2006年04月12日

CHINPOKO MON RETURNS!!(邦題:『ちんぽこもん、再び』または『帰ってきたちんぽこもん』)

さるおです。
帰ってきたぜ!ぼくらのちんぽこもん
(わずか1行で読者全員大ブーイング)

というわけで、よい子は絶対におかあさんと一緒に読もう!読んではいけません。(泣きながら)
が、読んでしまおうという勇気ある同情すべきスタメンのみなさんは、"ちんぽこもん"の何たるかをご存じなければこちらからお読みください。あるいはこちらから。

映画『マンダレイ』を観て、人権問題やら民主主義の本質やら国際情勢やら自らが抱える傲慢さという闇やらに心を馳せ、深刻な感慨に浸りながら傷つき涙して東京メトロに乗った帰り道。
で、出たぁーーーっ!ちんぽこもん、まさかのリターンズ(涙)。

リターンズ拡大.jpg

JAPANの旗?こ、これは一体!
しかも羽根つき。ま、まさか、光るちんぽこ電気ネズミピ○チュウじゃないですよね。そっくりですけど、偶然ですよね。羽根つきですもんね。
涙出てきました。

ワールドカップ苦戦中.jpg ←クリックして拡大しようぜ!

「ワールドカップ、苦戦中?」
はじまってねーよ。
苦戦しているのは誰だ。ピーコ・ジャパンか、ちんぽこもんか。
と思ったら、
「ひと足早く「投票率のワールドカップ」を開催してみました。」
ぐわぁーーーっ!何かの陰謀?
イタリア、オランダ、スウェーデン、ドイツ、ちんぽこもん、まさかの5カ国開催。
右の人、あなたポルトガル代表ですか、上下色が逆なんですけど。っちゅーか参加国からもれてますから。
で、左の人、もしやそれは04-05ドイツ代表のセカンドユニですか。メトロに貼るにはちょっとマニアックすぎるような・・・。

きわめつけは左上の唐突すぎるメッセージ。
「ちょっと読んでみまセンキョ?」(まさかの全身脱力)
思いっきり泣きたいですよね。

(涙を拭いて)戦えぼくらのちんぽこもんすたー!

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 04:16| Comment(6) | TrackBack(0) | そっくりじゃねーか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

映画鑑賞感想文『マンダレイ』

さるおです。
『MANDERLAY/マンダレイ』を劇場で観たよ。観るにあたっての意気込み(笑)はこちらです。
監督はラース・フォン・トリアー(Lars von Trier)。
出演は『THE VILLAGE/ヴィレッジ』のブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard)、お喋り黒人にダニー・グローヴァー(Danny Glover)、誇り高き黒人にイザーク・ド・バンコレ(saach De Bankole)、グレースパパはウィレム・デフォー(Willem Dafoe)、女主人は『ドッグヴィル』に続きローレン・バコール(Lauren Bacall)、『ドッグヴィル』『THE BROWN BUNNY/ブラウン・バニー』のクロエ・セヴィニー(Chloe Sevigny)。

ラース君ね、80年代以降、ひとり3部作マニアでござる。
『THE ELEMENT OF CRIME (FORBRYDELSENS ELEMENT)/エレメント・オブ・クライム』『EPIDEMIC/エピデミック』『EUROPA (ZENTROPA)/ヨーロッパ』でヨーロッパ3部作、『BREAKING THE WAVES/奇跡の海』『THE IDIOTS/イディオッツ』『DANCER IN THE DARK/ダンサー・イン・ザ・ダーク』でゴールドハート3部作、『DOGVILLE/ドッグヴィル』『MANDERLAY/マンダレイ』『WASHINGTON/ワシントン』でアメリカ3部作。

で、どうだったのか、こーゆー作品は深々と考察してみます。

『マンダレイ』は一見、観る人によって解釈に幅のある『ドッグヴィル』に比べ、批判対象が明確になったように見えます。独善的を通り越して偽善に満ち満ちたアメリカ批判であり、空想の政策に興じるリベラリスト批判であり、もっと言ってしまえばブッシュ批判でござるね。
たしかにそうではあるけれど、それにしてもこの作品にはくっきと別の2つの顔があるな。なぜなら、『マンダレイ』が扱ったアメリカ的民主主義は、閉ざされた大農園マンダレイ内の奴隷制度に対して適用されると同時に、国外に輸出されているから。

飼われていた鳥は"自由"に適応できない。

グレースにはそれがわからない。かつてカナリアを死なせてもなお、グレースにはわからない。わからないというより、我慢ならんのですわ。「あなたに自由を!」そう叫ばずにいられない、正義と愚かさをひきずって生きている女神なんである。
飼い始めたことが過ちなのであり、カゴの中のカナリアの存在が正すべき過ちなのではない。飼い主に向かって「カナリアが外で生きられる知恵と力を返してやれ」と言うならいいが、カゴの中しか知らないカナリアに向かって「あなたは自由だ、勝手に生きろ」と言ってみても残酷なだけである。カナリアにとって初めて直面する自由ほどおっかないものはねーずら。本当の民主主義は、教育された個人を育成し、その個人に知恵と判断力を要求する社会のことなんでござる。
"議論され尽くした人権問題"などと一笑してはいけないな。ぜんぜん終わってないどころか"人権"だけでなくなって勘違いされてる。

グレースはドッグヴィルで"権力の有効性"を学びました。んで、マンダレイ農園の奴隷制度撤廃に向けてさっそく権力を行使し"悪"を制圧すると、民主主義の布教活動を始める。ところが、民主化までの道のりは困難で、ついにグレースの民主主義は敗北に至ります。
短期的に見て軍事的には勝利したように見えたものの、未だにアメリカ的民主主義を押し付けることができない、イラク情勢に酷似しておる。
いや、イラク情勢だけではねぇよ。これまでに何度も、世界で起こったことですね。

さるお的には、『マンダレイ』は人権問題を題材とした作品というよりも、"アメリカ的民主主義の輸出"を扱った作品に思えます。なぜなら、劇中に"石油"と"他の強国"が登場したから。
グレースは"誇り高き黒人"ティモシーに恋をする。そう、マンダレイ農園を制圧し、弱者を教育し、もっとマシな世界にしようと思っていたら、思いがけず、"欲しいモノ"を見っけてしまった。なにがなんでも手に入れたい。欲望が止められないのでございます。そして最後にはそれを手に入れるが、思っていたほど美しくはなく、グレースは落胆と怒りの報復としてティモシーを鞭打つ。
一方、マンダレイ農園から逃げ出そうとした奴隷がいる。彼は"ある別の女性"にたすけを求めるが、その女性はまるでグレースと同じように武力を引きつれ奴隷の元に現れる。救うどころか、グレースよりもっと残酷にもっと素早く奴隷を追いつめ、逃げるはずの奴隷は、逃げることができなかった。
ティモシーが資源の保有者で、グレースがアメリカなら、"ある別の女性"はどこの国なのか。『マンダレイ』は、まるで世界地図である。

マンダレイ農園の住人には、善人がいない。たしかに奴隷は弱者であり被害者であるけれど、決して善人として描かれることはなく、ヒーローは登場しません。唯一のヒロインであるよそ者グレースは、高潔な人物だけれど、独りよがりの理想に燃えてすべてを台無しにしていく、手に負えないばかちんです。
「ブッシュはこの方法で物事が改善されると彼が本当に考えているからだ。かれはそれを信じ切っている。そしてグレースもね。完全に。」
これはラース君の言葉である。が、さるおはこれについては反対っす。ブッシュは善人ではない。ブッシュは、大量破壊兵器があるからイラクを退治しようとしたんじゃなくて、資源があって大量破壊兵器がないから攻撃したんだと、もちろんさるおは思っている。
最後の部分、「グレースもね。完全に。」これは真実ですね。グレースは善人です。純粋で、自由と民主主義を信じ、理想に燃える、美しく愚かな女神。はじめっからティモシー目当てでマンダレイ農園に来たわけじゃない。
ということは、グレースパパは、たしかにアメリカの象徴で、グレースはアメリカ政府の出先機関なんだけど、グレースがアメリカの象徴などであるはずないぞ。すくなくとも、アメリカ"政府"の象徴にはなり得ない。もしかしたら、盲目的すぎて空恐ろしいばかばかしさは感じるものの、部分的に、アメリカ人の象徴ではあるかもしれないです。出先機関の象徴だけれど曖昧にしたということですかね。

