2006年09月30日

映画鑑賞感想文『クラッシュ』

さるおです。
『CRASH/クラッシュ』を観たよ。『クラッシュ』という映画はたくさんあるので、えーっと、アカデミー賞3部門を制した2004年のCRASHです。

監督は『MILLION DOLLAR BABY/ミリオンダラー・ベイビー』のポール・ハギス(Paul Haggis)。
出演は『HOTEL RWANDA/ホテル・ルワンダ』のドン・チードル(Don Cheadle)、マット・ディロン(Matt Dillon)、怒りっぽい偏見女を演じているときがいちばん素敵な(笑)サンドラ・ブロック(Sandra Bullock)、『TAXI NY』のジェニファー・エスポジート(Jennifer Esposito)、ウィリアム・フィクトナー(William Fichtner)、『THE MUMMY/ハムナプトラ』のブレンダン・フレイザー(Brendan Fraser)、テレンス・ハワード(Terrence Howard)、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス(Chris 'Ludacris' Bridges)、『THE CHRONICLES OF RIDDICK/リディック』のタンディ・ニュートン(Thandie Newton)、ライアン・フィリップ(Ryan Phillippe)、ラレンズ・テイト(Larenz Tate)、マーヴィン・ゲイの娘ノーナ・M・ゲイ(Nona M. Gaye)、マイケル・ペーニャ(Michael Pena)、迫力あるロレッタ・ディヴァイン(Loretta Devine)、ショーン・トーブ(Shaun Toub)、ビヴァリー・トッド(Beverly Todd)、キース・デヴィッド(Keith David)、『SAW III』にも出ちゃうバハー・スーメク(Bahar Soomekh)、トニーダンザ(Tony Danza)、カリーナ・アロヤヴ(Karina Arroyave)、ダニエル・デイ・キム(Daniel Dae Kim)

これは切ない群像劇です。群像劇ってゆーとなんとなく退屈な作品が多いような気がしないでもないですが、これは佳作なドラマだな。
"群像"なので、こりゃこまかく書けません。みなさんの諸事情を描いてるから。
さまざまな人種、それぞれの事情、価値観、思い込み、いろんなものが入り混じり絡み合って、人と人、人種と人種の間に、摩擦が起きている。その緊張感から一気に引き起こされる"クラッシュ"の連鎖が、人々の運命を大きく揺さぶる。
観ているこっちも揺さぶられます。

もちろん同じ人種であっても人々は衝突しあうんだけどさ、映画『クラッシュ』はロスという舞台をうまく使って、人種間の偏見を描いてますね。でも説教じみてるわけではなく、淡々と、哀しく切ない運命の交錯を描いています。
登場人物それぞれの人生がぶつかり合う終盤は、鮮烈ですらある。
人間ってね、不器用だなぁ。

http://www.crash-movie.jp/
じんわりと息苦しい、ほんとにいい映画だよ。
LAに降る雪に、また考えさせられてしまいます。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 21:31| Comment(6) | TrackBack(41) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月29日

UCL06-07 グループリーグ第2節 「インテルが危ない。どうするキタザーワ!」と思いましたね&バレンシアは今日も強かった

さるおです。
インテル vs FCバイエルン・ミュンヘン
0-2
バイエルンをジュゼッペ・メアッツァに迎えたインテルさん、大変でしたね。
怪我人続出、退場者続出、退席者続出、ゲーム崩壊。さるおのフィーゴさんなんてもう本当に踏んだり蹴ったり。
どうする、キタザーワ!

キタザーワ.jpg

退場者ってズラ様の次はどうせマテ番長だろうと思って観てましたが、あの中では極めて"いい人オーラ"の強いファビオ・グロッソさんでした。
どうする、キタザーワ!

キタザーワ.jpg

バイエルンさんはアウェイのくせに、1発赤札でもおかしくない2度のファウルを、1度は見逃し、もう1度は黄札で許してもらっているので、んま、どっちもどっちっちゅーか、火をつけたのはバイエルンのよい子たちのように見えましたが、崩壊したのはとにかくインテルさん。
いや、だいたい補強しすぎてまだバラバラなんじゃないのか。さらにビエラもクチュも出場停止。
しかも、こんなふうに、そんなふうに、セリエAスキャンダルまさかの再燃
どうする、キタザーワ!

キタザーワ.jpg

キタザーワ?
ちょっと待てー。

マンチーニ1.jpg

あっ、あっ、間違えちゃった。
キタザーワじゃない。マンチーニだ。

マンチーニ2.jpg

さるおとしてはフィーゴさんを愛しているし、ボメルにーさんには恩があるしで、こりゃどっちも応援したいので複雑だったわけですが、うーん、インテルさんはどうなることやら。
だいたい、デ・サンティス君、なぜに今?おかしいっす。怪しすぎ。

バレンシアCF vs ASローマ
2-1
バレンシア強いですわー。あのメスタージャにお邪魔するローマさんは当然のように苦戦でしたね。ダビド・ビジャの決定力は是非うちにほしいですすごいです。アゴのでっかいトッティ王子ふるわず(涙)。

http://jp.uefa.com/competitions/ucl/index.html
全試合の結果はこちらをご覧下さい。
http://jp.uefa.com/competitions/ucl/Standings/index.html
順位表はこちらをご覧下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 21:21| Comment(2) | TrackBack(2) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月28日

UCL06-07 グループリーグ第2節 憎まれっ子クリスチアーノ世にはばかる&さるおの神童レオ・メッシは本当の救世主!

さるおです。
昨日のベンフィカ vs マンUもさっき観たよ。ベンフィカホームのエスタディオ・ダ・ルスで去年は2-1。ベンフィカはもう1回ぶちのめしてやろうと、マンUは雪辱をはらそうと、そーゆー意気込みなはずですが、えーっと、けっこうパスミス合戦で、両チームともいまいち、よくないなぁ。
しかしそれでも、さるおはやっぱりポルトガルサッカーが好きです。大好きですね。
で、ベンフィカを応援しているさるおとしては、ルイ・サアのゴールで雪辱が晴らされちゃったわけで悔しいんですが、敵サポからも味方サポからもブーイングされまくる堂々たる風格のさるおのクリスチアーノの"憎まれっ子世にはばかれ"っぷりを観ていると、こりゃますます好きなわけで、ねんど君も元気やし、つまり、マンUのみなさんおめでとうございます。

で、こちらの写真が、「黒目がちでオカマ走りの人間核弾頭クローゼ君に負けるわけにはいかんのだよ。むははー。」なんつって昨夜からアップしているさるおの姿です。

さるおマフラー.jpg

ヴェルダー・ブレーメン vs FCバルセロナ

バルサのDFラインは中央にプジョルとチュラム、サイドは右にオレゲール、左にシウビーニョ、モッタちゃんを中盤の底に、イニ坊が右、デコが左です。攻撃陣はロニーとエトーに、小さいおっさんジュリ。そしてビクトリーな守護神だったらいいのにと本当に思う男バルデスがゴールを守る。
ベンチはジョルケラ、ベレッチ、シャビ、グジョンセン、ザンブロッタ、エジミウソン、そしてレオ・メッシ。

えーっと、審判さんはエリア外のファイルをPKにしちゃってイタリアでは失業中のロベルト・ロセッティ先生です。

今のブレーメンはええチームっすよね。前にほら、カンプ・ノウにおいでになったときもそーでしたが、王者バルサをぜんぜん怖がらない。思い切って素速い攻撃を繰り広げる勇気あるチームっす。
対するバルサのほうがヴェーゼルシュタディオンに乗り込んで構えてしまってます。

試合開始、やっぱりいきなり大猛攻をしかけてくるブレーメン。2分にもうアーロン・フントがシュート!バルデス君、今日はたぶん忙しくなるのでしっかり働きたまえ。
ブレーメンの勢いにびっくらこけつつ、背の高い敵に囲まれてほとんど姿の見えない小さいおっさんジュリが下がってきては必至に守備で貢献してます。オレゲールも懸命にフントに体当たり。しかーし9分にはフントからのパスをトルステン・フリンクスがシュート!こりゃわずかにゴール左に流れる。
雰囲気が悪いなぁ。相手はやる気まんまんだわ、失業レフェリーとデコはぶつかるわ、ファウルはとってもらえないわで、バルサのちびっこたち、不機嫌そうです。ブレーメンの大きなお友達はみなさんプレッシャーがきつい。でっかいだけでも充分なのに、寄ってくるぅ〜。まずいね、なんとかしないと。
11分、今度はフリンクスのパスに黒目がちでオカマ走りのクローゼ君が完璧すぎる走り出しでシュート!ぐわぁー、あぶねーっ!うりゃぁーっ!チュラさん蹴り出してくれたぁーっ!
バルサのちびっこなんてまだ誰もボールに触ってませんよ(泣)。ふんばれバルサ。相手は早いとこ得点しようと必死です。でもこの猛攻が90分続くはずはない。今はふんばれ。

14分、初めてバルサのよい子がボールに触ったYO!ロニーでドリブルでゴール前に上がる。いてまえーっ。決めてまえーっ。
絶好のチャンスでしたが打てずです(泣)。いや、でもね、ゲーム展開は少しずつ変わってきました。だんだんとバルサがボールを回しはじめる。
続く17分、ロニーのドリブルに、エトーがクローゼと同じくらい完璧すぎる走り出しでボールもらったぁーっ!いてまえーっ。決めてまえーっ。しかーし、GKティム・ヴィーゼと交錯して打てずです。で、下がって組み立て直そうとしてますが、あーん、だめか。
チャンスは続けて2回。いいぞ、勝利の女神の腕をつかんで無理矢理こっちに連れて来い。
22分にはフントのCKを奪い取ったエトーがピッチの端から端までドリブルで走る走る走る走る!1人抜き、2人抜き、速い速い!エトーって黒豹みたいでものすごい美しい人ですけど、4本足かと思うくらい(笑)速い。で、3人目抜いてミドルシュート、どっかーん!ぐわぁー、惜しい。入らねーずら(涙)。
ロニーをオーバーラップしてずんずん行くシウビーニョはオフサイド。イニ坊はフリンクスとティム・ボロフスキにはさまれてぺったんこに押し潰されています。うーん、ほんと、なんとかしないと。
28分にはまたまたフントがシュート!この人怖いっす(泣)。
バルサだって負けてはおれんので右のエトーからのパスをロニーが折り返して、小さくてほとんど見えないジュリがシュート!プジョルも笑けるほどに上がってきてはボールをカットして、バルサボールになるとそそくさと帰っていくという、献身的なプレーでがんばってます。35分にはデコが強烈ミドル!どっかーんと蹴ったがゴールのわずか右。
38分にはまたまたブレーメンの速攻で攻め込まれそうになりながら、ディエゴのボールをモッタちゃんが奪って凌いでます。なんかしらんけどエトーは足から流血してるし、ものすごい必死であたふたとがんばるバルサですが、ふとベンチが映ると、すっごいイノセントな表情の神童レオがお行儀よく静かに座っていたりして(笑)、さすが神の子なんであーる。
フリンクスから黒目がちでオカマ走りのクローゼ君へのパスはまたまたチュラさんがナイスなカット。
「あっ、あっ、今デコ転ばせてファウルじゃねーか、笛吹けよ、てめぇ」とか言っちゃって、さるおも大コーフン。
ブレーメンの波状攻撃は止むことなく、フリンクスのシュートをまたまたチュラさんがカットして前半終了です。うーん、すんごい押されてるんですけど(大泣)。まずいんですけど。

