2007年08月25日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 13 (1)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーはついに、ついに、あれを発見!奪い取って逃げろーっ!
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

13:The Muggle-Born Registration Commission

カエルおばばに「今から法廷で書記やってちょうだい、うふふ」と言われる偽マファルダのハー。ハリーとハーもまた、行動を共にできなくなりました。ハリーはリフトを降り、ハーはリフトに乗ったまま、カエルおばばと一緒に行っちゃった。
目の前の大臣が「ランコーン、ここに何しに来たNO!」とハリーにたずねます。ハリーは、とっさに思いついた魔法省職員の名前を持ち出します。
「アーサー・ウィーズリーに用がある。この階にいるって聞いたんだ」
「アーサー・ウィーズリーかー、もうあいつはタイーホされたNO?んまー時間の問題だな。"blood traitor(反逆者)"はマグル生まれと同罪だからなー」

ハリーは1階の廊下をひとりで進みます。透明マントをかぶり、今は長身なので足が出ないように注意しながら、カエルおばばのオフィスを探す。ほんとは3人で行動するはずだったのに、ひとりになっちゃった。心細くてパニクり気味です。今思えば、離れ離れになる可能性を考えもしなかった自分たちが、なんだかすごくコドモじみている気がして、自信がなくなってくきます。
1階の廊下は、紫色の絨毯が足音すら吸い込んで、フロア全体に"Muffliato"がかかっているような静けさです。
ハリーが廊下を曲がると、そこは広い部屋。たくさんの人が、机を並べて何か懸命に書いてます。色のついた紙に何か書き、書き終えるとその紙が、ピンク色の小さな凧みたいにあっちゃこっちゃに飛んで行く。あ、流れ作業をしてるんですね。流れ作業で、ピンクの表紙に金文字のパンフレットを作っている。
『MUDBLOODS and the Danger They Pose to a Peaceful Pure-Blood Society』("穢れた血"と平和な純血の社会に及ぼす危険)
まるで、ホグワーツでカエルおばばが行った"detention"そのものの光景です。
その向こう、正面のドアにかかったネームプレートは、"ドロレス・アンブリッジ 大臣の高等秘書官/マグル生まれ登録委員長"の文字です。そしてそのドアにはめ込んであるのは、マッドアイを知る人にとってはよく見慣れた、あの明るく青く輝く眼球!腹を立てるハリーさん、そのマジカルアイをドアから外し、ポケットに入れます。そして今度は"Decoy Detonator"を取り出し、床にセット。瞬く間に部屋中大騒ぎになりました。
そっとドアを開け、するりとカエル部屋に入ると、ホグワーツで見たのとまったく同じ内装のピンクな乙女オフィスです。そこいら中にレースがひらひら〜、ドライフラワーがあっちにもこっちにも、そして壁中に猫ちゃんの飾り皿。入ってきたドアを振り返ると、マジカルアイのはめ込んであったところにはテレスコープのようなものが取り付けてある。監視なんかしやがって、どこまでもいやらしいカエルおばばです。
透明マントを脱ぎ、ハリーはまず、ハーのまねをして"Accio Locket!"を試しますが、ロケットは現れません。仕方がないので引き出しを開けたり、キャビネットを開けたり、探し回る。するとあるキャビネットの中に人名で並べられたファイルを見つけます。ついさっき、そのうちアーサーがタイーホされると聞いたハリーはアーサーのファイルを見ます。

アーサー・ウィーズリー
血筋:純血、ただし許容を超えたマグル好みの傾向。オーダーのメンバー。
家族:ワイフ(純血)、コドモ7人(下のふたりはホグワーツ在学中)。NB:いちばん下の息子は深刻な健康状態で自宅療養中(確認済み)。
監視:追跡中。すべての動きをモニター。ウィーズリー家に滞在したことのある"危険分子No.1"(Undesirable Number One)と連絡をとる可能性が濃厚。

壁を見るとそこにはハリーの顔写真が、"危険分子No.1 [to be punished]"のポスターになっています。"to be punished"(罰する)、カエルらしい(笑)。
怒りに震えつつ探し続けるハリーは突然、ダンブルドアがこちらを見ていることに気づきます。あ、本の表紙の写真っすね、リタが出版する暴露本が1部、本棚にあるのです。"『アルマンド・ディペット:教師か、それともただのまぬけか』のベストセラー作家リタ・スキーターより"なんてサイン入り。
ハリーがぱらぱらとページをめくると、10代の男子ふたりが肩を組み合って楽しそうに笑っている写真があります。ひとりはアルバス・ダンブルドア、肘までの髪、あごにちょっとだけヒゲを生やしています。横にいるのは、肩までのカールした金髪、陽気そうな満面の大笑いの青年。たぶんドージさんかな?と思って写真の注釈を読もうとした瞬間にドアが開きます。大臣です。あぶねーあぶねー。もし彼が振り返らなければ、ハリーの姿は丸見えだったはず。すぐさま透明マントをかぶったハリーですが、大臣は、ハリーの姿が見えたかもしれない場所をしばらく凝視してますね。"何かを見た気が"したんでしょーか。
大臣はカエル宛のメモを書き始め、ハリーはそっと部屋から出てリフトに向かいます。大騒ぎはまだ静まっていません。
とにかくロケットはここにはない。また別の機会に探すとして、今の優先事項はここから脱出すること。まずはロンを探し、ふたりでハーを法廷から救出し、気づかれないうちに魔法省から出なくちゃ。