そういえば、さるおね、『ドッグヴィル』のときね、「アンチ・アメリカ・ムービーかもしれないが、そんなことを差っ引いてもこの映画はおもしろい」と思ったんでした。なので今回も、突然ですが、差っ引くことにしてみます(笑)。
なにしろラース君自身が、「『マンダレイ』はデンマークのことでもある」と言っているし、アメリカにこだわらずに考えてみます。

「私たちはここで7時に夕食をとってきた。これからは何時に夕食の席につけばいのか」このきわめて深刻な間抜けな問いは、すなわち"未知の自由にともなう責任"の恐ろしさであるのに、「あなたは自由だ」などと途方もない思い上がりを口にして本人は励ました気になっている。
民主主義かどうかはともかく、人は身勝手な信念に夢中になり、他者にもそれを押し付けようとする。人は、"その人に良かれ"かどうか正しく判断する前に、"良かれ"と思いこんで偏見を貫いてしまう。常に偏見に支配されているくせに、自分は"差別"などというものとは無関係だと思い込み、いつまででも差別と区別を履き違える。

あー、またしても、さるおたちが住む社会です。
『ドッグヴィル』は他人事ではなくってね、理性に鞭打つおっそろしい作品でした。さるお、ラース君に怒られたと思ったよぅ。
で、『マンダレイ』はさるおとはちょっと距離があるな、アメリカの話だしな、と思って気楽に観ていたが、違いましたね。またしてもさるおのことですか。そうですか。心が痛い。他人事じゃないYO!

ということで、アメリカを差っ引いても深みのあった『マンダレイ』、最後にもう1度、世界地図として、そして身近な社会の象徴として眺めなおしながら、希望と絶望を噛みしめてみたいと思います(涙)。

さて、"ママの法律"を書いたのは誰だったか。
ため息出るな。この世界は、すべて茶番劇です。ときに、自分自身の喜怒哀楽すらアホらしくなるほどに、この世界なんて、ただの茶番です。弱者もまた怠惰のシステムを生み出す、それが人の本質。
この茶番が規律を生み、生きる術を共有する唯一の手段となっていると同時に、貧富の差を生み続ける。なんかもう、ため息出んね。
被害者も加害者も、強者も弱者も、支配者も奴隷も、王も家来も、みんな台本どおりに生きてるだけですから。茶番に気づいていないのは、おバカなグレースただひとり。涙出ますね。
この大局的な見方は、あってると思います。涙出ますが。世界地図なんてこんなもんです。

ところがです。これだけバカだバカだと言っておきながら、ここまで考えて初めて、見えてくるものがありますよ!俄然輝いてくるものがありますよ!
身近な社会に戻ってみると、グレースの確固たる正義が、頑ななまでの純粋さが、ここまでくるとやっぱり、救いのような気がしますよね!(←無理ですかね)
とりあえず、グレースの正義と実直さは、自分の心の中にも育てておこうと思いました。

そして、マンダレイ公式時間。止まった時計を動かして定めた公式時間ね。マンダレイの時計で7時、それはグレースパパの時計で7時10分。ここには皮肉のすべてが集約されています。グレースは、グレースが抗い続ける"アメリカ人"になってしまいました。
ミイラ採りがミイラだYO!
涙出ますね、やっぱり。

どーでもいいことですが、こりゃニコールには無理だわ(笑)。やらないやらない。
ブライス素っ裸で足の間にカメラ持ったラース君(笑)。ニコールには無理だ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 03:06| Comment(12) | TrackBack(21) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月10日

05-06リーガ・エスパニョーラ 第32節 ボール3個でラシンと打ち合い?エンパテ祭りまだまだ開催中

さるおです。
なんかなー、ドローばっかだなー。なんかなー、判定オカシイなー。
バルサはなんだかんだでマラガ戦からドロー続き、ドロースパイラルが底なしになってます。が、ついにリーガ全体にまさかの拡大感染。今節のリーガはエンパテ(ドロー)祭り開催中だYO!全試合の7割がドローて(爆)。
それに、ラシン1点目、アントニート君の同点弾ね、直前の、うちの無法者ベレッチ君への勇気あるファールをとってください、と思いましたね。が、終わりごろにはうちの頭のデカイ男が見逃してもらってるので、おあいこだとも思いましたが、判定ってあんなにテキトーでいいのかよ。すごい素人シゴトを繰り広げております(泣)。

で、そのラシン・サンタンデール戦。人手不足のCBでプジョルと組むのはバルサBのロドリちゃん、両サイドは守備のできない男ベレッチと、反対側にシウビーニョ、中盤の底にイニエスタ、ファン・ボメルと、あ!オレゲールだ!と思ったら真っ黒い顔のデコ、右に小さいおっさん、中央にエトー、ロニーの位置にヘンリクです。
ベンチにマクシ・ロペス君やらエスケーロやら、頭のでっかい男がおるでー。
ラシンの方はバルサのダミア君が先発です。好きだな、この子。

前半はねー、驚いた、まさかの打ち合いっすよ。メロがプジョルに跳び蹴りなんかしやがって、あぶねーじゃねーか、人手不足なんだぞ!と怒っていたら、あっという間にバルサ先制。17分、ピッチ中央でのパス交換からボメル兄さんがヘンリクに縦パス!うぉーっ!決めたぁーっ!やっぱヘンケはすごいっす。12ゴール目。リーガでも世界でも、ダントツぶっちぎりの得点効率だYO!
で、よろこんでいたらこれまたあっという間に返された(泣)。18分、上述のシーン、アントニートがごくごくわずかなワンタッチの後、振り向きざまに足を振り抜いた!ぐわぁー、すげぇ。1-1っす。
で、にわかにゲームは壮絶な打ち合いへ。ラシンとね(笑)、ラシンと。(←他意はありません)
22分にはオスカル・セラーノが完璧なボールコントロールからシュート!これで逆転2-1。
32分、デコからジュリにパス、小さいおっさんったら見事な切り返しでDFをかわし、超ていねいにボールをエトーの足下に転がしたぁ!エトー来たぁ!2-2、バルサが追いつく。
今日はデコがばんばんシュートに行ってますが入らず、ダミア君もだんだんとバルサゴールに迫りつつ、前半終了。

後半は10分でベレッチとガブリが交代。「ベレッチは守備の面で不安でもあったんでしょうか」て(爆)。意味を成さない驚きのW実況の質の高さに涙を流しながら観戦しておりましたが、あー、打ち合いは終わったのか、ちょっとつまんねーな。とテンションが下がってきたころに、ロドリとエジミウソンが交代、で、その後だよ〜!後半30分。来たぁーーーっ!マクシ・ロペス投入!待ってたぜ!マクシ、愛してるぜ
そうです、この人を投入するときは、ジュリを下げたほうがいーんです。ジュリなんてマクシの膝までしか身長ありませんから。マクシなんて、近くにジュリがいたら、もうほとんど馬ですから。交代シーンは大変なんです。ジュリのめいっぱいのハイタッチがマクシの腿に触ってマクシは気づかないという・・・(言い過ぎ)
とにかく一緒に使わないでくれ。ものすごい遠近法が効きまくっているようで、テレビの画面に歪んだ時空が出現、さるおの距離感まさかの崩壊ですからね。