後半、まずはロニーのFKですが、てんやわんやになって選手が競るゴール前、なぜか競り勝ったのはジュリという、まさかの強さですね(笑)。すごい。
で、似たようなシーンになった50分、黒目がちでオカマ走りのクローゼ君のヘディングを阻止してやろうと飛んでみたのはデコ。えーっと、キャイ〜ンみたいなポーズになっただけで、こちらは意味なし。飛んでみた、ということがおもしろい大事なわけです。
で、前半みたいに爆発的な猛攻ではないですが、ディエゴがまたまたシュート!
そして涙の56分。バルサゴール前にブレーメンのよい子たちがやってきて、オレゲール君が「この人オフサイドなんですけど!」と片手を上げて振り向いてたらボロフスキがまさかのシュート、ぶわぁーっ、足出せぇーっ!おりゃぁぁぁ〜〜〜っ!っとプジョル君が足を出したらボールがつま先に触って、飛んでった先はバルサゴール(哀)。ま、まさかのOG(大粒の涙)。
まずい、OGで1-0て。さるお涙目。
ふと気がつけば、そうですよ、たしかに、モッタちゃんが効いてない。ついでにロニーが運動量は少ないわ、ボールは敵にあげちゃうわで、ロニーも人間なんだなと、そういう泣ける展開になってます。
プジョルはOGの穴をなんとか自分で埋めようと必死で戦ってますが、ここでエトーがまさかの負傷(大泣)。あー、膝ですか?蹴ったときに痛くしたのかな。エトーがピッチを去っている間にボロフスキがまたまたシュート。えーん、見慣れないオレンジユニのさるおバルサが、見慣れない慌てぶり。
20分、エトーとグジョンセンが交代。そして小さいおっさんジュリと神童レオが交代です。
そうだよ、いつでもピンチのときにたすけてくれたのはさるおのヘンリク・ラーションでした。ヘンケのあとを引き継いだグッディ、おまえならたすけてくれるよな。見ててくれ、ヘンケ!負けるな、グッディ!
そしてレオはなんつっても神のわらべ。おまえもたすけてくれるだろ。

68分、モッタちゃんがかわされて黒目がちでオカマ走りのクローゼ君がシュート!
70分には負けじとシウビーニョがシュート!
もうこうなったらデコの必殺技だ!ナルド君の手にボールを蹴っちゃえ!よし、ハンドだ(笑)!
それでも絶不調男ロニーのFKは壁に当たって上のほうにぶっ飛んでいき、反撃ならず(涙)。まいった。
希望が見えてくるのは75分、レオがブレーメンゴール前でドリブルしまくりです。強いぞ強いぞ。2人のスライディングをくるりとかわし、ぶつかってくるもう1人をかわしてシュート!
ついにヴィーゼがエリア"内"でボールをつかんだらエリア"外"だと言い張り、ロニーが絶不調でも無理矢理FK獲得(笑)。絶不調男なので入りません。続くCKも絶不調男なのでもちろん入りません。
78分にはフリンクスのパスをボロフスキがシュート!あー、マークがぜんぜんなってませんね。ご自由にお蹴りくださいって感じだぞ(涙)。ここでシウビーニョがザンビーと交代。ザンビーよ上がってけってことです。
83分、さっきからしきりにゴール前に殺到していくのはイニ坊。こちらは絶好調で、相手に衝突しそうな勢いでボールを奪いに行ったりしてます。おまえもたすけてくれー。ほんとまずいんだから、もう時間がないもん。
87分にはデコがゴール前にボールを放り込み、イニ坊も必死でボール奪取、グッディもドリブルで切り込んでいく。ほんとまずいよ、時間ないってば。(さるお号泣)
そして運命の89分。右サイドからドリブルでゴール前にぐんぐん入っていくのは神童レオ・メッシ!中央に駆け込んできたさるおのデコにボールを落とし、デコがワンタッチで軽く前に蹴り出す!来いっ!レオ!来たぁーっ!けっ飛ばせぇーっ!ぼっかーん!うりゃぁー、入ったぁぁぁーーーっ!

さるおコーフン。ぎりぎりで追いついた!
もう1点ついでに取ろうと思ったけれど、いくらなんでもそこまでは無理でした(笑)。結果1-1のドロー。
いやぁ、だめかと思ったよ。負けると思った。いや、断じて負ける気はしてないんですが、負けると思った。さるお大混乱。おっかなかったっす。レオ、ありがとう。あんたが大将!

ずっと押されっぱなしで、全身オレンジ色の集団は始終慌てまくってました。
エトー、足はだいじょうぶかい?
オフサイドの主張をしようと思ったらアシスタントレフェリーと手と手がぶつかってしまったプジョルは自ら謝っちゃったりして、いい人オーラを出してましたね。あんたは悪くない。気にすんな。

PFCレフスキ・ソフィア vs FCチェルシー
ところで、年間予算6億円のレフスキ・ソフィアが、年間予算300億円のチェルシーから1点もぎ取りました!しかもかっこよく!ほんといいチームっす。カンプ・ノウでもそうだったよね、攻撃サッカーを貫いてかっこよかった。ヨボス君とマリアン・オグニャノフ君もヒーローっすNE!

全試合の結果はこちらをご覧下さい。
順位表はこちらをご覧下さい。

あ、すいません。またねんど君って言っちゃった。ルーニーです、ルーニー。暴れん坊のルーニー。あの子もけっこう好きです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 07:25| Comment(30) | TrackBack(17) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月27日

UCL06-07 グループリーグ第2節 サムライすんすけはチームの立派な大黒柱&フランス遠征はやっぱり苦手なミランさん

さるおです。
セルティックFC vs FCコペンハーゲン
1-0
にっぽんのサムライ、すんすけはまたまたすごかった。えーっと、ケニー・ミラーのPKで1-0ですけど、PKいただいたのはすんすけですから、えーっと、1アシストっちゅーことで、すごいっす。なんかもうほとんどすんすけのチームっすね。立派な大黒柱。
トミーとも仲良しみたいで、さるおとしては嬉しいかぎりっす。
早く1点取って守る、そーゆーのはほんとは好きじゃないですけど、セルティックはとりあえずそーゆー展開を狙うプランでふんばってってほしいなぁ。

LOSCリール vs ACミラン
0-0
開始4分ぐらいでいきなりリールが立て続けにシュートチャンス!マティウ・ボドメル、ニコラス・フォーベルゲ、カデル・ケイタが次々とミランゴール前に大殺到です。なんとかミランがペースをつかんでくるのは20分をすぎたころですが、んなこたぁおかまいなしにケイタさんがいちばん後ろからいちばん前までたったひとりでぐわぁーっとドリブルで右サイドを突破してきてなんとDFをかわしまくりシュート!なんだおまえ、怖すぎるじゃねーか、バルサに来たまえ、と思いましたね。うーん、すごい。
リールはばんばん攻撃にきてますが、34分の時点でミランはシュート0本。前線2人置いといたらいいんですけど、ジラルディーノ1人にパスを集めようとしてるのでうまいこといかないっす。2列目ね、出てきてほしい感じです。カカー君、おまえだよ、と思っていたら40分、来たぁーっ。ドリブル突破で抜け出して、トニ・シルバをかわしてシュート!うわぁ、あんな右隅からじゃ角度がない、惜しいな。
続く42分にはよい子のペットのガッちゃんが、これはもうこれ以上ないちゅーくらいのキラーパス!ジラルディーノ、決めたか!と思ったらわずかに外(涙)。惜しすぎる(大泣)。ちゅーか、ここ2本、決めとけ、おまえら。
もっと悔しいのが後半にもありました。後半はCL男セードルフがふんばりついでゴールを決めたらオフサイド。
!!!
ありゃオフサイドじゃねーだろーがぁ!1点数えてください(泣)。
なんだか点が取れそうで取れない試合でしたね。ミランは少なくとも3点取れただろうと思いつつ、振り返ってみればトータルではあきらかにリール優勢です。終盤もまたリールの時間帯で、ずっと敵陣内で波状に攻撃してたからなぁ。
えっとね、さるおとしては、ミランは大好きですが、リールも好きです。ほんとはどっちに勝ってもらってもいいんです。グループHはこの2チームが抜けてくるだろうし。ただ、ミランとは上のほうで会いたいなぁ。いや、リールともやりたいけど。

そういえばね、第1節のACミラン vs AEKアテネ、ありゃおもしろかったっす。今年のミランもおもしろいなぁと思いました。シェバの7番に少しも緊張していないさるおのリカルド・オリベイラ、ゴールはなかったけどよく動いてたしね、得点は17分にピッポ、41分のヨアン・グルクフ、そして76分のカカー。驚いたのはグルクフ君のヘッドですわー、すごいな、あの子は!嗅覚も決定力もすごいっすけど、まーるで慌てないのがすごいっす、堂々たるもんだ。大物になるハタチっす。もうなってますが。

そういえば、セリエで処分を逃げおおせて免れたはずのインテル、疑惑が再浮上であぶないっすね。さるおが大好きなパヴェル・ネドヴェド君も「不公平なのは嫌だなぁ」なんつって処分を求めているようで、さるおはとりあえずパヴェルと同じ意見ですが、いやぁ、どーなるのかな?今さら感はあるね、これから処分っつっても減点とか罰金とか、どーにもならんです。っちゅーか、なぜに今?

全試合の結果はこちらをご覧下さい。
順位表はこちらをご覧下さい。

さるおは今からアップっす。黒目がちでオカマ走りの人間核弾頭クローゼ君に負けるわけにはいかんのだよ。むははー。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 21:44| Comment(0) | TrackBack(7) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月26日

Arithmancyに関するさるおのヨタ授業を受講してくださったスタメンのよい子たちへ

さるおです。
【2007/3/13追記】
March 12, 2007 12:30 AM付けで、おもしれーじゃん、これ大事そうじゃん、帽子も言ってたじゃんと、賛同してくれた人がいます。やっと。


9月16日の記事に書いたArithmancyなんだけどね、さるお、下のほうにすごいこと書いたじゃんか。"Godric Helga Rowena Salazar"って4人のホグワーツ創設者のファーストネームだけをいっぺんに並べると驚異的な結果になります!って。あれって、9、9、9なのね、試した方は知ってると思うけど。
んで、"さるおのハリポタ辞典[魔法界の物いろいろ]賢者の石"に書いたように、ホグワーツ(第5元素)修復(魔法界の修復)が『HP7』のカギだと思っているわけです。失った1つを再びホグワーツの地に取り戻す。悪としてのヴォルディは滅び、賢者としてのスリザリンという要素をホグワーツの地に取り戻す。再びひとつになって、めでたしめでたしと、そういう展開を考えているわけっすよ。

で、9月16日の記事にさるおが引用したBeyond Hogwartsのよい子はこの"999"に気づいておるんか?と思ってね、さっき聞いてみたYO!
そしたらびっくらこけてました。こりゃ*really* cool だと。
で、さるおのコメントがBeyond Hogwartsさんに載ったYO!
コメントのページはこちらです。
8番目のやつです。いろいろやりとりしてたので、都合により"David Haber from Los Angeles, CA"さん(Beyond Hogwartsのよい子)ご自身からのポストになってます。
(さるお訳:またすごいこと発見した人がおるYO!Tokyoのもんち!(Monchi)ちゅー人がね、"godric helga rowena salazar"ってするとyou get 9,9,9,だYO!って言ってます。究極の完成された数字っす。4賢者が集まって学校作って、ありゃもう完璧だったわけです。で、ソーティングハットの歌みたいだってもんち!(Monchi)が言っとるべ。ホグワーツは4人そろっててこそ完璧なんだと、Arithmancyでも裏付けられたと言えますね。)

もしもほんとにすごい発見だったんなら、世界のよい子たちもびっくらこけてくれると嬉しいっすね、1歩リードっぽくて。(言ってることが小さい)
とりあえず、あのページを見る、世界の人たちの反応がわかるかなー、と思って楽しみっす。

心ゆくまでさるお、もんち(Monchi)!
posted by さるお at 00:46| Comment(9) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

ラ・リーガ06-07 第4節 イニ坊よ、これからはおまえの時代だ!美白の時代だ! 

