きつけられた心地よさで泣いたような、不思議な感動です。

そして、何より素晴らしいのが2人のエリザベス。はっきり言って、この人たちが主役です(汗)!
ジョニーを捨てた(同時に捨てられた)妻エリザベス。ジョニーが初めて本当に愛した女優エリザベス。
ジョニーの人生が終わろうとしたときに、悲痛などんでんがえしが待っているわけですよー。女優エリザベスはジョニーに別れを告げ、妻エリザベスは愛していると涙を流し感情を吐露し腐敗した男を抱きしめる、母親のように。す、すごいと思いました。衝撃っすよ。
2人のエリザベスによる、決別と告白は、美しすぎて痛いほどに、その名のとおりです。エリザベス(Elizabeth)、それは"神かけて誓う"という名前。いやー、素晴らしいなと思いました。
で、ジョニーの壮絶な人生を深々と彩った彼女たちが、より一層、ジョニーの醜さを際立たせる。

あーっ!わかったわかった!なんでさるお泣いたのかわかった!
美しすぎるものと醜すぎるものが共存しているから泣いたんだ。極端なものばかりが存在する世界だから、苦しくなって泣けたんだな。
自暴自棄なほどに奔放な寂しい男が捨てられる。ただそれだけなんだ。みっともない話なんだ。だから感動するんだよね。

そうそう、オープニングは素晴らしいですね。ざらざらして強いコントラスト、好きっす。
あとね、サマンサ・モートン演じる女優のエリザベスが、女優という生き物を見せてくれます。このシーンはこれはこれで感動もんです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 20:53| Comment(10) | TrackBack(40) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

05-06リーガ・エスパニョーラ 第33節 宝石同士の戦いは、なぜか負傷プチ祭り(涙)

さるおです。
If football is the king of sports, then it's fair to say that the Champions League is the jewel in the crown.
もしフットボールがスポーツの王なら、チャンピオンズリーグはその王冠に輝く宝石でる。

ええ、ええ、そうですとも。キラキラッと、光っておりますとも。バルサも、そしてビジャレアルも。
さるおはビジャレアルが大好きで、かなーり応援しておりますが、カンプ・ノウに来るってゆーんなら、んも〜、しょーがないなぁ、敵だYO!
2位に11ポイントの差をつけてほとんどラ・リーガ優勝間近だけど怪我人続出のバルサと、現在8位、このままだと来季はCLどころかUEFAカップも出られない、けど小生意気にも(笑)薄〜い選手層を駆使して"選手を温存"しちゃったりなんかしている、ビジャレアルの1戦。

ビジャレアルは今節もまた"選手の温存"ですか、首位相手に。そうですか。すごいですね。なにしろ、リケルメもフォルランもソリンもタッキナルディもマルコス・セナも、みーんないません。す、すごい、ある意味すごい気合いだ。CLに賭けてるってことですよ!CLを死ぬ気で獲りに行く勢いですよ!あのねー、これはリーガの記事ですけど、この際ここで、予言します。CL決勝は、バルサ対ビジャレアルです。(決定)
アーセナルは嫌いじゃないです。けっこう応援してる。ティエリ・アンリはあらゆる面で秀でたバランスのとれた世界最高のフットボーラー、間違いないっす。それはわかってます。だって、あの人汗かいてるの見たことないもん(爆)。でもなぜか、ビジャレアルは勝ちますね、アーセナルに。で、バルサもミランに勝って(信じています、泣きながら)、王冠の中央に輝くいちばんでかい宝石を競う。これは決定ですから。

で、今日のビジャレアルは、先頭をギジェルモ・フランコとホセ・マリが引っぱり、ゴールは次のCLに出られないビエラの代わりにマリアノ・バルボサが守る。リケルメの代わりはヨハン・クライフの最後の息子たちのひとり、ロジェール・ガルシア。
バルサは、センターにプジョルとエジミウソン、両サイドにオレゲールとジオ、中盤はイニエスタ、デコ、ファン・ボメル、攻撃陣はジュリ、エトー、ラーション。ロニーとレオ・メッシはお留守ですから、うちだって"温存"くらいできるんだ、ビジャレアルめ、まいったかーっ!わっはっはーっ!と思ったら違ってました(泣)。ロニーは足が痛いんですね。で、レオは右足の二頭筋の怪我が再発(大泣)、ぐわぁーっ、アルゼンチンに帰国ぅ〜?CL決勝に間に合うかどうか、微妙てあーた、なんてことだ(涙)、負けそうだYO!

