2006年05月18日

欧州チャンピオンズリーグ スタッド・ド・フランスでバルサ優勝!雨を降らせたのはバルサか神か

さるおです。
やたー!やたー!獲ったぁーっ!
さるお号泣。涙で前が見えません。夢に見たこの瞬間が、ついに、ついに、バルサの手に!やたー!

優勝杯.jpg


前人未到の26時間アップの途中でなぜか疲れて仮眠をとってしまいました。仮眠ね、仮眠、6時間ほど、仮眠。しかも途切れ途切れ(哀)。で、夢見たよー。
(何やってんだ)
アップしてたね、夢で。で、「かあさん、ぼく大事な試合があるんだ」かなんか言って、さるおかっこよかった。
アンセムが聴こえる。で、さるおも歌ってる。アリエナイ。わからない言語ですから、あれは。なのに歌えてるぅ〜。
「パリに行かなきゃならないんだよ」(行ってからアップしろ)
「お弁当持ってね」(遠足か)
「なんでもっと早く起こしてくれないんだよぅ」(アップしてる夢じゃねーじゃねーか)
「着替え持ってね」(自分でユニ持って移動)
「バスの時間がわかんないよぅ」(都バスか)

うん、我ながらすごくかっこよかったね(涙)。
で、起きたら3時。むはー!声が枯れても応援だ。(大迷惑)

和太鼓が鳴り響く決勝の地、スタッド・ド・フランス。気温15℃、湿度33%、ピッチ:乾燥、天候:晴れときどき曇り。コンディションええですわ。

試合開始です。無失点を誇る献身的な守備から鋭いカウンターを生みだすアーセナルか、超攻撃的守備が信条のバルサか。どっちもバランスのええチームっす。好ゲームまちがいなし。

2分、いきなりエブエからアンリ!ぐっわぁー、やばい。ぶぉーっ!バルデス止めたぁ!
3分にもアンリ。素晴らしすぎるボールコントロールっす。あぶねー!ぶぉーっ!バルデスはじいたぁ!

もう鼻息荒いっす。バルデスが、早くもらしくない働きでホンモノのビクトリー・バルデスになってるぅ!
ラファも懸命にアンリを止めに行くがしかーし、はじき飛ばされてますから(泣)。で、ラファの存在に気づいてないかのようなティエリ・アンリ君、すごいお人だ。
やっとのことでボールを奪っても、プジョルの足下に(とてもフェアに、ボールめがけて)スライディングしてボールを奪取しにくるティエリ・アンリ君、すごいお人だ。

ということで、バルサ早くもメタメタにされてるんですが(涙)。

7分、うちのホビットが、あ、いや、ミクロ系のおっさんが、ボールを取られたら取り返すものすごいねばりっぷりで、アシュリー・コール君とね、2匹の犬がじゃれ合うようですわ。で、ガッツを見せたおっさんがシュート!

いやぁ、両チームともすげー気合いだ。
ミラン戦で運命を分けたあの美しい決勝点を決めたジュリが代表から漏れたのね、さるお悔しくて悔しくて、見返してやりたい。だからおっさんのことは祈るような気持ちで応援しているわけですよ。
10分が経過する頃には、ロニーですら汗びっしょり。例によって汗かいてないのはティエリだけです。アンリも闘志がメラメラと燃えてますが、なんで汗かかないのかな。

13分はアンリのFK、ゴール前にキャンベル、セットプレーもこわいっす。しかーし、バルデスとったー!
人一倍気合いの入っているデコも今日は大暴れ(笑)。左後方から右の最前線へ、おそろしい正確さのパスをフィードし続けて、しきりにおっさんを走らせる。何往復させる気かな。
そうかと思うとさるおのデコは、速くて低くて鋭くて力のあるミドルをばんばん蹴ったりもしてます。点がほしいんだ、伝わってくるなー、かっこええ、デコはかっこええですよ。しかしレーマンがよくとってます。

運命の18分。エトーがゴール前にドリブル突破で突進!レーマン出てきたぁーっ!
!!!
交錯したぞ。エトーが転んじゃった。ボールは前に転がり続ける。
来い、ジュリ!来てくれーっ!よっしゃぁーっ!うりゃぁぁぁーーーっ!
ふんがふんがー。ジュリがゴールっす。さるおはすでに涙目。
ところが。
あー、レーマンがエトーの邪魔したって怒られた。なんと1発赤札っす(驚)!まだまだ先があるのに。
で、第2GKアルムニアが入る。ピレスと交代。
10人って、どうなんだろうね?カウンターサッカーをやるチームにとっては致命傷じゃないと思ってるんだけど。かえって動きがよくなったりするしな。