さるおです。
裏でやってるA・マドリーとセビージャ(首位)の結果が気になる、3連勝で無傷同士の頂上決戦。(早すぎ)
えっと、他の相手ならバレンシアも応援するんですが、バルサとやるとなるとキミらは敵なのだ。むはー。つけまつげを下だけ付けてるキケ・フローレスには負けられーん!
バルサの布陣は今日はレオが先発、エジミウソン君も先発、ジオ、ラファ、ザンビーも先発。ベンチにはハビエル・サビオラがおるでよ、楽しみでござる。
バレンシアの方は、あー、3児のパパ、さるおのモリエンテス君がベンチですか。
今日のゲームはなんかすごいっすね。3連勝同士もすごいですけど、エトーが100試合目だとか、アルベルダが200試合目だとけ、プジョルが300試合目だとか。

立ち上がりは慎重な感じだな。いきなりどっかーん!っちゅーのはやらないですね。7分にデコとシャビのコンビネーションからレオが抜け出してみるけどオフサイド、そうかと思うとレオったら下がってきて守備もがんばってます。そうだね、バレンシアはカウンターが怖い。しかしまぁ、エトーもレオもなかなかシュートさせてもらえないなぁ。そうかと思うと、最近顔が大人びたと思うダビド・ビジャがバルサゴール前でビセンテ・ロドリゲスと、あっちじゃねーこっちじゃねーと動いているうちに左からエミリアーノ・モレッティが、右からルイス・ミゲルが上がってきたーっ!ぐわぁーっ!ホアキン様シュート!
これじゃなんか嫌な感じじゃねーか、くっそぉ。さるおはビジャもビセンテも怖い(好き)ですけど、ホアキン様も怖い(好き)ですけど、バレンシアでいちばん怖い(好き)のはミゲルさんです。
17分、大きく右に展開してエドゥからホアキン、おっかないミゲルが中央に折り返してビジャ来たぁーっ!ぶわぁーっ!うちのビクトリーな男、股抜かれたぁーっ!さるおのバルサ、カンプ・ノウで、涙、涙の失点でございます。ビクトリーよ、おまえ、バレンシアはほんと苦手だな、こんな感じこんな感じに。これで0-1(大泣)。
お互いにシュートは2本ずつしか打ってないのにすでに0-1、まずい。バルサの枠外2本(涙)とバレンシアの枠内2本ですか。っちゅーか、バルサ、ボールはどうにか持ってますがぜんぜんシュートは打ててない(泣)。まずいな。
これで調子ん乗ってくるのはバレンシアのよい子たち。なんとか相手の勢いを止めて追いつきたいのはさるおのバルサです。そろそろシュートを打ちはじめねばよ。
ということでロニーのパスをシャビがどっかーんとシュート!今日はなぜかツルリとした顔の、でも本当は熊五郎な(誰だ)さるおのデコが可愛く転んでFKをもらってロニーが直接ゴール右隅を狙う!えっとですね、どれもこれも"惜しい"んですが、こりゃ相手が天下のサンチアゴ・カニサレス君なので、じつは惜しくもなんともないですね(涙)。
32分にはエジミウソンからのパスをデコがどっかーんとシュート!これも惜しくない(大粒の涙)。
やっとバンバン蹴り出したのに、いっこうに入らないのでしかたがないからザンブロッタが足の裏を露骨にフル活用してビセンテのふくらはぎをキックだYO(やめなさい)!いや、バレンシアは当たりが強いのでこんくらいやっとかないと(それでいいのか)。だってさっきダビド・アルベルダがラファをふっとばしてたもん。そんでラファが泣いちゃったんだもん。
それでもいっこうに追いつけないので今度はレオがモレッティに"オレ様を転ばせろ"オーラを発射して黄札を引き出してFK。これも入らないっす。
W局実況が「ベレッチとオレゲールのいいとこ取り」と称するイタリア男のザンブロッタが上がってきては手伝ってくれてますが、追いつけないぞ。あ、そういえばこの表現は当たりだなと思いましたね。
それじゃベレッチは何だと言うのか。(FWですから)
そしてオレゲールは何だと言うのか。(顔がもじゃもじゃですから)
前半終了間際にもバレンシアのカウンターで大ピンチ、ビジャのシュートを防いでくれたのはポストですけど、こんな時間であれが入ってたらもうさるおは泣いてましたね。
バルサのカウンター返しはうまくいかず、得意の遅攻に(泣)。最後まで追いつこうとするデコがどっかーんとシュートしてみつつ、前半終了です。

ところが、生き返ったYO!
後半2分に反撃ののろしを上げたのはエジミウソンと交代した白い悪魔イニエスタ!ジオがDFをひきつれてどっかに行ってる間、中央が空いてます。ボールはロニーからパスされエトーに折り返されて中央へ!そこに飛び込んできたのはイニ坊だZE!行けぇーっ!うりゃぁーっ!ぼっかーーーんっ!来たぁーっ!
ふんがふんがー。やったぜイニ坊!あんたが大将!追いついた!
最近のアンドレス・イニエスタ・ルジャンはすごいっす。前からすごいと思ってましたが、すごいっす。絶対倒れない。絶対獲られない。パスはキラーパスだし、ドリブル突破はテクニックもしつこさもピカイチ。172cm,67kgの小さな体にものすごい逞しさとものすごい繊細さを宿し、華麗なテクニックは右に出る者のいない世界一の22歳。しかも真っ白(関係ない)。なぜかシュートが入らないというイニ坊の呪縛は終わりましたね(CLでは決めてます、かっこよく)。イニ坊、おまえの時代だ!美白の時代だ!
あ、ちょっとこの試合から話が外れますけど、今のバルサの中盤はよくなってきましたですね。イニ坊もそうですが、デコとシャビがだんだんとええですわ。シャビは大怪我前の完璧な状態に戻ったどころか、超えそうな感じがします。正確なパスは健在で、ミスがない。この人のパスは絶対獲られません。で、きっちりと思いきりよく強烈ミドルを打ってくる。
そしてさるおのデコ。ここ数試合観てると思います、2年前のような泥臭いデコが完全に戻ってきたと(その前はだめでしたね)。デコはほんとにほんとに笑けるくらい上手いんですが、テクニックに頼りません。体を使う。絶対倒れないかと思うと、あっという間にコドモのように倒れます(笑)、そうじゃないときは相手を倒してる(笑)。この人ね、自分の体が思い通りになるんだな(笑)。前へ前へ向かうあまり、シャビと違ってしょっちゅうボールはなくします(爆)、が、追いかけてって奪い返す。このボディバランスとポジションで、彼は"汚い仕事"屋ですが、汚いデコはさるおがいちばん大好きなデコです。なんつっても強いんだよ、デコは。

ということで、追いついてからは"バルサの後半戦"。レオもシュート、デコもシュート、またデコがシュート、シャビもシュート、ジオもシュート、またシャビがシュート!カニサレスが懸命に空を飛んで守っているので、大将なのはカニサレス君なんですが、とにかくバルサもシュートの応酬。
そして39分、ぶわぁーっ、うさこちゃん来たぁーっ!レオと交代です。ほらね、出ると思ってたんだ、出られるってわかってたよ、さるお。見せろよ、コネホ、かっこええとこ。
41分、うさこちゃんがボール持ったぞ!強い強い、うりゃぁ〜、ドリブルで駆け上がる!横にはたいてデコが受け、前線のエトーにパス。ふんがーっ!うさこちゃん突っ込んできたぁー!ボールはエトーからコネホへ!行けぇーっ!!!
さるおは座布団を蹴れましたがうさこちゃんは蹴れず。まぁええよ、かっこよかった。コネホの強さがちゃんと見えた。
続いてなんと"いちばん後ろから"エトーがドリブルでサイドをぶわぁーっと駆け上がり(いつのまに後ろに行ってたんですかね)、ロニーにパス、なんとそこに飛び込んできたのは"いちばん後ろから"駆け上がってきた大将・プジョル(いつのまに前に出てきてたんですかね)。なんか10人入り乱れてぐちゃぐちゃんなってる気もします(笑)。とにかくすごいガッツです。おまえら、かっこええわ〜。
どうしてもホームで勝ちたいバルサ、ロスタイムに入ってもあきらめず、今度はロニーが"オレ様を転ばせろ"オーラをけっこう露骨に出しまくって、ひっかかったのはダビド・ナバーロ、黄札もらったのはホアキンですけど、審判に何か言ったんですね。で、ロニ子vs.カニ子。ここは壁に当たってだめでしたが、まだあきらめずにデコがシュートを放って試合終了です。
1-1か。ほんとはホームでは勝ちたいんだけど、今日は名場面がたくさんあって楽しかったのでまぁええです。おもしろかったです。

で、気になる裏のA・マドリーvs.セビージャ、2-1かな?セビージャ負けてくれました。おかげさまでバルサ首位。みなさんありがとうございます。ま、差がないからね、バルサには抜け出してほしいけど、とにかくこれからの混戦を楽しみたいと思います。

ところで、聖地エル・マドリガルでのおらが村vs.サラゴサ、ほとんど南米対決なんですが(笑)、1-1で折り返した後も点の取り合いで、結局おらが村はカニ、裸のフォルラン、ユニ食いリケルメの今季初で3点、サラゴサはアイマール王子とピケの2点、おもしろかったです。後半は王子が目立たなかったっすね(涙)、残念だなぁ。でもおらが村が勝ってよろこんでます。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年09月24日

映画鑑賞感想文『Vフォー・ヴェンデッタ』

さるおです。
『V FOR VENDETTA/Vフォー・ヴェンデッタ』を観たよ。
監督は『STAR WARS: EPISODE II - ATTACK OF THE CLONESスター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』『THE MATRIX RELOADED/マトリックス・リローデッド』のアシスタント・ディレクター、ジェームズ・マクティーグ(James McTeigue)!
脚本はウォシャウスキー兄弟(Larry Wachowski & Andy Wachowski)!
うん、これだけでもうすごいですよね(笑)。
出演はイヴィー役にナタリー・ポートマン(Natalie Portman)、V役にヒューゴ・ウィーヴィング(Hugo Weaving)。
うん、これでもうファミリーですよね(笑)。
フィンチ警視はスティーブン・レイ(Stephen Rea)、サトラー議長はジョン・ハート(John Hurt)、クリーディはティム・ピゴット=スミス(Tim Pigott-Smith)ゴードン・ディートリッヒはスティーブン・フライ(Stephen Fry)。

いやぁ、こりゃおもしろかったっす!壮大で、映像的にも精神的にも影の多い、大スクリーン向きの大作です。ポリティカル・ファンタジー万歳!

舞台は近未来のイギリス。ヨーロッパ各地でぼかんぼかんと核戦争をやったら、ファシズムによる最悪の全体主義国家になっちゃった。アメ〜リカなんてイギリスの植民地ですから。メディアも支配され、プロパガンダしか流れません。秘密警察が大威張りで乱暴をはたらいたりしている。マイノリティや同性愛者は問答無用で強制収容所送りですよ。こわい。
こーゆー権力構造を象徴するエライ人のスピーチなんかの場面はほとんどナチス・ドイツのパロディですが、ハイテク国家になっているあたりがナチスの雰囲気を一歩進めた感じで、近未来ナチスです。
この政府に立ち向かうのがアナーキストの"V"さん。ガイ・フォークスのにんまり顔マスクで現れて、異様なまでにドラマチックさにこだわり、チャイコフスキーの『1812年』の調べにのって暴力的に体制を崩壊させるヒーローですね。というかほとんど爆破アーティスト(爆)。

People should not be afraid of their governments. Governments should be afraid of their people.

