2006年11月08日

さるおのハリポタ辞典[魔法/呪文] Fidelio (シークレットキーパーが死ぬと秘密はどうなるのか)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、シークレットキーパー(Secret-Keeper)に関する魔法/呪文を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

● Fidelio(Fidelius Charm)

フィデイリオ。第2音節にアクセントです。ラテン語のfidelisは"faithful"とか"loyal"という意味で、「忠実であれ」という呪文ですね。
『HBP』にシーンとして登場する"Unbreakable Vow"にとてもよく似た絶対的な誓い(約束)の契約で、シークレットキーパー(Secret-Keeper)となる人物の魂の中に"秘密"を封印し、他者から隠す魔法です。
『PoA』には"an immensely complex spell involving the magical concealment of a secret inside a single, living soul. The information is hidden inside the chosen person, or Secret-Keeper, and is henceforth impossible to find -- unless, of course, the Secret-Keeper chooses to divulge it"と書いてある。"生きてる人間"の魂に秘密を封じ込めるんだな。んでその秘密は、シークレットキーパー自身が自身の意志で秘密を明かさないかぎり、何人たりとも知ることはできない。また、シークレットキーパーに秘密を明かされた者も、その秘密を"知っている"というだけで、他者に洩らすことはできません。

『PoA』で登場するFidelius Charm
ハリーの両親ジェームズとリリーはFidelius Charmを使ってヴォルディから隠れました。自分たちの隠れ家の所在(Godric's Hollow)を、大親友シリウス・ブラックの魂の中に封印し、隠れようとしたわけです。そーすれば、シリウスがしゃべらない限り絶対に誰にも見つかることはない。ところがシリウスは、同じく親友で目立たない子ピーターをその役目に推薦します。シークレットキーパーになったピーターは瞬く間に裏切り、"秘密=隠れ家の場所=ゴドリック・ホロウ"をヴォルディにしゃべってしまう。そしてジェームズとリリーはヴォルディに殺害されてしまうわけですね。

『OotP』で登場するFidelius Charm
不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)の本部はブラック邸(Number 12, Grimmauld Place)で、その所在地を魂に封印しているのはオーダーを率いるアルバス・ダンブルドアです。ダンブルドアのみが、ダンブルドアの意志でのみ、本部の所在地を明かすことができる。というわけで、ハリーにメモを使って知らせたのはダンブルドアです。
ダンブルドアにしかこの秘密を話すことはできない。つまり、メンバーでありGrimmauld Placeに出入りしているセヴルス・スネイプが、スパイとしてヴォルディに「Grimmauld Placeはここだよ」と密告しようとしても、これはできないわけです。

ハグリッドはなぜGodric's Hollowのポッター家をみつけることができたのか】
これは大きな疑問です。
ポッター襲撃の時点でこの秘密を知っていたのは、ピーターとヴォルディ。ところが、ポッター襲撃後のハリー救出時点では、現地でシリウスとハグリッドが鉢合わせしている。ふたりともちゃんと辿り着いてます。シリウスは"シークレットキーパーの役目をピーターが代わった"ということを、ダンブルドアにすら打ち明けていないのに。
この理由についてはたぶん、いろいろ複雑な憶測を生んでいるだろうと思いますが、さるおは、ダークマーク(Morsmordre)が上がっていて目印になったんじゃないかと思うなぁ。

【シークレットが死ぬとどうなるか】
これによって『HP7』が変わってきますねー。いちばん下に書きます。

【シークレットキーパー(秘密の守人)が死ぬとどうなるか】
Joはこう言ってます。
In other words, a secret is enchanted so that it is protected by a single Keeper. Thenceforth nobody else − not even the subjects of the secret themselves − can divulge the secret. Even if one of the Potters had been captured, force fed Veritaserum or placed under the Imperius Curse, they would not have been able to give away the whereabouts of the other two. The only people who ever knew their precise location were those whom Wormtail had told directly, but none of them would have been able to pass on the information.
さるお訳:秘密に魔法がかかっていて、それはひとりのシークレットキーパーによって守られている。誰も、あるいは"秘密自身"にすら、秘密を明かすことができません。(Godric's Hollowに関して言えば)仮にポッターの1人が捕らえられ、Veritaserumを飲まされたりImperius Curseをかけられても、残り2人の居場所を明かすことはできなくて、ただひとりポッターの居場所を明かすことができたのはワームテイルのみ、しかもピーターはヴォルディに直接話しています。他の誰かがワームテイルから情報を仕入れても、それをヴォルディに伝えることができないからNE!