で、31分にいきなりチャンスだぁ!ヘンリクからフリーのマクシにパスが出る!よっしゃ、蹴ったぁー!DFに当たったぁー、残念!("蹴った"ということでよろこんでいていいのかね)
マクシ、得点はなりませんでした。でもさるおはずっとマクシを応援してきたし、これからも応援してる。この子には、がんばって輝いてほしいのだ。

ところで、36分にダミアとアントニオ・トマースが交代。ダミアもね、ほんと、いい子。ボメル兄さんとエトーのおしりを触っておうちに帰ったよ(笑)。やっぱあれかな、エトーには、ラシンのファンってお行儀悪くてごっめーん!みたいなことかな。

そうそう、ロスタイムにプジョル黄札2枚目で退場っすね。まぁいいや、ゆっくり休んどいてください。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 18:48| Comment(10) | TrackBack(11) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

読むと発狂する(泣)と言われる、狂人が書いた狂気の小説『ドグラマグラ』

さるおです。
ひとつ前のエントリーに書いた映画『ドグラ・マグラ』の感想文、「映像化できてねーな」という目もあてられない結論になってしまった罪悪感に駆られ(汗)、小説の方のことをもう少しだけ書いてみます。映画がすごくダメダメだったわけじゃなくて、なんつーか、すでに"映画"という次元で評価することが不可能な、えーっと、小説の時点で思いっきり怪作なわけで、えーっと、ごめんなさい。

どういう話かというと、"アンポンタン・ポカン君"が(←いきなりですみません)、時計の音とともに、一切の記憶を失い暗い部屋の中で目覚める。自分が誰だか分からないけれども、精神病棟に入れられている。そこに教授が現れて、"狂人解放治療"に参加させられたり、記憶を取り戻すために分厚い書類を見せられるんだけど、あちこちにものすごーい意味深なポカン君自身についてのヒントが散らばっているわけです。すべての登場人物について、ポカン君との"隠された関係"を推理しながら読まないといけない。
ほんでその書類は何かって言うと、ある別の教授の遺書と論文で、異常心理が引き起こしたある奇妙な事件について詳細が盛り込まれている。この書類を読み終えたとき、なんと背後からびっくりする人物が現れて、とんでもなく謎めいてとんでもなくおっそろしい真相がついに語られる。登場人物それぞれの立ち位置、そして、ポカン君とは何者かについて、読者は相当に混乱します。複雑で、極めて怪奇なストーリー。

話長いしね、戦前(昭和10年)に書かれた本なので"今の現代語"ではありません。けど、読みやすい。戸惑うのは初めの数ページだけで、あとはテンポのいい語り口と奇妙で巧妙な謎にひっぱられてぐんぐん読める。
"精神病院はこの世の生地獄"と喝破する、チャカポコ、チャカポコ♪いう歌なんて、聞いたことないくせに、頭の中で勝手にメロディがつきそうに軽快っす。

この小説で驚くのは、ストーリー展開もさることながら、作者・夢野久作の先見性です。

"脳髄は物を考える処に非ず"
書いたの戦前だYO!あまりに衝撃的でござる。
人の脳は、脳のことだけは解き明かすことができないという究極のパラドックスをミステリー小説の中で論じる夢野久作、まるで大脳生理学者っすね。

で、精神病患者と健常人に境目はなくて、誰でもみんな歪んでいて紙一重なんだって。書いたの戦前だYO!こりゃ物議を醸し出す。

そして"胎児の夢"。これはほんと、すごいっす!胎児は、先祖代々遡って、進化の過程を遡って、太古の生命だったころからの記憶(体験)のすべてを夢として見ているという。母親の体内で長い長いそれらの記憶(体験)を追体験して、強烈な遺恨や執着や怨念を細胞ひとつひとつにしっかりと記憶させて生まれてくると。これは荒唐無稽なイマジネーションであると同時に、ある意味、生物学的に間違っていると言えないっすね。胎児って、受精卵から人のカタチになるまでに、進化の過程をたどってます、本当に。一時期、エラのある魚のカタチだったりするもんな。それに、細胞ひとつひとつが記憶装置だというのも、あってますね。(ちなみに、チャールズ・ロバート・ダーウィンの『種の起源』は1859年、グレゴール・ヨハン・メンデルがえんどうまめを栽培していたのは1865年、DNAの発見は1869年だけど、それが遺伝物質だと証明されたのは1944年です。昭和10年は1935年っすよ。で、書き終わったとたんに、1936年3月11日に久作さんは亡くなりました)

昭和初期にこんなもん書いちゃって、ほんとすごいっす。すごくて、キケンです。
胎児よ、胎児、なぜ躍る。母親の心がわかっておそろしいのか。
まさに、狂人が書いた狂気の小説。

『ドグラ・マグラ』は一言で言うと"狂人が書いた推理小説"。強烈な怨念や執着を、"遺伝する記憶"として扱ったキワモノでござる。
しかも、推理小説に絶対なければならないはずの時間軸が、ぶれるぶれる。主観と時間軸が交錯して、まさに迷宮。
そればかりか、この小説の中では、繰り返しが多用される。夢の中で見た夢の、その中で見た夢は、果たしてただの夢だろうか?あらゆる場面でこのフラクタルな入れ子構造に気づかされる。ところが、今自分がどの階層にいるのかと聞かれると、ドグラ・マグラ・ワールドの内側からいくら眺めても決して知ることがない。まさに迷宮。
ある日起こった事件について、その翌日になって客観的に思い出しながら語る教授の言葉、によって、その事件を追体験する自分、についての夢を見ることでまた追体験する自分?ぐはぁーっ、まさに迷宮。認識がくつがえり、時間がくつがえり、物語自体がくつがえる。証拠は繰り返されるたびに曖昧さを増していく。

読み終わると考えますね。
アンポンタン・ポカン君と呉一郎は同一なのか?
正木(まさき・イニシャルはM)教授と若林(わかばやし・イニシャルはW)教授はなぜそっくりで、なぜ正反対なのか?(若林教授は椅子に座るとグズグズと正木サイズになっちゃうけど)

答えはそう簡単には出ません。ほんで、答えがみつかるまで、どうーしても考えることを止めさせてくれない(笑)。それが堂廻眩暈の『ドグラ・マグラ』。

これを愛読書と言ってしまって周りから心配されないかどうかが甚だ心配ですが(←さるお的パラドックス。さるおよ、おまえはアンポンタン・ポカン君か)、おもしろいっす。さるおは大好きです。
青空文庫でいろいろ読めるよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 02:24| Comment(3) | TrackBack(3) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月08日

映画鑑賞感想文『ドグラ・マグラ』

さるおです。
1988年の邦画『ドグラ・マグラ』を劇場で観たよ。
原作はあの(どの?)頭のオカシイ(←褒めている)夢野久作。
監督は松本俊夫。この人の作品(『薔薇の葬列』『修羅』『十六歳の戦争』など)の中では本作はきわめて評価低いです(涙)。
出演は、桂枝雀、松田洋治、三沢恵里、室田日出男、江波杏子、森本レオ、小林かおり、渡辺文雄、灰地順。

ドグラマグラ本と映画.jpg ←クリックして拡大してじっくり見なはれ

夢野久作っていうのはもう亡くなった作家さんの名前。気狂った話ばっかり書いたヘンな作家さんである。「この小説を書くために生まれてきた」なんつって、『ドグラ・マグラ』を書いたら本当に死んじゃった。
勇気をふりしぼって言ってしまうが、ハリポタに次ぐ(笑)さるおの愛読書だYO!
おもしろくって、数年あけてまた読み返したりしている。

映画化不可能といわれた『○○○』が、ついに待望の映画化!

