2007年08月05日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 6 (2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーはハーの決意を聞いて号泣、続いてハーの聡明さにびっくらこけます。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

「あたしらはあなたと一緒に行く」
ハリーが思っているほど、ふたりは軽い気持ちではありませんでした。ハーもロンも、ハリーと同じ、もしかしたらそれ以上の覚悟を持って、生きて帰れないかもしれない冒険の旅に出るのだと、ちゃんとわかっています。
なおもふたりを止めるために口を挟もうとするハリーに、ロンもきっちりと言います、黙ってハーの話を聞けと。
ハーは"Travels with Trolls"を、置いて行く本の山に載せてしゃべりはじめます。

ハリーと一緒に行くために、準備をしていた。マッドアイが持っていた残りのポリジュース薬も手に入れた。そして何よりも、私は両親の記憶を作り替えて家を出てきたんだとハーは言います。
名前はWendell and Monica Wilkins(ウェンデル・ウィルキンズとモニカ・ウィルキンズ)。彼らはずっとオーストラリアに住みたがってて、やっと夢が叶ったところで、すでにオーストラリアに到着している。コドモはいない。これが、ハーが自分の両親に与えた設定です。
ハーはこれまで、両親にハリーのことを話してきました。だからこのままでは、ハリーやハーの居所を知るために、ヘビ男は両親を追跡して捕まえ、そして殺すだろう。
けどこれなら、ヘビ男に突き止められずに済むかもしれない。まったく別人にしてしまえば、パパママを救えるかもしれない。もし私が生きて帰れれば、パパママを探し出して、魔法を解けばいい。戻れなかったら、戻れなかったらそのときには、だいじょうぶ、今のパパママは娘がいたことすら覚えてないから、だいじょうぶ、彼らは幸せだと、そう言います。
もうホグワーツには戻らない。けれど最近は、心配する親が子供が学校に行くのをやめさせるなんてあたりまえ。ハーが突然消えて、そしてもし学校側が不審に思ったとしても、グランジャー家はオーストラリアに避難したと考える。これですべてうまくいくはず。

ハーの目には涙がいっぱい。ロンがハーを抱きしめます。さるおもハーを抱きしめますね。なんて子なんだ。
ハリーと同じく、ハーは死ぬ覚悟で旅に出る。そして、自分が死んでもその後々まで、両親を必死で守ろうとしています。自分が死んでも、悲しまずにすむように。それで自分は永遠に忘れられることになっても、それでも両親を守り抜く、すごい決意です。パパママの幸せ、ただそれだけを考えている。自分の周りのためだけに、すべて計算し尽くして準備した。自分のための準備など、後回しです。
さるおは号泣です。
きっとハーは今までだって、夏休みに家に戻っても、楽しいことばかり報告していたんじゃないかな。怖かったこと、あぶないこと、今本当に起きていること、これから起きること、自分の進もうとしている道、みんなひとりで抱え込んで、今までだって両親を守ってきたんじゃないかと思います。ハーったら、なんて子なんだ。

ハリーにもやっとわかりました、ハーは命を捨てる覚悟だと。
謝ろうとするハリーを遮ってハーはロンに言います。「あなたも話して、自分がしたことを。ハリーは知らなきゃいけないの!」
するとロンは廊下に出て"Descendo!"、廊下の天井の隠し扉が開きハシゴがするすると降りてきた。覗いてみると、なんと膿疱だらけで赤毛の、ちょうどロンと同じくらいの大きさのグール(食屍鬼)がロンちんのパジャマを着てスヤスヤと眠ってます。
自分が家を出たそのときから、そのグールはロンの身代わりになる。よだれを垂らして頷くことくらいしかできないグールを、"病気のロン"だとみんなに思わせるわけです。もし誰かがウィーズリー家をたずねてロンの様子をみようとしても、伝染性の膿疱が怖くてどうせ近寄れないのでバレずにすむはずです。
「ぼくらが突然ホグワーツから消えたら、みんなぼくらがハリーと一緒だと思うに決まってる。ってことは、DEは必ずぼくらの家族を襲う。だからせめて、できることをやって行くんだよ」
ロンちんも、あんたって子は。さるお号泣。
「パパには話した。出て行くってことを。でもママは、ぼくが本当に出て行ったそのときまで、認めてくれない」
アーサーも、あんたって人は。さるおは涙が止まりません。
ハリーは言葉が出ません。ふたりとも、どんなにキケンかわかってて、それで、家族を守ろうとして、それで、ぼくと運命を共にする覚悟だったなんて。なんという決意。

