2007年09月06日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 16 (1)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは、とっても苦しい"新婚生活"を経て、すべてが始まったあの場所へぶっ飛んで行きましょう。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

16:Godric's Hollow

ふたりきりの息苦しいような朝。ほとんどしゃべらず、目も合わせず、ふたりきりの気まずい朝食。雨はまだ降り続いています。
ロンが今にもこのテントに戻ってくるかもしれない。そう思ってハーもハリーも、小さな音に反応します。でも、戻ってこないんだよね。たとえロンが戻りたくても、もう戻れないんです、だって、プロテクションを張り巡らせてあるから。一度出て行ったら、もうロンにはふたりを見つけることができません。
ロンは出て行ったんだ。もう戻ってこないんだ。何度も自分に言い聞かせる。
「自分が何をしてるかくらい、わかってると思ってたんだよ!」
ロンの声が、今もこだまするようです。胸が痛い。

振り続けた雨で川は増水、ふたりは荷造りも終わって、これ以上時間を引き伸ばす理由がみつからなくなってしまいました。心のどこかで、ロンを待っていたんだよな。哀しい気持ちのまま、ふたりは手をつないで瞬間移動。ヒースに覆われた丘へやってきました。
ハーはすぐにハリーの手を離し、座り込んで泣き続けます。ハーのかわりにプロテクションを張るのはハリーのシゴトですね。ハーを中心に、大きな円を描いて歩きながら、ハーがやってたのと同じことをします。ふたりだけのキャンプ生活がはじまる。
ハーは夜も泣いてます。
ロンの話はしない。
来る日も来る日も、とても静かに暮らします。かわいそうだ、3人とも。
しゃべることといえば、剣がどこにあるか、それだけです。だけど、これだという場所を思いつかない。
「ダンブルドアがきみに何をすればいいか言ったはずだって、ぼくらは思ったんだよ!ちゃんとしたプランがあると思ったんだよ!」
ロンの言葉が幾度も胸に突き刺さります。ロンは正しかった。たった1つ見つけたロケットも、壊し方がわからないまま。悲壮な決意で出発したけれど、ゴールを見失ったこの旅に、ハリー自身も自信が揺らいできます。ハーだって、去ってしまうかもしれない。
苦し紛れにフィニアスとのトリオ生活を試みますが(笑)、もちろん長居はしてくれません。
ハリーは"Marauder's Map"を出して眺めます。ロンはホグワーツに戻っていません。代わりに、ハリーが見つめているのはジニーです。どうやらジニーはホグスミード行きを禁止されているようです。同じく居残り組のネビルやルナと一緒に、DAを続けようとふんばっている様子。
ジニーに会いたい。とても会いたい。
だけど会えるはずもありません。ハリーの首には1万ガリオンが懸かってます。

日に日に寒さは厳しくなります。それでも、山の中へ、平原へ、水辺へ、湖の小島へ、旅を続ける。雪がテントの半分を埋めるようになりました。泣きたくなるなぁ。
町にはクリスマスツリーが飾られはじめました。ハーはせっせと透明マントでスーパーマーケットに忍び込み、食材を取ってはお金を置き、家事をこなします。そして時間があれば、『Spellman's Syllabary』をかたわらに置き『The Tales of Beedle the Bard』を読んでいます。
「ハリー、見て見てー。童話集にこのマーク、ルーン文字じゃないんだわ、シラベリーにも載ってないし」
それは三角形の目のような、ルナパパが持っていた、例のアレによく似ています。しかも、本に印刷されているイラストではなく、誰かがそこにインクで描き込んだものです。「グリンデルバルドの印だってクラムが言ってたよ」「グリンデルバルドが"印"を使ってたなんて聞いたことない。それに、なんかヘンじゃん?コドモの童話にそんな悪いもん描くなんて」
三角形の目の謎は解けないまま、ハリーはこう切り出します。「やっぱさ、ゴドリックホロウにさ、行きたいと思うんだけど」
すると、ハーちん、今度は反対しないんですね。しかも、そこに剣があるような気がすると言うんです。ゴドリックホロウは、ゴドリック・グリフィンドール生誕の地。この関連性を無視できないわけです。
ハリーは、「えーっ!ゴドリックホロウは、ゴドリック・グリフィンドールが生まれたとこなのーっ?」とか言って驚いちゃって、ハリポタマニアに言わせれば、今ごろ何だよおまえ、と、まさかのハリポタ初心者的なハリーさん(笑)。ハーも呆れて「あんたさ、『A History of Magic』とか読まねーわけ?」と怒ってますよ。少しだけ、ほんの少しだけ、"いつもの会話"になったみたいで嬉しいよね、ハリー。
ハーはいつものように、『A History of Magic』の一部を読んで聞かせてくれます。

1689年の"the International Statute of Secrecy"制定以降、魔法使いたちはマグルから隔絶された小さな社会を形成し、魔法界の存在というヒミツを守ってきた。CornwallのTinworth村、YorkshireのUpper Flagley、そしてOttery St. Catchpoleなど多くの小村が、互助的なサポートとプロテクションにより、魔法使いの家族の隠れ場所となった。
もっとも有名な場所が、ゴドリック・グリフィンドール誕生の地であり、また、魔法鍛冶職人Bowman Wrightが初めて金のスニッチを制作した場所でもある、イギリス西部の、マグルも住む村、ゴドリックホロウである。墓地には、古くからの魔法使い一家の墓石が多い。

『A History of Magic』といえば、ムリエルおばはんが言ってましたね、ダンブルドアの友人マチルダ・バグショットは今もゴドリックホロウに住んでいると。ハーはここで思いつきます。バチルダが、ダンブルドアから剣をあずかってるかも!

やっと、家に帰るんだ。ヘビ男さえいなければ今もハリーの家があったはずのその場所へ、家族が暮らしすべてが始まったその場所へ、帰るんだ。ハグリッドにもらったアルバムを開くハリーさん。ぼくはついに、ここに帰るんだ!
ハリーははやる気持ちを抑えて、ハーと1週間がかりで準備をします。透明マントをかぶってふたり一緒に確実に瞬間移動できるように、それと"Disillusionment Charm"を練習し、ポリジュース薬を飲んで変身するためのマグルご夫婦の髪の毛を手に入れた。
よっしゃ、まだ見ぬ思い出の地へ。瞬間移動だ、うりゃぁー!

【メモ】

『Spellman's Syllabary』は音節文字表・字音表です。日本語なら50音とか、英語ならアルファベットとかが表になってる。ハーが持ってるのは魔法使い用なので、ルーン文字とか、特殊なもんだろうと思います。

"the International Statute of Secrecy"(秘密尊守の国際法令)が制定された1689年っちゅーのはイギリス革命の翌年っすね。魔法界が存在するということをヒミツにして自分たちを守ろう(= こっそりとマグルと共存しよう)、っちゅー国際的なルールを定めたわけです。

"Disillusionment Charm"は『OotP』でマッドアイがハリーにかけた魔法です。背景と同じ色にして、見つからないようにする、いわば"カモフラージュ"。カメレオンみたいだな。マグルは迷彩服を着てこれをやってます。

心ゆくまでさるお、もんち!


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