2006年05月11日

DDは生きている!証拠3

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、死ぬな!という祈りを込めて、第6巻『HBP』の"あの事件"についてまたまた検証してみたいと思います。ということはこのエントリーはおもっきりネタばれてますけど、とにかく、『HBP』の解釈から『HP7』の大予想へとつながる、大事なとこっす。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

"Yes, Harry Potter!" said Dobby at once, his great eyes shining with excitement. "And if Dobby does it wrong, Dobby will throw himself off the topmost tower, Harry Potter!"
(さるお訳:もし失敗だったら、ドビーは塔の上から飛び降ります!)

ドビーのこの言葉は妙に予言めいていまいか?
Harry Potter can throw Dobby!とは言ってない、ドビーが自分で自分を投げ落とすと言っている。
つくづく、アルバス・ダンブルドアは死んだと思えんのです。いや、少なくとも、殺されたとは思えんのです、少なくともあれは"身投げ"だったんじゃないか。
今回は、あの事件の"その後"を検証してみます。

舞台は保健室(hospital wing)。ハリーが一部始終を居合わせた人々に話します。で、聞こえてくるんだよね。

Somewhere out in the darkness, a phoenix was singing in a way Harry had never heard before; a stricken lament of terrible beauty.

Fawkesが、今まで聞いたことがないほどにひどく美しくひどく悲しいメロディを歌うのが。
で、みんなで聴いている、ある程度長い時間(How long they stood there, listening, he did not know, nor why it seemed to ease their pain a little to listen...)。マクゴナガル先生がやってきて話が再開しても歌は止まず(They all fell silent. Fawkes's lament was still echoing over the dark grounds outside.)、すべての会話が終わってハリーが校長室(このときはすでにマクゴナガル先生のオフィス)に連れて行かれるころになっても歌は止まず(The corridors outside were deserted and the only sound was the distant phoenix song.)、じつに長々と歌ってるんだわ。

これはもちろん、"とても悲しい"できごとだから"とても長く"歌っただけかもしれんです。せめてみんなの悲しみを癒すために。
でもそれだけじゃないのかも。まだFawkesは諦めてないかもしれない。ダンブルドア(あるいは世界)のためにまだできることがあると、Fawkesは知っているのかもしれない。
Fawkesは、その後ホグワーツを去ります。どこ飛んでったのかな?ずっとホグワーツにいて、みんなの悲しみをもっと癒してあげたっていいのに。
Fawkesはただの鳥じゃない。不死鳥です。すごいね、死なないんだ。永遠を生きている。Fawkesって、すごくダンブルドアと一心同体な感じがするよね。だけどたとえば、Fawkesにはホグワーツを去らなければならない理由があった。たとえば、逃げなければならない理由があった。これはまた後でじっくり考えてみたいです。

ところで、ダンブルドアのはどこ行ったのかな?

The door burst open and somebody erupted through it and shouted, "Expelliarmus!" ... by the light of the Mark, he saw Dumbledore's wand flying in an arc over the edge of the ramparts ...

そうそう、どっかに吹っ飛んでっちゃったんだっけ。

杖ってさ、ものすごい重要アイテムです。杖が持ち主を選び、人には固有の持つべき杖がある。オリバンダーさん(Mr. Ollivander)が言ってました。時の賢者ダンブルドアの杖なんてものすごく高く売れそうな大事な品です。失くしたまんまじゃまずいだろー。わるもんに盗られたら大変そうだもん。
さて、持ち主が死ぬと、杖はどうなるのか。ヒントはちゃんと出てきています。アラゴグ(Aragog)のお葬式に。参列者はハリーとハグリッド(Hagrid)と、なぜか(笑)ホラス・スラグホーン(Sluggy)。で、歌います、オドー(Odo)という名の魔法使いの死を悼む歌を。

♪And Odo the hero, they bore him back home,
To the place that he'd known as a lad,
They laid him to rest with his hat inside out
And his wand snapped in two, which was sad.♪

お〜、帽子を裏返すのか、んで杖は2つに折るんだな。
えーっと、どなたかダンブルドアの杖みつけて折りましたっけ?
むははー!答えはノーです。もしかしたら、ダンブルドアはまだ杖を必要としてるかもしれんですよー!

さて、これが今のところ最後の、ダンブルドアが生きている証拠です。
まず、ダンブルドアのお葬式で、誰も遺体を見てません。が、ちゃんと遺体がそこにあったとして、遺体が包まれていると思われる紫色の布ごと、なんと自然発火しちゃったぁ!
何かに似てっぞ。これ見たことあるよ。
うわぁーっ!FawkesのBurning Dayそっくりだぴょーん!

グリフィンのドアノッカーがついた校長室で永遠を生きる深紅のフェニックスと共に過ごした(若い頃は)赤毛のダンブルドアは、炎の使い手です。永遠の炎を灯し、火を自在に操る。(たとえば、自分がホグワーツの4年生だったときベッドのカーテンを燃やしちゃったり、トム君がいた孤児院ではトムのワードローブに火をつけたり、洞窟の中でinfiriからハリーを守るために炎を呼びだしたよね)
黄金のグリフィンの紋章をホグワーツに持ち込んだ(チョコレート・フロッグのおまけ(魔法使いカード)によれば)赤毛(または金髪)のゴドリック・グリフィンドール(Godric Gryffindor)は火と勇気を象徴する"神と共に判決を下す者"。

White smoke spiraled into the air and made strange shapes: Harry thought, for one heart-stopping moment, that he saw a phoenix fly joyfully into the blue, but next second the fire had vanished.

自然発火のあと、ハリーは一瞬、不死鳥が嬉しそうに大空に羽ばたくのを見たような気がした。

ここまでくると、ダンブルドアとフォークス、ダンブルドアとゴドリック・グリフィンドールは、ほとんどイコールなんじゃないかという気がしてきます。ダンブルドアとフォークスがイコールならば、ダンブルドアは復活する。
でも、Joは言いました、死んだ人は生き返らないと。それはそれでええです。単純に死人が生き返ったら、ハリポタはただのファンタジーになってしまう。ただ、"ダンブルドアは本当に死んだ"んでもかまわないから、別の意味で、ダンブルドアの思想や勇気や正義が、人々の内面で、復活しなければならないと思うんでござる。


心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 15:11| Comment(4) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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