という言葉はよく聞くぞ(笑)。映画化不可能っぽい小説って、きっといっぱいあるんだな。けど、ほんとにほんとに不可能なのは、とにかく、奇書『ドグラ・マグラ』です。(断言)
本読んで、カネ払って映画館で観てさ、映像化できてねーな、としみじみ思いましたよ(涙)。

原作を読んでみればわかる、こりゃ無理だ。
なぜ無理なのかというと、言語というより、中枢神経に直接語りかける幻惑そのものだからです。読みながら、なんとか思考を経由しようとふんばるんですけど、おもしろすぎて複雑すぎて恐ろしすぎる、ぐるぐると果てしない倒錯の迷宮小説なんだわ。
世界観は直接タイトル『ドグラ・マグラ』に反映されている。どうどうめぐりのめくらまし。メビウスの輪のように、終わりのない夢と狂気と倒錯した快楽の物語。

映画『ドグラ・マグラ』は怪奇探偵小説『ドグラ・マグラ』を映像化した"意欲作"。意欲は感じるが、映画を観ても話はぜんぜんわからない(笑)。不思議なままで終わります(笑)。

人を殺して記憶喪失になった青年、ふたりの精神科医の謎の接点、衝撃的な論文・・・現実に起きたのか、頭の中のできごとなのか、果たして終わりはあるのか・・・ほらね、さるおもまるで表現できない。
スタメンのみんな!たった今、「どんな話かわかんねーよ」って思いましたね!

この本は本当は人に勧めたいんだけど、とにかくあなたの脳にぐいぐい入り込んで入りきらなくて溢れて困るのは間違いない。
デヴィッド・リンチ(David Lynch)のTVドラマ『TWIN PEAKS/ツインピークス』とフランソワ・オゾン(Francois Ozon)の『SWIMMING POOL/スイミング・プール』を足して、スケールを20倍にした感じ(笑)。
スタメンのよい子のみんな!たった今、「わかんねーつってんだろーが」ってまた思いましたね!

夢野久作原作の映画は他にもある(『夢野久作の少女地獄』『瓶詰め地獄』『ユメノ銀河』)が、まぁミステリーということで片づくものばかり。究極の不思議ワールドを体験するなら『ドグラ・マグラ』だぜ!(本のがいいけどね。)

小説『ドグラ・マグラ』についてもう少し書いてみたのでこちらをご覧ください。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 21:59| Comment(8) | TrackBack(0) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月07日

ニッポンの甘いモノ食いまくり

さるおです。
お菓子食ってます。京都のお菓子です。

もなか.jpg ←クリックすると拡大

京菓子司"俵屋吉富"の『銘菓貴久万毛利』、甘い甘い、めまいするほど甘いっす。喉乾くな、お茶でおなかがぶくぶくいってる。
二条城で、今しか売ってない逸品でござる。丹波の大納言小豆を炊いた粒餡がどっしりの松露風モナカ、あー、菊のかたちっすね。まっしろでキレイだな。3個目いくか。

麩せんべい.jpg

こちらも同じく"俵屋吉富"の禁裏御所おせん『菊華仙』、これも二条城のやつ。甘いの7割しょっぱいの3割の麩焼煎餅、キッカセンはキクマモリと対称的にかるいっすね。

!!!

金箔.jpg

むはぁーっ、ゴールド出たぁーっ!
こりゃ食うにしちゃでかいゴージャスな金箔。

京えくぼ.jpg

これは和三盆のお菓子『京えくぼ』。ふんわり甘くてふんわり溶けちゃう、和三盆は美味いっすよ。大好き。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月06日

欧州チャンピオンズリーグ クォーターファイナル バルサ準決勝へ!(ひそかにペティのハンド祭り)

さるおです。
ヌノ・ゴメス君、さるおはあんたが好きだけど、累積消化明けなのに今日は怪我でお休みしてくれてありがとう。うちもレオがお休みだぜ!と思いながら、プーさんみたいなクーマン率いるSLベンフィカを迎え撃つ!あちらの1トップはミッコリ君です。怖いんですけど。

CBはプジョルとオレゲール、サイドはベレッチ、ジオ。すっかり頼もしい白い悪魔イニエスタが中盤の底を支え、すぐ前にファン・ボメルとデコ、んで前線はラーション、エトー、ロニー。

開始早々、中盤のデコが前線のヘンリクへパス。戻してボメル兄さん。最近のファン・ボメルは、打てそうなときにシュート打たないわ、誰かが待っててもパス出せないわで、タイミングがズレズレなんだけど、侮るなかれ、PKだけは手に入れる(笑)。今日もペティート君の手めがけてボールを蹴ったYO!むははははーっ!ハンドだぜ。
ところがこれを決められなかった。1st.legではひとりで勝手にテンパッていたモレット君、ロニーのFK止めたぁーっ!ロニーが落胆と悔しさとイライラと呵責を全部混ぜたような表情をしている。
続いてエトーのキレイな股抜きパスを、右のヘンリクがゴール前に折り返し、そこにデコが猛然と走り込む。ボールを抱え込んだモレット君の頭に、ぐはー、今さら勢いを止められないデコが脛キック。ぜんぜんわざとじゃないです。事故です、事故。デコが心配して寝そべるモレット君にかがみ込み、「だいじょうぶ、あなた?」なんつって介抱し始めましたが、あえなく黄札。んがぁ〜、次は出られねぇよ。バルサ、ピンチの大スパイラルは終わることがありません(汗)。

しかーし、ベンフィカにパスをつながせないバルサ、ついに来たぁーーーっ!19分、ボメル兄さんがベトをしつこく子犬のように追いかけまわし逃げまどっているところへ追い討ちのようなエトーの守備。ボール獲ったぁー!すかさずベンフィカ守備を突破して右から低いクロス!ニアにヘンリク、ファーにロニー!ロニー来たぁーーーっ!バルサ先制1-0、ふんがー!
しかもじゃんじゃん追加点のチャンスっす。25分、エトーがボールを追って蹴り上げたぁ。ぐわぁー、ループで決まってたら超かっこええとこだったのに。
40分にはレオ(メッシじゃないよ、敵様っす)のミスキックをボメルがフリーでシュート。惜しい!あまりに惜しい!
次の瞬間には中盤のイニ坊が前線のド根性プジョルに大きくクロス!え?ぜんせんのぷじょる?ぜんせんにぷじょるぅ?ぐわぁー、出た、ド根性プジョルの攻撃。

ど根性プジョル.jpg

前半終了間際まで、攻め続けるバルサ。43分にはエトーが鋭く切り込んでクロス。44分にはデコのクロスにヘンリクがヘッドを合わせようとする。

というわけで1-0で折り返し。先制できてよかった、それは本当によかった。しかーし、追加点がないことが、後半これほどまでにさるおを疲れさせるとは・・・
そりゃそうです。先制されたベンフィカ、後がないもん、崖っぷち、後半は猛攻に決まっとる。で、バルサの苦手なカウンター戦略だぞ。
うちはほら、案の定ベレッチが上がってばかりで帰ってこない(笑)。ヘンリクとプジョルと、みなさんに支えられて、自由気ままにサイドを走っているんだYO!あぶねーずら。
さらに、今日のド根性プジョルはフォワード登録(笑)。いや、もちろん守備はいつもとかわりなくド根性でちゃんとやってますが、とにかく、気がつくと前線にいるYO!ほんでもって、オレゲールも上がってるぅ〜!オレゲールは最近頼もしくてね、バルサを危機から救いまくっているんですが、今日はたまにね、上がってっちゃボール失くしてるぅ〜。あぶねーずら。
がんばっているのはジオとイニ坊っす。イニ坊って、ほんとすごい。最近褒めちぎっておりますが、称賛の言葉が見当たらないくらいにすごい。前半は中盤の底に徹してボールをさばき、ボールを奪いまくってた。デコが黄札をもらってからは、極めて攻撃的な守備に奔走しているが、この子には笛が鳴りません。うますぎ。
で、後半は右にロニー、左にエトーという、いつもと逆のポジショニングをベースに、それでも縦横無尽に動き回りながらスタートっす。

