2007年07月18日

ハリーとジニーの"仕組まれた"出会い

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ハリーとジニーは出会うように仕組まれていたんじゃないかと考えてみます。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
ネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

ジネルバ・モリー・ウィーズリー(Ginevra Molly "Ginny" Weasley)、通称"ジニー"。
ウィーズリー家が数世代ぶりに授かった女子です。モリーはなんで7人も(女子を授かるまで)コドモを産んだのか?さるおは、ウィーズリー家には女子が生まれる必要があったんじゃないかと思っています。そう、家柄はもちろん、たぶんジニーは、とっても特別。

ハリー・ジェームズ・ポッター(Harry James Potter)、彼についてはまだ背景がわかりません。
"able" and "prepared to die for their son."
両親は、"息子のために死ぬ準備ができていた"し、死ぬことが"できた"。
そうして2人の命と引き換えに守られた、選ばれし者。それがハリー。こっちも特別です。

さるおは以前書きました。ハリーとジニーは恋に落ちる運命だったと。もしかしたら、ポッター家男子は"赤毛のスゴ腕の女子"を好きになると決められていそうな感じすらします。
一方ではジニーも、ハリーを一目見た瞬間から好きになっている。"一目見た瞬間"ということは、『PS』でハリーがホグワーツに入学するときのキングスクロス駅です。これはすごい!このときジニーはママと手をつなぎ、ハリーとは一言もしゃべっていないのに、『CoS』の"The Burrow"ではナイトドレス姿でうっかりキッチンに現れるとあっと言う間に去って行き、ロンによれば"She's been talking about you all summer."、これぞ一目惚れ。

できすぎだ(爆)。

ハリーとジニーは出会うように仕組まれていたと思います。出会いさえすれば、あとはお互いに惹かれ合うとわかっていた。
ハリーと"ウィーズリー家"は、接近するように仕向けられていたと思います。ロンとハリーは仲良くなることが決まっていた。

ハリーは、バーノンおじさんのクルマで、10時半にキングスクロス駅に到着します。そして映画とちがい、到着と同時にひとりぼっちになります。汽車の出発時間は11時。そして、プラットフォームの見つけ方がわからなくてパニクりかけます。
Hagrid must have forgotten to tell him something you had to do, like tapping the third brick on the left to get into Diagon Alley.
ハグリッドは、ダイアゴン横丁への行き方同様(プラットフォームに辿り着くために)やらなければならない何かを、自分に言い忘れたに違いない、ハリーはそう考えます。ハグリッドは、ハリーが魔法界のことを全く知らないのを分かっていました。けど、駅に連れてってくれなかったし、プラットフォームへの行きかたも教えてくれなかった。他のことでは世話を焼いてくれたのに、これは不自然です。
するとそこへ、"- packed with Muggles, of course -"という言葉が聞こえ、ウィーズリー家登場。モリーは「うちのロンも1年生よ」とハリーにロンを紹介します。
後々の本でわかることですが、ウィーズリー家は"時間ギリギリに行動する"のがパターンの慌ただしい一家。つまり、キングスクロス駅に最後に現れる魔法使い一家になる可能性が高いです。
ハグリッドが"わざと"プラットフォームへのアクセス方法を言わずにいたとする。すると、ハリーが道をたずねる相手はウィーズリー家である可能性が高くなります。他にも周りに誰かいるだろうとか、ウィーズリーに道をたずねるとは限らないとか、いろいろ思いましたが、時間的にギリギリな状況で、大人数でがやがやとやってくる集団はみなさん赤毛で目立ちまくり、これはもう、あんたたちに道を聞くしかない!"誘導された"と言ってもおかしくないです。
もしもハリーが道をたずねなかったら?これはどうでしょう、モリーの方から声をかけたのかどうか。けれども、ハリーには自分から声をかける勇気があるはずだったと思います。
そして9と3/4番プラットフォームにつきホグワーツ特急に乗りますが、なにしろギリギリ行動なので、その時にはすでに空いているコンパートメントが少なくなっている。つまり、ギリギリ同士のロンと同室になる可能性が高くなる。
こちらもまた、出会いさえすれば、必ず"友達"になるふたりだった。すでにハリーに一目惚れしたジニーは友達の妹。1年後にはホグワーツに、そしてグリフィンドールにやってくる子です。

