2007年07月30日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 5 (1)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは第5章、みんなが無事かたしかめにThe Burrowに行きましょう。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

5:Fallen Worrior

「誰だ?ポッターか?ハリー・ポッターか?」
「落っこちて来たのよ、テッド、庭に落っこちたのよ!」
気がつくとハリーはソファに寝かされています。額の傷がまだ痛いっす。
ハグリッドを呼びながら起きてみると、見慣れないリビングルーム。心配そうにこちらを見ている、金髪でおなかがでっぷり太った人がこう言います。「ハグリッドはだいじょうぶだよ、うちのワイフが様子見てる。気分はどうだい?肋骨と右腕の骨をくっつけて、歯は生やしといたよ。私はテッド・トンクス、ドーラ(ニンファドーラ)の父でございます。いやぁー、すごい墜落だったね。どうしたの?あのバイクに問題でもあったのかな、マグル製品マニアのアーサー・ウィーズリーが改造したやつだからなー」
バイクじゃなくてDEだと言うと、びっくらこけるテッドさん。「だってやつら、キミが今夜動くことを知らないはずなのに」
テッドは天井のむこうの空に思いを馳せながら「どの方向にも100ヤードの距離までプロテクションがかかってるから、やつらはここに来られない」と言います。
なるほど、ハリーにもわかりました、ヴォルディが突然消えた理由が。
ハグリッドに会わなきゃ、だいじょうぶなのを自分の目で確かめなくちゃ、と思っているとハグリッドが普通サイズのドアめいっぱいの体をぎゅうぎゅう押し込んで入室。ところが再開をよろこぶ間もなく、次の瞬間ハリーは叫びます。「おまえーっ!」
相手はミセス・トンクス。ドロメダ(アンドロメダ)さん。だってベラ姐にそっくりなんだもーん。まるで"おとなしい"ベラ。よく見れば、軽めのブラウンの髪に大きくて優しそうな瞳です。人違いされてちょっと気分を害してます。
「うちの娘はどうなったの?」
「わかんないんです。誰のことも、わかんない」
ふたりはとても心配そう。ハリーは後悔します。髪の毛なんて渡さなければこんなことにはならなかったのに。
「ポートキーは?ウィーズリー家に行けばトンクスのことがわかる。すぐにだいじょうぶってメッセージを送れるよ!」
ハリーはドロメダさんにさっきの人違いを謝りたいと思うけれど、うまく言葉が出てこないまま、ハグリッドと一緒にテッドについてベッドルームに行きます。
「これがポートキー、すぐ出発だよ」
それは普通のヘアブラシでした。触ろうとするとハグリッドが「ちょっと待て、ヘドウィグはどうした?」と聞く。「呪文に当たっちゃったんだ」
11歳になったときから、ヘドウィグとずっと一緒にいた。夏休みにハリーがダーズリー家に帰り、魔法界から隔絶されてひとりぼっちになっても、彼女だけはずっと唯一の、魔法界とのつながりだった。えーん。