あー、やっぱ攻めにきてる。60分、縦パスに抜け出したミッコリが疾走してきてクロス!シモンが走り込んできてシュート!
あっぶねー!ド根性プジョルは前の方に出かけてて留守ですから。大ピンチっす。決まってておかしくない。むはー、こーゆーのって、敵の思う壷じゃねーかよ。
ここからですね、あぶないシーンが続くのは。ベレッチとオレゲールも前の方に出かけてっちゃぁルーズです(涙)。隙を見つけちゃ、ミッコリがシュートに来る。
あぶないよ、ほんとあぶない。心臓によくないって。1st.legはスコアレスドロー、1点返されて追いつかれたら、それは"追い越された"ことを意味します。敗北を意味します。ロニーの顔にもプジョルの顔にも笑顔は無いぞ。ライカールトも焦りまくった表情で両手をぶんぶん振り回している。追いつめられているのはリードしているバルサ、余裕があるのは負けているベンフィカ。
ほら、プーさんみたいなクーマンなんて、座ってハチミツ食ってるぅーっ!

クーマン.jpg

焦るあまり、ついにエトーも"とりあえず"のオーバーヘッド(笑)。
あいかわらず打ちまくっているミッコリからまたしても笛なしでボールを奪うイニ坊はほんとたいしたもんですが、だんだんとベンフィカの猛攻が"波状攻撃"になってくる。
プーさんみたいなクーマンは、もう潔い表情をしている。いいね、こーゆーのは気持ちいい。
84分、ファン・ボメルに代わってピッチに入るのは、バケツで水をかぶった怪我明けエジミウソン。なんでいつもこの人はびしょ濡れなんですかね。ヘンリクとジュリも交代っす。
そしてまたしても大ピンチ。FKから、カラグニスのシュート!
えーん、もう勘弁してください。緊張しっぱなしで、さるお疲れちゃったよ(泣)。早く90分になればいいのに。はぁはぁはぁ。

そして最後の最後に、やっと訪れた勝利の瞬間!さるおがすっかり息切れした89分、ロニーから前線のベレッチにパス。え?ぜんせんのべれっちぃ?(←しつこい)
とにかくベレッチが右からゴール正面のエトーに完璧なクロスを放り込み、エトーがぴたりと計算し尽くしたボレーを決めたぁーーーっ!やったぁ、2-0で勝ち抜けた。ぐうぉぉぉーっ!
ベンチではライカーの横で、さるおが恋しくて恋しくてしょーがないマクシ・ロペスも吠えている!ぐぁはははは!

しかし疲れたね。ぐったりだ。
なんかもう、先のことは考えられませんが、準決勝はミラン戦です。1st.leg、まずは向こう(サンシーロ)へ出かけていって、2つめをカンプ・ノウでやります。
そーいや、つい先日、デメトリオ・アルベルティーニの引退試合で対戦したばっかりですが(笑)、今度はね、あーゆーんじゃないからな。
勝つよ。絶対勝つ。これはもう決まったことですから。バルサはCL獲るんです。(決定)

というわけで、ミラニスタのみなさん、今のバルサは正直傷だらけですけど、まぁ見てろ、うちは負けねーよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 07:15| Comment(26) | TrackBack(23) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月05日

欧州チャンピオンズリーグ クォーターファイナル GO!GO!ビジャレアル!リケルメ必見&血みどろソリンがおらが村で決戦だぁ!

さるおです。
村民コーフン、さるおもコーフン。ふんがふんがー。
こーゆーのを本当の大番狂わせってゆーんです。さるおね、チャンピオンズ・リーグのグループリーグがはじまった時から、ビジャレアルがグループDに分けられた瞬間から、ずっとずっと応援してたよー。
勝ち上がって来い!ずっと上まで来い!そう思って応援してた。

舞台はおらが村、エル・マドリガル。偉大なる聖堂と呼ばれるそのスタジアムは、おらが村の全人口4万人のうちの2人に1人が観に来て満席、つまり全人口の1/4にのぼる(しかいない)ソシオがみんなひとりずつ誰かを連れてきたら満員御礼、かわいいな(涙)。
相手はインテル。
こうなったらまず、スタジアムの小ささで驚かせておいて、ほんで、ソリンがナマハゲみたいなぼうぼうのヘアーで「泣ぐ子はいねがぁ〜!」って言ってまた驚かせておいて、相手がびっくりしてるうちに点を取ろうぜ!
と作戦を練っていたら、フィーゴを見てさるおが驚いた。どうしたんだ、あの長ーい前髪は!チェッカーズか?今チェッカーズか?なんで今!
あのねー、さるおはフィーゴを愛しているんです。が、しばらく見ないうちに、どうしたんだ、あのおしゃれっぷりは。とびっくらこけてしまって、んで作戦を練り終わらないうちに試合が始まってしまいました。ふんがー。

ビジャレアル、今ラ・リーガでは8位です。これからUEFAカップ圏内を狙うのがいっぱいいっぱいっす。
なので、このチャンピオンズに賭けている。ものすごい気合いで賭けまくっておるよ。何しろ、リーガ前節ではリケルメを温存しました。そんな余裕はないはずなのに、賭けに出た。

リケルメ.jpg ←リケルメ

リケルメ絶好調っすね、元気いっぱい。お休みをもらったのは、チャンピオンズで勝ち上がるため、それをリケルメはちゃんとわかっている。溢れる闘志と、誰もマネできない世界最高のテクニックと、予想を裏切る上質のアイデアで、インテルと真っ向勝負。
この試合のリケルメは、是非ご覧になったらええで。さるおはバルセロニスタだから、ロニーやレオは世界最高のプレーヤーだと思っているけど、同じことがロニーにできたかどうか疑問になるほどに、リケルメは本当に本当に世界最高のプレーヤーです。強い強い!ボールを持ったら離さない。何人の敵が何度奪いにやって来ても、絶対に渡さない。クロスなりパスなりシューとなり(このゲームではシュートが多かったぞ)、自分の仕事が終わるまで、絶対にボールを奪われません。す、すごすぎ!そしてコーナー付近から、どう考えてもゴール前にクロスを放り込む位置から、なんと直接狙ってくる!もちろん枠内。
ぐわぁー、前から惚れていたが、さらに惚れてリケルメにすっかり夢中っす。あんたが大将!