はじめの15分くらいかな、バルサ絶好調でやたらに攻めまくっていたのは。ボメル兄さんがひたすらボールを折り返し、クロスを上げ続け、そこにヘンリクやら小さいおっさんやら、しまいにはオレゲールまで頭から突っ込んで来るぅ〜!流れるようにパスがつながり、キレイっす。
ところが、6分、ヘンリクがね、抜け出したーっ!と思ったら、肉、離れたーっ!
まずいっす、これはまずい。非常にまずい。ぴょこたんぴょこたん歩いてる。
ヘンリクがぴょこぴょこしてる間にも、厳しい角度から小さいおやじが直接狙ってみたり、エジミウソンも頭から突っ込んでみたり、ゲーム自体はいい感じですが、んがぁぁぁ、ヘンリク交代、エスケーロにバトンタッチです。まずいっす、これは非常にまずい。

で、10分、ペーニャを振り切りピチーチ・エトーが24ゴール目を決めたぁ!うおぉーっ!小さいジュリが祝福のためにエトーの肩をたたこうとしたが、おしりにまでしか手が届きませんでした。おしりぺんぺん。あんた小さすぎ(涙)。
調子いいっす。エスケーロの折り返しを起点に波状攻撃も出てきたぜ!
小さいおっさんが右足首痛いなぁとか、そーゆー場面はドキドキします。ヘンリクの怪我だけでもう充分に泣きそうなのに、これ以上の怪我はほんと困る。入らなかったけど、ボメル兄さんのミドルが久々に炸裂し、ちょっとほっとしたのもつかの間、なんと、ものすごい天パの(←関係ない)エスケーロが蹴られたぁー!うちの天パはボールじゃないんだYO!ってか、さっき入ったばっかりですから、この天パ。
こないだまでは立て続けにリハビリの旅に出る守備陣を見送ってばかりいましたが、今日は攻撃陣がつぎつぎとリハビリ王国に出かけて行きます。さるお泣きそう。
で、アルソの無茶なオーバーヘッド的ねそべりシュートを奇跡的に(泣)うちのバルデスが止め、ホセ・マリからのボールをフランコがシュートしてさるおがついに泣いたところで、34分マクシ・ロペス、来たぁーーーっ!こ、こんな早い時間に、ピッチに入れる、あと1時間もあるんでござる。しかも今日はジュリとの交代じゃないからね、あんた馬みたいにでかく見えるよーっ。

最初はよかった、とてもよかった。何しろピッチに入って2分後に、マクシがゴール!と思ったからね、さるおとジュリが。
でも数えてもらえませんでした。DFを引っぱったとかいうことで。そうは見えなかったけど。
ほんで、ロスタイム、イニ坊からのパスを小さいおっさんが折り返し、自分は小さいのに馬みたいなマクシにクロス!マクシ行けぇーっ!とまだ暗いうちからの苦情覚悟の絶叫むなしく、マクシ、力およばず、プジョルがホセ・マリに蹴られて前半終了っす。

