2006年12月26日

Harry Potter and the Deathly Hallows について考える(1)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ハリポタ7について考えてみたいです。
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

Joはハリポタ7のタイトルを12月21日に発表しました。ここにすでに意味があるだろうっちゅーところが、なんともJoらしい(笑)。
12月21日(または22日)というのは"Winter Solstice"(冬至)で、なんとこの日については『OotP』35章"BEYOND THE VEIL"の中に書かれています。
Two figures, pearly white as ghosts, fluid as smoke, unfurled themselves from the fragments of broken glass upon the floor and each began to speak. Their voices vied with each other, so that only fragments of what they were saying could be heard over Malfoy and Bellatrix's shouts.
'...at the Solstice will come a new...' said the figure of an old, bearded man....
'...and none will come after...' said the figure of a young woman.
The two figures that had burst from the shattered spheres had melted into thin air.
壊れたプロフェシーから白いオバケみたいなのが2人出てきて、ひげのおっちゃんの方が「Solstice(夏至/冬至)に・・・」とか、「新しい・・」とか言うと、おねーちゃんの方が「・・・後からはもう誰も来ない・・・」とか言って、会話してる。
冬至に新しい本のタイトルが発表になって、その後はもう(8冊目は)ない。
そうか、これがハリポタ最後の本で、『HP8』はないよと、そーゆーことかな。
うーん、Joはおもしろいっすねー、細かいことを仕掛けてある。

さて、the Deathly Hallowsとは何か?
hallowは文字どおり"聖人"という意味なのか、それとも、いにしえの偉人の墓なのか、あるいは、その聖人(偉人)が所有したモノのことか、またはどこかの場所を指すのか。

聖人(saints)、これがいちばんストレートな解釈っすね。で、ハリポタで聖人のイメージといえば、4人の賢者やダンブルドア校長
でまぁ、4賢者がどこでどう死んだかはわからないけれど(生きてたらビックリ)、5人とも死んじゃってるわけで、偉人の墓もありうる。ならばお墓はどこにあるのか?文字遊びの好きなJoのことを考えると、ここで気になるのはGodric's Hollowです。本当は、Godric's Hallow、ゴドリック・グリフィンドールの墓(遺所)なのかもしれないよ、ジェームズとリリーが隠れ家にした場所は。
また、HallowといえばAll Hallows' Dayで、またの呼び方をAll Saints' Day、11月1日の万聖節、すべての聖人と殉教者を記念する日です。ジェームズとリリーが殺害された日の翌日です。そう、ジェームズとリリーはハロウィンに死に、翌日が聖人の日、ちなみにその翌日(11月2日)は死者の日です。ジェームズとリリーがHallowsなのかもしれません。すると『HP7』のタイトルは『ハリー・ポッターとジェームズとリリー』ということになり、ポッター一家(笑)。
あるいは、墓のような場所がもう1つあるよね、もうこの世に戻ってくることができない、あの、魔法章のarchway、シリウスが落ちていったベール。deathlyというのはどーゆー意味かと言うと、"死(人)のような"です。death(死)ではなくて、"のような"。まさに、魔法章のarchwayじゃねーか!

hallowsが単数形じゃなくて複数形だということを考えると、聖人の所持品(遺物)あるいは聖堂や神そのもの、という可能性もあって、遺品(relics)と言われればまっさきに思いつくのがスリザリンのロケットやハッフルパフのカップ。しかもそこにdeathlyがつけばもうこれは文句なしにHorcruxesのことじゃないかな。
で、聖堂と言われると建物だから、うーん、なんとなくそれっぽいのはホグワーツぐらいか。
あーっ!1つだけありました、"聖堂"が。『HBP』の"Sectumsempra"でドラコをぶった切ってしまったハリーが魔法薬の教科書を隠した部屋、Room of Requirementです。
He was standing in a room the size of a large cathedral, whose high windows were sending shafts of light down upon what looked like a city with towering walls built of what Harry knew must be objects hidden by generations of Hogwarts inhabitants.
カテドラル、まさに聖堂。でもこの部屋の存在自体はdeathlyではないわけで、ならばdeathlyなモノが置いてあるかというと・・・
There were thousands and thousands of books, no doubt banned or graffitied or stolen. There were winged catapults and Fanged Frisbees, some still with enough life in them to hover half-heartedly over the mountains of other forbidden items; there were chipped bottles of congealed potions, hats, jewels, cloaks; there were what looked like dragon-egg shells, corked bottles whose contents still shimmered evilly, several rusting swords and a heavy, bloodstained axe.
錆びた剣、血のついた斧、まさにdeathly。4人の賢者は仲違いから大バトルに突入しているわけで、錆びた剣、血のついた斧、なんかのクスリとかも、うーん、けっこう意味深。

the Deathly Hallowsとは何を指すのか?
こうやって可能性を書き出してみると、そうだなぁ、さるお的には、Horcruxesだといいなぁ。単純ですが。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 18:00| Comment(7) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。