2007年01月18日

リリー・エヴァンスの元カレは誰だ

さるおです。
ハリーのママさん、リリー・エヴァンスの元カレを考えてみます。けっこう大事だと思うので。

『GoF』でハリーが初めてペンシーヴ体験をした直後、ダンブルドアの記憶の中の若かりしバーサ・ジョーキンズ(本によれば"16歳くらい"の)が登場してこう言います。
"He put a hex on me, Professor DD, and I was only teasing him, sir, I only said I'd seen him kissing Florence behind the greenhouses last Thursday..."
さるお訳:校長先生聞いてー、ワタシ、木曜日に彼が温室の裏でフローレンスにチューしてるの見ちゃって、そんだけだって言ったのに、彼、ワタシに呪文かけたのー。

"he"とは誰か、"Florence"とは誰か。
フローレンスという名前の魔女はとりあえず登場していないと思うので、これがニックネームだとすると、ファーストネームに"花の名前"を持つ女子かな。
※ちなみにハリポタに登場する花の名前(とその類似)はこれだけあります!
(Arabella Figg / Firenze / Fleur Delacour / Lavender Brown / Lily Potter / Madam "Poppy" Pomfrey / Magnolia Crescent / Moaning Myrtle / Narcissa Malfoy / Pansy Parkinson / Petunia Dursley / Privet Drive / Remus John Lupin / Rose Zeller (『OotP』時に1年生のハッフルパフ生) / Violet (Fat Ladyと仲良しのポートレートの魔女) / Wisteria Walk)

さて、残念ながら登場人物の誕生年に関する情報は、ちょっと曖昧なんですが、ざっと情報を探してわかる範囲だと、バーサ誕生は57-58年、ナルシッサ・ブラックはその数年前(55年)に生まれてます。バーサがこの"記憶"当時16歳だとすれば、ナルシッサはすでに卒業してる可能性があります。ブラック家の女子なのに星の名前ではなくて花の名前(あるいは少年の名前)、彼女は異質で気になりますが、時期的に、フローレンスがナルシッサの可能性は低そうです。
こうなるとやっぱ、リリーっすね。フローレンスといえばやっぱり百合の花。
主要人物のセブルス、リーマス、リリー、シリウス、ピーター、ジェームズは58-60年生まれで、バーサと同い年〜2つ下だから在籍してます。
ダンブルドアがペンシーヴに保管しておく記憶に"重要でないモノ"があるとは思えないから、この"チュー事件"はキーパーソンにまつわるモノだろうと、思える。"he"もこの中にいます。

ジェームズとリリーがつきあい始めるのはホグワーツ時代の終盤。それ以前は、「つきあってくれたら、もう絶対スネイプいじめはしない」というジェームズに、リリーは「あんた最低、やなこった、ぶー」と"本当に嫌そうに"(笑)答えているので、この時点ではジェームズを除外できると思います。(このやりとりが伏線で、お互いに本心だった場合、後にリリーがジェームズとつきあいはじめたのは"セヴルスを守るため"だったことになってしまうけど!)

次にちょっとさるおが気になっているリーマスについて考えてみます。
彼は"誰かを呪う"キャラではないっすね。若いころはあんまり考えてなくて、いじめを傍観してしまった、オトナになってからそのことを悔いるくらいだから、基本的にこの人は優しい。自分もウェアウルフだから迫害される者の気持ちがわかるし、ウェアウルフという事情を持ったまま、片思いはできても、チューは難しいっす。可能性低い。
ただし、映画『PoA』に登場する『DH』の予告映像の場面その2によれば、"he"がリーマスである可能性は急上昇っす。リーマスが"誰かを呪う"キャラでないなら、"He put a hex on me"の彼と、"I'd seen him kissing Florence"の彼が、同一人物でなければいいわけです。(前者がシリウスになるとか)これについては別の記事で、"まったく異なる可能性"とともに深く掘り下げてみたいと思っています。

そしてピーターは、"シリウスの腰巾着"だった子。女子とチューするためにこそこそと単独行動したとは思えません。

ということは、とりあえず消去法で、"he"はセヴルスかシリウス。
なぜ"とりあえず"なのかは、別記事にて、"まったく異なる可能性"を書いてみますね。

とりあえずセヴルスとシリウス、ともにhexの達人っすね(笑)。セヴルスは"HBPの教科書"に発明した呪文をメモりまくり、シリウスは天才肌でどちらかといえばいじめっこ。どっちだろう?

さるおがここで考えるのは、バーサがどの寮に属していたかです。
シリウスは、バーサのことをこう思っています。
"Listen, I knew Bertha Jorkins, she was at Hogwarts when I was, a few years above your dad and me. And she was an idiot. Very nosy, but no brains, none at all."
"Well, maybe she's changed since I knew her, but the Bertha I knew wasn't forgetful at all―quite the reverse. She was a bit dim, but she had an excellent memory for gossip. It used to get her into a lot of trouble; she never knew when to keep her mouth shut."
さるお訳:バーサは自分たちよりちょい上で、ホグワーツで一緒だった。何にでも首突っ込んで頭はからっぽ、それだけの子だったなー。ゴシップ好きで、おしゃべりで、いつも問題起こしてたなー。
もしもフローレンスがリリーだとすれば、リリーをニックネームで呼ぶのはグリフィンドール生か、ハッフルパフ生か、レイヴンクロウ生だろうと思います。が、シリウスの言う"no brains"が本当ならば、レイヴンクロウ生ではない。
(ナルシッサをフローレンスと呼んでいるのであれば、バーサはスリザリン生)
つまりバーサは、グリフィンドールかハッフルパフのどちらかに属していたと思われます。
そして、セブルスが呪ってやろうと考えていたのは、基本的には"自分をいじめる相手"だったろうと思います。つまり、シリウスとジェームズ。あるいは、仲の悪いグリフィンドール生。
一方、シリウスにとって、呪ってもいい相手はスリザリン生の可能性が高い。
こう考えていくと"he"はセヴルス・スネイプだろうと思われます。

