2007年06月02日

ロングボトム家とネビルの杖に見える可能性

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ネビル・ロングボトムの正体について考えてみたいです。
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

ネビルに関するさるおの疑問の発端は、『PS』の組み分けシーンです。
When Neville Longbottom, the boy who kept losing his toad, was called, he fell over on his way to the stool. The hat took a long time to decide with Neville. When it finally shouted, "GRYFFINDOR," Neville ran off still wearing it, and had to jog back amid gales of laughter...
(さるお訳:ヒキガエル逃げられてばかりのネビル・ロングボトムは名前を呼ばれて前に出るとき転げちゃいました。組み分け帽子がネビルの寮を決めるのには長い時間がかかりました。ついに帽子が「グリフィンドール」って叫んだとき、ネビルは帽子を被ったまま駆け出して、みんなに笑われました。)

どうやら、組み分け帽子(The Sorting Hat)が時間をかけたのはハリーだけじゃない。
ハリーのときは、4つの資質をそろえた子だからどこにでも入れられる、そう考えて帽子が迷っていると、ハリーが「スリザリンは嫌だ」と言い出して、「ほんならグリフィンドール」っちゅーことになった。
同じように、ネビルについても迷ったんじゃないかと思います。何と何で迷ったかというと、グリフィンドールとレイヴンクロウじゃないのかな。
理由はネビルのファミリーネームです。
ロングボトム(Longbottom)、意味は"長い渓谷"。
さて、こちら(ロウェナ・レイヴンクロウ)の出身地を見てください。
!!!
あの忘れっぽいネビルが、とても優等生とは言えないネビルが、才女ロウェナの出身地を苗字にしています。もしかして、ひょっとしたら、ロングボトム家は"北の渓谷"から来た、とびきりセレブな一族なのではないか。

ではなぜ、組み分け帽子はネビルをレイヴンクロウに入れなかったのでしょう。レイヴンクロウの末裔なら、その寮がぴったりだろうに。

ネビルは、レイヴンクロウ生らしくないです。だって、忘れっぽいから。だって、優等生とは言えないから。でも、もしそれが、ネビルの本当の姿じゃないとしたら?
忘れっぽいのには理由がある。落ちこぼれてるのにも理由がある。

"Well, my Gran brought me up and she's a witch," said Neville, "but the family thought I was all-Muggle for ages. My Great Uncle Algie kept trying to catch me off my guard and force some magic out of me -- he pushed me off the end of Blackpool pier once, I nearly drowned -- but nothing happened until I was eight, Great Uncle Algie came round for dinner, and he was hanging me out of an upstairs window by the ankles when my Great Aunt Enid offered him a meringue and he accidentally let go. But I bounced -- all the way down the garden and into the road. They were all really pleased, Gran was crying, she was so happy."
(さるお訳:ぼくのおばあちゃんは魔女で、おばあちゃんに育てられたの。ずっと家では"マグル"なんじゃないかって思われてたんだ。ぼくのアルジー大おじさんはぼくになんとか魔法を使わせようとしてさ、ブラックプールにぼくを突き落としたら溺れそうになっただけでだめだったけど、その後、ぼくが8歳のとき、おじさんが夕ご飯食べに来てさ、2階の窓からぼくのことぶら下げて、うっかり落としちゃったらね、ぼく、弾んだんだよ、向こうの道路まで。それが初めての魔法体験。みんながよろこんで、おばあちゃんは泣いてた。)

ネビルは、マグル(この場合はスクイブのこと)じゃない。それどころか礫器とした純血の魔法使いです。翌年(『CoS』)ロンが指摘してます。
"I mean, the rest of us know it doesn't make any difference at all. Look at Neville Longbottom -- he's a pure-blood and he can hardly stand a cauldron the right way up."
(さるお訳:ネビルを見てよ、彼は純血だけど、お釜をまっすぐ立てることもできない。違いなんてないんだよ。)

ここで気がつくのは、ネビルの魔力を開花させようとしたのは"大おじさん"(Algie Longbottom)だということ、ついにその日を迎えて、父方の祖母オーガスタ・ロングボトム(Augusta Longbottom)は"泣いた"ということです。大おじさんは、ネビルの魔力をあきらめなかった。ネビルの能力を信じ続けた。これは、"ネビルが無能に見えるのは本当の姿ではない"ことを、大おじさんは知っていたということではないのか。
そもそも、ネビルは、"自分の杖"を与えられていなかったのも不自然です。ネビルの1本目はパパさん(Frank Longbottom)の杖です。オリバンダー(Ollivander)さんによれば、杖のほうが主体になってオーナーを選ぶ。つまり、ひとりひとりにぴったりの杖がある。ネビルのパパさんの杖が、ネビルにもぴったりだったとは考えにくい。ネビルを育てたのがおばあちゃんだということは、おそらく、杖を与えたのもおばあちゃんだと思います。どうして彼女は孫に、適していない杖を使わせていたのか。
こう考えると、もしかしたら、ネビルの魔力の開花を望んでいなかったのはおばあちゃんなのかもしれない。おばあちゃんは"泣いた"、けれどもそれは"she was so happy."だったからではないかもしれません。
おばあちゃんは、ある理由により、ネビルに、"魔法が使えないように"、あるいは忘れっぽくなるように、魔法をかけた。そして、ネビルにはうまく使えない杖をわざわざ授けた。ある恐怖から、孫を守るために。
だとすれば、ネビルのヒキガエル"トレバー"が、しょっちゅう姿を消す理由も説明できるかもしれません。そう、さるお、とっても気になってるの、トレバーは、いつも、どこで何をしているのか、どんな姿でいるのか。自分のトレーニングで魔法が使えるようになったネビルを、寮生活、ある危険から守るために、大おじさんはトレバーを与えたのではないか。
ネビルを目立たない"冴えない子"にしておかなければ危険がおよぶ。あの子は注目を浴びちゃいけない。ペットも、ハグリッド曰く"流行遅れ"のヒキガエルなら目立たない。すべてはネビルを守るために。
ネビル自身の才能までもを犠牲にして、守らなければならないとすれば、ますます、ロングボトム家はレイヴンクロウの子孫なのではないか。
組み分け帽子は、"レイヴンクロウの資質を忘れている"ネビルをレイヴンクロウ寮に入れることができなかった。そして、『DH』で超重要な役割があるかもしれない"The Other Chosen One"のネビルを、ハリー・ポッターと出会わせるためにグリフィンドール寮に入れた。
そんな気がします。

さて、ネビルの2本目の杖は、チェリーの木にユニコーン(Unicorn)のたてがみ。8歳で覚醒したネビルが、いずれ自分の杖を手に入れるのを、おそらくおばあちゃんは、止めることはできなかったと思います。
(『HBP』のネタばれ→)もしもこれが、オリバンダー(Ollivander)杖店のショーケースにあった、紫色のクッションの上に置かれて飾られていた杖だったら?
もしもその杖が、1000年の昔に、類い稀な聡明さを称賛された魔女ロウェナ・レイヴンクロウの杖だとしたら?
もしもその杖に、邪悪な魂の一部が封じ込められているとしたら?


ネビルは『DH』で、おもいっきり大活躍するか、おもいっきりピンチになるか、運命の荒波が待ってるような気がします。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 23:56| Comment(6) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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