2007年03月29日

さるお発 映画『SAW III』完全解読マニュアル8 バスルームの新たな謎 Put his left leg in the shackle.

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これから映画をご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。

衝撃的に登場したバスルームの新たな謎です。

【バスルームの謎】
アマンダがアダムをバスルームに連れてきたとき、すでにローレンス・ゴードンはうつ伏せに倒れています。やっぱり、駐車場でローレンスを拉致ったのはジョンかな。前にも書きましたが、駐車場のブタはガニ股すぎたからなー(笑)。
Put his left leg in the shackle.(彼の左足に"足かせ"をつけろ)
ジョンはアマンダにそう指示しました。たぶん指示書(アマンダ宛の封筒の中身)にも書いてあったと思うのに、わざわざ言葉に出している。ここは大事だから間違えるなよ、ということです。
足かせをつけられたアダムとローレンス・ゴードン。のこぎり2本。どちらかが足を切断した場合、こりゃ誰の足だ?とわからなくならないためだと思う。つまり、映像でも確認できますが、ローレンス・ゴードンは"右足"に鎖をつけられている。
さて、アマンダはちゃんと、間違えずに、アダムの"左足"に鎖をつけました。
そしてこの回想シーンの時間軸では、ここから1作目の『SAW』に突入するわけね。ほんで、なんだかんだでローレンスは自分の右足を切断し、切り落とした足を残して、真っ白い顔んなってバスルームから出て行きます。
アダムは"左足"に鎖をつけたまま、右肩を撃たれ、ゼップの死体とふたりきり、ジョンに置いてけぼりにされる。
ここまではいいです。ここまでは。
問題は『SAW II』に出てくるバスルームのシーンです。アマンダがダニエル・マシューズを連れてバスルームに入ってくる。そして、アダムの死体(ミイラ)が映ります。
!!!
ぶわぁーっ!"右足"に鎖についてるぅーっ!

sawadamsleftleg.jpg
(これは1作目のラスト)

sawadamsrightleg.jpg
(これがミイラ)

あんなに左だって言ったのに、たしかにそうしたはずなのに、鎖が右足になってます。
さて、どーゆーことでしょーか?
その後に映る"切断された足"は右足。これはローレンスのものです。ゼップのミイラもちゃんとある。
さて、どーゆーことでしょー?

セット上のミスでないなら、たぶん答えはこれしかない。
アダムはバスルームから逃れた。

『SAW III』のDVDには未公開シーンが収録されてます。アダムの住むアパートメントの階段で、アダムとアマンダがすれ違うシーンです。
おそらくアダムは仕事(盗撮)に出かけるところね。カメラ持って、"安ホテルで浮気してる医者"の写真を撮りに出かけるところ、階段を降りてくる。すると階下には、アマンダが座り込んで待っていて、アダムが通りかかるタイミングで立ち上がります。
「ロックスターみたいな髪形でかっこいいね、そうだ、今夜友達のバンドのライブがあるから観においでよ。」そう言ってアダムはチケットをアマンダに手渡し、「写真撮っていい?」と断ってから、パチリと1枚、アマンダの写真を撮ります。アマンダはこのとき拒否していません。
アマンダは、アダムの部屋が空になるのをただ待っていただけだと思う。忍び込むために。
忍び込んで隠れ、アダムが帰ってきたら、"ガスマスク付きブタマスク"(たぶん)をかぶって、催眠ガス(たぶん)を流すために。そしてアダムが寝たら、ビリーをセットし、ブレーカーを落とし、クローゼットに隠れ、睡眠薬の注射器の準備をして、アダムが起きたらリモコンでビリーを笑わせクローゼットまで誘導するために。
ちゃんと指令は遂行したけど、アマンダの表情はたしかに"良心のようなもの"と戦っています。もしかしたら、自分を見てくれて誘ってくれて写真を撮った"すれ違ったアダム"が、アマンダには嬉しかったかもしれない。虐待された過去を持ち、親に見放された不幸な子供時代を過ごし、"悪いこと"をたくさんするようになって、濡れ衣を着せられ投獄され、ついにクスリに溺れ、自殺未遂を繰り返したアマンダには、嬉しかったかもしれません。
その"良心のようなもの"が、アマンダにアダムをたすけさせた。まずは、"苦痛からの解放"として。
I'm going to help you. I'm going to free you.(あなたをたすける、あなたを自由にする)
そしてビニルを顔に巻き、窒息させようとします。泣きながら。
閉じこめるなんて、できない。
これはジョンへの弟子入りを誓ってしまった"もう後戻りできない"アマンダにできる、せめてもの優しさ。
ところが、もしかしたら、もしかしたらですが、最後の最後になって、アマンダはアダムを苦痛から"解放"することができなかったかもしれません。鍵を探し出すか、なんらかの方法で、アダムを生きたまま鎖から解放した。鍵がバスタブから無事手に入ればいいけど、そーでなければ、エリック・マシューズの足潰しが、映画としては時間軸を逆にした伏線かもしれない(痛)。

