2006年06月29日

映画鑑賞感想文『スタンドアップ』

さるおです。
『NORTH COUNTRY/スタンドアップ』を観たよ。
監督は『WHALE RIDER/クジラの島の少女』のニキ・カーロ(Niki Caro)。
原作はクララ・ビンガム(Clara Bingham)とローラ・リーディ・ガンスラー(Laura Leedy Gansler)。
出演はの『MONSTER/モンスター』のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)、『AEON FLUX/イーオン・フラックス』でもシャーリーズと共演した名女優フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)、最近『THE LORD OF THE RINGS/ロード・オブ・ザ・リング』『NATIONAL TREASURE/ナショナル・トレジャー』『FLIGHTPLAN/フライトプラン』『THE ISLAND/アイランド』と大活躍のショーン・ビーン(Sean Bean)、リチャード・ジェンキンズ(Richard Jenkins)、ジェレミー・レナー(Jeremy Renner)。

アメリカで初めて、セクシャルハラスメント訴訟に勝った女性の実話をもとにした感動ドラマ。シングルマザーの鉱山労働者ジョージーが、悪質なセクハラ&パワハラを黙認する同僚、会社、もっと言うと社会を相手に、単身で勝負するわけです。
私なんか、と思い、お前なんか、と言われても、それでも立ち上がってみる。ええですねー。
『MONSTER/モンスター』のアイリーン同様、不幸を背負いに背負ったジョージー。映画では、コドモ時代からいかにもセクハラを呼び込みそうな可憐さですが、なにしろ実話が元なので、そーゆー目で観ちゃいかんですね。
暴力夫の存在も、本当は潔白の過去も、まじめすぎるパパも、すべてが彼女の足をひっぱる。吉事なはずの夫との別れや、1人目の子どもの存在までが、無慈悲な偏見を煽り容赦なくジョージーを追いつめてしまう。こりゃまいった。周りはみんな敵ですから、さるおだったら泣いちゃう。
それでも、泣きながらだけど必死で闘い続けて、最後の最後に、ひとり、またひとりと真実を白昼のもとのさらす勇気を人々が持ちはじめる。
たぶん闘いのクライマックスは、組合の演説んときで、そんときシャーリーズは「怖かったよぅ」ってほんとに泣いちゃったらしい。いやぁー、いい女優さんだ!そして、外側から冷静に眺めれば異常としか言いようのない"集団の恐ろしさ"をあの会議場に作り上げたこと自体も素晴らしいです。
このシーンではジョージーのパパに泣かされます。この融通の利かないおとうちゃんの心情を思うと、惨めでかわいそうで寂しさいっぱいなわけですが、娘の大ピンチに立ち上がる。そうだ、それでこそとーちゃんだぁ!そう思って泣けます。

多かれ少なかれ、身の回りで起きてるね。
物議を醸し出すのは嫌だから、黙ってよう。
物議を醸し出す必要性を判断する前に、自分可愛さに勇気がなくなっちゃうんだ。ほんとはだめだよね、そんなの。

唯一の味方のグローリー。彼女の設定は秀逸だなぁ。顔を上げて生きるのそ生き様にぴったりの名前で、こりゃ感動だぞ。

最後の裁判のシーンでのボビーは意外とあっさり勇気出た(笑)。しかしまぁええですわ。あとタイトルも『ノース・カントリー』の方が作品のトーンと合ってていいのに。んま〜、これもええですわ。
それより気になったのは、嫌がらせの質。悪質というより、あんなに幼稚でいいのかな。最初はそう思いました。これじゃ小学生じゃないかと。でも後から思い直したよ、人間って、さるおを筆頭に幼稚なんだぜー。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 20:03| Comment(0) | TrackBack(30) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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