そうそう、Vさんは過激な破壊活動家っす。自由のためなら、国会議事堂をぼっかーんだ!ということで、V自身が"正義"とスレスレのところにいます。世が世ならただのテロリストですが、劇中では世が世なのでヒーローです。Vさん登場シーンの爆裂マシンガン自己紹介もかっこええですが、電波ジャックして流すスピーチの内容もまさに"正義"、説得力ありすぎてまじめに聞いてしまいました。
ちなみにVさんのあのシンボルはアナーキストのシンボルの○の中にAが書いてあるやつのパロディっすよね。他にもいろいろ細かいところにこだわってそうだなぁ、丁寧に観るときっとさらにおもしろいっすよ。

Vさんの過去がすごく知りたいんですけど、あんまり明かされないね。かつて強制収容所に入れられていて、そこではおそろしい人体実験をやっていて、Vさんも被験者にされてて、実験の結果スーパーマンになっちゃった人。すさまじい悲劇の結果生まれたヒーローらしいぞと、そんくらいしかわからん。何しろ、V視点の物語ではないです。イヴィーちゃんやらデカさんやら、あるいは官僚視点です。
名前は"V"1文字しかないんだなぁ、ということは、強制収容所の独房の"V"であって、「5番君」と呼ばれていたと思われる。本人も本当の名前は覚えていないと思われます。うーん、そーいえばあちこちが"V"だらけだ。

で、イヴィーを使った強制収容所の再現シーンは迫力あっていいっすね。自分が"V"になるまでの追体験の設定で、イヴィーをじゃんじゃんいじめるわけです。イヴィーが自分と同じ高みに上ってくるまで、追いつめていきます。ある意味、二代目Vの誕生。身体的には同じにできないので、まぁハートだけは二代目V。イヴィーの方もいじめられて怒ったけれど、ついに自身の内にある"正義"に気づきます。
Vさんの本気度がわかりますねー。
10年もかけてひとりでコツコツと、線路をなおしたYO!
つくづく、Vさんの本気度がわかりますねー。途中で「何やってんだ、V」と自問自答しないあたりがド根性野郎です。

最後のシーンはまるで、全体主義国家の新バージョンに見えちゃいましたけど、いいのかな、あれで。"自由"に向かったはずなんだけど、あんなに整然としていて、この人たちだいじょうぶかな。そこだけが気になりましたね。

しかしまぁ、アメ〜リカが近未来ナチスの植民地んなってる映画をイギリス・ドイツで共同製作してるあたりがおもしろいっすね(笑)。

ところで、ヒューゴ・ウィービングにはびっくらこけた。顔なんか1度も出てきませんから。このシゴト受けただけでもすごいっすけど、いやぁ、演技がすごすぎてまいったYO!これはねー、説明できないっす。とにかくすごい。背負ってるものと温かみと使命感と色気と、あらゆるものを発散してます。あんたが大将!

残念ながら、モデルとなった本物のガイ・フォークスは、Vのような死に方はしてません。"首吊り・内臓抉り・四つ裂きの刑"って聞くだけでもう許してほしくなる極刑に処されたようですが(泣)、実際には処刑の日までの拷問で衰弱しすぎて絞首台に自力で上れず、拷問死です(大泣)。
Remember, remember the 5th of November.
11月5日(ガイ・フォークス・ナイト)は、彼が拷問され、本名(Guido Fawkes/グイド・フォークス)と火薬陰謀事件に関わったことを自白した日ですね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 19:48| Comment(4) | TrackBack(44) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

もっと普通にできないんなら、裸一貫、出直せ、とりあえず

さるおです。

「困ったなぁ、説明つかないよ、それじゃ」
「オレが説明しますよ!はだかで!」
「そ、それはもっと困るなぁ」

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 14:50| Comment(4) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月22日

さるおのハリポタ辞典[組織] Dumbledore's Army

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、"組織(association)"を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

Dumbledore's Army (D.A.)

army.jpg


【発足】
ハリーが5年生のときのDADAの先生にして"High Inquisitor(高等尋問官)"だと名乗る憎たらしいカエル女ドロレス・アンブリッジ(Dolores Umbridge)がDADAの授業を読書に費やしたことに業を煮やし、O.W.L'sで実技試験があるのに本ばっか読んだってできねっぺよ、と焦った5年生の中から「ヴォルディが復活した今、自分のことは自分で守る」と息巻いたハーが発足させた、生徒の、生徒による、生徒のためのDADA特訓秘密結社。
ハー、ハリー、ロンが中心となりThe Hog's Headにおいて第1回ミーティングが行われDA結成。しかし魔法省により傍迷惑な"Educational Decree Number Twenty-four"(教育条例第24条:部活動を含むホグワーツ校内のあらゆるグループは全て解散し、新たに3人以上のグループを結成する場合はHigh Inquisiterの許可を必要とする)が発動され違法となってしまったため、ハーの聡明な頭脳を駆使してバレないようにアングラで行動。(とは言ってもバレちゃうんですが)

【運営】
先生役のハリーをトップに、ハーとロンが補佐役(deputy)。
なんとヴォルディのデス・イーターへの連絡方法を応用した技術で、メンバー間の連絡のための偽硬貨(fake Galleons)を作製し、極秘裏に会を切り盛りするのは聡明なハーのシゴトです。この偽コインにはエッジの部分に次回ミーティング日時の刻印があります。で、ハリーのコインがいわゆる親機で、ハリーがその日時を変更するとみんなのコイン(子機)も変更される上、発熱して変更があったことを持ち主に知らせます。そう、デス・イーターの腕の印と同じです。

【入会方法】
メンバーリストにサインするだけです。前述のThe Hog's Headにおける第1回ミーティングにて、ハーがサインをさせた羊皮紙、たったあれだけ。しかーし、あの羊皮紙にはハーの魔法がかかっています。もし口外すると(裏切ると)"sneak(密告者)"の文字が紫色の膿になって顔に浮かび上がり、バレバレなんですわー。つまりサインすること自体がコントラクトになってるわけです。
入会希望者はこちらで入れますね。
http://joindumbledoresarmy.warnerbros.com/

【本部(headquarters)】
ドビー(Dobby)がおしえてくれた決してみつからないヒミツの場所、ホグワーツ城最上階(7階)のRoom of Requirement。誰かがそれを本当に必要としているときにだけ現れる部屋です。(設計者はロウェナ・レイヴンクロウ
ここでほぼ週1回のミーティングを行い、Patronusを含む数々のDADAを猛特訓(このシーンで何人かの生徒のパトローナスが何の形かわかります)。

【名称】
フレッドが提案したのは"Ministry of Magic are Morons Group"、アンジェリーナが提案したのは"The Anti-Umbridge League"、そしてチョウの"Defence Association"(略号はD.A.)を経て、最終的にジニーが提案した"Dumbledore's Army"(略号はD.A.)に決定。
後にアルバス・ダンブルドアはこの地下組織の名称を知り大感動してしまうのでありましたが、これはちょっとした事件に発展します。

【事件1】
ちょっとした事件です。組織の名称のために条例違反の罪をかぶった校長がまさかのタイーホ。アズカバン行きになるはずが、「どうせ逃げちゃうよ」という余裕ぶっこきまくりの強気の校長と魔法省側がもめてる間に、どさくさにまぎれて校長大脱走。というか、ホグワーツから追い出されてしまった。校長は難なく逃げて被害なしなので、ま、それについては心配要りません。その後DAは活動を停止しましたが、魔法省の定める標準レベルまで、みなさん上達してます。
ちなみにこのとき校長は、ホグワーツ城内では不可能なはずのApparationによく似た方法でFawkesとともに一瞬で姿を消しています。

【事件2】
ハリー、ロン、ハー、ネビル(Neville Longbottom)ジニー(Ginny Weasley)、ルナ(Luna Lovegood)、DAメンバー中6名が、prophecy(予言)をめぐる魔法省のDepartment of Mysteries(神秘部)でのデス・イーターとの大バトルに参戦。オトナの、しかもどちらかといえばスゴ腕揃いのデス・イーターたち相手に、コドモたちが勇敢に激闘を繰り広げ、なんと死者を出さずに戦い抜いた。ハリーとネビルは最後まで最前線で大勝負。この激闘で亡くなったのは(『OotP』のネタばれ→)シリウス・ブラックです。

【事件3】
(『HBP』のネタばれ→)ハリーと校長がHorcrux破壊の旅に出ている間に勃発したホグワーツ城での大バトルではロン、ハー、ジニー、ネビル、ルナが参戦。これはすでに"戦争"です。ここでもこの5名はよりスゴ腕の敵と激闘につぐ激闘をくぐり抜けました。

【敵(enemies)】
・魔法省(The Ministry of Magic)(『HP7』では敵ではないかもしれません)
・Inquisitorial Squad(スリザリン生を中心にした尋問官アンブリッジの部隊)
・カエル女ドロレス・アンブリッジ(Dolores Umbridge)
・ヴォルディとその仲間たち

【メンバー】
● グリフィンドール生
7年生:フレッド・ウィーズリー(Fred Weasley)、ジョージ・ウィーズリー(George Weasley)、リー・ジョーダン(Lee Jordan)、アンジェリーナ・ジョンソン(Angelina Johnson)、アリシア・スピネット(Alicia Spinnet)
6年生:ケイティ・ベル(Katie Bell)
5年生:ハリー・ポッター(Harry Potter)(指導役)、ロン・ウィーズリー(Ron Weasley)(副官)、ハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Granger)(発案/副官)、ネビル・ロングボトム(Neville Longbottom)、ディーン・トーマス(Dean Thomas)、パーバティ・パティル(Parvati Patil)、ラベンダー・ブラウン(Lavender Brown)、シェーマス・フィニガン(Seamus Finnigan)(シェーマスは最終ミーティングのみ参加でサインなし)
4年生:ジニー・ウィーズリー(Ginny Weasley)、コリン・クリービー(Colin Creevey)
2年生:デニス・クリービー(Dennis Creevey)
● レイブンクロウ生
6年生:チョウ・チャン(Cho Chang)、マリエッタ・エッジコム(Marietta Edgecombe)(マリエッタは後に密告者となる)
5年生:アンソニー・ゴールドスタイン(Anthony Goldstein)、マイケル・コーナー(Michael Corner)、テリー・ブート(Terry Boot)、パドマ・パティル(Padma Patil)
4年生:ルナ・ラブグッド(Luna Lovegood)
● ハッフルパフ生
5年生:アーニー・マクミラン(Ernie Macmillan)、ジャスティン・フィンチ-フレッチリー(Justin Finch-Fletchley)、ザカリアス・スミス(Zacharias
Smith)、ハンナ・アボット(Hannah Abbott)、スーザン・ボーンズ(Susan Bones)
総勢29名

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年09月21日

映画鑑賞感想文『ホテル・ルワンダ』

さるおです。
『HOTEL RWANDA/ホテル・ルワンダ』を観たよ。
監督・製作・脚本は『IN THE NAME OF THE FATHER/父の祈りを』のテリー・ジョージ(Terry George)。
出演はポール・ルセサバギナ役に『CRASH/クラッシュ』のドン・チードル(Don Cheadle)、ポールの妻タチアナ役にソフィー・オコネドー(Sophie Okonedo)、オリバー大佐はニック・ノルティ(Nick Nolte)、カメラマンのジャック・ダグリッシュ役にホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)、ほか。

さるおがアフリカに行ったのは2003年です。この作品の舞台となったルワンダの隣国タンザニアに行きました。
映画の終わりに、何人かの人々がタンザニアに逃れています。あぁ、近くだったんだなぁ。
もちろんアフリカに行きたいと思った時点でアフリカのことはいろいろ勉強しました。でもまた、あらためて思いますね、近くだったんだなぁと。泣けてきます。本当に。

1994年、ルワンダ。もうずっーっと内戦やってたわけですが、この作品で描かれるフツ族とツチ族の衝突の臨界点(この場合はフツ族によるツチ族の一方的な虐殺)は、1994年、つい昨日のできごとです。民族対立ってなんですかね。あんたはフツだから貧困にとどまれと、あんたはツチだからその上の階級だと、よそから勝手にやってきたヨーロッパ人が決めるわけです。
さるおが行ったタンザニア(あるいはケニア)のマサイ族だって同じです。「あんたらマサイ、この四角の中から出ないでね」と勝手にやってきたイギリス人が言っただけです。「おれたちマサイ」なんて誰も言ってない。