後半いきなり、さるおのデコ(←この冠詞ひさしぶり)がDFを振り切ってシュート!すげぇすげぇ!入ったか!ぐわぁー、惜しい、サイドネットかぁ。いやでもやっぱデコはすげーよ。デコはすげー。しかし心酔するさるおの目の前で、今度はボメル兄さんが足痛そうです。今日はなんかいやだなぁ。
6分、マクシに蹴らせようとデコがパス、マクシ突っ込めぇーっ!とまたしても苦情覚悟の絶叫むなしく、マクシ、届きません、で、代わりに"こんなところで何してるんだ"のジオがシュート!多いですね、この人、ここぞという時、思いがけないところにいます。あんたはエライ。しかし入らず、キケ・アルバレスよ、うちの小さい年寄りを倒さないでくれ、と願っているうちに再びバルサの猛攻がはじまった。エトーとジュリがドリブルで粘りまくり、ボメル兄さんとエトーとデコが波状猛攻を繰り広げる。エトーもマクシにパスを出したりしているが、入らんです。っちゅーか、まずい、別の展開になってきた。
何かというと、マクシ・ロペスのポジショニングの悪さが俄然光ってきました(涙)。
ゴールを決めたいのはわかる。痛いほどわかる。それにさるおはキミの味方、これはずっと変わりません。
が、ゴール前で待っててもだめだ。動け、マクシ、もっとワイドに、広く動け。
解説の顔の大きい奥寺たちが「だめですねぇ」みたいなことを言うのを聞いているとつらいんです。エトーも厳しくなんか言ってます、とか、聞いてると悔しいんです。試合終了と同時に、ちょっと寂しそうなマクシの表情を観ると、さるおも寂しくなっちゃうんです。
でも、さるおはずっと待ってるし、信じてるし、応援し続ける。バルサでは、アルゼンチン人はプレーできない、そのジンクスはレオが破ったばかり。マクシ、キミにもできる、さるおはそれを知ってるよ。
コンビネーションがまだまだなんだよね、"息が合う"までには時間がかかる。リバープレートで大ウケだった冗談を、バルサで言ってみたらウケなかった。そんなもんさ。がんばれマクシ!

で、ゲームがどうなったかというと、フランコがシュートに来て、うちのマクシもシュートに行って、34分、デコに攻撃されたホシコの仇をとろうとキケ君がデコにむかって「われぇ、どこの組のもんじゃぁ!」「バルサじゃぁ!喧嘩なら相手になってやるけぇ!」と銃撃戦になりそうだったところに、割って入ったのが馬のようなマクシ(この場合はでかいという意味ではありません。争いを嫌う優しく穏やな子だと、そーゆーことですから)と真っ黒い顔のオレゲール。
36分にはデコからジュリで折り返し、マクシ突っ込めぇーっ!と何度目かの近所迷惑を経て、マクシ、ボールの元にたどり着けず、エクトル・フォントとホセ・マリの絶好の速攻をやっとこまぬがれ、バルデス得意のミスを拝見したたあと、39分ボメル兄さんとベレッチが交代。べれっちがちゅうばんー?と思いましたが、ベレッチのいつもの場所はオレゲールのほうがはるかに安心なので、ベレッチ君は今日はそこにいなさい。
そしてロスタイム、マクシもキックされてます。お願いだ、怪我させないでくれ。キケ君、うちのお馬さんはボールじゃないんだYO!ここで終了1-0勝利っす。

お互いにCL準決勝を目前にひかえているというのに、そして諸事情鑑みてもメンバー見ても、消化試合の匂いがプンプンなのに、なんで怪我人がでるんだよ、それじゃお互い困るだろー。"今日のところは穏やかに"とかいうことで利害が一致するはずが、そーはならない。ま、ビジャレアルはもうちょっと順位を上げたいはずだし。
ビジャレアルも大変だな、ペーニャ怪我したし。ものすごい応援しよーっと。
バルサもまさに満身創痍。ミラン戦がものすごい心配なんですけど。(あちらも怪我人に苦しんでますが)

あー、そうそう、プジョルさん、誕生日と今節の出場おおめでとうでございます。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 11:50| Comment(18) | TrackBack(12) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月15日

さるおのハリポタ辞典[人物] サラザール・スリザリン

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)、東の湿原からやってきた偉大な魔法使い。他の何にもまして、自らが野心・工夫に富むこと・決断を持ち、また他者に対しても野心・工夫に富むこと・決断を良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)の親友でした。
純血を重んじ、それゆえにホグワーツ魔法学校を追われることになります。