「えーん」と思いながらハリーとハグリッドはポートキーでウィーズリー家にぶっ飛んで行きました。
ウィーズリー家の庭で出迎えてくれたのはモリーとジニー。「ハリー?ホンモノなの?何があったの?みんなはどうしたの?」こりゃみなさん消息不明ちゅーことですわ。
「DEが待ちかまえてたんだ。離陸したらとたんに囲まれてた。やつら、今夜だって知ってたんだ。みんなに何があったのかわかんない。だって4人も追っかけてきて、逃げるのに精一杯で、ほんでヘビ男も来たんだもん」
ハリーは気づきます、我が子を案ずる母親の前で、自分はなんだか言い訳がましい。
ところがモリーは、ハリーを抱きしめます。「あなたが無事でよかった」と。素晴らしい人だ。
ハリーは自分がこの抱擁を受ける資格がないと感じる。これも素晴らしいっすね。
ジニーによれば、7個所のポートキーは時間差で作動するように設定されていた。まずはじめにロン&トンクスのペアが錆びたオイル缶で到着、次に古いスニーカーでアーサー&フレッド、3番目がハリー&ハグリッド。ところが最初のふたつはカラで到着。もうすぐジョージ&リーマスの時間だと言う。
するとすぐそばで暗闇が青く光り、明るく大きく輝いてジョージ&リーマスが現れました。ところがなんとジョージは意識不明で顔面血だらけ!慌ててジョージを家に運んでみると、なんと頭部も首も、片側が真っ赤です。片耳がもげてますがな!リーマスは、ダークアーツで切断された耳はもう元には戻らないと言います。
突然リーマスが乱暴にハリーを引っぱり、「ハリー・ポッターがホグワーツで初めて私のオフィスを訪れたとき部屋の隅に置かれていた生き物は何だ?」とすごい剣幕で聞きます。なんのこっちゃと思いながらもハリーは水槽に入ったグリンディローと答えます。本人確認ですね。「我々は裏切られた。ヘビ男にバレバレじゃん、内部にスパイがいるんだ」
ハグリッドが「おれのことはチェックしなくていいの?」とたずねると、リーマスは「ポリジュース薬は人間用だから」と答えます。
「スパイの仕業じゃないよ。だってヘビ男が来たのって、最後だもん。はじめはどれがほんとのぼくか知らなかったんだよ。もし知ってればもっと早く攻撃してくるよ」
「ヘビ男、来てたのーっ?」リーマスもびっくり。ハリーはDEがホンモノに気づいたことからトンクス家の聖域に辿り着くまでを話して聞かせます。「なんで気づかれた?」と聞くリーマスに、スタンがいて、スタンにぶっ放したのは"Expelliarmus!"だったと答えます。するとリーマスは「武装解除なんかさせてる場合じゃない。むこうはキミをとっつかまえて殺そうとしてるのに、スタンだろうが誰だろうが、武装解除じゃ甘い!やられちゃうぞ!」
こんな戦時中に、普通だったら攻撃し返すはずなのに、"Expelliarmus!"だなんて、すごくオカシイのですね。これまでたくさんのDEが、最強で最悪のヘビ男とガチンコ対決という命の懸かった危機的状況に、ただの武装解除で対抗するハリーを目撃している。つまり、ソフトすぎるその戦い方はあまりに"ハリー的"だということです。ハリーっぽすぎてバレたわけですね、名前を名乗っちゃったようなもんです。
それでもハリーはリーマスに反抗して言います。「スタンはきっと操られてたんだ。なのに、そこにいるっていうだけでその人を殺すなんて、だめじゃん、それじゃヘビ男と同じじゃんか!」

次のペアはハー&キングスレー。ハーはハリーの腕の中へまっしぐら。
キングスレーもリーマス同様「DD(ダンブルドア)が我々に最後に話した言葉は何だ?」と本人確認しようとしますが、これにはリーマスが「ホンモノのハリーだよ」と答えてくれました。
キングスレーも言ってます「誰かが裏切った!知られてたぞ!」、そして「5人に追われ、2人を撃退、1人を殺害。そのうち1人はフードがめくれたらトラヴァースだった。ヘビ男も参戦してきて、追っかけられそうになったけど、なんだかどっか行っちゃった。リーマス、ヘビ男ってほうきがなくても・・・」
「飛べるんだよ」続きを引き取ったのはハリーです。
「ジョージはどうした?」と聞くキングスレーに、「耳がなくなっちゃった」と答えるリーマス。彼らを追っていたDEの1人はフードがとれたらセヴルス・スネイプで、ジョージの耳を切り落としたのはなんとスネイプさんだと言います。
"Expelliarmus"がハリーの"サイン"であるのと同じく、"Sectumsempra"はスネイプさんの"サイン"。

5番目のペアはアーサー&フレッド。アーサーは戻ってくるなり「そこどけー、うりゃぁーっ!」とジョージのもとへ駆けつけました。

【メモ】

『HBP』でハリーはドラコに"Sectumsempra"を使ってしまいました。だけどそこへスネイプさんが現れて、何かごにょごにょ言って傷を治したわけです。
ところが今度は無理だと言う。なんだか変だな。
『HBP』のドラコは深手を負ったけど、体の一部を失ったわけではなかったから、つまり傷口を治すことはできるけど、失った体の一部を再生することはできないって意味なんでしょうか。
それとも、あるいは、"Sectumsempra"の傷を治すことができるのは発明者のスネイプさんただひとりなんでしょうか?

心ゆくまでさるお、もんち!

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