2007年07月29日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 4 (2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは第4章のモーレツなアタックに突入!よい子のみんなも落ちないようにつかまってー。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

離陸の次の瞬間、30人以上のDEに囲まれていたハリーさんたち御一行。大ピンチっす。
もういきなりあっちゃこっちゃから叫び声と緑色の閃光が飛び交い、ハグリッドも「うひゃぁー!」と叫び、モーターバイクもぐわんぐわん揺れてごろんごろん回転します。どっちが上かもまるでわからん。ハリーは懸命にサイドカーにぶらさがりますが、膝で挟んでいたヘドウィグもファイヤーボルトもリュックサックも、ぐわぁー、落っこちるぅー。
一瞬の選択です。落ちる荷物は3つ。どれをつかんで、どれを捨てるか。
ハリーはヘドウィグとリュックサックをかろうじてつかみ、ファイヤーボルトを諦めます。いや、一瞬ですから、どれかを捨てる、どれかを諦める、ということではないかもしれないけれど、ハリーは正しい選択をしたと思う。質屋に持ってったら金になりそうな高価なほうきをつかむであろうさるおとは大違いっす。
ところが次の瞬間、またまた緑色の光がぶっ飛んできて、ヘドウィグは金切り声をあげ、そしてケージの床に落ちて動かなくなっちゃったよぅ。
ハグリッドはDEの包囲網を突破しようとしています。
ハリーはヘドウィグを見ると、急にものすごく怖くなってきた。みんなは?みんなは無事?肩越しに後ろを見ると、たくさんの人が飛び回り、たくさんの緑色の光が飛び交っている。みんな殺されちゃう、みんなが死んじゃう。ハリーはハグリッドに戻ってくれと頼みます。自分の身にふりかかるリスクを無視して友達をたすけようとする、いつものハリーです。ところがハグリッドは「キミを安全なところに連れて行かなきゃなんだよ」と言ってスロットル全開。これまた、いったんハリーをあずかったからにはあらゆる犠牲を払ってでも職務を全うしようとする責任感と一途さの、我らがハグリッドです。
包囲網を抜けると、4人のDEが追いかけてくる。ハリーも"Stupefy!"の赤い光で応戦っす。
「ハリー、つかまってろー。DEどもめ、これでも食らえー」
ハグリッドの指が燃料ゲージ近くの緑色のボタンを押すと、ぐわぁーっ、排気管から固そうな"壁"が飛び出てでっかくなったぁーっ!3人のDEがこれをよけ、4人目がぼっかーん、ほうきは粉々に砕け、真っ逆さま。
ハグリッドは前傾姿勢でスピードアップします。そのハグリッドを狙って、AK(アヴァーダ・カダヴラ)がじゃんじゃん飛んでくる。
「お次はこいつをお見舞いするぞーっ、うりゃぁーっ」
ハグリッドの指が2つ目のボタンを押すと、ぐわぁーっ、今度は巨大ネット出たぁーっ!
ところがDEたちは身構えていた。うまくよけられてしまいます。ハグリッドを狙うAKの雨が矢のように飛んでくる。マグルのよい子は夜空を見上げて"花火大会"だと思ってるはずです。
「ハリー、しっかりつかまれ!これでどーだぁー、うりゃぁーっ」
ハグリッドはスピードメーターの横の紫色のボタンを手のひら全部でバーン!と押しました。
マフラーから青白い炎が力強くどっかーん!モーターバイクがまるで弾丸のように飛び出した!これにはさすがのDEもびっくらこけ、ドラゴンの息のようなその炎を避けて視界から消えます。おどろきの馬力アップに、バイクとサイドカーは分解寸前。ハグリッドがピンクの傘で"Reparo!"、バキバキーッ、ぶわぁーっ、落ちるぅーっ!"Wingardium Leviosa!"
動力を無くしかろうじて浮いているだけのサイドカーに、「待ってろハリー、今行くぞー」とハグリッドが駆けつけ、DEたちも追いついてくる。"Impedimanta!" これがDEの1人にヒット、そいつは落っこちて行き、後から来たもう1人がそいつに激突しそうになる。
ハグリッドに"拾われた"ハリーは、慌ててリュックサックをつかみ、バイクに相乗りするわけですが、背中合わせんなってます。後ろ向きのまま、"Confringo!" それはサイドカーふっとばし、別のDEも吹き飛ばしました。暗闇に落ちて消えて行くDE、ハリーの友達ヘドウィグと一緒に(涙)。
するとまた新たに2名のDEが登場。ハグリッドはジグザグに飛んで光線をよけ、ハリーは"Stupefy!"をぶん投げ続け、1人のDEのフードがポロリ、なんとそれは、奇妙に無表情なスタン・シャンパイク(ナイトバスの車掌さん)!
ハリーは思わず"攻撃"せずに"Expelliarmus!"。すると、もうひとりのDEが「ホンモノ、みーっけ!」と叫び、2人ともいなくなっちゃった。
何が起こったのかわからないハリー。だけど「ホンモノ、みーっけ!」が不安でしかたない。早くそこから立ち去るために、さっきのドラゴンファイアーでぶっ飛んで行きます。
そしてハグリッドが「DEを振り切ったぞ。もうすぐ着く。すぐそこだ」と言ったとたんに、なんとバイクが落っこちはじめた。そして次の瞬間には、まさかのヘビ男登場。煙のように空を飛び、ほうきになんてまたがってません。さすが。
びっくらこけたハグリッド、真っ逆さまに地面に向かうモーターバイク。緑色の閃光を見たと思ったらエンジンがぼっかーん!バイクはくるくると回転しながら落っこちてますよ。さらに、唐突に額の傷跡が激痛ですわ。
そこへまたまたDEが追いつき杖をかまえた瞬間、モーレツな勢いでハグリッドが飛びかかってったー!もちろん、地面へ真っ逆さま。
もうだめぽ。
「わしの獲物やぞぉーっ!ゴルァァァ!」と叫ぶヴォルディがAKを発射しようとしたとき、杖に導かれるようにハリーの手が動き、ゴールドの光がどーんと出ました。DEのみなさんもヴォルディもびっくり。「なんやそらぁーっ!」と叫ぶヘビ男です。
ハリーは無我夢中で紫色のボタンを押します、"Accio Hagrid!"と叫びながら。
背後で「セルウィン(Selwyn)、おまえの杖よこせやー」と叫ぶ声が聞こえ、赤い瞳が見えます。
ほんとにもうだめぽ。

次の瞬間ヴォルディは突然消えました。
そしてハリーは地面に激突っす。

【メモ】

セルウィン(Selwyn)さんというのは、古代から続く名門純血一家出身のDEさん。
空中戦でハリーの杖から黄金の光がどーんと出たとき、その光は、まるほいぱぱから借用中で現在ヘビ男が使用している杖を破壊した(折れた?)ものと思われます。で、「なにすんじゃーっ!せっかく借りてきた杖をぶっ壊しやがってー。セルウィン、まるほい杖の代わりに、今度はおめーの杖よこせやー」ということですね。

"Wingardium Leviosa!"
これです、これ、ハリポタのいいところ。フリトウィック先生が、基本中の基本だと言って1年生に最初に教える呪文です。その年のハロウィンに、ハーの命を救った呪文です。
初心に帰る。ベーシックな、シンプルなものが、本当の危機に陥ったときに断然役に立つ。素晴らしい!
マッドアイが四次元ポケットからポリジュースポーションを出したときにも思いました。(実際はポリジュース薬は作るのが難しいわけですが)ハリポタ初期に見たモノはやっぱり重要。

心ゆくまでさるお、もんち!

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