勝手にやって来て、勝手な秩序を押し付けて、格差を生み、差別を生み、貧困を生み、絶望を生み、希望だけは搾取して去って行く。それが歴史が物語るヨーロッパ人です。ひどいなぁ。
ぎりぎりの均衡を保っているうちはいい。格差を受け入れ、差別を受け入れ、貧困を受け入れ、絶望を受け入れる、そういう土壌のある地域というのは存在します。その弱さも罪の一部ではある。そのシステムが機能してしまう、そーゆー社会です。被支配者もまた、支配されることを選び、慣れ、支配されていることを忘れるという、罪の一部を内包している。

ただ、均衡が崩れて臨界に達したとき、おびただしい量の悲劇が起きる。隣人が殺され、自分は隣人が殺されていくのを見ているだけです。友人の屍でできた道を、自分は友人を踏みつけて歩かなければならない。自分の親や我が子の屍でできた道を。
こんなことは起きてはいけない。

2、3年くらい前かな、同じアフリカのコンゴだったかアンゴラだったかスーダンだったかどこだったか、その国の内戦の実情を書いた記事を読んでね、ショックで大泣きしました。内戦だから、国内で2大勢力がぶつかってるわけね。で、一方のゲリラ軍がね、5、6歳のコドモを誘拐してくるわけです。で、その子の母親も別に連れてくる。で、コドモの方にナイフを渡して、母親に引き合わせるわけです。そして、「ママの腕をそのナイフで切断しろ」と命令する。当然嫌がります。そんなおそろしいことできない。ところが「やらないなら、おまえもママも殺す」と言われてしまう。
これはもう切るしかないわけです。いや、楽に死なせてくれるなら殺されるほうがよっぽどいいんですけど、そうはいかないわけです。6歳のコドモが、生きている人間の腕を、しかも母親の腕を、正気で切断できるはずない。おそろしすぎる。あまりにおそろしすぎる。
狙い目はそこです。正気で切断できるはずがない。だから狂ってしまえということです。
つまりこれは、アサシン養成。こんくらいを乗り越えないと、真のゲリラ屋にならん、"殺人"という行為への恐怖を麻痺させて戦士を作りあげよう、そういう活動が現実に行われている。
こんなことはあってはならない、断じて。6歳のコドモの手を母親の血で染めてはいけない。
ショックで泣きました。恐ろしくて恐ろしくて、そして怒りで体が震えました。誘拐担当のおまえ!命令してるおまえも!勝手に自分の両手両足でも舌でも首でも切ればいいじゃないか!何やってるんだ、人間は。何て愚かなんだ、人間は。

タンザニアを旅する前年にさるおはカンボジアにも行きましたが、あそこのコドモらも手とか足が地雷で吹っ飛んでいます。何て身勝手なんだ、この世界は。

映画『ホテル・ルワンダ』は観なければならない作品ですが、観て、話術と知略だけを武器に家族と1200人もの人々の命を守り抜いた1人のホテルマンの奇跡の逸話だ!と感動している場合ではないです。
絶対に価値ある作品であることに異論はないですが、閉じた世界で起きている悲劇と、グローバルな規模で行われている茶番劇を、本当に伝えきったのかどうか、少し疑問です。
This movie, “Hotel Rwanda” will be a wake-up call. Take the message and be a messenger!
世論は実際に動いたようですが、あれで伝わったのかな?虐殺の実態と何より大事なその背景は伝わったのかな?個人的なドラマになりすぎてないかな?
冒頭からミル・コリンで将軍達が会合を持っていたシーンも重要だし、そこにポールが入っていく意味も重要、4つ星だということだけが命綱、ミル・コリンが外国資本だということの意味が本当にわかっていないと背景がうまく見えてこないんじゃないかなぁ?

劇中にこんなシーンがあります。カメラマンのジャック(ホアキン・フェニックス)が決死の覚悟で撮影した"虐殺"、その映像を観て、「ひどいわね」と言ってどうせまた夕食を続けるんだと。そしてポールも言います、「みんな(欧米諸国や国連)恥ずかしくなって、たすけに来るさ」と。
観客ひとりひとりに宛てたメッセージではないかな。晩飯を食い続けるさるおに、恥ずかしくなれと。

さるおね、小学生のころ、「ユニセフにぼきんするとごはんがない人をたすけられるんだってー」と学校で言われたとおりにさるおママに報告したことがありました。そしたら聞かれました、「何してあげたいと思うの?」って。で、きっと秋だったんだよね、「なし(梨)むいてあげたいね」って答えたんだよ、さるお。うちのママさんは言いました。「オトナになったらよく考えて、自分で持てるだけ梨持って、自分の足で行ってみなさい。自分の手でむいてみなさい。梨を食べさせたいんなら、自分で方法を考えなさい」
今ならわかる、その複雑さが。そして、あるいは一握りの飛び込んでゆく人たちがいることも。
「うん、そうだね」って返事したはずなのに、さるおは「ひどいね」って言ってまた晩飯食ってます。何やってんだ、さるお。実際に、遠くの誰かをたすけている余裕もないし、もし誰かをたすけるならば身近なところが優先です。それが世界というものです。大切なのは、"なぜ虐殺が起きたのか"、"なぜ貧しいのか"を知ることです。

映画としてすごい傑作だとは思いません。虐殺の事実は伝わっても、"なぜ"という、感傷では済まない部分は伝わったのかな?
そうね、a wake-up callだな。
それでもたまには世界を知って、自分を恥じて自分を呪い、世界を恥じて世界を呪い、泣かなければいけないと思います。もちろんルワンダ以外にも、そして自国も。

もうひとつ大事なのは、「欧米のモノをすべて受け入れて、自分も支配層と変わらない、そんなふうに思ってしまった」というポールのセリフ。ここは深いっすね。被支配層の愚かさです。被支配層が罪の一部を担ってしまう。象徴的な重いセリフです。欧米のモノをすべて受け入れた自分を過ちだと嘆きながらも、舶来の4つ星というその"品格"にたすけられたのも事実です。

エンディングの曲がまた泣けてきますねぇ。

日本語の公式サイトはこちらです。
http://www.hotelrwanda.jp/
こっちは英語ですが、より雰囲気が伝わるかな。
http://www.hotelrwanda.com/

ブログじゃなくてメールマガジンの、本家"ヨタ話★スターメンバー"に、ぜんぜん明るいですけどさるおの旅行記があります。タンザニア編は『さるおのアフリカ珍道中』、カンボジア編は『カンボジア』です。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:21| Comment(22) | TrackBack(63) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

映画鑑賞感想文『ヒストリー・オブ・バイオレンス』

さるおです。
『A HISTORY OF VIOLENCE/ヒストリー・オブ・バイオレンス』を観たよ。
監督は『NAKED LUNCH/裸のランチ』『EXISTENZ/イグジステンズ』のデヴィッド・クローネンバーグ(David Cronenberg)。
出演は帰還した王様ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)、エド・ハリス(Ed Harris)、マリア・ベロ(Maria Bello)、ウィリアム・ハート(William Hurt)、そしてクローネンバーグとよくタッグを組んでいるピーター・マクニール(Peter MacNeill)。

これはちょっとwww.allcinema.netの解説を引用してみます。

ある事件をきっかけに夫の過去を巡る黒い疑惑が浮上、平穏だった一家が暴力と罪の渦に呑み込まれていくさまを、リアルでショッキングな暴力描写とともに綴る衝撃のサスペンス・ドラマ。
インディアナ州の田舎町で小さなダイナーを経営するトム・ストールは、弁護士の妻と2人の子どもとともに穏やかな日々を送っていた。そんなある夜、彼の店が拳銃を持った2人組の強盗に襲われる。しかしトムは驚くべき身のこなしで2人を一瞬にして倒してしまう。店の客や従業員の危機を救ったトムは一夜にしてヒーローとなる。それから数日後、片目をえぐられた曰くありげな男がダイナーに現われ、トムに親しげに話しかける。人違いだと否定するトムだったが、トムの過去を知るというその男は、以来執拗に家族につきまとい始める。

おもしろそうですね!すごい映画ですよ、きっと!

以下はさるおのレビューです。(たぶんレビューは3行だけ)

ものすごーい静かで、ものすごーい華のない、『THE BOURNE IDENTITY/ボーン・アイデンティティー』を観たYO(爆)!
きわめて凡人のトム・ストールが銃を持ったらスゴ腕だった!俺は誰だ!
すると目の前にメン・イン・ブラックが現れて、「じつはおまえはジョーイなのだ!」とか言うわけね。

で、だんだんと、自分もうっかり忘れていたジョーイだった過去の自分を思い出し、「騙したわね!嘘つき!」とかって妻に怒られ息子に怒られ、しょーがないから過去を清算するためにおとうちゃん家出(涙)。
自分の過去にかかわるワルモノたちを、なぜかヒジョーに緩慢なアクションで、ばったばったとやっつけて帰宅すると、妻怒りっぱなし息子怒りっぱなし(大粒の涙)。家族に入れないおとうちゃんを娘が不憫に思ってくれる、という、あ、えっと、その、うーんと、書いてしまうと身も蓋もない話です(号泣)。

えっとですね、けっこうおもしろかったです。(あたふた)

冒頭のシーンで、事務所の前にクルマ回しといてくれって、あの距離かっ、おまえーっ!と思ってしまったのが敗因でした。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 20:42| Comment(0) | TrackBack(12) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月19日

映画鑑賞感想文『ロード・オブ・ウォー』

さるおです。
『LORD OF WAR/ロード・オブ・ウォー』を観たよ。
監督は『GATTACA/ガタカ』『THE TRUMAN SHOW/トゥルーマン・ショー』『S1M0NE/シモーヌ』のアンドリュー・ニコル(Andrew Niccol)。
出演は、製作にも名を連ねるニコラス・ケイジ(Nicolas Cage)と、『ALEXANDER/アレキサンダー』(←コリンがまさかのパツキン)でヘファイスティオン役を演じた思いっきり美貌の男(さるおと同い年なのにね、ものすごい違い(泣))ジャレッド・レトー(Jared Leto)、商売敵のおじやんはビルボ・バギンズ、違った、イアン・ホルム(Ian Holm)。そして、なんだか最近むさむさの表情でいい演技してますが今回は目立たないイーサン・ホーク(Ethan Hawke)。

おもしろいね、この映画。
シニカルに、コミカルに、「ちゃんと戦争やってくれー」なんて言いながら、軽快なフットワークで快進撃を続ける史上最強の成り上がり武器商人ユーリー・オルロフの物語。
「今、世界には12人に一丁の銃がある。次の課題は、ひとり一丁の世界だYO!」
そうですよね。それ行けユーリー!商売熱心でエライあんたは、あきんどの鑑だ。

これもね、実話に基づいた作品です。ユーリー・オルロフが笑えるほどに淡々としたスゴ腕セールスマンだったかどうかは知らないけど、大事なところは、彼の存在が"悪"ではなく"必要悪"だという点。つまり、お客がいる。単なるビジネスです。"これがやっとみつけた天職だから辞められないという葛藤"などなありません。"必要悪"を体現する道を選ぶという、ブレない存在としての"個人"です。
本当の武器商人は安全保障理事会を構成する常任理事国(アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国)だと、これはもう今さらわざわざ映画で言われなくてもわかっていることとはいえ、これだけコミカルな作品ではっきり言っていただけると気持ちがスッキリしますね(笑)。
ま、そんなことを言ってしまう作品だからハリウッド資本に締め出されてしまいましたが(涙)、そんなもんに屈しちゃだめずら。その意味でこの作品は骨太コメディ、えらいっす。

