さるおです。
ついに、互角の相手。かかってこいや、とか言ってらんねーっす、かかっていくぜ。余裕無し(涙)。
インテルナシオナルとバルサって、ものすごいいい組み合わせだよね、イテルナシオナルさんはカウンターもあるとか、やや荒かったりするけど。インテルナシオナルの4-4-2、バルサの4-3-3、ともにサイドは攻撃に上がっていって、CB2人は高いラインでもがっつり守る。
勝負は中盤、ここが機能しなければ、前線がボールを獲りに下がって来なきゃいけなくて、前線で最後の決め手を欠いてしまう。中盤が支配できれば、もちろんドリブルで突破もするし、相手の高いラインの裏へも攻撃を次々仕掛ける。両チームとも基本は、ライン上げて、ボール獲って、パスつなげと、最後は崩すか飛び出せと、そーゆーガチンコ対決っす。
プロ3試合目が頂上決戦の11番アレシャンドレ・パトと10番イルアレイの2トップ、1.5列目に9番フェルナンドン、おまえら怖いが、かかっていくぜ。ふんがー。
バルサはね、
さるお的スタメンをまったく無視したライカー的スタメンで、べつに文句ないっすけど、守護神バルデス、プジョルとマルケス、右にザンブロッタ、左にジオ、底にモッタちゃん、3日前に4枚刃が折れて(爆)今日はヒゲを剃れてないデコ、イニ坊、前線はロニー、ジュリ、グッディ。フランク・ライカールトよ、あんた、選手としてトヨタ獲ったよな、今度は獲れよ、指揮官として。ふんがー。
ボールを獲られれば獲られるほどにDFラインを上げていく、インテルナシオナルはさすがブラジルの王者。事実上の2バックで、両サイドが駆け上がる。今日はフェルナンドンも1列目へスルーパス出しまくりでがんがん攻撃っす。
ルーベンス・カルドソも後ろからぶっ飛んできてオフサイドだし、イルアレイは立て続けにシュートだし、CBでグッディにべったりくっついるはずのインジオまでシュートだYO!ぐわぁーっ、怖い(泣)。
神童アレシャンドレなんかもう、ヘッドもすげーし。滞空時間が長いタイプっすね、こ、こわい、足元もうまくて飛び出しもよくて速くてハートも強くて飛んだら高い・・・(来ませんか、バルサに)。プジョルにパンチ繰り出す勢いでプジョルを抜き去り、かろうじてジオがファウルで止めないと止まらないという、んもー、(来ませんか、バルサに)。
バルサだって、もっと上げろDFラインを。ハーフラインを越えていけ。コンパクトにやるんだよ、もっともっとできるだけコンパクトに、勇気出せ。おまえらだって2バックには慣れてんだろー。グッディ、おっさん、前で待ってろよ、今ボールを持ってくからなー。ふんがー。
ところが、セアラがね、ずっとロニ子を見張ってるわけです。ぜんぜん離れてくれない(涙)。ロニ子が自由になれない。
アレシャンドレ対ザンブロッタは11番ダービー、デコ対モンテイロ、フェルナンドン対モッタちゃん、インジオ対グッディ、イルアレイ対イニ坊、どこも勝負っす。しかもすぐに囲みに来るし、こーなるとスペースを消されてパスが難しい。横にしか出せなくて、それじゃ相手は怖がらない、前に行かなきゃ、縦方向にパスつながなきゃ。
というわけで、ロニ子、逃げろ、セアラを振り切れ。真ん中に来たりちょっと下がったり、逃げまくるロニ子だYO!
デコのCKにはモッタが突っ込み、ラファも突っ込み、闘魂はものすごいっす。グッディもシュート撃ちまくってましたが、だんだんと、インジオにつきまとわれて、動けないっす。
ザンビーからグッディシュート!かと思いきや、すかさずカウンターの応酬。カウンター返しだ、イニ坊のシュート!こぼれたのをデコがスルーでジオのミドルだぼっかーん!またこぼれたのをロニ子がぼっかーん!しかし入らねぇ。
インテルナシオナルさんの当たりがだんだんきつくなってきて、ロニ子はふっ飛ばされてコロコロと転がっていきましたとさ。
しかしまぁ、速いっす。あっち行ったり、こっち来たり。すさまじい攻守の波。
バルサはゴール前まで行くんだけどなー、決まらない。
プジョルが困ってますね。DFラインが思うように上げられない。ずるずると後ろにいると中盤も下がってボールを高い位置で獲れなくなる。そーすると間伸びしてもだめだし、FWが下がってきてもだめだよ。困った。"献身的な守備"というのとは違って、おっさんが中盤やってるじゃねーか(爆)。おっさんは今日も神業トラップが冴えまくり走りまくりですが、中盤をたすけ続けてはじき飛ばされてどっか飛んでっちゃうしな、だめだよ、下がるなジュリ、前線におっさんがどうしても必要なんだよ。
モッタちゃんがフェルナンドンにはじきとばされ、プジョルが体当たりで敵を止め、おっさんが怒濤の守備を見せてる横で、ぐわぁーっ!さっきからマルケスが前線にいるぅーっ(爆)!