透明マントを脱ぎ、リフトに乗ったハリーは、幸運なことにそこでロンと会うことができました。ところがそのリフトに、長い金髪を頭のてっぺんで蟻塚みたいに結った年とった魔女と話しながら、アーサーが乗ってきた。アーサーはリフトに乗るととたんに魔女との会話をやめ、「レグ、今日は奥さん法廷じゃないの?一緒に行かなくていいのかい?っちゅーか、なぜにずぶ濡れ?」とロンに話しかけます。ロンはパパと目を合わせられないまま「ヤクスリーの部屋が雨なんだ。なおせなくてバーニー・ピルズウォースを呼びに行くんだよ」と答える。するとアーサーは「最近雨の部屋が多いな。"Meteolojinx Recanto"は試したかい?Bletchleyには効いたけど」
リフトの扉が開き、蟻塚のおばちゃんが降り、ロンも降ります。「"Meteolojinx Recanto"は試したか?」と言われてしまうと、ロンとしてはヤクスリーの部屋に戻らざるを得ません。そこにパーシーが乗り込んできて、アーサーに気がつくと、別のリフトへ(笑)。避けてるんですね。ハリーもロンの後を追ってリフトから降りようとします。もうはぐれないようにしなくちゃ。ところがハリーをアーサーが遮ります。
「ちょっと話がある、ランコーン。ダーク・クレスウェルの書類を出したそうだな。ダーク・クレスウェルはおまえの10倍もちゃんとした魔法使いだ。もし彼が生きてアズカバンから出ることができたら、おまえは逃げられないぞ、彼の家族のことも友達のことも・・・」
なんだか怒っているアーサーを、今度はハリーが遮ります。「アーサー、見張られてるぞ」「そりゃ脅しか?」「違う。脅してるんじゃなくて事実だってば」
リフトの扉が開き、アーサーはぷんぷん怒って降りてっちゃいました。

ひとりになったハリーは再び透明マントをかぶります。こうなったらひとりでもハーを救出しなきゃ。
リフトから降り、木の床に絨毯敷きの階上とはまったく違う雰囲気でトーチに照らされた、裁判所へ続く石の通路を進みます。前方に黒い扉が見える。あれー、なんだか妙に寒い。さては、ディメンターだ。
階段を下りると、暗い通路にはディメンターがうじゃうじゃ。通路に置かれたベンチには、恐怖の余り顔面蒼白で怯え切ったマグル生まれの人たちが、順番を待たされています。
「勇気出せ」ハリーは自分に言い聞かせ、ディメンターさんたちの間を歩きます。すると近くのドアが開き、叫び声が漏れ聞こえる。「私はハーフ・ブラッドだ!とうちゃんは有名なほうき職人なんだ!Arkie Aldertonを知ってるだろ!離せ!離せってば!」
そしてカエルおばばの声も聞こえます。「とぼけてると、ディメンターのチューでお仕置きですわよ!うふふ」
その彼はディメンターに連れて行かれちゃいました。
「次、メアリー・エリザベス・カターモール」
ハリーはその女性について裁判所の中に潜り込みます。裁判所の中もディメンターがうじゃうじゃ。そして猫ちゃんのパトロナスに守られた裁判官席にはヤクスリーとカエルおばば、そしてハーちん。猫ちゃんのパトロナスはカエルおばばのです。なにしろサディスティックなカエルがサド行為の真っ最中っすから、楽しくってしょーがない(笑)、パトロナスがキラキラ輝いてますよ。
メアリーさんは椅子に鎖で繋がれ、「Magical Maintenance Dept.のReginald Cattermoleの奥さん、親は八百屋。お子さんはMaisie、Ellie、そしてAlfredね。あなたの杖は8と3/4インチでチェリーとユニコーン。あの杖はどこで盗んだのか言いなさい。うふふ」なんて明らかに不当な尋問を受けてます。

ハリーはこっそりをハーの背後にまわり、「ぼくだよ」とささやきます。
そして、カエルおばばが被告の表情ををよく見ようと前かがみになった瞬間、見えたぁーっ!金のロケットが首からぶら下がっているのを!
ハリーが来たことを知ったハーは、「素敵ね、そのペンダント」と話しかけます。「うちの相続財産ですの。"S"はセルウィンの頭文字。あたしは純血ですから、おーっほっほっほ」
嘘つきめーっ!
"Stupefy!"、もっかいだ!"Stupefy!"
ハリーはカエルおばばとヤクスリーをぼかんぼかんです。「ハーちん、ロケットを奪うんだ!」

【メモ】

Bernie Pillsworthさんについては不明です。
Bletchleyさんは、Miles Bletchley(スリザリンの生徒)の親御さんかな。

"Meteolojinx Recanto"は天候を治す呪文です。ハーが言ってた""Atmospheric Charm"がおかしなことになってて面倒"な状態に使うんですね。

"NB"は"note bene"(注意せよ)の略号です。

心ゆくまでさるお、もんち!


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