チームで勝つ。チームが勝つ。
そーゆーのが長らくできてないバルサを、いつもいつも、輝きを失わない数人にたすけられているなぁと、ほんと思いますね。ある時期は跳ぶうさぎハビエル・サビオラに、そして今は19歳の神童リオネル・メッシに。あと、いつもだいたい変わらずにバルサを救ってくれるのはイニ坊とか、プジョルとか、デコとか。
前者にはボーナス50万円くらい出してやれ、と思います。(安い)
前者にはボーナス80万円くらい出してやれ、と思います。(安いですから)
カンプノウ・クラシコにまたまた3-4-3て、どーかなと、"うまくいかないってわかった"んじゃなくて、まだやるのかと、心配しつつ、いやぁ、腹くくってしまえば、けっこう楽しかったです(と言うしかない(涙))。撃ち合えたし、ひさびさに、そんでもうええです(泣)。
前線の3人は入れ替わりますが、だいたいんとこ左サイドを切り崩すためにエトーとロニー、右は小さいおっさんみたいにどーんと遠くへ張り出す感じにメッシ。トップ下にデコ。ど真ん中左にイニエスタ、右にシャビ、ボランチにマルケス。3バックは中央にテュラム、左にプジョル、右にオレゲール。守護神は守護神。
開始5分で、イグアインがマイナス方向のクロス。じつにあっさりと顔の大きいファンニステルローイにゴールされたYO(泣)!
ちくしょうまたかと、正直泣きたくなりましたね。ところが11分、右はじの、ずいぶんと遠くに、マークもされずにひっそりと隠れていたレオが(笑)、DFを集めまくった中央のエトーからの鋭いスルーパスを鮮やかなワンタッチで受けると、あっという間に、じつに美しく華麗に、ゴール!むはー、もう追いついた。ひゃっほーい!
そして喜んだのもこれまたつかの間で(泣)、13分、アルベルト・ウンディアーノ・マジェンコがエリア内でオレゲールになぜか厳しい黄札をくださって、顔の長いファンニステルローイがPK決めて、ちくしょうまたかと、また泣きたくなったりして、これで1-2。
前半のはじめのほうはマドリーさんよかったです。パスもよくつながってたし、調子いい感じだった。最近のリーガとかCLのことも考えると、バルサもマドリーも首のあたりまで泥沼に浸かってるのは同じで、なんだかもう嫌んなっちゃうなーっちゅー感じですが、ここぞというときに立ち上がりで爆発できるのは、まさかここでもマドリーさんのほうなのかよと、バルサはまたミス連発守備ズレ放題かよと、哀しい気持ちになりますねぇ。
が、ちがう、ちがうよ、そーじゃねぇ!
イニ坊を見ろ。最終ラインでふんばってるじゃねーか。右SBになってるじゃねーか。なんだってやるぞと、そう思って走ってるイニ坊がいるじゃねーか。
レオを見ろ。こっちはときどき左SBになって、ボールをインターセプトしまくってるじゃねーか。
最終ラインだってプジョルとちゅらさん、強ぇじゃねーか。
ふんばれ。
というわけで、元気を出したら楽しかったっす。(単純)
エトーもオフサイドぎりぎりで抜け出して、何度もイケル君と1対1になって惜しいところまで来てた。レオのドリブルは冴えまくりで、ロニ子、エトーとつながったところに再びレオがこぼれ球に備えている。だんだんと
28分、今度はロニ子とエトーが相手に囲まれた狭いところで勇気あるワンツー。左サイドを切り崩し、中に切れ込んできながら、またまた右はじのずいぶんと遠くにマークもされずにひっそりと隠れていたレオにスルーパスで、自信に満ちた2点目!うりゃぁーーーっ!また追いついた。ひゃっほーい!
もう今日は、レオ&ルートの大量得点祭り開催かと思いました。
その後もレオはサイドネットを揺らし、イグアインも決定機、デコのカウンターをレオとロニ子とエトーがつないで(さるおがけっこう大好きな)ミチェル・サルガドがド根性で阻止。SBの代わりに右サイドを駆け上がるデコからのクロスをイニ坊がシュート。などなど、撃ち合いっす。少しずつ、バルサが撃ってマドリーが受ける展開になってってますが。お互いにドタドタと。
顔が真っ黒のオレゲールは2枚目黄札で退場っす。うーん、2枚目のやつはまぁアレだけど、1枚目のがちょっと厳しすぎたんじゃないか。なんとなく全般において、なんとなく判定がマドリー寄りなんですが(爆)。
うなだれてピッチを去るオレゲール。
肩を抱いて声をかけるラーカールト、「ひげそれば?」。
後半になるとエトーとシウヴィーニョが交代。えーっと、ちょっとこのへんから、ぱっとしないです(笑)。これはまた不思議采配のはじまりか。イニ坊がボランチに入ったみたいで、ラファも下がって、えーっと、4-3-2になってるのかな。
観ているさるおがまだ混乱しているうちに、ラファがなぜかグティにパス。やめなさい、そーゆーのは。グティは好きだが、ミスドも好きだが、やめなさいね。
ロニ子とレオで攻撃してますが、顔の大きいファンニステルローイもカウンターから決定機を作る。小学5年生になったロビーニョ君も入っちゃって、顔の長いファンニステルローイと、ばんばん来る。うちの守護神が忙しそうです。
そしてデコとベレッチが交代したあとの28分、ミスタードーナツのFKにセルヒオ・ラモスのヘッド、来たぁーっ。まさかの2-3。
ここまで点の獲り合いをしておいて、負けるわけには行かねぇ。もう必死っす。
ベレッチ、行け!がんがん上がってけ!
さっそく反撃に出るイニ坊。シュートは惜しくも左。
ラファの右足もうなりをあげて(それは言いすぎ)ぼっかーんとシュートですが、イケル君がちゃんと触るんだなぁ、こーゆーのは、すごいっすよね、彼は。
ロニ子にもボールをもらってイニ坊がばんばん撃ちに行く。白い悪魔よ、おまえ、左SBやったかと思うと最前線で、忙しいな、でもえらいな。
ラファはグッディと交代。グッディ気合い充分。「全員が1枚岩になって、身を粉にして走れ」と言ってくれたグッディ。さるおはね、感動しました。誰もはっきり言わない本当のことを、内部で言ってくれたグッディに、ありがとうと思いましたね。
よかったです。本当によかった。よくないけど、よかった。
結果は引き分けだったけど、あきらめないバルサを観たよ。
最期の瞬間まで、"実力で"運をたぐりよせるバルサを観たよ。
普段ならデコが孤軍奮闘している気がしますが、今日は神童レオがチームを引っぱり、鼓舞し、救う。
ロスタイム、DFをかわしてレオが3点目ゴール!ぶわぁーっ!すげー。クラシコで、19歳のコドモがハットトリック!あんたは大将!ほんとに大将!ド根性サルガドのド根性マークをものともしない、19歳。すげーよ!
カンプノウ・クラシコのデビュー戦で、ロマリオと並んでしまったレオ。ほんとすげーよ!
3-3。楽しかったです。感動で涙出てます。レオのクラシコ、一生忘れないっすね。
ところで、モッタちゃんの無断欠勤の真相はどーなってるんですかね。
心ゆくまでさるお、もんち!