ハーは"Defensive Magical Theory"をくずかごにぶん投げ"A Appraisal of Magical Education in Europe"を手に取りながら続けます。どこからはじめるかが問題、ハリーはゴドリックホロウに行きたいだろうけど、そこは後回しがいい、きっと待ち伏せされてるから。
「ホークラックスを見つけたとしても、いったいどーやって壊せばいいんだろう」というロンに、「調べてあるわ」とハーちん、まさかの回答。
図書室に本がないのに、どーやって?と聞くハリーにハーはこう答えます。

「たしかに図書室に本はない、ダンブルドアが回収したのよ。でも彼は本を破棄しなかった。ダンブルドアが棚から持ち去ったからといって"ホグワーツの図書室の本"じゃなくなったってわけじゃないのよ。とにかく、もしダンブルドアがそれらの本を"本当に"誰にも読ませたくなかったんなら、手に入れるのはもっと難しいはず。あれは簡単すぎたわ。
私が使ったのはただのSummoning Charm、"Accio!"ってやつ。
ダンブルドアの葬儀の後、ハリーと一緒に行くって決めて、そして女子寮の部屋に戻ったら、たまたま部屋には誰もいなかった。だからやってみた。そしたら空けておいた窓からちゃんと本が飛び込んできて、それ、持ってきたの。盗んだわけじゃないわ」

この期に及んで"窃盗ではない"なんて言っちゃうハー。この期に及んでもハーはハーです(笑)。
どうよ、ハーのこの聡明さは。
ここでもまた、ハリポタは基本に戻る。"Wingardium Leviosa!"と同じです。(難易度はともかく)ポリジュースポーションと同じです。
ハリポタ初期に出会ったものが、今になって俄然輝き出す。
初心に帰る。ベーシックな、シンプルなものが、本当の危機に陥ったときに断然役に立つ。素晴らしすぎー!

ハーは黒い革表紙の本"Secrets of the Darkest Art"を取り上げ、しゃべりはじめます。
「恐ろしい本よ、もしダンブルドアが"校長に就任してから"この本を隠したのなら、ヘビ男はこの本を読んだはず。ホークラックスを作るのに必要なことはすべて書いてあるもの」
ハリーも言います。「すべて読んで知っているのにわざわざヘビ男がスラグホーンに質問したわけは、魂を"7つに分割したらどうなるか"が知りたかっただけ。ダンブルドアも言ってたんだ、スラグホーンに質問なんかしたわりに、"彼はすでに知って"いそうだって。ヘビ男の情報源は間違いなくこの本だよ」
「これを6回もやるなんて信じらんない。ホークラックスのために無理矢理引き裂いた精神がどれほど不安定になるか、ちゃんと書いてあるのに」
「一度分割しちゃった魂を、どーやって融合するかも載ってるの?」と今度はロン。
「載ってる、すごい苦痛を伴うみたいだけど。深い後悔、そして相手に対してしたことを自分がほんとに感じなければならない。補足には、その痛みは明らかにあなたを破壊するって書いてあった。いくらヘビ男でも、そんなことするなんて信じられる?」
「ホークラックスの壊し方は?」とハリー。
「ハリーがトム・リドルの日記をバジリスクの牙で刺したこと。あれは間違いなく"ホークラックスを壊す数少ない方法"のひとつよ。ホークラックスは、絶対に修復できない方法で壊さなきゃだめなんだって。破ったり割ったり潰したりしても、それは魔法で元通りになるからだめ。だけどバジリスクの毒に解毒剤はたったひとつしかない、だから有効だった。しかもその解毒剤は激レアだし」
「フェニックスの涙かー」
「問題は、バジリスクの毒ほどに強力な毒なんてほとんど存在しないのよ。あったとしても、手に入れて持ち歩くのは危険すぎる」
「(容れ物としての)ホークラックスを破壊できても魂だけは別の容れ物を求めて生き延びる、なんてことはない?」
「ホークラックスは"人というもの"の対極の存在。たとえば私が今、剣をふりかざしてうりゃぁーっ!ってあなたをやっつけたとしても、魂は傷つかない。肉体(容れ物)に何が起きても、魂は無事なのよ。だけどホークラックスは違う。分割された魂は、容れ物が壊れれば消滅するんだって」
「そうだよ、ぼくが日記を刺したらさ、血みたいにインクが流れて、叫び声がして、ほんでヘビ男は消えたんだ」
「ジニーもホークラックスを破壊しようとした。でも、トイレに捨ててもだめだった、元通りキレイになっちゃうもの」
「そーいえばあの日記はジニーを支配してたじゃん」
「ホークラックスの中の魂の断片は、自由に出入りして、ホークラックスに近い人物に影響を与えるんだって。えーと、距離の話じゃなくて、感情的にね。ジニーはとっても傷つきやすい状態で、日記に心情を吐露してた、だからシンクロしたのよ」

