2006年08月25日

さるおのハリポタ辞典 『HP7』でこの人が死ぬ!その2

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、「ハリー君よ、巣立ちとはこーゆーもんです」という親心丸出しで、なんと第1巻『PS』を振り返りつつ、第7巻で訪れるであろう親離れ、つまり"オトナになるということ"とはどーゆーことかを、しみじみと考えてみたいと思います。ということでこのエントリーは想像たくましい『HP7』の大予想になります。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。記事中の核心部分(最後のほう)は反転色にしてあります。
訳本は読まないので日本語訳がたまにヘンだと思いますが、それは許してください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

もういきなり『PS』に戻ります。っちゅーか、例の賢者の石です。
あの石は何なのかっちゅー、さるおの推理によれば第1巻ですでにJoに提示されていたハリポタ・ワールドのコアの部分について、もう少し考えてみます。賢者の石についてまだお読みでない方はこちらの記事をお読みください。
なにしろさるおは、賢者の石を理解することが『HP7』を解く重大なカギのひとつだと思っています。賢者の石はJoが最初に打った最大の布石、その存在自体が『HP7』の展開を決定づけるものだと思えます。
この記事の最後には、"『HP7』でこの人が死ぬ!その2"が登場しますので、みなさん心の準備をしてください。

みなさん、ヘルメス文書って知ってますか?
エジプトで編纂された、ヘルメス・トリスメギストスが書いた神秘主義的古代思想の文献写本、っちゅーことになっていますが、このヘルメス・トリスメギストスさんとやらは、ひとりの人間ではありません。ギリシャ神話の神様ヘルメス、エジプト神話の神様トート、そして錬金術師のヘルメスさんが、融合したというか、同一視されたというか、この3人を合わせた名前がヘルメス・トリスメギストス。意味は"3倍グレートな(3人分の)ヘルメス"です。
「神秘だ!すげーぞ!」ということで、レオナルド・ダ・ヴィンチも研究した文書です。
何が書いてあるかというと、"教え"、"真理"、"神とは"、"魂とは"、"運命"、"叡知とは"、そーゆーむずかしくてわかんない感じ(汗)。占星術だとか、新プラトン主義だとか、グノーシス派の影響を受けた神秘的なシロモノらしい。
で、こんなたいそうなモノを全部理解しているヒマ能力はないので、この文書に書かれていることの中から、"今必要な"核心にだけ一気に迫ります(笑)。錬金術につながる例の4つの要素についてですね。
何が書いてあるか見てみよう。

この大地の奥深くに、4大元素うちの火と水が発生する場所がある。大地はそれを貯えている。
大地がすべての元素の貯蔵庫(供給元)であって、地上(大地の上の層)からはもうひとつの元素(風)を受け取っている。
大地は4つの元素のうちのひとつであると同時に、火と水を発生し、蓄え、天から降りてくる空気を吸い込む。元素はみんな違って見えるけれども、もともとは同じであって、異なった側面を見ているだけで、すべては地に集約される。

要約はこんな感じです。

ここで、これらの4大元素と、4大賢者(ホグワーツの創設者)を重ね合わせてみてください。
ハッフルパフは、グリフィンドールスリザリンを内包し、レイヴンクロウを吸収する。すべてはハッフルパフに集約される。そーゆーことになるぞ!これについては明日あらためて、目からウロコの別の見方をしてみます

さて、ヘルメス伝説はもうひとつの文献を生み出しています。神様ヘルメスが自らエメラルドの石版に刻んだという、"エメラルド・タブレット"と呼ばれる碑文です。
これも舞台はエジプト。旧約聖書に出てくるアブラハムの妻サラが、ギザの大ピラミッド(ヘルメスの墓)からタブレット発見したんだとか、アポロニウスが見つけたんだとか、アレキサンダー大王が洞窟で見つけたんだとか、いろいろあるらしいですけど、それはまぁええっすわ。大事なのは内容です。
こちらは何が彫ってあるかというと、さきほどの4大元素の続きで、錬金術の基本原理が記されているんですが・・・大事なのは内容とか言いつつ、この基本原理はなんだか抽象的で解釈が難しいっす(大泣)。

太陽は父、月は母、風がそれを己の胎内に運び、大地が育む。全世界の完成の原理の力が大地に向けられる時、完全なものとなる。地上から天へ昇り、再び地上に下って、上なるものの力と下なるものの力を取り集めよ。粗雑なるものから精妙なるものを、ゆっくりと巧みに分離せよ。この力はあらゆる力の中で最強であ〜る。