前半はちょっとインテルよりの判定が多いみたいに思えたけど、とにかく壮絶な打ち合いを演じて0-0で折り返し。
後半になると完全にゲームを支配して、シュートの雨を降らせた!シュート数、インテルは9本、ビジャレアルはじつに21本、モーレツに打ちまくったぜ。ファウルの数はインテルが21、ビジャレアルは17本、ファウルしないと止められないものすごい勢いだったわけですよ。ってファウルしようが何しようが、ついにリケルメのことは誰も止められなかったけど(嬉)。止められなかったどころか、指1本触れられない、そんくらいすごいっす。
58分(後半13分)、まるで当然のようにキレイに落ちて枠内に飛んでいるリケルメのFKを、完全フリーでアルアバレナが頭に当ててゴール!ぐわぁー、誰も動けてない。

来たぞ来た、これだ、勝てるぞ、ビジャレアルはイタリアのチームに負けたことがないんだ、1-0で勝てるぞ!もういいんじゃないか、後半終了で(←早すぎ。まだ30分以上ありますから)、笛吹いちゃえよ。
そう思いましたね。

しかーし、ビジャレアルの素晴らしさはここで終わりではなかった。
もしもさるおが監督だったら、「おっしゃぁ、守るぞ」かなんか指示を出してしまうところ、なんとあろうことか、ビジャレアルはもっと攻めにきた!す、すごい、さるお泣きそう。かっこよすぎ!明らかに格下のチームは、なりふりかまわず守ったって誰も笑ったりしないのに、"バルサみたいに"顔を上げ続けました。
チーム全体が素晴らしい!感動するほどの集中力でゴールを守り抜いたし、勇気ある思いきりのよさでゴールを狙い続けた。
ホセ・マリよ、あんたも大将!前半はどこにいるのかわからなかったフォルランも、後半は大将!
と思っていたら、ナマハゲルックのソリン君の顔面にマテラッツィが肘出したぁーーーっ!ぐわぁーっ、許せん!キロス・バサラスよ(審判)、あんたどこ見てんだぁーっ!副審どもよ、あんたら何見てんだぁーっ!ソリン君かわいそうに、顔面から大出血で血みどろっす。ナマハゲルックとはまた別のド迫力になってしまいました(泣)。そんでもド根性で立ち上がり、青い包帯してピッチに戻ったよぅ。なのにマテラッツィの野郎、お咎めなし。ちくしょう、退場にしろ!おめーのことは忘れねーぞ、くっそぉ。

結果1-0。1stと合わせて2-2、アウェイゴールを決めたビジャレアルがセミファイナルに進出だぜ!

どうでもいいことですが、裸族フォルラン、脱ぎ損ねたなー。抜け出して決めたぁー!と思うシーンがあったけど、惜しかったっす。脱ぎたかっただろうに。
脱ぐといえば、ビジャレアルの、たぶん文化のようなものだと思いますが(笑)、腹見せるの好きですね、みなさん、特に裸族とリケルメですけど。ユニをね、よく食う。まくりあげて、食います。あれはしかたがないんだ、かぼちゃ味なんだ。

最後の最後にきわめつけのスーパーセーブでビジャレアルを救ったGKビエラ君が次は黄札累積で出られないのが気になりますが、ここまで来たら、優勝を狙う(優勝はバルサ)。セミファイナリストになった今、もう手の届かない夢じゃないです。格下だろうと弱小だろうと、パリを目指す(優勝はバルサ)。南米サッカーが欧州で光り輝いているんでござる!GO!GO!ビジャレアル!

ビジャレアルの決勝トーナメント1回戦1st.legの結果はこちら、2st.legの結果はこちら、クォーターファイナル1st.legの結果はこちらです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 07:03| Comment(24) | TrackBack(25) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月04日

映画鑑賞感想文『ラストデイズ』

さるおです。
こんなにも、そしてこんなにも気合いの入っていた、カート・コバーン(Kurt Cobain)に捧げる映画『LAST DAYS/ラストデイズ』を劇場で観たよ。
監督はさるおの天敵ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)。音楽コンサルタントはソニック・ユース(Sonic Youth)のサーストン・ムーア(Thurston Moore)。
出演はブレイク役に『HEDWIG AND THE ANGRY INCH/ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』『THE VILLAGE/ヴィレッジ』のマイケル・ピット(Michael Pitt)、ちょい役のレコード会社重役にソニック・ユース(Sonic Youth)のキム・ゴードン(Kim Gordon)。
あとはほれ、ガス・ヴァン・サントのいつもの手で、『MARS ATTACKS!/マーズ・アタック!』『EVERYONE SAYS I LOVE YOU/世界中がアイ・ラブ・ユー』のルーカス・ハース(Lukas Haas)はルーク役、『SCARLET DIVA/スカーレット・ディーバ』や『THE HEART IS DECEITFUL ABOVE ALL THINGS/サラ、いつわりの祈り』(原題:LE LIVRE DE JEREMIE) で監督・主演をつとめた『XXX/トリプルX』のアーシア・アルジェント(Asia Argento)はアーシア役。スコット・グリーン(Scott Green)はスコットで、ニコール・ヴィシウス(Nicole Vicius)はニコール。
クラブの男として『JULIEN: DONKEY BOY/ジュリアン』で一仕事したハーモニー・コリン(Harmony Korine)が、私立探偵役では『TOMORROW NEVER DIES/007トゥモロー・ネバー・ダイ』に出ていた気がするリッキー・ジェイ(Ricky Jay)も登場。

ラストデイズ.jpg

えーっと、これは3部作なんですね。
ガス・ヴァン・サントの"死シリーズ"(暗)、『GERRY/ジェリー』『ELEPHANT/エレファント』ときて、これが3つめ。
正直に書きます。
伝説のロックアーティストの最期の2日間!なのかどうかまるでわからない、つまらない失敗作に思えます。(もちろんわかってるぞ、これは実話ではなくて、作り上げたドラマだってことは。)

この映画の観方は2つあるよね。
映画好きとして観るか、ニルヴァーナマニア(カート・コバーン好きか、そうでなくても、カートか彼のバンドに何がしかの思い入れのある人)として観るか。
さるおはどっちにも当てはまります。で、どっちも当てはまらない人は、観に行かないとは思うけど、ぜんぜんお薦めできないぜ(涙)。念のため。

映画好きの視点で観た『ラストデイズ』は、おもしろさで言うと『ジェリー』と『エレファント』の間なんだよなー、っちゅーか『ジェリー』寄りだなー、さるおもひとりで観に来たけどさ、隣の人もこんな映画ひとりで観に来て、ニルヴァーナのファンだったんだろうなー、おいおい、寝ちゃったよ〜、3部作とか言って2作目だけ突出しちゃったのはどーしてなんだろーなー、うーん退屈だなー、と理由を考えてたらさるおなりに答えが出た。

ガス・ヴァン・サントはリアリティ追及型の眠くなる監督として有名です。リアリティ追及型の眠くなる作品を、丁寧にこだわって作っている、ということで、ほとんど催眠術師だNE!
あのねー、『エレファント』はすげーおもしろかったんです。ドラマとして成立してた。リアリティとドラマが共存してた。まさに秀作。
ところがさるお気がついた、『ジェリー』と『ラストデイズ』は残念ながらファンタジーなんだ。

森.jpg

『ジェリー』は、セリフまでほとんど無くしてリアリティを思う存分観せようとしたわりに、観せる方法論でずっこけたというか、完全に時間配分を間違えたというか(笑)、とにかく、寝ても寝ても話が進んでねーなーと思うと幹線道路の横であっという間に迷子になってしまう不思議映画になっちゃった。静寂だけならけっこうだが、そこに、絵画的すぎるオブジェクトを配置した映像を多用してみたりなんかして、なんつーか、リアリティを全面に押し出そうとするあまり、工夫しすぎてファンタジーになっちまっただ。