今になって思います。ダンブルドアはどーやって指輪を破壊したのか。聞かなければならなかったことがたくさんあったのに、彼は逝ってしまいました。
とそこに、モリー登場。「邪魔してごめんあそばせぇーっ!あんたたち、何やってんの!」あー、怒られた。

次の日の午前中、デラクール一家が到着。どっしりして小さくてハイヒール・ブーツを履いたチョビヒゲのパパ(Monsieur Delacour)と、金髪で美しくリーフグーリンのローブを着たママ(Apolline) 、そしてフラーを小さくしたようなシルバーブロンドのガブリエレ(Gabrielle) 11歳です。
迎える側もみんなきちんとして、ウィーズリー家も驚くほど片づいています。ありえねー(笑)。
ウィーズリー家は人でごった返し、ガブリエレとフラーはパーシーの部屋を占拠、新郎ビルは花婿付添人になるチャーリーと同室、アーサーとモリーは寝室をデラクール夫妻に譲り居間で寝る始末。そんな中モリーはハリーに、あなたの誕生日も祝わなきゃ、リーマスとトンクスとハグリッドを呼びましょう、と言ってくれます。そして、覗き込むようにじっとハリーを見つめ、微笑み、それから次のシゴトにとりかかりました。それは、哀しそうな笑顔でした。ハリーは突然気づきました、モリーにたくさん迷惑をかけ、そして悲しませていることに。

【メモ】

ロンもハーも、気丈に、悲壮な覚悟で、自分の家族を必死で守ろうとしてます。そして同時に、ハリーと一緒に途方もない冒険にチャレンジしようともしてます。まさに捨て身。泣けます。
なんだか今さらのように、ダンブルドアが、ロンとハーにだけすべてを話せと、キミには友達が必要だと、そう言った意味が身にしみます。友情を持ってたすけあう、それこそがヘビ男にとって不可能なこと。補い合って、互いに救い、勝ちに行けと、校長は言いました。それと同時に、ハリーにはできないことがハーにはできるよと、ハリーにもハーにもできないことはロンならできるよと、そう言いたかったんじゃないかな。三位一体。3つの個性をあますところなく使えと、そーゆーことだろうと思います。
ハーが"Accio!"と叫んだとき、ダンブルドアは天国で小躍りしたと思いますね。それでいいぞと、よくやったと、天国で褒めてたはずだ。

ところで、"Horcruxは、絶対に修復できない方法で壊さなきゃだめ。バジリスクの毒に解毒剤はたったひとつしかない、だから有効だった。しかもその解毒剤は激レアよ"というこの条件に、"Sectumsempra"が該当するかもしれないと思ったのはさるおだけかな。こちらのメモに書いたとおり、『HBP』で深手を負ったドラコをスネイプさんは治しました。けど、ジョージの耳は元通りにはならないと言う。""Sectumsempra"の傷を修復できるのはセヴルス・スネイプしかいない、だから有効。修復できる人物は(ひとりだけなんだから)激レアよ"と言い換えられるような気がします。
"Sectumsempra"は見えない剣。生命体に対して有効だと思われます。ということは、DDが推理したとおり、ナギニちゃんに使えるかもしれません。

Horcruxをひとつ作るだけでも魂が不安定になるのに、そしてまた統合するには想像を絶する苦痛を伴うのに、それなのにヴォルディは6つもHorcruxesを作った。なんだかハーはそれ自体に疑問を持っているようですが。

心ゆくまでさるお、もんち!


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