もうひとつ重要なのは、少数民族が武器を必要としている点。
彼らの、力を拡大しようとする欲と、恐怖心や罪悪感の欠如はリアルな感じしますねぇ。あれは単なる"麻痺"ではないような気がします。モラルから切り離された地域があり、モラルから切り離されて生きる人々がいる。その事実をまずは受け止めないといけません。
こう言ってはなんですが、あれは"統治"という社会システムのひとつの側面なんじゃないかな。
今も世界のあちこちで戦争やってます。そのうちのいくつかには、第3者による"正義"なる大義名分がある。ある地域の内戦状態を解決しようという正義があります。でも、その正義のための戦争を経て、国や地域がよくなるのかというと必ずしもそうではない。
あるいは、国内の2大勢力がぶつかって片方が勝ち、ある種の独裁がはじまるわけですが、それが上記のように"仲裁された場合"と比べて不幸なのかというと、そうでもない。
支配構造、権力構造というものには、そもそも"悪"が内包されてしまっているわけです。だからその"悪"の部分だけを取り除こうとしても無理なんだよね。
これはものすごく哀しい話ですけど、とにかくそーゆー"悪"なるシステムが、そこでは機能してしまう。

なぜここに銃があるのか。なぜそこに銃があるのか。どうしてそれを手に取るのか。その銃はどこから来たのか。
感情論などでは一切解決しない、現実があるねぇ。

さるおが少しおもしろいと思ったのは終盤のひこうき。大型輸送機が置き去りにされて1晩で、すっかり分解されて骨組みしか残ってねーずら!
あれを住民が持つ生きるため強さだと思って終わるのか、それとも、きっかけさえあれば、その逞しい強さは経済的な二極化を解決する原動力になると感じるか、そのへんも深いっすね。

ユーリーの弟ヴィタリー、笑えるくらい悪循環を繰り返すヤク中男ですが、観ている側にとっては彼がいちばん感情移入の対象になると思います。溺れてしまう弱さと、激情型だけれど最後は自分の良心に従う強さが、彼の中で共存している。いやぁ、彼の最期にはちょっと切なくなりました。
で、それがユーリーに与えたインパクトがまた苦しい。それでもユーリーは"必要悪"であり続けるわけで、それがこの映画が訴えかけてくるメッセージなんだと思います。無くならない"必要悪"。"必要悪"で食い続ける社会。足を洗えない、人の強さと弱さ、したたかさと脆弱さ。

ちなみに、ウクライナ生まれの1発の弾丸目線(生産ラインから西アフリカで少年の頭を貫通するまで)で描かれた"弾丸の一生"みたいなオープニングが、えっと、チョコレート工場長のヒミツ、じゃなくて、何だっけ、えーっと、『CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY/チャーリーとチョコレート工場の秘密』!あれにそっくりで飽きました(笑)。
食品の生産ラインは絵にすると可愛くておもしろいんだけど、うーん、弾丸はつまんないです。しかも何も訴えてない感じで、あのオープニング映像の役目は、コミカルな映画だよっちゅー紹介のみですね(涙)。もっと深い(明るさはあのままで)オープニングだったらよかったなぁ。
で、『チャーリーとチョコレート工場の秘密』は2005年9月公開作品、『ロード・オブ・ウォー』は2005年12月公開作品。ほんとに、似たモノって同じ時期に作られますね(泣)。そーゆーところはつまんねーなぁ。

関係ないですが、みなさんご存知だと思いますけど、ニコラス・ケイジの家ってすごいよね。本名はニコラス・キム・コッポラ(Nicholas Kim Coppola)、そうっす、あのコッポラっす。叔父さんがフランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)でその娘はソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)息子はロマン・コッポラ(Roman Coppola)、ロマンのお母ちゃんがエレノア・コッポラ(Eleanor Coppola)におじいちゃんのカーマイン・コッポラ(Carmine Coppola)、叔母さんはタリア・シャイア(Talia Shire/Talia Rose Coppola)で、おにいちゃんはクリストファー・コッポラ(Christopher Coppola)、弟さんはマーク・コッポラ(Marc Coppola)、ほかの従兄弟はジェイソン・シュワルツマン(Jason Schwartzman)で、ケイジ元妻はパトリシア・アークエット(Patricia Arquette)。はぁはぁはぁ。すごいっす。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年09月18日

ラ・リーガ06-07 第3節 いきなり大暴走のラシン・サンタンデールになんだかんだで圧勝だぞ

さるおです。
いきなりなゲーム展開だったので、さるおも負けじといきなり書きはじめますが、試合開始の笛と同時にペドロ・ムニティスがふんがー!とバルサゴールに猛突進。大慌ててくっついていくバルサDFのみなさん。そしてあっという間にラファとビクトリーな男が大激突。
びっくりしましたね。お茶飲んでる場合か、さるお。
いやぁ、怪我しなくてよかったっす。
2分、さるおだったらさっきのでびっくらこけて負けちゃうところを、ベレッチみたいな位置にいる(笑)ジャンルカ・ザンブロッタがピッチの角からクロスボールを上げて、うわぁー、かっこええ。続く3分にはプジョルからシウビーニョ、折り返してロニー、そしてシャビがシュートだぜ。ええ、ええ、みなさんさるおとは大違いに頼もしいっすよね。
ところが4分にはFKを巨人ニコラ・ジギッチ君がシュートっす。ぐわぁー、クロスバーさんありがとうございます(汗)。うーん、ラシンやる気まんまん。ものすごいプレッシャーをかけてくる。無得点で3連敗という泣ける失態は避けたいホームのラシン、びっくりさせといてどさくさに紛れて1点とって守ろうぜ、とまぁそーゆーオーラ出まくりです。
11分にはクリスチアン・アルバレスのFKが、えーっと、ゴールポストさんありがとうございます(汗)。なんかすごい気迫だな、おまえら。
13分にはルベン・ゴンザレスのハンドでロニーがFKを蹴りますが、あー、壁に当たっちゃった。なんか嫌な展開だな。16分にもバルサのサイドが完全にかきまわされてフェリペ・メロにシュート打たれてます。
しかーし、このへんまでかな。17分、ロニーのパスをさるおのデコが神業のような足さばきでエトーに送り、強烈ロングシュートがぼっかぁーん!むはーっ!入ったぁ!サムエル君、ピチーチもバロンドールも、全部あんたが持ってってよろしい。あんたが大将!ふんがふんがー。

最初の20分で決められなかったラシン、惜しいのが2つあったのに、残念っすね。すみませんがここからはバルサの時間です。
21分、ベレッチが憑依した(笑)ザンビーがじゃんじゃん上がって完璧なコンビネーションを見せてます。いいね、いい動きだ。いや、ザンビーはそもそもよく攻撃参加します。よく走る。ベレッチ憑依じゃねーずら、ちゃんと守備やってますから(笑)。(ベレッチのことは大好きです。愛ゆえにいじってしまうだけですから。)
このへんの時間はバルセロナ・ショーです。ワンタッチ、ワンタッチで、追い越し追い越され、ロニーとシウビーニョとか、ザンビーとレオとか、いつまでも鬼ごっこしてる感じです。実況さんが「メッシが攻撃にからんで前に行けてないからだめです」みたいなこと言っちゃってますが、いいんだよとりあえず、ラシンのびっくり作戦を白紙にするバルセロナ・ショーをやってても。
いいリズムになってきて、さるおのデコも果敢にシュート!
いいリズムになってきて、ベンチにプリンスがいるぞと思ったらオレゲール!
いいリズムになってきて、エトーがシュートしてこぼれたのを自分で拾ってまたシュート!
いいリズムになってきて(しつこい)、レオも得意のドリブルからシュート!
いいリズムになってきて(本当にしつこい)、シャビも狙ってシュート!

浅はかな記事になっている気がしないでもないですが、前半終わりました。後半です。
後半はバルサがいい出だしだな。ロニーが立て続けに2本シュートっすよ。1本は決定的。惜しいっすねー。FKも蹴っちゃう。これも惜しいっす。
17分にはなんとプジョルとプリンスかと思ったオレゲールが交代っす。19分にはレオがベンチに下がってジギッチ君の1/4ぐらいしか身長がない小さいおっさん投入。
23分にはきっちり枠に飛んだロニーのFKをトーニョ(アントニオ・ロドリゲス・マルティネス)がナイスセーブです。
続くロニーのCKこぼれ球にはシウビーニョが凄まじいスピードで突っ込んできてシュート!ぐわぁー、かっこええ。魚屋のおやっさんみたいなシウビーニョ、かっこええわー。しかしまぁ追加点ならずです。
26分からはエトーとジュリ、ジュリとデコ、魚屋とエトーとデコが、立て続けにモーレツな波状攻撃だYO!
しかーし未だ追加点ならず。うーん、こーゆーのってある意味硬直っていうのかな。ラシンのよい子たちも必死で守ってます。しかもラシンのよい子たちはいいかげんイライラ気味。エトーなんてもう踏んだり蹴ったりに潰されてるんですけど(涙)。えーん、みなさんエトーを削らないでください。エトー君もどうか怒らないでください。
ギリギリの荒れ加減で34分、エトーとエイドゥル・グジョンセンが交代っす。
えー、ファウル数、バルサが12でラシンが29?これ以上荒れないといいなぁ。

待ちに待った追加点は38分です。ロニーにボールもらった小さいおっさんが、1人で前線をドリブル突破!そのままゴールに叩き込んだ!ひゃっほーい!ほんとにほんとに、あんたは小さい大将だぜ!愛してるぅ。
0-2、ここでもう試合は決まってしまいました。
ところがこれで終わりではなかった。終了間際の44分、トーニョがグッディを転ばせちゃったYO!トーニョ赤札、涙のPK。しょーがないのでメロ君がGK役です。
ロスタイム、メロ君懸命に読んで右に跳びました。ちゃんと反応したよ。しかーしロニーの蹴ったボールは左隅み。こりゃもうしかたないです。
ラシン、足も止まらず、がんばりました。

結果0-3、最強のバルサ、またまた圧勝です。苦しんでましたが、なんだかんだで結果は圧勝。むははー、強いのだ。

実況さんがバルサ選手の名前ばっかり言ってラシンのみなさんをことごとく無視してますね。バルサ寄りすぎて腹たっちゃった反動で、さるおの記事はフルーネーム三昧になっちゃったYO!

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年09月17日

さるおのハリポタ辞典[データ] 戦況報告

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、"the Second Wizarding War"の2大バトルのデータを紹介します。ちなみにこの書き方はwikipediaからの引用です。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
ネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

1996年6月
● Battle of the Department of Mysteries/Part of the Second Wizarding War
ロンドンの魔法省本部内 神秘部(Department of Mysteries)での戦い
(不死鳥の騎士団とDAの勝利)

【不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)とDAの連合軍】
指揮官  アルバス・ダンブルドア、ハリー・ポッター、シリウス・ブラック
戦闘員  オトナ6人(OotP)、コドモ6人(DA)
被害   オトナ:死者1名(シリウス・ブラック)と怪我人多数
     コドモ:重傷1名(ハー)と軽傷者多数
【デス・イーター】
指揮官  ヴォルディ、ルシウス・マルフォイ(Lucius Malfoy)
     ベラ(Bellatrix Lestrange)
戦闘員  オトナ13人
被害   11名逮捕(投獄)、ヴォルディとベラは逃走

1997年6月
● Battle of Hogwarts/Part of the Second Wizarding War
ホグワーツ城での戦い
(デス・イーターの勝利)

【不死鳥の騎士団とDAと教師たちの連合軍】
指揮官  レムス・ルーピン(Remus Lupin)ミネルバ・マクゴナガル
     ハリー・ポッター
戦闘員  12名
被害   死者1名(アルバス・ダンブルドア
     ある意味回復の見込めない重傷者1名(Bill Weasley)、怪我人多数
【デス・イーター】
指揮官  ドラコ・マルフォイ(Draco Malfoy)、セヴルス・スネイプ
     フェンリル・グレイバック(Fenrir Greyback)
戦闘員  12名
被害   死者1名(Gibbon)、怪我人数名、逮捕者数名

心ゆくまでさるお、もんち!
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2006年09月16日

さるおのハリポタ辞典[科目] Arithmancy

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ホグワーツの科目を紹介します。
こちらのサイトを読んだらね、さるお興味津々!で、さるおなりに考えてみました。ネタばれエントリーではありませんが、ネタばれコメントは大歓迎なので、そっちは気をつけてね。
訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

