2007年03月05日

最後のHorcrux作りはすでに始まっていた

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、6つ目のHorcruxについて考えてみたいです。
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

『HBP』の第23章をよく読んでみます。

However, if my calculations are correct, Voldemort was at least one Horcrux short of his goal of six when he entered your parents’ house with the intention of killing you.
He seems to have reserved the process of making Horcruxes for particularly significant deaths. You certainly would have been that. He believed that, in killing you, he was destroying the danger the prophecy had outlined. He believed he was making himself invincible. I am sure that he was intending to make his final Horcrux with your death.
さるお訳:私が思うに、ヴォルディがキミを殺そうっちゅーことでポッター家にやってきたとき、Horcruxを6つ作ったるでーという目標まであと1歩だったわけね。ジェームズでもなくリリーでもなく、キミの死によって最後のHorcruxを作るつもりだった。キミをやっつければ、予言が概説した"危険"はなくなると信じてた。そしたらもう無敵だぞと、信じてたんだよなー。

今のところ、Horcruxの作り方とかメカニズムといった類いのことは、さっぱりわかっていません。
わかっているのは、誰かを殺して、対象物に"Encase"ってゆー呪文をかけるっちゅーことだけです。
ポッター襲撃時、完成していたHorcruxは5つ。ポッター襲撃、より具体的にはハリー殺害により、6つ目を作るつもりだった。しかし、ジェームズとリリーを殺害してメインイベント(ハリー)に取りかかった瞬間にアクシデントが起きます。ハリーを殺せなかったばかりか自分が意図せず返り討ちにあって、ヨボヨボですわ。
普通に考えたらこれは、"6つ目を作るのに失敗した"状況です。Horcruxは5つしかないはず。ヴォルディ自身を入れて、魂は6つに分割されている状態のはずです。

Yes, I think the idea of a seven-part soul would greatly appeal to Lord Voldemort.
But firstly, no, Harry, not seven Horcruxes: six. The seventh part of his soul, however maimed, resides inside his regenerated body. That was the part of him that lived a spectral existence for so many years during his exile; without that, he has no self at all. That seventh piece of soul will be the last that anybody wishing to kill Voldemort must attack - the piece that lives in his body.
さるお訳:魂を7つ(the most powerfully magical number)に分けるって、ヴォルディ好みの発想なんだよね。だからつまり、Horcruxesは6つね、自分が7つ目。ヨボヨボしても生きてたヴォルディ自身、それがなければもうヴォルディじゃないわけで、ヴォルディをやっつけるなら最後に破滅させるのがヴォルディ自身っちゅーことになるわけよ。

ところがちゃんと6つ目ができていると言います。魂は7つに分割されている。
こだわりのヴォルディが、ヨボヨボしたままの弱さで、ヴォル的には"ひとりのマグル"にすぎないフランク・ブライス(Frank Bryce)殺害でナギニちゃんをHorcruxにした、という仮説は真実でしょーか?
ハリーへの攻撃と同時に、自動的に"Horcrux作製"が起きた感じがしませんか?ハリーを殺せなかったにもかかわらず、6つ目を作ることができた。その(ハリーに対する)攻撃の結果がどうであろうと関係なく、攻撃の瞬間に"Horcrux作製"がオートマチックに行われたかもしれません。
ホラスの説明(まず人殺しするのが条件)をなぞって理解するとこうなります。直前に2人殺してるっちゅーことがホラスの言う"殺人"という条件になって、Horcruxが作製される最後のトリガーはハリーへの攻撃だった。
つまり、事故による結果論であってもいいんですが、とにかく、"Horcruxのオートマチック作製"が"準備されていた"のかもしれません。

ヴォルディは自信満々でポッター家に現れた。まさか失敗するなんて、夢にも思ってないわけです。バブバブ言ってるベビーごときに負けるなんざ、露とも思わない。
最大の敵がまだバブバブ言ってるうちに殺してやるー。わっはっはー。そしてその勝利と同じ瞬間に、おらが最強になる瞬間に、おらを不死身にする6番目のHorcruxが、ついにできあがるのだー。6番目のHorcruxを作るスイッチが自動的に入るように準備して来たのだー。わっはっはー。
そーゆー感じで、意気揚々とやってくる。
Horcruxを作成する魔法は、ヴォルディがGodric's Hollowに到着する前に、既に開始されていた。ハリーにAKをうりゃぁーっ!と炸裂させた瞬間に、最後のHorcruxが誕生するようになっている。うん、準備万端。あとは殺すだけ。
ということで期待に胸を躍らせて、「おこんばんはー」と機嫌よくやってきて、ジェームズ殺害、リリー殺害、そしていよいよ、このバブバブ言ってるベビーにAKをお見舞いするぞと、いうことで、Killing Curseどっかーん!
同時に、6番目のHorcrux誕生。計画通りです。
そしてヨボヨボ。想定外。

そーゆーことじゃないかな。
ではいったい、"何が"6番目のHorcruxになったのか。
さるおは、グリフィンドールの剣がGodric's Hollowにあったと考えています。ヴォルディはそれを知っていて、狙ったはずだと考えています。しかし、ダンブルドアによれば、剣はHorcruxにならずにすんでいる
そうだよ、剣じゃないなら、可能性はひとつじゃないか。ハリー自身です。正確に言うとハリーの額の傷跡です。さるおがハリーはHorcruxだと強く思う理由、書いたYO!
そして、"なぜ"グリフィンドールの剣が6番目のHorcruxにならなかったのかを考えてみようと思います。(←たぶん、こちらの方が目からウロコです)

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 09:35| Comment(10) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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