これを、運命的と言えばいいのか、ダンブルドアやハグリッドやアーサーやモリーに仕組まれたと思えばいいのか、それはわかりません。でも、ポッター家の背景、ウィーズリー家の秘密、それらはここにつながってくるような気がします。
『HBP』のエンディングで、決死の覚悟で臨戦態勢に入るハリーを、冷静に、でも強い決意を持ってみつめるジニー。"恋人"などという甘い関係ではなく、まちがいなく戦友。『DH』ではジニーもモーレツに戦いそうです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ハグリッドにはなぜセストラル(thestrals)が見えるのか

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、ハグリッドが誰の死を目撃したのか考えてみたいです。
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

ハグリッドにはセストラルが見える。なぜなのか。
セストラルは、死を目撃し、死を受容した人にだけ見ることができる、翼の生えた黒い馬です。ハグリッドはいったい誰の死を目撃したんでしょう?
パパさんかなーと、一瞬思いますが。
"Dad raised me ... but he died, o'course, jus' after I started school."
(さるお訳:とうちゃんがオレを育てた。けど死んじゃった、オレが入学してまもなくね)
学校というのはホグワーツのことです。そしてホグワーツは全寮制。親元を離れて、寮住まいになる。家に帰るのはクリスマス休暇と夏休みだけです。just afterということは、入学してからそれほど時間は経ってません。9月中か、10月、せいぜい11月のできごとで、"クリスマス休暇に家に帰ったらちょうどパパさんが亡くなるところだった"というのは考えにくい。
"親が病気になって、介護が必要で、諸事情によりヘルパーさんに来てもらうことができないので、ぼくが看てあげないといけなくて、だから休学してうちに帰ります"というエピソードも出てきたことがありません。

ということは、ハグリッドがホグワーツにいるといきに、パパさんは亡くなったんじゃないかな。ハグリッドはもちろんその知らせを聞いたはずですが、"死"そのものは目撃していないと思います。

ならば誰の死を見たんでしょうか?
さるおは、対ヴォルディ戦というストーリー上の重要人物である誰かの死だと思っています。なぜなら、そこにはダンブルドアも無関係ではないと思うから。
I would trust Hagrid with my life.
ダンブルドアはハグリッドを強く信じている。ハグリッドになら、私は命をあずけると。ハグリッドを、命がけで信じていると。

もちろん、ダンブルドアがハグリッドを信じるに至った理由のひとつは『CoS』より50年前の事件です。
あらゆる生物に優しいハグリッド。ハーフ・ジャイアントの孤独や迫害を自分ひとりで飲み込んで、すべての命を尊ぶハグリッド。たとえ自分のキャリアを捨てることになっても、真の正義を貫き通したハグリッド。
そのハグリッドになら、ダンブルドアもさるおも命をあずける。

だけど、それだけではないかもしれない。
ダンブルドアが同じように強い信念を持ってセヴルス・スネイプを信じていることと似て、そこには何か別の強力な理由があるかもしれません。ハグリッドが、誰かの死に直面したときのあるできごと(ハグリッドの行動とか)により、ダンブルドアはハグリッドを、ずっと、命がけで信じていくことに決めたんじゃないかな。
そしてそれは、対ヴォルディ戦に関わる死ではないのか。

たとえば、不死鳥の騎士団のオリジナルメンバー、Gideon and Fabian Prewett(彼らのイニシャルはG&F)かもしれないと思いましたが、ならば、いつかどこかでモリーが話しそうです。これがないとなると・・・もしかして、1981年、ハロウィンの夜、あの場所にいた人物、それはハグリッドなのかもしれません。そこにいて、すべてを目撃し、そして事件が終わった後でハリーを救出したのかもしれない。
ヴォルディが、dark creatureたちを味方につけ、巨人族(Giants)を率いた時代。そのとき、ハーフ・ジャイアントはどうしたのか。
ハグリッドにとって、いちばん過酷な時代です。

ハグリッドは、そこにいた。そしてそのとき、たとえば、戦わなかった。ある言いつけを守って、ジェームズとリリーをたすけようと戦うのではなく、すべてを見たとします。
そしてたとえば、さるおのこの推理も正しくて、すべてを目撃するハグリッドを、ダンブルドアが見たとします。
そして思った。I would trust Hagrid with my life. ハグリッドになら、命をもあずけよう。

太陽の象徴、ルーベウス・ハグリッド。賢者の石の赤い色は、ハグリッドの色です。森の王者です。
ハグリッドの、まだまだ明かされていない過去やヒミツ、それが『DH』で明らかになるような気がします。もちろん、すぐ上のリンク先に書いた、もっと深刻な問題も含めて。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 11:17| Comment(2) | TrackBack(0) | ハリー・ポッター大辞典 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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