ぐわぁー、まるでわからん(滝汗)。
もーちょっとわかりやすい錬金術書を調べよう。
錬金術の最大の目的は、賢者の石を作る(または探す)ことです(それによって金属を変成させるのが最終目的)。
錬金術書に書かれている『賢者の石のつくりかた』(諸説あるので一定ではありません)を見てみると、ハリポタにぴた〜っと一致するすごいことが書かれています。

賢者だけが知っている、金属でありながら金属に見えない物質(哲学者の水銀)を最初の原料とする。
この物質は、熱と酸(哲学者の硫黄)で破壊され、後にまた結合する。ゴールドから抽出した"哲学者の硫黄"と、シルバーから抽出した"哲学者の水銀"は、闘う2匹のドラゴン、または王と王妃の結婚として象徴され、片方は男性的資質、もう片方は女性的資質である。
この物質は"哲学者の卵"と呼ばれる容器内で密封状態で加熱された後に死を迎える。これを黒化(Nigredo/ニグレド)と言う。でも、物質の魂は"卵"の中で生きているので、孔雀の尾と呼ばれる美しい虹色を放った後、凝縮して液体になり再生する。
この液体は王と王妃の結婚(男性的資質と女性的資質の融合)によって誕生した子供。この子供は後に白化(Albedo/アルベド)し、エリクシール(錬金薬)となる。エリクシールは白い石で、物質をシルバーに変える力を持ち、象徴は月である。
その後も加熱を続けると、エリクシールは赤化(Rubedo/ルベド)し、物質をゴールドに変成させるティンクトゥラ(染色液)に変わる。象徴は太陽。
賢者の石は、半透明の赤い石であり、また粉末であり、蜜蝋のように溶け液体でもある。浸透性があり、不変(腐食せず、燃えず、化学反応を起こさない)である。

あー、これって精神的な話ですね。誕生、死、再生。錬金術師というのは、それらを体内で昇華させなければならない、まるで精神修業。自分自身の精神を変成させていかなければならないわけですね。で、精神の変容を経て完成した者は、柔軟な多様性を有し、周囲に影響し、その者はもはや不変。錬金術って、人の変化(成長)そのものだなぁ。

さぁ、ここから核心の『HP7』大予想へとなだれ込みます。

Nigredo/ニグレド 黒 死 魂は"卵"の中で生きている
Albedo/アルベド 白い石 再生 銀 月
Rubedo/ルベド 赤 金 太陽

なんか気づきませんか?

シリウス・ブラック(Sirius Black)
黒という名前 黒い犬 黒い家系 死 魂は"ベール"の中で生きている
アルバス・ダンブルドア(Albus Dumbledore)
白という名前 死と再生のフェニックス 銀色の髪と髭 銀色のペンシーヴ 半月めがね(half-moon spectacles)
ルビウス・ハグリド(Rubeus Hagrid)
赤という名前

ぐぉー、まさかの一致。
では錬金術師は誰か?誕生、死、再生を乗り越えて、これらの精神修業をがんばっとるのは誰か?

両親は殺されるわ、虐待されるわ、ほうきは折れるわ、気づいてみたら父親は性格悪いわ(笑)、彼女(Cho)とはうまくいかないわ、友達は目の前で殺されるわ、ここまででも相当な修業なのに、黒いゴッドファーザー(ついに手に入れた家族)も、究極の白い保護者も、みんなさようならなハリーです。
かなーりグレそうでしたが、ついに脱皮。運命と対峙し、受け入れ、自らの意志で、顔を上げてバトルフィールドに入っていく決意をします。ハリーがオトナになった瞬間です。
ジニーを置いて、友人を置いて、たったひとり戦場に向かい、自分の足で歩きはじめる。(ま、友人のほうは自主的についてきてくれそうですが)ハリーの心意気としては自主独立の瞬間です。
自分を守ってくれるオトナはもういません。(まだまだみんなが守ってくれそうですが)ハリーの気持ちとしてはもうこれで天涯孤独だし、死ぬかもしれないと覚悟している、それでも向かって行くぞと、そーゆーこってす。

"自分を守ってくれるオトナはもういない"
そうです。Nigredo/ニグレド、Albedo/アルベド、Rubedo/ルベドの順に失っていく。黒と白はもう亡くしてしまった。次は赤です。
この結論については予想してた方も多いと思う。だけど、これだけの錬金術的裏付けがあるとなると、うーん、当たっちゃいそうで、ハグリッドが大好きなさるおとしては哀しいっす。


心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 23:23| Comment(7) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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