そうか、"人"じゃなくて"秘密"に魔法をかけるのか。しかもこりゃ強力な魔法だな。
ではシークレットキーパーが死んだ場合は、秘密は露見してしまうのか、それとも秘密のままなのか。

Joはこうも言ってます。
When a Secret-Keeper dies the secret they held can never be revealed to anyone else; the people who were told about the secret before the Secret-Keeper's death will still know the secret, but they will still be unable to reveal the secret to other people even after the death of the Secret-Keeper.
さるお訳:シークレットキーパーが死んでも、秘密は、他の誰にも対しても決して明らかにはなりません。シークレットキーパーが死ぬ前に秘密を明かされていた人々はその秘密を知っているわけですが、シークレットキーパーの死後なお、他の人々に秘密を明らかにすることはできないんだYO!

さらに、Fidelius Charmは、動物に対して効き目がないらしい。『OotP』ではヘドウィグが、Order of the Phoenixの本部(ブラック邸)でロンとハーを見つけています。ということは、たとえば、ヴォルディのペットのナギニちゃんだってOrder of the Phoenix本部を見つけて忍び込んだりできるわけだよね。ヴォルディは後で蛇語でどこだったか聞けばいいし、あるいはその時、ナギニちゃんがヴォルディによって"所有"されていたならば、ヴォルディはOrder of the Phoenix本部を"見る"ことも可能ではないか。うーん、あぶない。

ともあれ、(『HP7』のネタばれ→)重要そうなシークレットキーパー2名のうち1名は生きていて、もう1名は死んじゃいました。
ピーターが生きている以上、ハリーは『HBP』で心に決めたようにポッター家跡を訪ねることができる。ただし、まずはピーターをとっつかまえて、しゃべらせないとな。ピーターはヴォルディに通じているので、Godric's Hollowを訪ねたところでヴォルディに待ち伏せされそうでキケンだぞ。
ピーターは、かつてハリーに命を救われています。それをダンブルドアはこう説明している。"You did a very noble thing, in saving Pettigrew's life. Pettigrew owes his life to you. You have sent Voldemort a deputy who is in your debt ... When one Wizard saves another Wizard's life, it creates a certain bond between them ... and I'm much mistaken if Voldemort wants his servant in the debt of Harry Potter." これはおそらく、ピーターが返礼しなければならないことを意味します。ということは、"返礼"の内容が、Godric's Hollowのポッター家の正確な場所をおしえる、そしてそれをボスには内緒にしといてくれる、ということかもしれません。いやいや、待てよ、ヴォルディは強力なレジリメンスです。ピーターに隠し通せるわけがない。うーん。
ここで気づくのは、"シークレットの方が死んでいる"ということですね。ジェームズもリリーも死んで、ハリーも移動してしまった。ということは、Godric's Hollowのポッター家はすでに"隠れ家"ではないわけです。そこにはもう守るべき秘密がない。この場合はシークレットキーピングが成立しません。ならば、ハリーがGodric's Hollowに出かけていくだけで、ポッター家跡はちゃんと目に見えるのかもしれんです。

さて、後者のダンブルドアは死んじゃいました。Joの言葉に従えば、本部(ブラック邸)に立ち入ることができるオーダーのメンバーは今後増えないことになりますね。現在のメンバーは"秘密=本部がGrimmauld Placeだということ"を知っているけれど、それを誰かに明かすことができません。つまり、知る人ぞ知るけど、知る人はこれ以上増えない、永遠の秘密になってしまったなー。


心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 06:06| Comment(10) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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