スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、あの日ゴドリック・ホロウで何があったのかと、ダンブルドアがジェームズの透明マントを持っていたわけを考えてみます。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
Joのこんなコメントがあります。2006年9月13日のwww.jkrowling.comです。
Why did Dumbledore have James' invisibility cloak at the time of James' death, given that Dumbledore could make himself invisible without a cloak? There IS a significant - even crucial - answer.
さるお訳:ダンブルドアは透明マントを使わなくても透明になれるのに、どうしてジェームズが死んだときジェームズのマントを持っていたのか。これすんごい重要なんだけど。
ダンブルドアはたしかに、マントがなくても透明になれる。透明になってずいぶん校内をうろついてます(笑)。
そして明らかにダンブルドアには、透明マントに隠れているモノが見えてます。
(マッドアイの片目もそうですが)
だから、ダンブルドアに透明マントは必要ないし、通用しません。
そして長らく時間がたってから、ダンブルドアはジェームズの透明マントをハリーに返すんだよね、メモ付きで。
Your father left this in my possession before he died. It is time it was returned to you. Use it Well.
あのメモには"Your father left this in my possession before he died."と書いてある。ジェームズが死ぬ前にこのマントを私に残したと。leftです。手渡したのではなく、置いていった、残していった。
ジェームズは、マントをダンブルドアに手渡すことはできなかったと思います。なぜならすでに死亡していたから。
そして"それ"を見つけることができるのはダンブルドアしかいないと知っていた。だから必ずダンブルドアが回収すると信じて、置き去りに遺したんだ、あの夜、Godoric's Hollowに。
そしてダンブルドアも、"それ"が自分宛てだとわかっていたから、こう表現したんじゃないかと思います。
Joの"at the time"だけは気になりますが。
そしてもちろん、ゆくゆくはハリーの手に届けるためです。あの透明マントは、ポッター家で代々受け継がれてきたものだろうと思います。少なくともジェームズは、マントを親から託されています。それは、ある理由により、ポッター家に必要だからだろうな。
ということは、さるおの推理では、ポッター襲撃の晩にジェームズの透明マントをかぶっていたのは"人"ではない、"物"です。
グリフィンドールの剣です。
ヴォルディが校長室を訪ねたのは2度で(1度目の時点では校長はアルマンド・ディペットです)、2度とも、"そこに剣があった"感じがしません。ヴォルディはヘプジバ・スミス(Hepzibah Smith)の小さな黄金のカップを見たときものすごいギラギラしてますから(笑)、少なくとも2度目の訪問時にもしも剣があれば見逃すはずないし、見たらもう口は半開きで目をらんらんと、ね、釘付けだろうと思われ、そう書いてないということは、そこに剣はなかったと理解していいと思います。
ジェームズ(ポッター夫妻)は、ある理由により、グリフィンドールの剣をゴドリックの谷(くぼみ)で守っていた。ところがヴォルディが「おこんばんはー」とやって来たので、剣を透明マントにくるんで守り抜き、それを見ることができるただひとりの人物に託した。
1981年のハロウィンの夜から、翌日ハグリッドが救出したハリーをプリベット通りに届けるまでの空白の24時間"The Missing Day"。剣はその24時間のうちに、ダンブルドアの手で校長室に運ばれたのではないか。
"ある理由"については今度詳しく書きます。
心ゆくまでさるお、もんち!