というわけでおっさんの1点は幻になってしまいました(涙)。で、FKはロニー。あー、入りません。
続いてエブエがジオにキックで黄札っす。いやぁー、動揺するよね、わかるけどな、荒れないでね。

で、27分、今度はロニーがジュリを走らせる。33分にも走らせる。右45度のライン状にピッチが削れるまで走らせる気かな。
でもね、ジュリがそのライン上を走っているっちゅーのはいいことです。そろそろ決まるさ、先制だ!
と思った時でした。ドリブル中のエブエをプジョルが転ばせちゃって、ガナーズが右サイドでFKを獲得。37分、アンリ蹴ったぁ!
瞬時に嫌な予感がしました。で、ゴール前中央のキャンベルが、飛ぶ飛ぶ!うちのヘンリクぐらい高〜く飛んで、ゴール左にヘッド!決まった。敵ながら、ハッとするほどに美しく決まったね(泣)。

追いついて折り返したいからね、エトーがガナーズゴール前でコマのようにぐるぐる回りながらシュート!
ぐわぁー、アルムニア触ったぁー!惜しい!まさかのポスト直撃。ふんがふんがー。
追いつけずにハーフ・タイムです。

大声でイムノを3回ぐらい歌って(苦情殺到)、後半だぜ!
湿度33%、ピッチ:乾燥、天候:晴れときどき曇り。
!!!
雨降ってるぅーっ!"雨が降るような様子はなかった"というこの日のパリに、笛と同時にまさかの雨。なんだそれー!
正直言って、思いましたね、勝った、と。(今は負けてますから!)
うちにはロニ子がいる、デコがいる。いや、みんな巧いんです。そりゃもちろんアーセナルのみなさんも巧いんだけど、うちのが巧いんです!(ムキになって断言)
ピッチが濡れればこっちのもんだと、正直思いました。(すみません)
で、エジミウソンとイニエスタが交代。ミラン戦でセードルフの突進を体当たりで止めまくったエジミウソンもかっこええヒーローなんですが、こーゆーときは22歳のスペイン代表イニ坊だYO!どれだけ白いか見せてやれ!

後半は何が何でも点を取らにゃならん。47分にデコがまたまた鋭いシュート!51分にはアンリが黄札っす。紳士な彼はボメルを蹴ってません、ボールめがけてるんだけど、ま、結果として転ばせちゃった。
投入された白いイニ坊が、ドリブルで狭いところを選んですり抜け、ガナーズをかわしてシュート!す、すごい、やっぱこの子はすごい!続いてイニ坊からパスをもらったロニーをやっつけようと、ガナーズのみなさんがさみだれ式に次々スライディングしてくるー!ほとんど『少林サッカー』(笑)。で、ロニーのFKはエトーに当たっちゃって、惜しいな、入らない。すかさずロニーが強すぎるドリブルで切れ込んでシュート!
ぐわぁー、めまぐるしくなってきた。
ロニー.jpg 泣かしたらライカーに言いつけっぞ

60分、ファン・ボメルとラーションが交代。ボメル兄さん、今日は地味ですけどいいところでパスをつないでがんばってます、がこーゆーときは34歳のスウェ代表ラーションだYO!(いつものようにたすけてください)
中盤と前線をとりかえたからね、バルサとしては異例の4トップ。勝て!ちゅーことです。4-2-4の布陣です。

62分、デコがボールを前へ出してからめいっぱいの駿足で(笑)オーバーラップしたかと思うとスルー、ジュリがシュート!ええね、ええです。立ち上がりこそヘロヘロでしたが、今では流れができている。時間は残り30分、行け、バルサ、勝つんだ、バルサ!
アーセナルはね、必ず、バルサのフィニッシュを合図にカウンターに転じる。アンリとフレブのコンビネーションもええですわ。
でもうちも負けない。イニ坊とヘンリクのワンツーだぁ!
65分にはリュングベリがドリブル突破で独走!アンリが左サイドからゴール前に突進!続いてリュングベリが今度は単独で持ち込んでシュート!ぶわぁーっ!ついにホンモノになったビクトリーがはじいたぁ!
やっぱりヒゲを剃らないで花の都に来てしまったオレゲール君が、例によってリュングベリのスピードについて行けてません(涙)。
69分には完全フリーでアンリがシュート!ぐぉーっ、あぶねーっ!大ピンチっす!が、ホンモノが止めたぁーっ!

なんかピンチ続きです。まいった。残り15分か、まいった。
無失点のガナーズを、無失点のまま勝たせてたまるかよ。ほんじゃみっともねーずら(爆)。
雨は降り続けている。天気予報の信用まるつぶれなまさかの豪雨。ピッチが白くけぶってる。選手はツルツルすべってる。残り15分、なんとかしなきゃ。

どうするかというと、驚愕の布陣3-2-5です(笑)。DFオレゲールをとっかえようぜ、FWベレッチと。来たぁー!
これで守備は3人、失点シーン見てもラファの調子がいまいちっぽい感じは否めませんが、いいんです。もともとバルサの守備は、攻撃なんだから。どうせいっつも自陣は留守だYO!
アタッカーは5人、何が何でもゴールに押し込め!