で、『ラストデイズ』はさらにファンタジーっす(泣)。主人公のブレイク君がパジャマ姿で延々と森の中をさまようシーンからはじまるんだけどね、なんとこれが自宅への帰り道。で、自宅はどこかというと、密林の中にひっそりと佇むでかくて立派なお屋敷、ただしボロボロ。
わかるよ、意味があるのは。リハビリ施設を脱走したのは死に場所に帰るため。長い長い孤独な道のりを歩き続けたのは、長く孤独だったそれまでの人生を終わらせるためにほかならない。その証拠に帰宅後、冷蔵庫のメモ("銃は寝室のクローゼットの中に"と書いてある)を見て彼は「Thank you.」と言ってますから。帰路の二股の分かれ道も象徴的で、右の道ならどこか別の場所に抜けることができたのか、彼の人生のいつの時点まで戻れば右の道を選べたのか、その道はもっとマシな人生に通じていたのか、いろいろと考えさせられる。帰ってきた豪邸は壁がはがれてボロボロで、つまりその家はブレイク君の疲れ切った心なわけだよね。そして彼は心の中の住人なわけですよ、疲労と崩壊のカオスの中に住んでいるわけですよ。わかるけどさ、これじゃファンタジーだ。
映画の中盤は、ブレイク君がひとりになりたがって家の周囲を淡々と逃げ回る、ここはまぁ"哀しすぎない"というリアリティが効いている。明日にでも死のうと決めた人の内面はさるおにはわからないから、これがリアリティだと言われれば、そうかもしれないと思う。で、まるで唐突に、死んでしまうものなのかもしれない。
が、死に方がマズイっす。温室の床に膝をつき、はるか上に何を見ていたのか。ご想像におまかせしますはけっこうですが、何も想像できなかったYO!"何かが見えていた"というのはすごくファンタジーっぽい。いや、見えててもいいんだけど、見上げていることがファンタジーっすね。そして翌朝、このボロ家にだけは庭師はいないだろうと思っていたが、にわかに現れた庭師がブレイク君の死体を発見。血痕も死んでいる感じも無いが、魂は体から抜け出し天国へと続くハシゴを登って行きましたとさ。
すべてが象徴的で詩的すぎる。結果として全体が抽象的になっちゃった。具体性の無い空想を見せられた感じです。

うさぎ狩り.jpg

次はニルヴァーナマニアの視点で観た『ラストデイズ』ですけど、はっきり言ってしまえば主人公がカート・コバーンを彷彿とさせない(爆)。
とりあえず、健康っすね。ギタリストらしく体を傾かせて歩いたり、がんばって工夫してっけどね、人物像として奥行きを感じない。常にブツブツ言ってたりもするけど、なんだろうな、病んだ感じが伝わってきません。黒いキャミソールを着たのも、カート・コバーンを是非とも彷彿とさせようっていう作戦バリバリなだけで、それで何かを表現したかというとできてない。
電話で「ツアーだぞ、穴空けないでくれー」って言われるシーンがあったけど、ブレイク君がどれほどビッグな存在なのか、まるでわかりませんでした。人気絶頂だけど逃亡中みたいな感じはぜんぜんしませんよ(涙)。
つまりね、なんで死ぬのかまるでわからない。

本当のカートは、もっともっと追いつめられていたんじゃないのか。
淡々とでかまわないから、静かに見つめてかまわないから、追いつめられた果てにたどり着いた悲劇の姿を、その軌跡の痕跡とともに描かなくていいのか。
考えてみれば、"カート・コバーン物語"は彼の最後の2日間に突然できあがったものじゃないよね。2日間だけを描いて、何だというのか。そもそもの趣旨がわからなくなってきましたよ、ガス・ヴァン・サント君。
『エレファント』には起承転結すべてがあった。『ラストデイズ』には"結"しかない。おもしろいはずねーずら。

ただ、見事に表現したこともあります。
すぐとなりに問題を抱えた人がいて、人はそれに気づくこともたすけることもできず、そして問題を抱えた自分は、表現する術を持たない。
映画『ラストデイズ』の核心だなー、きっと。
ブレイク君と彼を取り巻く人々の希薄すぎる関係が、この息苦しいリアリズムを、強調すらしていたと思います。

カート

さるおはニルヴァーナマニアです。カート・コバーンと、彼の声とメロディと衝動を、今も愛している。
カートのことは誰よりも知っていると錯覚しているし、カートをたすけたかったし、たすけられなかったことを悔いたりしているし、カートを失った世界に慣れた今になっても、カートは天国で楽しくやってるかな、なんて心配したりしている。ただのファン心理なんだけど、自分ではこれを特別な思い入れだと感じている。
だから、『ラストデイズ』がトリビュート・ムービーだと言われてしまうと、まいったなぁ。
さるおの音楽愛というか、パンク愛というか、カート愛はこちらで語っております。

ところで、マイケル・ピットの『Death to Birth』ひとり大合奏はよかったっすね!モノマネもがんばったYO!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 06:13| Comment(18) | TrackBack(14) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月03日

さるおのハリポタ辞典[科目] カリキュラム

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ホグワーツで習う教科を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【教科/評価】
必須科目は以下の7教科で、基礎レベルについてははじめの5年間のうちに終了しないといけません。
Transfiguration
Defence Against the Dark Arts
Charms
Potions / (Advanced Potion Making : N.E.W.T.s)
Astronomy
History of Magic
Herbology

3年生からの選択科目はこの5教科です。 (Potionsの続きを入れて6教科)
Arithmancy
Ancient Runes
Divination
Care of Magical Creatures
Muggle Studies
Advanced Potion Making (Potionsの応用編)

6年生以降はO.W.L.s(Ordinary Wizarding Levels)の結果に基づいて、全12教科の中から自分の適性と希望する進路に合った教科を複数組み合わせて受講することになります。
この他に、6年生は瞬間移動(Apparation)の授業があるね。12週間に渡って土曜の午前中に行われるレッスンで、魔法省からやってくるインストラクターに習います。瞬間移動はオトナになってから(魔法界では17歳でオトナと見なされるので、17歳の誕生日以降に)試験を受けて、合格しないと使えない魔法です。
試験は学年末の年1回だけ。
5年生はO.W.L.s(Ordinary Wizarding Levels)、7年生はN.E.W.T.s(Nastily Exhausting Wizarding Tests, or, respectively) をそれぞれ受験して、進路を決めていきます。
ちなみに、グリフィンドールのハリーの学年は、薬草学(Herbology)をハッフルパフと、薬学(Potions)をスリザリンと合同で受講することになっている。他の教科はグリフィンドール単独です。映画『PoA』の中でボガート(Bogart)を紹介するDADAのクラスにドラコがいるのはほんとはおかしい(笑)。

成績のつけかたは、基本は100点満点方式、O.W.L.sとN.E.W.T.sでは以下のようになります。
● 合格
O = Outstanding(すごすぎ)
E = Exceeds Expectations(たいへんよくできました)
A = Acceptable(フツーにできました)
● 不合格
P = Poor(がんばりましょう)
D = Dreadful(恐ろしいほどできなさすぎ)
T = Troll(救いようがない)
各寮の5年生からは監督生(Prefects)が選ばれます。学級委員みたいなもんです。さらに全学年のリーダーとして男女1人ずつ、生徒会長みたいなHead Boy(Head Girl)が7年生から選ばれます。
Head Boy(Head Girl)は"いちばん成績のいい生徒(首席)"ではありません。"The head boy of a school is a boy who is the leader of the prefects and who often represents the school on public occasions."ということで代表監督生です。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:17| Comment(7) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

05-06リーガ・エスパニョーラ 第31節 ボメル・ナイトに打ちまくっても入らないからラーションと一緒に吠えたぁーっ!

さるおです。
打っても打っても入らない魔の試合、3連発(泣)。

カンプ・ノウでのエル・クラシコ、あのねー、正直言って盛り上がってません。ラ・リーガでは強すぎるバルサが2位R・マドリーに勝ち点11ポイントの差をつけてのぞむクラシコなわけで、ラ・リーガ優勝を決めるのは時間の問題なわけで、今はなんつってもほら、大きな耳(CL優勝)を獲らねばならんわけで、つまり正直クラシコが輝かない。

しかーし、カンプ・ノウに集まった9万8千人の諸君を見て思いましたよ、やっぱ勝たねば(笑)。サンチャゴ・ベルナベウでマドリーを0-3でぶっつぶした、あの続きを、やらねばと。
気に入らないのはルイス・メディナ・カンタレホ。審判っすよ、今日の。バルセロナでシゴトだからって、おかしな具合にバルサ寄りの判定を連発されても困るからなー。

で、まぁ試合開始です。
人手不足のCBはプジョルとモッタちゃん、両サイドにジオとオレゲール、中盤の底に白い悪魔イニエスタ、前にデコとファン・ボメル、ほんで右にラーション、中央にエトー、左にロニーです。
今日もベンチにマクシ・ロペス君がいて、んまー、出られなくても、さるおはとりあえずゴキゲンだぞ。元気そうだし。

マドリーのシュートは3本、迎えたバルサはじつに34本(驚)!ぐはぁーっ、シュートの雨を降らせたYO!