も、もういいや、何でも、とにかくゴールにぶち込んでくれれば(大泣)。というか、誰か止めよう、イルアレイを。気がつけば、こいつやりたい放題なんすけど(大粒の涙)。
後半に入るとアレックスとファビアン・バルガスが交代。バルサもザンビーとベレッチが交代。
ベレッチとおっさんは早速いいコンビネーションを見せてますけど、うーん、ザンビーの負傷交代は痛いっす。
中に切れ込んだデコからロニ子のヘッドも惜しくも合わない。
モッタちゃんもアレシャンドレからボール獲りまくってカットしまくってますがつなげない。
ロニ子もグッディも倒されまくりで笛鳴らないし。
イニ坊の真っ白い顔が、ボールがぶち当たって真っ赤んなってっし(笑)。
バルサはモッタちゃんとシャビが交代で、底にはイニ坊が下がってくる。リスク覚悟だ、勝ちに行け。
インテルナシオナルはアレシャンドレとルイス・アドリアーノが交代。
驚いたのは後半26分っすね、エジーニョの肘がインジオの顔面にぼっかーん。鼻血、大出血っす。ユニが真っ赤だ。しかしこれでグッディが自由になるかなとかね、藁にもすがる思いで考えてしまいます。が、長袖を着尽くして半袖になったインジオ、戻ってきちゃったYO!休んでいいのに(泣)。
シャビもシュート撃ちまくり、デコもミドル撃ちまくり、おっさんもミドル炸裂したのに、なんで、なんで入んないんだ(大粒の涙)。プジョルがこんだけ体当たりで闘魂丸出しで、なんで勝てないんだよぅ。
この相手でもいつもと変わらない光を放ちボールを獲られないのはイニ坊で、素晴らしいボールカットに素晴らしい切り返し、なにの入らねぇ。ロニ子のFKも入らねぇ。
30分にはフェルナンドンとカルロス・アドリアーノが交代。
ロニ子のドリブルからジオのパスでグッディのシュートも入らねぇ。ベレッチはまた肩が痛いし(涙)。
運命の後半36分。プジョルを翻弄しまくって振り切ったイルアレイから、さっき入ったばかりのカルロス・アドリアーノで、シュート!どっかーん!ぐわぁーっ、ベレッチ、コケてるー。バルデス届かなぁーい!まさかの1-0。(号泣)
バルサが特筆すべき弱さを発揮する(大泣)、魔のスペース潰し、魔のカウンターアタック。またこれか。
残り3分でグッディとサンティが交代。
ロスタイム最後の一瞬までデコの闘魂は失われず、デコから左サイドのロニ子でセンタリング、飛び込んできたイニ坊がガッツで応えてGKと交錯したところで、笛。
なんか気がつけば、"守り勝"たれてるんすけど(涙)。インテルナシオナルさんの守備はすごかった!2バックで、まるで慌ててませんから!
バルサなんていつもてんやわんやなのに(爆)。
とにかくものすごい激闘でした。
バルサが、負けた。さるお号泣。
正直、ほんのちょっとだけ、采配がまずいなと思いました。勇気出して、ロニ子を下げよう。ザンブロッタの負傷が痛けりゃちゅらさん行こうぜ。サビオラ出そうぜ。ほかにもいろいろ・・・
しかーし、インテルナシオナルはすごかった。強かったです。文句ない。
バルサはぜんぜん余裕なくて、悔しいけれど、はっきりと、負けたんだ。
南米のチームが持つ果敢なハングリーさと、欧州王者の格上意識の差?そんなもんが敗因だとは思わない。研究し尽くした、戦略の差。準備の違いだと思う。
とにかく、おめでとう、インテルナシオナル!おめでとう、ブラジル!南米、万歳!そう思います。
インテルナシオナルさんの公式サイト、今は日本語で"世界チャンピオン"とか書いてあっし(笑)。
http://www.internacional.com.br/このプレーで、この気迫で、この勇気で、セレソンがいないなんて、信じられないな。
フットボールはビジネスで、選手は商品で、毎年南米からうじゃうじゃとヨーロッパに売られていく。取られても、取られても、タレントは尽きない。それがブラジル。取られても、取られても、ヨーロッパが格上になるんじゃなくて、ブラジルサッカーにはやっぱり王者でいてほしいっす。
反対にバルサは、いいじゃないか、いつだって挑戦者でいようぜ。それも似合うと思います。世界最強、負け知らず、そーじゃなくてもいいや。挑戦者で、いつも上を向こうぜ、そう思う。
ビスカ、バルサ!ビスカ、カタルーニャ!
夢はこの次叶えるさ。
エトーとレオ、おみやげが銀色になってしまいましたが、ゆるいてね。
年内に、というかすぐに、アトレチコとやるなんて、とりあえず悪夢ですが。さるおの心の傷を鑑みて、フェルナンド・トーレス、おまえのことは愛しているが、風邪でも引いて休んでくれまいか。
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心ゆくまでさるお、もんち!