スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、Unbreakable Vowを紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
これは『HBP』に登場し『DH』にも関わってくる内容なので、ネタばれエントリーです。ご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
● Unbreakable Vow
絶対に破ることができない、究極の誓いです。もしも、約束を果たせないなら、待っているのは死のみ。
2名以上の間で行う自発的な合意の"契約"で、必ず"Bonder"と呼ばれる立会人のもとで交わされます。契約者(誓わせる人と誓う人)は手を握り合い、Bonderが自身の杖でその手に触れると、"炎の舌"がその手に巻きついて固く縛る。するともう、誓う人に約束を破る自由はありません。嘘は通用しない。約束したことがらを、やらないならば死んでしまいます。
具体的にシーンとして描かれるのは『HBP』第2章"Spinner's End"で、セヴルス・スネイプ宅にて、訪問者はナルシッサ・マルフォイとベラトリクス・レストレンジです。スネイプが、ナルシッサにUnbreakable Vowを行い、立会人はベラ。ベラの杖は、握られたふたりの手に触れている。
"Will you, Severus, watch over my son Draco as he attempts to fulfil the Dark Lord's wishes?"
さるお訳:セヴルス、あなたは私の息子ドラコがヴォルディの指令を全うするところを見守ってくれますか?
"I will"
さるお訳:はい。
すると輝く"炎の舌"がベラの杖の先から出てきて、赤く熱せられたワイヤーのようにふたりの手に絡まる。
"And will you, to the best of your ability, protect him from harm?"
さるお訳:セヴルス、あなたは私の息子ドラコが傷つけられないようにできるかぎり守ってくれますか?
"I will"
さるお訳:はい。
すると2本目の"炎の舌"がベラの杖から出てきて、ふたりの手に絡まり、まるで鎖のように1本目の炎とも絡まる。
"And, should it prove necessary ... if it seems Draco will fail ... will you carry out the deed that the Dark Lord has ordered Draco to perform?"
さるお訳:セヴルス、あなたは私の息子ドラコがもしも失敗しそうになったら、ヴォルディがドラコに命令したことの続きを、代わりにやってくれますか?
一瞬間があって、そして。
"I will"
さるお訳:はい。
ついに3本目の"炎の舌"がベラの杖から出てきて、ロープのように、蛇のように、ふたりの手に絡まる。
うーん、なんとも美しいシーンです。
なぜ美しいかといえば、よく似たあるものが美しいから。そう、ウェディングにそっくりです。
「あなたは、だれそれを妻とし、あんなときも、こんなときも、だいじょぶだと誓いますか?」
「はい、誓います」
「あなたは、だれそれを夫とし、そんなときも、こうなったらどんなときでも、だいじょぶだと誓いますか?」
「はい、誓います」
これがUnbreakable Vowです。
なぜスネイプは、こんな命がけの約束をしなければならなかったのか。それが行われた場所はなぜ"Spinner's End"なのか。
さるお的推理のスネイプさんの真実を、次のエントリーで書いてみようと思います。
心ゆくまでさるお、もんち!