とにかく、アダムの足の鎖は左足からいったん外された。
もしそれを右足につけ換えたとしたら、理由は何なのか?もしもあのミイラがアダムならば、鎖をつけかえる理由がわかりません。
ミイラがアダムでないならば、そこに"ミス"の入る余地がある。
いや、『SAW II』で右に鎖のミイラを見せておいて、『SAW III』で「左足に」とセリフで聞かせるなんて、そんなのさりげなくねーじゃねーか。ミイラはアダムではない、ということではないの?

アマンダは、ジョンに内緒でアダムをたすけた。
ジョンがたすけたんでもいいけど、ま、左右間違えるならアマンダかアダムだよね。
そしてバレないように、誰かを連れてきて鎖につないだ。いったい誰を連れてきたのか。
顔面蒼白でバスルームから出て行ったローレンス・ゴードンの可能性もあるけれど、彼は右足を失っているので、こりゃバレます。新たに誰かを拉致って殺害した可能性もあるけれど、いや、もっと手っ取り早く"死体"が手に入るぞ。
そう、タップですわー!

ということで、生死が不明で思わせぶりなのはローレンス・ゴードンとタップだとばかり思ったし、今でもタップが超重要人物として生きているような気はしてますが、一方で、生きてるのは1作目コンビ"ローレンス・ゴードンとアダム"の可能性も急浮上だYO!

ちなみにエリック・マシューズの鎖は右です。
You didn't test anyone's will to live. Instead you took their only chance. Your games were unwinnable, your subjects merely victims.(キミは"生きたいという意志"をテストしてない。代わりに、彼らの最後のチャンスを奪った。キミのゲームに勝つ方法はないんだ、キミの被験者は、被験者じゃなくて被害者なんだよ。)But I cleaned up your mistakes, and I forgive you for them.(キミの(ルール破り)の後片づけはやった。そしてキミを赦すことにした。)
ジョンがエリックの死を見届けた可能性はあるけどなー、映像としてエリックが死んだところは見てないし、これからまた出てくるかな。

【さっそく書いてみる『SAW IV』『SAW V』】
次回作(次のゲーム)はどうなるのか、また閃いちゃったら記事書きます。リンとジェフの娘の居場所がアダムの部屋の可能性とか、アダムの生死とか、ゴードンはまた活躍するかなとか、ジョンとアマンダは死んだかなとか、いろいろね。

ただしひとつだけ、今思いついている次回作(次のゲーム)の希望をここに書いてみます。いや、5作目でもいいんだけど。それは別れたジル(Jill)をプレイヤーとした物語で、時間軸で言えば『SAW 0』です。(そしたら"通行人"がオビである可能性も深まるし(笑))
かつてはダメ人間だったジョン。ジルに捨てられ、病気やら自殺未遂やらでやっと学んだジョン。そして病院を中心にプレイヤーを探してゲームを設計し、ジグソウとなったジョン。プレイヤーから後継者への階段を上がったアマンダにさらに高みを求めるジョン。このへんのことについては"『SAW II』完全解読2 ジョン・クレイマー(Johnathan Cramer)の物語/ジグソウとアマンダの師弟関係"にも書きましたが、えっと、ANIMATED COMIC "SAW rebirth"のほうがよくわかるかな、英語だけど。
で、ジグソウ誕生へ続くジョンのはじめの1歩が、ジルのゲームだったらええなぁ。で、ジルがじつは勝ち抜いてたりして、未だ見ぬ黒幕だったりしたら最高。
あるいは、元祖ジグソウはジルだったとか、ジルvs.ジョンのゲームが最初にあったとかで、ジョン自身もゲームを勝ち抜いて来たんだったらこれまた最高。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 21:26| Comment(21) | TrackBack(1) | さるお発『SAW III』解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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