そして76分、後方のイニ坊からのパスをヘンリクが軽いワンタッチ!方向が変わって蹴ってくれと言わんばかりに足下に転がってきたボールを、ドリブルで切り返しつつエトーがシュート!
ボールはアルムニアのつま先をすり抜け、ポストをすり抜け、決まったぁぁぁーーーっ!
エトー同点弾.jpg ふんがー!追いついたぞ、うりゃぁーっ!
追い越せ!追加点だ!ロニーがシュート!イニ坊がシュート!

運命の時、81分、滝のような雨の中、ヘンリクがワンタッチでボールをFWベレッチに返す。どっかーんとけっ飛ばせぇーっ!
ぶわぁぁぁーーーっ!アルムニアの股を抜けて、決まったぁぁぁーーーっ!
ベレッチ1.jpg
ベレッチよ、あんたが大将!今までさんざん言ってましたが、あんたこそが大将だ!エライ!泣ける!まじ泣ける!これほどまでに歓喜に満ちたベレッチに会えるなんて、さるお感動!これほどまでに祝福されるベレッチを一緒に祝福できるなんて、さるお大感動!
スタッド・ド・フランスが真っ赤に燃える!
「ひゃっほーい!」(←ライカールト)
ベレッチ2.jpg "やった"のではなく"やっちゃった"感漂う男

トゥーレとデコの激突で90分が経過しました。で、90分と同時にぴたりと雨止んだぁー!あとはロスタイムです。
この不思議な雨は何だったのか。降らせたのは、バルサの情熱か神の仕業か。バルサにとって恵みの雨だったことは間違いありません。思えば、バルサの後ろにはずっとサッカーの神様がついていてくれていた。やっぱり、時代を築けと、そういうことなんだ。

ロスタイムでも、攻め続ける。バルサはやっぱり、パスを回して笛を待つということをしない。ヘンリクのポストプレーからベレッチにパス、前線に送っておっさんがシュート!そして笛。2-1でヨーロッパ制覇。

「フットボルというスポーツはあまりに熱狂的で、どんな瞬間にも状況はひっくり返る」
そう言ったのはサミュエル・エトー、あんただっけ?そうだね、あんたがひっくり返してくれた。
決勝まで連れてきてくれたのは小さいおっさんルドヴィク・ジュリ。
そして決勝点は、守備のできないディフェンダー、ジュリアーノ・ベレッチ。
今日すべての得点を演出したのは、バルサユニでかっ飛ぶ姿は見納めになるヘンリク・ラーション。
みんなみんな素晴らしい。バルサのみんな、ありがとう。みんな愛してる、とっても。
ロニー拝んどけ.jpg 拝んどけ デコ.jpg デコは再会

最後のチャンピオンズカップもバルサが獲った。50回大会の今日もバルサが獲った。歴史の大事なところは必ずバルサのものになる。わっはっはー!
ビッグイヤーを高く掲げ、泣きながら抱き合うみなさま、ありがとうね。ほんとにみなさま愛してる。

ところで、ジュリってすごいな、ご子息を肩車するとアンリの身長(笑)。ふたり縦に並べて、やっとオトナ1人の身長だぜ!よろしくね!
ジュリ親子.jpg これでアンリの身長

「もし勝ったら1ヶ月ヒゲを剃らない」という怪しさ満点のマニフェストを掲げてしまったジュリ、めざせオレゲール

ということでスタメンのよい子のキミも、アンセムを歌おう!
UEFA Champions League Hymm
 (英語、ドイツ語、フランス語が混ざってますぜ!
  作曲はイギリス人のトニー・ブリッテンさん、1992年にできた歌です)
Ce sont les meilleures equipes, es sind die allerbesten Mannschaften, the main event, die Meister, die Besten, les grandes equipes, the champions.
Une grande reunion, eine grosse sportliche Veranstaltung, The main event, Ils sont les meilleures, sie sind die Besten, These are the champions, die Meister, die Besten, les grandes equipes, the champions.
Die Meister, die Besten, les grandes equipes, the champions.

彼らは最も強いチーム
最高峰の中の最高の選手達が集う
さぁメインイベントが始まる 最高のチーム
最強のチームこそ最高のチームだ
偉大で堂々たる豪華な大会
さぁメインイベントが始まる 彼らは最高だ
彼らがチャンピオンだ 最高のチーム

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 06:13| Comment(47) | TrackBack(76) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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