【名前の意味】
サラザール(Salazar)はポルトガルの準ファシスト独裁者アントニオ・デ・オリヴェイラ・サラザール(Anto´nio de Oliveira Salazar)にちなんだ名前です。
スリザリン(Slytherin)はもちろん"slithering"、(蛇が)滑る・這うという意味ですね。もうひとつ、陰険である(sly therein)という意味もかけていそうだな。
スリザリン家の紋章は緑地に銀色の蛇です。

【特徴】
床に届きそうな長い顎髭の、ちょっと猿みたいな顔の人です。蛇じゃなくていのかよ(笑)。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
"S"の文字を蛇でかたどった装飾の銀のロケット。
(スリザリンの末裔ガーント(Gaunt)家から、トム・リドルの母マロープ・ゴーント(Merope Gaunt)によって持ち出され、ノクターン横丁(Knockturn Alley)のBorgin and Burkesにいったん売却された後ヘプジバ・スミス(Hepzibah Smith)の手に渡る。その後ヴォルディが入手してHorcruxにしたが、謎の人物R.A.B.によって盗まれている)

【功績】
ゴドリック・グリフィンドール、ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
純血というイデオロギーはサラザール・スリザリンが生み出したもの。
ホグワーツを去る前、自分の後継者がいつか学校から純血以外の生徒を一掃すると信じて、ホグワーツ湖の下に秘密の部屋(the Chamber of Secrets)を造り、サラザール・スリザリンの子孫だけがコントロールできる巨大な蛇(Basilisk)を住まわせた。

【特殊技能】
記録された最古のパーセルマウス(Parselmouths)のひとりで、パーセルタン(Perseltongue/蛇語)がしゃべれる。
かなり優れたレジリメンス(Legilimens)。

【家族/血筋】
純血

【その他】
現代(って言っても2006年じゃなくて1997年(6巻目冒頭が1996年)のことですが)を生きるスリザリン、ヴォルデモート卿(Lord Voldemort)はスリザリン家の子孫です。ヴォルディにはコドモがいないので、スリザリン最後の1人です。
別エントリーにも書きましたが、ここにもヴォルディ誕生秘話を書いてみます。
(『HBP』のネタばれ→)スリザリン家は誇り高く、代々純血を守ってきた。マグル(Muggle)とハーフブラッド(Half-blood)を忌み嫌い、蔑んできた。その結果、ヴォルディママ、メローペ・ゴーント(Merope Gaunt)の世代は特に大変でしたね(泣)。近親婚を繰り返し、いわゆる"血が濃くなりすぎた"というやつで、ゴーント家はこのとき既に限界だったわけです。狂気に満ちていた。おとうちゃん(ヴォルディのグランパ、マーヴォロ・ゴーント(Marvolo Gaunt))は凶暴だし、兄モーフィン・ゴーント(Morfin Gaunt)は言うことをぜんぜん聞かない邪悪に歪みきった子になっちゃったし、プライドのあまり、日常会話がパーセルタン(Parseltongue)で交わされる、ヘンな家族になっちゃった。凶暴なおとうちゃんと邪悪な兄にいじめられ、ストレスのあまりヴォルディママはかなりスクイブ(Squib)に近い状態でした。手入れのされてない暗くて小さな家に住み、周囲のマグルからは"完全にいっちゃってる家族"だと思われ、代々引き継いだ家宝はあるけれどもお金はない。困窮をきわめていた。それでもなお、ゴーント家はスリザリンのプライドにしがみつき、異常なまでに頑なに純血を重んじた。
ところが、あろうことか、何よりも憎み蔑んでいたマグルの血が入ってきてしまう。そのマグルはヴォルディママと恋をしたのではない。魔法によって、無理矢理ママに恋させられた。
そして生まれたのがトム君。スリザリンのプライドに鑑みるなら、トム君こそが"穢れた血(Mudblood)"。抑圧され狂気を内に秘めたママと、愛を強要されたパパの間に生まれた、呪われたコドモ。いや、本当は、血などは既に穢れていたのに。
自然の力に逆らってしまったとき、サラザール(Salazar Slytherin)から1000年以上の時を経て、この世に悪魔が生まれた。自らのプライドが、悪魔を産み落としてしまった。
これがヴォルディ誕生までの経緯です。かわいそうっすねー。