Arithmancy

ホグワーツ魔法学校では3年生からの選択科目として登場します。
こりゃ何かというと、数値占いです。Numerology(数秘術)の元になったもので、古代ギリシャが発祥の地。その後、アラビア数字と当時知られていた7つの惑星とを結びつけ、アラビア地方で発展したもののようです。
"占い"なんていうとね、さるおも苦手だし、ハーなんかもう大嫌いに違いないぞと思いきや、なんとハーが大好きな科目です。
同じ"占い"なのに、ハーはDivinationは大嫌い。嫌いを通り越し、ドロップアウトしちゃった。
どうしてArithmancyの方は好きなのかというと、未来を予測する方法論が厳格で、数値に基づいていて、"学術的・科学的だ"と思えるからです。
アカデミックなハーにはね、無意味としか思えないんだわ、"心の目で見る"なんてばかばかしく曖昧で感覚的なことが(笑)。

この学科では、Divinationとは違った方法で、未来を予測します。
それによって、"ある行動をいつ行えば効果的か"という大事なことがわかるわけで、古代ギリシャだとこれを"戦争"に使うわけですね。ハーがおもしろがるほどアカデミックな科目なら、挑戦してみよう。Arithmancyは複雑で、いきなり"ある行動をいつ行えば効果的か"という応用編は無理なので、ここでは基礎を勉強します。

Arithmancyの基本は、目的とするある人物に関する情報(人物像)を知ることです。つまり、あの人どんな人だろう?と思ったらArithmancyを使うとどんな人だかわかっちゃう。
使うのはその人の名前です。で、"数値占い"ですから、下のチャートを使って名前を数に置き換える作業をします。下のチャートはもちろん今の英語のアルファベット用になおしたやつです。

Arithmancy.jpg

スネイプ先生を占ってみます。
SEVERUS SNAPE、置き換えると、1545931 15175。

次にこれを全部足します。1+5+4+5+9+3+1+1+5+1+7+5 = 47
次は10の位と1の位の数を足す。4+7= 11
もう1度10の位と1の位の数を足す。1+1 = 2
つまり、1ケタになるまでやるわけね。
ここで出てくる数字がその人の総合的な個性タイプ(Character Number)です。

今度は、SEVERUS SNAPE(1545931 15175)の母音だけを拾って同じことをしてみます。
EEU AE(553 15)だけだから、5+5+3+1+5 = 19で、1+9 = 10、1+0 = 1
これは隠された願望や恐怖を表す心のタイプ(Heart Number)です。

最後は、SEVERUS SNAPE(1545931 15175)の子音だけ。またまた同じ計算です。
SVRS SNP(1491 157)だから、1+4+9+1+1+5+7 = 28で、2+8 = 10、1+0 = 1
これは表向きの人物像を表す社会性のタイプ(Social Number)です。

さて、3つの数が出てきました。スネイプさんの個性は2、心は1、社会性も1です。
これらの数値が表す特性は以下のとおり。
この性質が、総合的な個性、心、外面にそれぞれ対応するわけです。

1:独立している、孤独な数。目標を定めると集中して、判断力、決定力に富んでいる。目標に向かうがんばり屋さんで、人々の中ではリーダーであり、発明者、指導者。ときに自己中心的で強引なので、周囲にはついていけない人もいます。自立的な孤高の人。

2:相互作用、協力関係、バランスを表す数です。平和・調和の心とともに、忠誠心や公正さも持ち合わせています。ところが同時に、相反するような闘争心も持っている。この2面性そのものが、"2"という数字の象徴するものです。つまり、昼と夜、善と悪が共存している。ときによそよそしく、ときに意味あり気。想像的で、創造的で、ちょっと自意識過剰。

3:三位一体。過去・現在・未来、または心・体・精神・・・えーっと、にっぽんでは心・技・体(笑)。つまり完全性を象徴するのが3という数です。才能、芸術性、ユーモアに優れていて、活動的。幸運で、楽天的で、何でもうまくいくように見えますが、気が散りやすくて怒りっぽくて浅薄な面もある。

4:安定・信頼・堅実さの数字。まじめで、人が嫌がる仕事でも率先して楽しみながら行います。飛躍した発想より論理性を重んじる。組織を構成するのが上手で、物事は必ず達成する意志の強さもあります。注意深いので予測される事態にはいち早く気づきます。怒ると激高し、疑い深くなる。いざケンカとなると烈火のごとしですね。

5:不均衡を象徴する数字。影響されやすく、不確実で不安定。気が多いくせにどれも達成できません。大胆さに富んでいて、エネルギッシュ、危険を冒してもかまわないと思っています。1個所に長く滞在するよりも、自由気ままに流れて行き、出会いを楽しみたいんですね。うぬぼれ屋さんで無責任、短気でせっかちなのが欠点。

6:調和、友情、家族を表す数。愛情深く、信頼できて、忠誠を守ります。教育と芸術に秀でていますが、ビジネスは不得意。ゴシップ好きでひとりよがりな面がある。

7:理解に長けた数で、知覚に優れ、探求心が旺盛。高いハードルへの挑戦を楽しめる明るくまじめなタイプ。神秘的なものに関心があります。独創性・想像力は、お金や富より大事だと知っている。たまに悲観的な、皮肉屋になって、不安定になります。

8:最も予測できない数"8"。ビジネスにおいて大成功する可能性を持った、政治色の強いタイプで、実用性重視、野心満々。嫉妬深く、貪欲で、横暴で、常に権力に飢えている。可能性が大きく開けていて、成功するなら頂点へ、失敗するならどん底に一気に転落、ふたつにひとつの人生です。

9:三位一体(完全性)×3、最も完成された数。真の豊かさと達成の象徴。教師、科学者、あるいは人道主義に捧げる人生を選びます。断固とした信念を持ち、疲れを知らず、他者を導く。ただし思い通りにならないと横柄になる、うぬぼれの強さも持っている。


なるほどー。スネイプさんは心も社会性も孤独な発明者で、忠誠心と闘争心という二面性を持つ善と悪が共存したキャラクター。
当たってっぞ!
こりゃハーが夢中になるのも無理はない。

他にもやってみましょう。
勇気と大胆さを持つはずのGodric Gryffindor、置き換えると、764993 7976695469。
これを全部足すんですね。7+6+4+9+9+3+7+9+7+6+6+9+5+4+6+9 = 106
で、100の位と10の位と1の位の数を足す。1+0+6= 7
もう1ケタになったのでここまでですね。グリフィンドールの個性は7です。
母音だけ集めると、oi ioだから、6+9+9+6 = 30、3+0 = 3
子音だけだと、Gdrc Gryffndrで、7+4+9+3+7+9+7+6+6+5+4+9 = 76、7+6 = 13、1+3 = 4

ということは、グリフィンドールは、個性:7、心:3、社会性:4
同じようにやってみるとスリザリンは、個性:1、心:8、社会性:2

みなさんもいろいろ計算してみてください。
こちらのサイトの記事中の1つ目のリンク(青い文字列)をクリックすると自動で計算できて便利だよ。

総合的なキャラクターについて考えると"James Potter"と"Sirius Black"が親友なのは納得だし、"Rubeus Hagrid"と"Olympe Maxime"が仲良くなったのもわかる(っちゅーか、この4人似てるなぁ)。双子の"Padma Patil"と"Parvati Patil"がなぜ違う寮に入ったのかも説明がつきますね。

肝心のハーについては、"Hermione Jane Granger"ではなく"Hermione Granger"が当たっているようなので、ミドルネームは使わないのが基本なのかな。
ハリーも"Harry James Potter"より"Harry Potter"が当たってる感じです。なんだかやたらとハリーの血(親)はダークな感じなんですが(汗)・・・。
ロンは"Ron Weasley"って略すといまいち当たってないので、短縮形は使わないほうがいいってことかな。

もちろんヴォルディは強烈っす。彼は名前がいろいろあるので(Tom Marvolo Riddle/Tom Riddle/Thomas Marvolo Riddle/Lord Voldemort/Voldemort)おもしろいんですが、調子に乗って"You-Know-Who"や"He-Who-Must-Not-Be-Named"も計算したYO!"Voldemort"は特にすごかった!"You-Know-Who"もええですねー。ただし、"U-No-Poo"で一気に可愛らしさ炸裂(爆)!
ついでに、人名ではないですが"Horcrux"ってかなーり怖いです(爆)。もうひとつついでですが"Department of Mysteries"もすごいです。

ちなみに"Saruo"は2、1、1。ぐわぁー、スネイプさんとおんなじ。そ、そういえば、さるおって昔どっかのサイトで組み分けやったらスリザリン入ったし。
ついでにさるおの本名だと1、9、1。"Ronald Weasley"と一緒です。こちらはずいぶんロイヤルな感じ。

最後に、すごいことを書いてしまいます。
"Albus Percival Wulfic Brian Dumbledore"と"Tom Marvolo Riddle"もすごいけど、もっとすごいこと。
さるおが"さるおのハリポタ辞典[魔法界の物いろいろ]賢者の石"に書いたことを裏付ける、衝撃の事実です。
Godric Gryffindor
Helga Hufflepuff
Rowena Ravenclaw
Salazar Slytherin
この4人の偉大な魔法使いの名前、全部を使って計算してください。ファースト・ネームとファミリーネーム両方を使うと8、2、6。ファミリーネームだけを使っても8、2、6。
そしてファーストネームだけを使うと驚異的な結果になります!
ほらね、生まれとか血筋(ファミリーネーム)とか、そーゆーことじゃないんです。人の価値って、もっともっとその人(ファミリーではなくて個人、つまりこの場合はファーストネーム)に基づいているんです。校長が言ったとおりだ。ハグリッドが言ったとおりだ。And we must unite inside her Or we'll crumble from within ソーティングハットが歌ったとおりなんだ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 14:05| Comment(16) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月15日

就職活動の秘訣かな

さるおです。

「オレの妹なんて就職活動大変でよー、
 もう疲れて死んだようなカッコしてるぞ」
「頭に白い三角のつけてんの?」

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:28| Comment(4) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月14日

UCL06-07 グループリーグ第1節 マンU vs セルティックでにっぽんのサムライすんすけがすごいんですけど

さるおです。
いなもとずんいち、フル出場。
なかむらすんすけ、フル出場。
にっぽんのさむらい2名がすごいんですけど。

ガラタサライSK vs FCジロンダン・ボルドー
0-0
えーっとですね、試合はヒジョーにつまんなかったっす。アウェイのボルドーは無理する必要ないですけど、なぜかガラタサライのよい子たちも無理しませんでした(汗)。ボールは獲られるわ、後ろにパス出すわで、こりゃまずい。
しかーし、新加入のずんいち、ガラタサライのよい子の中では光る働きぶりでがんばってましたね。
すごいっす。にっぽんじんがUCLで90分走る。ここまで来たんだなぁ。

マンチェスター・ユナイテッドFC vs セルティックFC
3-2
マンUも本当は好きですが、クリスチアーノもいないし、とりあえず心置きなくセルティックを応援できるさるおです。セルティックにはさるおが愛してやまないトライアノス・デラス、トーマス・グラベセンが入ったからな。すんすけもおるし。
前半はセルティックGKアルトゥル・ボルツ、まさかのワンマンショーかと思いました(泣)。なんとピッチの端から先制点アシスト、そしてゴール前で熊のようにギグスに襲いかかってしまいPK献上して失点。まいった。続いて前に飛び出してったらシュートを止められず失点。
しかーし、すんすけのFKがスーパーゴールでございます。泣く子も黙るしベカ〜ム様も黙る、素晴らしすぎるFKでございます。ぎりぎりのところで壁を越え、GKファン・デル・サールが動けず瞬きでもしている間に、ぐーんと曲がってゴールの右すぎに突き刺さったぁーっ!す、すげー。なかむらすんすけ、あんたが大将!
ルイ・サアがバンバンバンバン矢継ぎ早にシュート打ちまくるわ、ねんど君はいるわで、シュート数なんかマンUの方が断然多かったですけど、なんだかんだで3-2の打ち合い。おもしろかったっす。
さるおのトミーがね、ミスが多いのほれ失点だの、散々言われてましたが、ミスもしたけどチームも救ってました。トミーはさ、どっかーんと体ぶつけたりとかしてかなーり笛鳴りそうなプレーですが、それでもピンチをいくつも救ってました。さるお、トミー大好き。
アウェイで引き分けたかった。ちょっと悔しいけど、しかたないか。

全試合の結果はこちらをご覧下さい。

あ、すいません。ねんど君って言っちゃった。ルーニーです、ルーニー。暴れん坊のルーニー。あの子もけっこう好きです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 06:14| Comment(12) | TrackBack(21) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

UCL06-07 グループリーグ第1節 "4-3-3パス回し vs 4-3-3パス回し"は5-0でバルサ圧勝!

