スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、登場人物を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
【人物紹介】
狼人間(Werewolf)リーマス・ルーピン(Remus John Lupin)、そのせいですっかり"友達ができないコンプレックス"に悩まされていたけれど、ホグワーツ時代にシリウス・ブラック(Sirius Black)、ジェイムズ・ポッター(James Potter)、ピーター・ペティグリュー(Peter Pettigrew)と大親友になります。魔法に長けた優等生にして3人の親友たちとは切っても切れないイタズラ仲間。
『PoA』ではホグワーツでDADAの教鞭をとり、その後も不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)のメンバーの一員として危険な任務を遂行しながらハリーを守ってくれています。
危険視されているために卒業後も就職難で困り続けているけれど、幸薄い人生と戦いながら、もっと大事な正義や忠誠や勇気というものを体現していますねー。
【名前の意味】
レムス(Remus)は、オオカミの乳を飲み雌オオカミに育てられたという、ローマ建国神話に登場する伝説の双子のローマ建設者Romulus and Remus(ロムルスとレムス)からとった名前ですね。
ミドルネームのJohnはもちろん"God is gracious"で、ラストネームのルーピン(Lupin)は英語で言うと"lupine"(オオカミの、またはオオカミに関連した"獰猛さ")で、お花のルピナス(荒れ地でも育つ強さをオオカミにたとえた)もこれですね。
ニックネームはムーニー(Moony)。映画では"Mooney"と綴られてます。
【特徴】
年齢のわりに皺のあるちょっとフケ顔で、つぎはぎだらけのローブを着た、常に就職難のウェアウルフ。かわいそうに、苛酷な人生と苛酷な任務を経験し、ストレスのせいで急速に白髪になりつつありますが、髪は明るい茶色。
映画では、傷だらけの顔にヒゲをたくわえています。
ヴォルデモート卿(Lord Voldemort)を名前で呼ぶことを怖れていない!
【杖】
不明
【パトロナス(守護)】
不明ですが、とにかくできる。幸せな思い出を持った、強力な魔法使いなのは間違いないです。
【好きなもの/趣味】
不明
【こわいもの(ボガートが姿を変えるもの)】
満月
【持ち物】
不明
【功績】
Padfoot(Sirius Black, a dog)、Prongs(James Potter, a stag)、Wormtail(Peter Pettigrew, a rat)らと、いたずら(mischief-making)の最高傑作"The Marauder's Map"を作製。
ハリーにPatronus Charmを習得させた。
【特殊技能】
好むと好まざるとに関わらず、満月の時期に大きな灰色の狼になってしまう。
『PoA』には"seem to be reading Harry's mind"と記述されていて、おそらくレジリメンスだと思われますが・・・。
【家族/血筋】
ハーフ・ブラッドの魔法使い。幼い頃、最も邪悪で最強のウェアウルフであるフェンリル・グレイバックに噛まれ、感染してから自身もウェアウルフとなる。
【経歴/これまでの人生】
1958年3月10日生まれ。
幼い頃ウェアウルフになったせいでホグワーツ入学もあきらめていたところに、救いの手を差し伸べたのはやっぱりアルバス・ダンブルドア。Whomping Willowをホグワーツの敷地内に植え、そこからホグスミード村へトンネルを掘り、英国一怖い幽霊屋敷"the Shrieking Shack"で月に1度の休暇付きっちゅー入学を面倒みてくれたわけです。人間からウェアウルフに変身する過程は苦痛を伴い、変身すると自制できずに人間を襲ってしまうため隔離したわけですが、ひとりぼっちだと襲う相手がいないのに攻撃性はなくならないので、かわいそうに自傷です。
リーマスは自分のキケンな秘密を隠していたけれど、2年生で見抜いてしまったグリフィンドールの親友シリウス・ブラック、ジェームズ・ポッター、ピーター・ペティグリューは自分を見捨てずに、苦労して5年生のときにanimagiになって付き合ってくれるようになりました。そして"the Shrieking Shack"はよい子みんなのたまり場に(笑)。
6年生になるとシリウスが、"凶暴なウェアウルフ"に殺されてしまうかもしれないと知りつつも宿敵セヴルス・スネイプを罠にはめ、"the Shrieking Shack"の秘密を教えてしまってさぁ大変。ジェームズがスネイプを救い、スネイプはダンブルドアにリーマスの秘密を守るように誓わされます。
リーマスはprefectになってるね。これは"友達"を欲している心優しい傷だらけのモンスターのためですね。でも、"よい子"のリーマスは、自分は"スネイプいじめ"に参加しなかったけれど止めようともしなかったこと、そしてダンブルドアを裏切り続けてしまったことを、素直に告白して悔いている。うん、若いときってそーゆーもんです。こうやって悔いることができる人は好きですねー。
『PoA』ではホグワーツのDADAの先生になります。おそらくホグワーツ近代史上、最高の先生です。生徒の能力を引き出す実践的で楽しい授業に加え、ハリーにはPatronus Charmも教えます。ホグワーツで働いた1年間は、月に1度のオオカミに変身する期間、スネイプ先生が作ってくれるWolfsbane Potionを飲んで変身中の人間らしさを保つことができている。そして、かつての親友がもうひとりの命を売り12人のマグルを殺害したと信じていたものの、自身が作製した"The Marauder's Map"によって真相を知ります。そしてこの年、かつてダンブルドアにリーマスの秘密を守ると誓ったスネイプは、その秘密を公にしてしまい、リーマスは辞職。
(『OotP』のネタばれ→)『OotP』中の住所はGrimmauld Placeで不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)の任務を遂行しています。自らも参戦した魔法省でのバトルで潔白だった親友シリウスが殺されてしまい、(『HBP』のネタばれ→)その後はフェンリル・グレイバックをスパイするという超キケンな任務に身を投じます。ほんで、幸薄いリーマスでしたが、ついにニンファドーラ・トンクスという恋人ができるねー。
【その他】
『PoA』では素手で炎を作り出し、杖がなくても余裕なところを見せ、『OotP』ではただひとりダンブルドアの横で戦い怪我ひとつしなかったリーマス・ルーピン。
ついでに『HBP』での大バトルでも怪我ひとつしてなくて、危なかったのもDeath Curseが擦りそうになった1度だけという、この余裕のぶっこきよう。
この人はたぶん、本当はものすごい強いんじゃないかな?
心ゆくまでさるお、もんち!