では、同じくペンシーヴに保存されていたスネイプいじめのシーン(『OotP』)を見てみます。ここでのセヴルスは15歳か16歳ということになっているので、誕生年から考えると、バーサの告げ口から最大で2年が経過しているはずです。
DADAのテストが終わって校舎から出てきて、主にジェームズが"Snivellus"をいじめていると、正義の味方リリーさんが颯爽とあらわれて(笑)「スネイプに手を出すな」と、かっこええことになる。で、「スネイプいじめをやめる代わりにつきあってくれー」「あんた最低、ぶー」という会話になる。
そして、ジェームズが"you're lucky Evans was here, Snivellus"(正義の味方エヴァンスさんのおかげでたすかったな、へっへっへ)と言い、セヴルスが"I don't need help from filthy little Mudbloods like her!"(穢れた血のたすけなんか要らんもん!)と答え、シリウスは黙って見ていて"Reading between the lines, I'd say she thinks you're a bit conceited, mate,"(彼女はおまえのことちょっとうぬぼれてると思ってたりして。嫌われちゃったね、あはは)となります。

一見、たすけてもらっておいて"Mudbloods"はねーだろーと思います。つい最近まで、少なくとも2年前はチューする関係だった女子に向かって、こりゃひどい。

しかーし、もし"he"がシリウスで、大親友のジェームズが恋の相手"シリウスの元カノ"の前でかっこつけまくっているときに、知らんぷりしていたんなら、これはこれでさらにひどいっすね。チューする関係だった自分の元カノをまるでイノセントに口説きまくる親友、それを冷ややかに見ていて、「オレは彼女をモノにしたけどおまえは無理だったなー、嫌われちゃったね、あはは」というのは、"親友を裏切るくらいなら死んだほうがマシ"なシリウスらしくない。あるいは大親友のジェームズなら、リリーとつきあってくれてもいいやと、そう思ったかもしれませんが、やっぱりこれはこれでシリウスの裏切り感は拭えません。
シリウスは、バーサのことを"she never knew when to keep her mouth shut."(おしゃべりめ)と思っていた。これまた一見、リリーとのチューを言いふらされたシリウスが、バーサを嫌っているのだとも思えます。でもそうなら、ジェームズもその噂を聞いていたはずです。リリーちゃんをかっこつけて口説きまくる俺、それを間近で見ているリリーちゃんの元カレ、そいつは俺の大親友。なんだそれ。ありえなくはないですが、なんだそれ。

ということは、やっぱり"he"はセヴルス・スネイプではないか。
人気者のリリーちゃんとチューまでいったけど、自分はいじめられっこで、不釣り合いで、彼女にいじめから守ってもらう俺ってどうよ(大泣)、しっかりしろ俺、と思ったらついつい"Mudbloods"なんて言っちゃったし、ほんで人気者のポッターにとられて、あーもー憎たらしい。あいつらのガキをいじめてやろう、いっしっし、とか思うけど、やっぱ俺にはリリーちゃんしかいなくて、なのに俺のせいでリリーちゃん死んじゃって、やっぱりあいつらのガキ、じゃなくてリリーちゃんの忘れ形見を守ってやろう。
これならセヴルス・スネイプが、ジェームズ・ポッターを憎み、ハリーを憎み、同時にハリーを守る理由が説明できる。

"Professor Snape made a terrible mistake. He was still in Lord Voldemort's employ on the night he heard the first half of Professor Trelawney's prophecy. Naturally, he hastened to tell his master what he had heard, for it concerned his master most deeply. But he did not know - had no way of knowing - which boy Voldemort would hunt from then onwards, or that the parents he would destroy in his murderous quest for power were people that Professor Snape knew, that they were your mother and father ... You have no idea of the remorse Professor Snape felt when he realized how Lord Voldemort had interpreted the prophecy, Harry."
さるお訳:スネイプ先生はひどい過ちを犯した。・・・スネイプ先生がどれほど後悔したか、キミにはわからないだろう、ハリー。

愛する女性を、ヴォルディに売ってしまった。憎んではいたけれど、かつて自分の命を救った男も、ヴォルディに売ってしまった。自分はなんと恐ろしいことをしてしまったのか。んも〜、しょーがないな、ヴォルディをやっつけるために、ダンブルドアと一緒に、自分も命がけでふんばるか。
これが、セヴルス・スネイプさんの奥深くに流れる悲劇の姿なのではないか。そう思います。

さてさて、ダンブルドアがペンシーヴに保管しておく記憶に"重要でないモノ"があるとは思えない、と書きました。バーサの記憶を保管することにした"本当に重要な"理由って何かな?
"But why, Bertha, why did you have to follow him in the first place?"
さるお訳:なぜなんだバーサ、どうしてキミは彼のあとをつけたりしたんだ?
ダンブルドアが哀しそうに言ってます。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 23:49| Comment(39) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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