さるおです。

クラブを超えた存在.jpg
えーっと、なんて書いてあるのかな。必死で読んでるさるおです。
バルサのみなさんがユニセフユニ(回文か。上から読んでもやもとやま、下から読んでもやもとやま)を着て試合をするとなったら、さるおだってこれ着て大声援だYO!

目指せ2連覇(なにがなんでも)のバルサの布陣はDFにジオ、プジョル、チュラム、ベレッチ。中盤の底にモッタちゃん、そしてデコとイニ坊。攻撃はロニー、エトー、小さいおっさんジュリ。GKはもちろんビクトリーな男。
レオはベンチにいます。今だ、おっさん、いいとこ見せろ。

対する、ブルガリアからUCLグループリーグ初出場のPFCレフスキ・ソフィアですが、ぐわぁー、バルサと同じ4-3-3でSBはウィングに使い、コンパクトにパスを回してこじ開けるという、バルサと同じ戦略哲学。かっこええぞ。堂々たるもんですよ、あんたらエライ。がんばってください。
琴欧州勝紀(カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ:得意技は"右四つ"と"寄り")さんも強いです。えーっと、「右サイド要注意、寄せが速いぞ」という暗号かな。(ちがいます)

開始7分、ロニーから折り返したボールをエトーが流して、イニ坊がミドルシュート!ぐわぁー!ゴール左隅に突き刺さったぁー!
さるお早くもコーフン。ええですね、エトーがうまいっす。
10分にはジオのスローインからロニー、ロニーを追い越したジオに戻ってゴール前中央からシュート!
16分にはスタニスラフ・アンゲロフも負けじといいシュートしてますが、ビクトリーなおにーさんがキャッチです。
あれれ?ジオのあばらが痛そうっすけど、起きた起きた。戻ってきた。
うーん、このへんからはレフスキ・ソフィアの時間帯です。すごいね、ちゃんとパスを回してる。なかなかゴールまで行けないけど、ふんばってます。おまえらもがんばれ、と思ったらまさかの回線中断(泣)。「イニ坊ボール取られないし、倒れないし、絶好調だよなー。エトーもいいし、チュラムの守備もすげーな」などと写真のサルと話していたら(あぶない)てれび君復活。で、復活したらどしゃ降りだYO!

32分、やっとバルサは魔の時間帯から抜け出しパスをつなぐ。んでエトーのシュート!追加点は確実っすね。
ところがまたレフスキ・ソフィアにボールを回されそうになると、チュラムが完璧すぎる見事なスライディング!かっこええー!
36分にはロニーのシュートをゲオルギ・ペトコフがキャッチ。続く38分、イニ坊の白いリスタートからエトー経由で小さいおっさんジュリ!絶妙のボールコントロールでトラップすると前方へあっという間にドリブル!シュート!来たぁーっ!おっさん、追加点だぁーっ!ぐうぉーっ、おっさんはやっぱり大将!同僚のよい子たちに祝福されると姿が見えない164cm。
42分にはデコがまたまたジュリにシュートさせてます。行け行け、バルサ。44分にモッタちゃんもミドルがどっかーんと飛んで2-0折り返し。ええね、ええですわー。

後半、レフスキ・ソフィアもFW交代で追いつきに来てますが、開始早々の49分、ロニーが直接狙ったFKのこぼれ球を、つめていたプジョールがゴールに叩き込む!ふんがふんがー!3点目!強すぎるバルサ、今のうちから言っておきます。CL連覇おめでとうございます(号泣)。
50分にエトーがまたシュート。まだまだ獲る気のさるおのバルサ、58分にドリブルからの見事な切り返しで相手DFを交わしてエトーが股抜きシュート!ぶわぁーっ、すっげー!4点目!
この後レフスキ・ソフィアも立て続けに2本のシュートを放ちつつ、フリスト・ヨボフさんががんばってますが、あー、なんだかだんだん元気なくなってきちゃったぞ。うーん、おまえらだってがんばれよ、1点取り返せ!

62分には小さいおっさんがグジョンセンと交代。
「プジョルの足だいじょうぶかな。故障はやっぱり困るよな、不死身だからだいじょうぶかな」とまた写真のサルと話しているうちに(あぶない)イニ坊とシャビも交代。
元気がなくなってきながらもスタニスラフ・アンゲロフがドリブルでばーんと抜け出してボールではなくバルデスをキック(泣)。くっついてきたジブコ・ミラノフもボールではなくジオをキック(大泣)。
チュラムと交代はまーたもモジャモジャんなってしまったオレゲールです。
時間なくなってきたな。バルサはまさかの5点目狙ってます。バルサにボールを回されて疲れてしまったレフスキ・ソフィアはもう元気ないっす(涙)。なんとかド根性で1点返してほしいけど。
エトーもまたまたシュート。入ったばかりのグッディもシュート。安定し切ったブレない軸足でクルッと1回転してシュートを打つのはシャビ。で、ばんばん狙いまくっていたら、入ったよ、5点目!ロスタイムにロニーの本気シュート!なんとポストに当たってゴール右上隅を揺らしました。

ふんがふんがー。5-0完勝!
ほんと、今のうちから言っておきます。CL連覇おめでとうございます(号泣)。
チェルスキーどもにも、音楽隊のよい子たちにも、負ける気がしません。

レフスキ・ソフィアのみなさん、完敗とはいえ、悪くなかったっす。ボールもよく奪ったし(デコから)、ちゃんとパスもつないでたし、人ん家でどしゃ降りでも怖がってない。今日はバルサが相手でうまく機能しなかったけど、戦略もええです。あと2戦、相手は手強いけど、ふんばれよ。

全試合の結果はこちらをご覧下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 06:30| Comment(10) | TrackBack(21) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月12日

ラ・リーガ06-07 第2節 強くなったバルサ対なぜか弱くなった(涙)オサスナ戦で大将続出

さるおです。
さるおのバルサ、完璧すぎるゲーム運びで前半立て続けにゴールラッッシュ!3-0勝利でございます。
しかーしなにげに、昨シーズンに比べオサスナさんがパワーダウンしただけのような気も致します(涙)。後ろ向きっぱなしですから。ボールんとこには寄って来ませんから。

エトーは2ゴール。前節の1ゴールと合わせて通算3つ目だからね、んも〜これはピチーチまっしぐらだぜ!(気が早い)
さらに嬉しいのはレオ様で、前節に続き1ゴール!この調子で毎試合出て毎試合1ゴールずつ必ず決めていってください。(まさかのノルマ)
レオのゴールはエトーからのプレゼントですね。レオの前、あんな辺境の地でふんばっていてくれたエトーがボール獲ってくれたおかげです。で、抱き合ってました。ええシーンだ。
エジミウソンも狙ってましたね。さるおのデコも狙ってました。プジョルを休ませてあげるテュラムも頼りんなるしなぁ。ザンブロッタ君も最初遠慮がちな感じしましたけど、ベレッチかと思うような長距離走でゴールをばんばん狙ってる。ちゅらさんとザンビーはもっと慣れてくれるに違いない、高すぎて笑けるDFラインに。
ということで、あんたらみんな大将!さるおはもうあんたらと心中するくらいの惚れようなんだYO!

ところで、なぜかいつもほど熱くないように見えるさるおですが、すべてW局さんのせいです。放送するの遅いんだもーん。
なんだよ、月曜夜中に録画て。なんだよ、週末の試合を月・火・水に放送て。
フットボールは鮮度が命。わかってんのか、わうわう。
放送できなかった第1節のセルタvsバルセロナ戦を9月15日(金)昼前に放送て、3週間経ってるんですけど。
でじたるわうわうだか何だか知らんが、さるおはアナログ視聴者じゃ。
ばかちんがぁ〜!
というわけで、バルサのよい子たちの勇姿を見つつも、さるお不機嫌。みなさんどうもすみませんでした。

気を取り直して、スペインに戻ってきたさるおのモリエンテス君、マドリーなんかへは帰らずにバレンシア(もうアイマール王子がいませんね(号泣))に入ったので、ひそかに応援しようと思います。
そうそう、セルティックに行ったさるおのトミーが、中村俊輔さんとうまいこといってるようですね。いやぁ、よかった。ほんとによかった。トミーがんばれ。応援してるぞ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 07:04| Comment(8) | TrackBack(13) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

住宅展示場で遊んできたら、屋上で象が飼える家を建てていないのに象をまさかの室内飼い

さるおです。
どこかに遊びに行きたいなぁと思って、用もないのになぜかひとりで楽しそうに住宅展示場に行ってしまいました。(挙動不審)
夢のマイホームがいっぱい建ってますが、あれは夢です、ほんとに夢です。というかまぼろし。あのとおりにはならねぇ。

現実のマイホームはおそらく、"吹き抜け"を削りまくり、2つも風呂は要らねーだろーなんつって露天風呂も削り、20畳のお茶の間はまさかの6畳、お子さん2人分の子供部屋8畳×2は悲劇の4畳半×1、10畳分ある広いキッチンも涙の3畳、中庭消失、書斎消失、ウッドデッキ消失、「もうこうなったら母さん、オレたち茶の間で寝るか!」とか言いながら、玄関や廊下や階段は狭ければ狭いほどいいというわけのわからない哀愁ただようマイホームになること必至だぜ!

で、えーっとどこのおうちで遊ぼうかなとひとりで楽しそうに考えながら、向かった先は、屋上で象が飼える家、ヘー○ルハウス。だって下から見えたんだもん、屋上にかなりしぼんだ青い象がいるのが。
す、すごいですね!屋上で象が飼える家!
象ってあったかいとこの動物ですから、屋上を暖めるという、オープンスペースで奇跡の暖房、環境問題にがっぷりよつで取り組んだ、地球温暖化を促進するまさかの大チャレンジかと思いましたが、そーじゃなかったです。丈夫な家だと、そーゆーこってすか。(しょんぼり)
でまぁ、営業さんが出てきてね、まるで家を建てる気のない"遊びに来たコドモ"のオーラを発散しまくるさるおに、「ヘーベ○は燃えないんですよ!」とかね、いろいろ説明してくれるわけです。(本当に申し訳ありませんでした)* 気の問題じゃないです、金の問題です。
そこへ追い討ちをかける、ヘ○ベルという言葉すら覚えられないさるお。「で、これは軽石なんですか?」「軽石のおうちの屋上で象を飼うんですよね」とか食い下がって(わざとじゃないです)、しまいには「家建てたら象もついてくるとか?」とか言い出す始末。(本当に申し訳ありませんでした)
で、あんまり象、象、象ってうるさいので、象くれました。(やったよ、やったよかぁさん!)

ヘーベル象正面.jpg

す、すごいですね!屋上で象が飼える家を建てていないのに、念願の象を(いつから)まさかの室内飼い。座敷象。
今度この子を散歩に連れていこうと思います。(やめなさい)

ヘーベル象横.jpg
↑おなかについているのは飼い主の腕にくくりつけるためのマジックテープ

ヘー○ルハウスさん、どうもありがとうございます。この御恩は一生忘れません。(それほどでもないんじゃないか)

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 01:08| Comment(8) | TrackBack(1) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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