2007年02月15日

もうひとりのDDのヒミツ

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ダッダちゃんについて考えてみたいです。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

The best that can be said is that he has at least escaped the appalling damage you have inflicted upon the unfortunate boy sitting between you.
これは『HBP』の第3章"Will and Won't"に出てくるダンブルドアの言葉です。
ダンブルドアはダドリーのことを"不運な子"と言ってます。"そのかわいそうなダドリーにあなた方が与え続けているひどいダメージ"をハリーはかろうじて免れている。そーゆー意味だよね。
邦訳ではその"ひどいダメージ"が"虐待"と訳されているらしい。
しかーし、実際のダーズリー家はマージおばさんも含めて、ダッダちゃんを甘やかしまくって虐待なんかしてません。いじめられてたのはハリーのほうだ。
なぜダンブルドアはダドリーを"不運な子"だというのか。
おもちゃいっぱい買ってもらって、ぜいたく病だから?
いつも食いすぎで、太っちゃったから?

思い出してください。自分が魔法使いだと知る前のハリーの身の回りで、どんなときに不思議なことが起きたのか?
ハグリッドがこう聞いています。"Not a wizard, eh? Never made things happen when you was scared or angry?"
"scared or angry(恐怖を感じたとき、または怒りを感じたとき)"、つまり、自衛するときや攻撃するときに、おかしなことが起きなかったかと聞いてます。身の危険を感じたときや激高したとき、究極的には(主に)自分の命を守ろうとするときに、人は潜在能力を発揮する。魔法に限らず、人の本質だろうと思います。
これは自分が魔法使いだと知る前のヴォルディでも同じこと。コーフンすると(ヴォルディ的には"集中すると"かな)魔力が出て、人にはできないことが、自分にはできる、だから自分は特別だと考えるようになるわけです。

では逆に、毎日平穏で、満足で、怖いこともなければ怒るようなこともない、そんなストレスフリーな生活をしているとどうなるか?
能力を発揮する必要がなくなるわけです。そしていつかは、そんな能力が自分にあったことも知らぬまま、その能力は眠ってしまう。

ということで、The best that can be said is that he has at least escaped the appalling damage you have inflicted upon the unfortunate boy sitting between you.のひとつの考え方は、単刀直入に言ってしまうと"ダドリー魔法使い説"だと思います。
あぁ、たしかに、ダーズリー家の人々は、特にペチュニアは、ダドリーを怒らせないように気を遣っているように見える!ダドリーのゴキゲンとりに余念がないです。
ダドリーの魔法の能力が開花するのをおそれて、ダドリーが怒ることのないように、あんなに甘やかしている。それは、ダドリーが持っている魔法の能力を表面化させないための工夫であり、ダンブルドアは、せっかく使える魔法を知ることなく(能力を開花させることなく)大きくなってしまったダドリーを"かわいそうだ"と言っているのではないか。
よかれと思ってコドモを甘やかし、厳しくすることをおそれ、才能の芽を摘んでしまう。それは大きな損失(appalling damage)なんだよとおしえてくれているのかもしれませんねー。

ハリーについて"We swore when we took him in we’d put a stop to all that rubbish, said Uncle Vernon, swore we’d stamp it out of him!"(この子を拾ったときに決めたんだ、バカはやめるって。ばかげた魔法なんてものは、子のこの中から追い出すことに決めたんだ)という言葉にバーノンの気持ちが溢れています。

"None of the Dursleys said anything. Dudley was frowning slightly, as though he was still trying to work out when he had ever been mistreated. Uncle Vernon looked as though he had something stuck in his throat; Aunt Petunia, however, was oddly flushed."
さて、この"虐待"に心当たりがあるのは、特にペチュニアです。
エヴァンス家がリリーを授かって、ペチュニアはつらい思いをしたから、劣等感かもしれず、寂しかったのかもしれず、"魔法"そのものを恨んでいるのかもしれません。
自分が築く家庭には、ダーズリー家には、魔力などというアンバランスはあってはならない。危険に近づいてはならない。
なのに、ダドリーの誕生とともに、11年後のホグワーツ入学生リストにダドリーは載ってしまった。そうだ、うちの子はホグワーツにはやらないぞ。そのためには、魔力を開花させてはならない。よし、去勢だ、甘やかして、結果として去勢だ。甘やかすぞー!

Remember my last.
おそらく、「ハリーをよろしくNE!」というあの手紙はそれほど単純なものではない。ダンブルドアがペチュニアをもっと"脅迫"している感じです。
ダンブルドアはあの手紙の中で"何が起きたか、これからどうなるのか"を説明しています。ハリーをあずける以前に、あるいはハリーをあずけると同時に、おそらくダンブルドアとペチュニアの間で交わされた約束がある。ダドリーのホグワーツ入学免除か、もっと言えばダドリーの安全保障、そういう、状況が生んだ取引条件があったんじゃないかと思います。ダーズリー家に、ハリーにとっての家(home)になることを約束させるために。


となると、ダドリーです。
"There is a character who does manage, in desperate circumstances, to do magic quite late in life, but that is very rare..."
絶望的な状況に追いつめられて、これはとってもめずらしいことだけど、ある人物が、(魔法が使えるようになるにはしてはとっても遅い年齢になってから)魔法を使う。
そしてもちろん、ディメンターがチューをしようと向かって来たのも、ある意味、見えていたかもしれません。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 00:34| Comment(10) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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