【最後に・・・】
広い谷(平野)からやってきたハッフルパフの象徴は"大地(earth)"と"金貨(pentacles)"、湿原からやってきたスリザリンの象徴は"水(water)"と"杯(cup)"、ハッフルパフ寮とスリザリン寮は地下にあります。もしかしたら、"地にあるもの"同士で、宝を交換したかもしれません。
スィッチングの詳細はこちらをご覧下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 05:01| Comment(7) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さるおのハリポタ辞典[人物] ヘルガ・ハッフルパフ

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)は、南の広い谷からやってきた偉大な魔女。他の何にもまして、自らが正直さ・公正さ・勤勉さを持ち、また他者に対しても正直さ・公正さ・勤勉さを良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。

【名前の意味】
ハッフルパフ(Hufflepuff)は"then I'll huff and I'll puff and I'll blow your house in!"、つまり『三匹の子豚』に出てくる狼のセリフ「それならおれは腹を立て、ぷーぷー息を吹きつけて、おまえの家を吹き飛ばすぞ!」らしい(笑)。ほんとかよーっ。
ハッフルパフ家の紋章は黄色地に黒いアナグマです。

【特徴】
不明

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
小さな黄金のカップ
(いったんは子孫であるヘプジバ・スミス(Hepzibah Smith)に保有されるが、現在はヴォルディの手元にあって、Horcruxであると考えられている)

【功績】
ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
ホグワーツ城を建てるにあたり、彼女だけが、様々な多くの人々の協力を得ることができた、そしてそれは彼女がみんなに愛されていたからだという。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
不明

【その他】
リリー・ポッター(Lily Potter)やダンブルドア校長の分け隔てない公正さと勤勉さはハッフルパフ的ですねー。組み分け帽子が歌ったように、ハッフルパフはいい人っすね。

【最後に・・・】
広い谷(平野)からやってきたハッフルパフの象徴は"大地(earth)"と"金貨(pentacles)"、湿原からやってきたスリザリンの象徴は"水(water)"と"杯(cup)"、ハッフルパフ寮とスリザリン寮は地下にあります。もしかしたら、"地にあるもの"同士で、宝を交換したかもしれません。
スィッチングの詳細はこちらをご覧下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 01:06| Comment(8) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月14日

さるおのハリポタ辞典[人物] ロウェナ・レイヴンクロウ

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)は、北の峡谷からやってきた偉大な魔女。信じがたいほどの創造性を称賛された魔女です。他の何にもまして、自らが聡明さ・知恵・知識を持ち、また他者に対しても聡明さ・知恵・知識を良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。

【名前の意味】
ロウェナ(Rowena)はサクソン起源の名前で"名声(hrod)と喜び(wynn)"を意味するようです。
レイヴンクロウ家の紋章は青地に、本ではブロンズの鷲、映画では銀色のワタリガラスです。

【特徴】
不明

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
ちょっと特別な杖(たぶん)

【功績】
ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
ホグワーツ城の設計はロウェナ・レイヴンクロウの手によるものです。つまり、Room of Requirmentを含む、変動し続ける構造は彼女の傑出した知性が創造した大傑作ですね。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
不明

【最後に・・・】
荒野からやってきたグリフィンドールの象徴は"炎(fire)"と"杖(wand)"、峡谷からやってきたレイヴンクロウの象徴は"空気(air)"と"剣(sword)"、グリフィンドール寮とレイヴンクロウ寮はタワーにあります。あたかも、"地上にあるもの"同士で、宝を交換したかのよう。ということは、あの剣は・・・
スィッチングの詳細はこちらをご覧下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:32| Comment(4) | TrackBack(2) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

さるおのハリポタ辞典[人物] ゴドリック・グリフィンドール

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【人物紹介】
ゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)は、西の荒野からやってきた偉大な魔法使い。他の何にもまして、自らが勇気・決断・強さを持ち、また他者に対しても勇気・決断・強さを良しとした、ホグワーツ魔法学校の創設者4人のうちのひとりです。
当時最も優れたduellerで、マグル差別に真っ向反対したリーダーです。
サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)の親友でした。

