2006年12月13日

さるおのハリポタ辞典[場所] Number twelve, Grimmauld Place

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、Number 12 Grimmauld Place(ブラック邸)を紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

【紹介】
Number twelve, Grimmauld Place, London.
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最も歴史ある格式高い純血家系のひとつ(The Noble and Most Ancient House of Black)、ブラック(Black)家が代々住んだ屋敷。
King's Cross駅から楽に歩いていける距離で、ロンドンバラのどこかではないかと考えられています。マグル目線ではこの一画に12番地は存在しません。なぜかここにやってくると、10、11、13、14と数えて疑問を抱かなーい(笑)。
スリザリン家同様の極端な純血思想を代々貫くブラック家の、最後のひとりにして"white sheep"シリウス・ブラック(Sirius Black)の所有。シリウスがアズカバン刑務所から脱走後、この屋敷は不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)の本部としても使用されていた。その前の所有者はWalburga BlackとOrion Black。あの事件後(『HBP』以降)の所有者はハリーです。シリウスがアズアバンにいたのは12年間で、お留守番はKreacherのみ、ずいぶん荒廃しちゃいましたね。

【名前の意味】
"Grimmauld Place"はもちろん"grim old place"で、グリム(シリウスが変身する"不吉な"黒い犬/あるいは"厳しい"という意味)の古い家。

【建築様式】
本の記述からすると19世紀の住宅っぽいです。が、これでは"最近"すぎる(爆)。で、台所のようすや調度品のいろいろを評価すると、こりゃもっと古いはずだと、そーゆことになってるらしいです。ちなみに、現在のロンドンの一般的な建物より、1階分くらい高いらしい。少なくとも4階建て以上です。
魔法でね、建物の外観と中身をずいぶんいじくれるのは、The Burrowしかり、クィディッチ・ワールドカップのテント村のテントしかり。外から見たらこじんまりした民家で(笑)、中にはいるとブラック家らしい貴族的で壮大な大邸宅。ということはやっぱり古いんだよね。
"歴史ある由緒正しい純血家系"というのは"壮大な大邸宅"が好きみたいです。マルフォイ家もウィルトシャー(Wiltshire)に大邸宅があるし、HHの末裔ヘプジバ・スミス(Hepzibah Smith)もゴージャスな邸宅に住んでました。
例外はロンちだな(笑)。

【インテリア】
家系図のタペストリー
純血以外を忌み嫌ってやたらとヒステリーを起こす、シリウスのママWalburgaの肖像画。
すでに亡くなった他のブラック家の人々の肖像画。もちろんかつてホグワーツの校長をつとめたフィニアス・ナイジェラス(Phineas Nigellus Black)の絵もあります。フィニアスの肖像画はホグワーツの校長室にもあり、コミュニケーションに使われてますね。
廊下の壁には、Kreacherのご先祖様と思われる代々のハウスエルフの首が1列に並べられています。

【特徴】
不死鳥の騎士団(Order of the Phoenix)本部としてのブラック邸の正確な位置は、アルバス・ダンブルドアしか知りません。彼はFidelius Charmによってこの秘密を守っています。詳しくはこちら。シークレットキーパーについて書いてあるよ。
本当は、"ただの住居"としてのブラック邸なら、母方の親戚(いとこ)にあたるベラだって知っている。でもこのFidelius Charmのおかげでベラからも守られているのかな。

【所有権】
(『OotP』のネタばれ→)シリウスの死後、ブラック邸宅から、不死鳥の騎士団はいったん撤退します。
相続人はシリウスを殺したベラか、シリウスの遺書に従ってハリーか、不確かなのに居残っててひょっこりベラが訪ねてきちゃったりしたら危ないからな。たしかめる方法は、ハリーがKreacherに命令してみること。代々のブラックがかけた"純血のブラック直系だけがこの家を所有できる"という魔法と、シリウスの遺書、どっちの勝ちかというと、遺書でした。
で、シリウス所有のすべて(Kreacherも含む)がハリーのものになりますが、Kreacherはハリーの命令でホグワーツでご奉公、屋敷は再び不死鳥の騎士団に貸し出しです。

【その他】
お掃除中にみつかった、開けられないロケット。あれはいにしえの賢者サラザール・スリザリンが遺し、ヴォルディHorcruxとして使った、例の洞窟にあったものなんじゃないかなぁと思われますが、答えは『HP7』でわかるね。とにかく、シリウスの死後、騎士団のメンバーというよりも限りなく"どろぼう"に近い(笑)マンダンガス・フレッチャー(Mundungus Fletcher)が、多くのブラック家の家宝を盗みました。たとえば、16世紀にゴブリンによって造られた、ブラック家の紋章の浮き彫りがほどこされた銀のゴブレットとかね。で、それら盗品を持ったまま、ホグスミード(Hogsmeade)にあるHog's Headのバーマンと立ち話をし、遠足中のハリーに見つかるとすぐに逃げてしまいます。その後の行方は不明。
さて、ロケットは今どこにあるのか?
マンダンガスが何か知っているはずです。たぶんアバフォースも、何か知っている。
それに、なんでもかなーり年配らしい(笑)ハウスエルフのKreacher、じつはいろんなことを知ってるだろうと思えます。たとえばこの記事の最後に書いてあるように。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 16:16| Comment(8) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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