開始1分でボメル兄さんがいきなり枠内シュート!続けてロニーのパスにまたもやボメル兄さんが絶妙の飛び出し。今夜はボメル・ナイトだぜ!兄さん行けーっ!ぶちかませーっ!さるお大フィーバー。(近所迷惑)
その後ロニーのFKにヘンリクが合いそうだった惜しいシーンと、デコのグラウンダーの鋭いシュートを経て、"何もしてない"バチスタに勝手に転ばされたボメル兄さんがFKゲット。今夜はボメル・ナイトだNE!
ロニーのFKは壁に当たって入らんかったけど、シュートの雨は降り続ける。ロニー自らドリブルで持ち込んでシュート。ロニーのパスをエトーがシュート。

ボメル・ナイトの19分になると、ロベルト・カルロス君が無実の罪でボメル・ナイトにPK献上っす。無実の罪なのでやんややんやともめてましたが、ボメル・ナイト21分、ロニーがPKを右隅にキレイに決めてまずは1-0、で、同時にたまには被害者のロベルト・カルロス君がちょろちょろと邪魔していたら黄札1枚目。
ロベルト・カルロス君、心中穏やかじゃない。カンプ・ノウではたまに濡れ衣を着せられているんです(泣)、「またかよ、ちくしょう」ぐらい穏やかじゃないですよね。
で、ボメル・ナイト24分、今度はヘンリクがロベルト・カルロス君からFKをいただき、「またかよ、またかよ、ちくしょう」ついでに「カンタレホ、おまえのかあちゃん出ベソ」って言っちゃって、2枚目の黄札を経由せず、1発赤札で退場っす。
11人対10人、これはいいのかどうか微妙だなー。1人多きゃ勝てるとか、少なきゃ勝てないとか、そーゆーんじゃないよね。今は1-0だけど、点さえ取ればマドリーには"カテナチオ"があるし(笑)。

ボメル・ナイト前半が終わりに近づくと、さらにどんどんバルサのパスがつながるようになって、数打ってる割に入ってないけど、観ていてそれなりに楽しいっす。インターセプトもじゃんじゃんできてる。
イケル君は忙しい。せっかくはじいたボールをエトーに狙われたりもして、ほんと忙しい。エトーから縦パスが出ればボメル・ナイトがぶっとんでくるし、遠くからでもボメル・ナイトが狙ってくるし、いやぁ、忙しい。
バルサ・シュートの嵐が吹き荒れる中、ボメル・ナイト36分、グティを中盤の底に残して上がり気味のバチスタがナイス・インターセプト!前線のおにぎりがボールを受け取りドリブルで独走してゴール!ぐはー、決められたぁ、1-1(涙)。
しかも、転がるおにぎりを拾おうと追いかけていたモッタちゃんが、足引き摺ったぁーーーっ!

ま、まさかあんた、また怪我?
リハビリの国の王様の座を奪ったシャビがボールを蹴り始めたので、椅子が空くからってまた帰国っすか(涙)。
昨シーズン、バルサで流行ったのは十字靭帯。今季の流行はハムストリングっす。モッタちゃん、流行に敏感(泣)。それとも、プジョルの横は魔のポジションなのか・・・ぐわぁー、キャプテン・プジョルよ、チームメイトを呪わんでくれ(大泣)。
さるおねー、モッタちゃんって好き。元気ならばライカーのファースト・チョイスな子だし、さるおにとってもファースト・チョイス。またお留守は寂しいでござる。
ボメル・ナイト前半終了間際もジオとボメル・ナイトのミドルが炸裂したが、ゴールは割れず、で、出たぁーっ、引き分け上等のマドリ版カテナチオ。

ボメル・ナイト後半も開始早々から攻めまくるバルサ。ロニーがシュート、エトーがシュート、プジョルもどっかーんとおにぎりを突き飛ばし、ヘンリクとロニーのコンビネーションも冴えに冴えている。なぜか決してゴールネットは揺れないYO!
11分、ベカ〜ム様(←心配です)のFKをひさびさにバチスタが決めにきたところで、選手交替。んがぁ〜、主役out。ボメル・ナイトがおうちに帰ってしまいました。なので、ここからはボメル・ナイトではなくて、クラシコということで(笑)。
とにかくバルサは追加点を取りに行く。だからボメル兄さんに替わって小さいおっさんっす。
気合いが入りまくった小さい頭から湯気を出しながら、おっさんが激しく独走!そりゃそうだ、これだけ打って入ってないもん、観ていてものすごいフラストレーションだったに違いない。おっさん、行けーっ!

この直後だね、白い悪魔がおにぎりをどこまでもどこまでも追いかけ回し、ものすごいガッツを見せたのは。しかも、あれだけ走っても顔が白いYO!
ベンフィカ戦でもすごかったが、今日もイニ坊はすごいっす。中盤の底、完璧。前線へのパスがものすごいピンポイントの精度だぞ、あんたが大将!とボメル・ナイトが終わったとたんに思いましたね。(ボメルも好きです、ごめんなさい)

で、デコとヘンリクが絶妙のコンビネーションでゴール前へ、ロニーもFK、あー、ヘンリクが飛び出して1対1だぁ〜、ぐぉーっ、惜しい!イケル君どいてください。ベレッチとジュリのいつものコンビでおっさんシュート!ふんがー!エトー決めてくれーっ。デコ、メヒーア止めろーっ!ロニー、跳ね返ってきたFK押し込め!ふんがー!イケル君どいてください。ヘンケ飛び出せーっ!デコ決めろーっ、ヘンケ、頭だ!イニ坊ミドルだぁーっ!
はぁはぁはぁ。とまぁこんくらいに打ちまくって、まだ入らず(涙)。

33分、ジダンが抜けて(毛じゃないよ)、トミーが入る。で、イニ坊のシュートにふんがーとさるおがコーフンしていると、プジョルとセルヒオ・ラモスがごっちんこ。あたたた。
デコとおっさんとロニーがイケル君に襲いかかっているころ、フラフラしてきたプジョルもおうちに帰って、ガブリが入る。もう終了間際です。うわぁ、もう最後だ、自分もシュートを打ってきているベレッチが、ヘンリクに打たせるが・・・
「ぐわぁー、入らねーずらぁ!」
(↑ ヘンリクの咆哮)
「ぐわぁー、入らねーずらぁ!」
(↑ さるおも咆哮)(ただの近所迷惑)

悔しいっす。ヘンリクがものすごい悔しがってるのが、伝わってきてさるおも共鳴。
クラシコでのゴールをバルサに置いて、それでスウェーデンに帰ろうと、そう思ってたんじゃないのか、ヘンケ。泣けます。

バルサはじつに34本のシュートの嵐を巻き起こし、んで得点はロニーのPKのみ。
決められないバルサ&マドリ版中途半端カテナチオでカウンター狙いの非フットボール&札出しまくりカンタレホ。
嫌ですね、これがクラシコなんて。
なんかしらんけど、敵ながら、ラウールが恋しかったっす。なぜか、ラウールがいたらもう少しマシなクラシコになっていたんじゃないかと・・・

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:40| Comment(14) | TrackBack(22) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月01日

天変地異

さるおです。

ちんぴんてぃい

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 13:47| Comment(9) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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