2007年06月03日

The Other Chosen One

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ソーティングハットがネビルの頭の中を読めなかったわけとネビルの役割について考えてみたいです。
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

昨日に引き続き、まずは再び『PS』の組み分けシーンに戻ります。
The hat took a long time to decide with Neville.
(さるお訳:組み分け帽子がネビルの寮を決めるのには長い時間がかかりました。)

組み分け帽子(The Sorting Hat)はおそらく誰よりも優れた強力なレジリメンスです。
There's nothing hidden in your head, the Sorting Hat can't see, 何も隠せない、私に見えないものはない、帽子自身がそう歌っています。
4賢者の脳(個性と能力)を詰め込んだ、あたかも"生き続けている"いにしえの4人そのものです。
He whipped me off his head. The founders put some brains in me. グリフィンドールは帽子をとり、そこに4人がそれぞれの脳を入れた、これも帽子の歌です。

つまり、組み分け帽子はレジリメンシーを使って入学生の頭の中をのぞき、各寮に割り振っている。
それが、ネビルの寮を決めるのに長い時間かかったとはどーゆーことか。
グリフィンドールとレイヴンクロウで迷ったわけじゃないかもしれない。そもそも、ネビルの頭の中が読めなかったのかもしれません。

ハリーがダーズリー家で守られたように、長期にわたってある状態を保持する魔法が存在することはわかっています。
昨日の記事に書いたように、祖母オーガスタ・ロングボトム(Augusta Longbottom)は孫を守るために、魔力を低下させるという魔法をネビルにかけたのかもしれない。
クラウチ・Jr.がパパさんのThe Imperius Curseと戦い、ついにそれを破ったように、魔法を破るということが可能なのもわかっています。
ネビルの魔力を開花させようと諦めなかった大伯父(Algie Longbottom)にトレーニングされ、ネビルは8歳のとき、ついにオーガスタの魔法を破ったのかもしれない。

おばあちゃんはずっと考えていたのかな、もしもこの子に私の魔法を破る力があるなら、もしもこの子が魔力を解き放てるなら、もしもこの子が自分の杖を手に入れるなら、たとえ過酷な運命が待っているとしても、乗り越える方に賭けようと。そして孫をホグワーツに送り出します。せめてもの、役に立つプレゼントと供に。
"It's a Remembrall!"
そう、リメンブラルと供に。
この思い出し玉は、日々の学校生活のためなのか、それとももっと重大なあることを思い出させるためなのか。

ネビルは、壮絶につらい体験をしています。ベラやクラウチ・Jr.によるロングボトム襲撃です。彼は、両親が拷問にかけられた一部始終を見たんでしょうか。
(偽)マッドアイ(Mad-Eye Moody)がthe Cruciatus curseを教室で見せたときのネビルの反応は不思議です。拷問シーンは明らかにネビルに影響を及ぼした、だけど、悲しがったり動揺したかというとそうでもない。たぶん、見ていないか、"忘れていた"かのどちらかです。
そして、ドラコがSt. Mungo'sの冗談でハリーをからかったときには、ネビルが顔を真っ赤にしてこぶしをぶんぶん振り回し、一直線にドラコに向かっていくわけです。"Not...funny...don't...Mungo's...show...him..."。入院中の両親のことでかなり気に病んでるのは確かです。

ネビルのパパ(Frank Longbottom)ママ(Alice Longbottom)は、スゴ腕の闇祓い人(Aurors)だった。もちろん、不死鳥の騎士団(the Order of the Phoenix)だった。ヴォルディとのバトルを3度生き延びたこのふたりは相当強かったに違いないです。
"The Longbottoms were very popular," said Dumbledore. "The attacks on them came after Voldemort's fall from power, just when everyone thought they were safe."
(さるお訳:ロングボトム夫妻は人望が篤かった。ヴォルディがキミに負けて、みんなが安心したときを狙われて襲撃にあったんだ。)
そうか、おばあちゃんは、ネビルの頭からトラウマを消そうとした、あるいは、スゴ腕でいたら狙われるから、落ちこぼれにした、そういうことだな。そのせいで、組み分け帽子はネビルの頭の中が読めなかったのかもしれません。

ダンブルドアは、ネビルと予言の関係について、ハリーにこう話しています。
"The odd thing is, Harry," he said softly, "that it may not have meant you at all. Sibyll's prophecy could have applied to two wizard boys, both born at the end of July that year, both of whom had parents in the Order of the Phoenix, both sets of parents having narrowly escaped Voldemort three times. One, of course, was you. The other was Neville Longbottom."
(さるお訳:変なんだけどね、あの予言はキミのことじゃないかもしれない。シビルの予言の条件にぴったりなのはふたりなんだよ。7月の終わりに生まれた子で、その両方の両親が騎士団のメンバーでヴォルディから3度生き延びてる。ひとりはキミで、もうひとりはネビル君なんだ。)
騎士団に属し、3度生き延びたスゴ腕夫婦とそのコドモ。一家族はヴォルディ自身により、もう一家族にあたるロングボトム家はデス・イーターに、それぞれやられてます。"ハリーのように"、いつうちの孫が狙われるかわからない。だから救おうとしたんだな。

ところで、このダンブルドアの説明はじつは非常に不可解です。内容はともかく、なぜダンブルドアはこれをわざわざハリーに話して聞かせたのか。大きな疑問があります。
予言の球体は、奇しくもネビルの足に当たって割れてしまいました。
何か、運命的なダイナミクスを感じます。
ハリポタ・ワールドはいつの時代も、トリオ+1という構成を主軸に物語が展開していく。
グリフィンドール・レイヴンクロウ・ハッフルパフ、+スリザリン。
ジェームズ・シリウス・リーマス、+ピーター。
今回もまた、ハリ・ロン・ハー、+ネビル。だけど、決して悪い役回りではなく、予言の"The Other Chosen One"として、フランクとアリスのように、勇敢に戦うんじゃないかな。今のネビルは強い。ベラにだって向かって行こうとする。ハートじゃ負けてないです。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 12:18| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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