【名前の意味】
ゴドリック(Godric)はアングロ・サクソンの名前で、"神と共に判決を下す者"という意味。ホグワーツ魔法学校の創設者4人の中の指導者的存在だったことがうかがえる。
グリフィンドール(Gryffindor)は、フランスの"Gryffon d'or"が由来で、勇気を象徴する太古のシンボル"黄金のグリフィン"を意味する。
グリフィンドール家の紋章は赤地に黄金のライオンです。
グリフィンは、鷲の翼を持つライオン。獣の王(King of the Beasts)であると同時に大空の王者(King of the Air)。かっこええですね。

【特徴】
チョコレート・フロッグのおまけ(魔法使いカード)によれば、赤毛、またはブロンドの魔法使い。

【杖】
不明

【パトロナス(守護)】
不明

【好きなもの/趣味】
不明

【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
不明

【持ち物】
ハリーがバシリスク(Basilisk)を殺すのに使用した銀の剣(Godric Gryffindor's sword)
組み分け帽子(The Sorting Hat)
(両方とも現在は校長のオフィスに保管されている)

【功績】
ヘルガ・ハッフルパフ(Helga Hufflepuff)ロウェナ・レイヴンクロウ(Rowena Ravenclaw)、サラザール・スリザリン(Salazar Slytherin)と共にホグワーツ魔法学校(Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry)を創設した。
マグル生まれ(Muggle-borns)の魔法使いのホグワーツ入学を支持した。

【特殊技能】
不明

【家族/血筋】
不明

【その他】
ところで、実際にイギリスにはゴドリック(Godric)という名の聖人がいました。11世紀か12世紀、決して聖人の列に加えられることのなかった人です。資料が少なくて、まるで伝説のような人ですが、知られている彼の行いとして、ハリポタと密接なおもしろい接点があります。
● ハンターから牡鹿を守った
● 蛇に火で暖まることを許した

なるほどー、牡鹿を守ったんですね。牡鹿というのは、ハリポタに読み替えるとジェームズ・ポッター(James Potter)ですよね。たしかに守りました、ハンターから。マグルの村Godric's Hollow(ゴドリックのくぼみ)はポッター家の隠れ場所。
で、蛇に慈悲を与えたと。蛇は、スリザリンとか、ヴォルディとか、そーゆーことですよね。

もうひとつついで。
グリフィンドール寮のシンボルは"赤字に黄金のライオン"です。ゴドリック・グリフィンドールは赤毛か金髪でした。ダンブルドア校長は、今は白髪だけど若い頃は赤毛。ホグワーツの校長室のドアノッカーはグリフィンのかたちで、グリフィンドールの剣と組み分け帽子、つまりゴドリックの遺品はダンブルドアの手元にあります。
!!!
Knock, Knock!
校長室のドアノッカーはグリフィン、グリフィン-ドア"Griffin-Door"!声に出して読んでください(笑)。校長室は、ゴドリック・グリフィンドールのオフィスだったのかな?
『CoS』でFewksが運んできた組み分け帽子から剣を取り出すことができたのはハリーです。ハリーがグリフィンドールの血の後継者だというのは、Joが否定していますが・・・。一方で、ダンブルドアがグリフィンドールの血筋だというのは、はっきりとは否定されていません。
(もう1つ、赤毛の血筋があります、ウィーズリー家、燃え立つ炎のように赤い髪です)
校長先生の気質、どちらかといえば分け隔てのないヘルガ・ハッフルパフの性格なんだけどな。
とういわけで、この話は『ハリポタ7 大予想』へとつながっていくわけです。

【最後に・・・】
荒野からやってきたグリフィンドールの象徴は"炎(fire)"と"杖(wand)"、峡谷からやってきたレイヴンクロウの象徴は"空気(air)"と"剣(sword)"、グリフィンドール寮とレイヴンクロウ寮はタワーにあります。あたかも、"地上にあるもの"同士で、宝を交換したかのよう。ということは、あの剣は・・・
スィッチングの詳細はこちらをご覧下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:34| Comment(4) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。