2007年09月22日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 19 (2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは、リドル劇場にて何が起きたのかじっくり考えてみます。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

ロンの瞳がほんのわずかに赤く光った?
「ロン?」
うりゃぁーっ!
あっぶなーい!
ハリーは横に飛び退きます。雪に足をとられながらも、なんとか身を守ろうと身構えてロンを見ると・・・あ、"リドルハリー"と"リドルハー"が消えてる。ロンはちゃんとロケットを刺せたんですわ。生きた両目も消えました。
肩で息をしているロンの瞳は、もう赤くない、いつものブルーです。ハリーは、それを見なかったふりをして、ロケットを拾い上げてポケットに入れ、ロンの肩に手を置きます。
「ハーちん、ずっと泣いてたんだよ。ぼくと話したがらなくて、ふたりしてすんごい無口だった。ぼく、ハーのことは兄弟みたいに愛してる。きっとハーもそう思ってくれてる。いつだってそうだったんだよ」
そしてロンのリュックサックを背負う。
ロンも応えます。「ごめん、出てったりしてごめん。ぼくさ・・・」
「今夜はすごかったじゃん。剣を手に入れて、ホークラックスを壊して、ぼくの命を救って」
「そう言うと、実際よか、かっこええね」
「うん。事実よりかっこよく聞こえるんだよね。ぼくも同じなんだって、ずっとキミに言おうと思ってたんだ」
ふたりは同時に、抱き合います。よかった!ほんとによかった!
「戻ろう、テントへ」
真っ暗闇で怖かったのに、帰りは違う。ロンと一緒なら、暗闇を歩いてもだいじょうぶ。早くハーを起こさなきゃ。ロンが戻ってきたって言わなきゃ!

「ハーちん、起きて!」
「何事?あんた無事?」
「無事どころかゴキゲーン!」
ハリーは、ハーとロンの再会を邪魔しないようにテントの隅に移動します。
ロンが微笑んで見せる。
が、しかーし、ハーは立ち上がって何か言いかけた後、唐突にロンちんを家庭内暴力。ぼかんぼかんと、本気でロンちんをぶん殴ってますわー(笑)。「あんたは!なんて!ばかな!まねを!したのよ!ロナルド!ウィーズリー!今ごろ!戻って!来やがって!まったく!・・・あたしの杖どこ?」ハーちん、家庭内暴力に魔力まで使う気ですね(汗)。
"Protego!"
ロンが出て行った夜、ハリーとロンの間にハーがつくったシールドを、今夜はハリーがつくります、カップルの間に。
「いいからあたしの杖を返しなさいってば、ハリー!」
「ハーちん、ちょっと落ち着いてよぅ・・・」
「なんであたしが落ち着かなきゃなんないのよ!あたしに命令しないで、ハリー・ポッター!」
「・・・」ハリーさん脱落。こんなハーは初めてっす。
「戻ってきてって叫んだのに出て行くなんて!ごめんで済むと思ってんの!許さないから!あたしたち、死んでたかもしれないのに!」
「生きてるって知ってたよ。新聞でもラジオでも、ハリーは"時の人"だもん。みんなが探してるんだ。死んだらすぐにわかるよ。ぼくだって戻りたかったんだ。出てきてすぐに、後悔したんだ。だけど"Snatchers"の一団に出会っちゃって、動けなかったんだよ」
「スナッチャーって何?」ハリーが聞き返す。ハーは不機嫌そうに腕組みをして座ってますが、もちろんちゃんと聞いてます。
「賞金稼ぎだよ。ぼくのこと、逃亡中のマグル生まれだと思って、魔法省に連れて行こうとしたんだ。だからやつらに言ってやった、ぼくはスタン・シャンパイクだって。でも結局バトルんなっちゃって、杖をとられそうんなったけど、運良くひとりぶっ飛ばしてさ、そいつの杖も奪って、ほんで瞬間移動で逃げたんだ。また"Splinching"しちゃって、右手の爪が2枚なくなっちゃったけど。で、川の側に戻ったけど、キミたちはもうそこにいなかった」
「さぞかし怖かったでしょーねっ!あたしらはゴドリックホロウでヘビとヘビ男に殺されかけましたけど!爪がなくなった、ですってよー、ハリー!」口を挟むハー。
「ハーちん聞いてよ、ロンはぼくの命を救ったんだよ」なんとかハーを静めようとするハリーさんですが、んなこたぁ聞いちゃいねぇ。
「そんなことより、どうやってあたしたちを見つけたのか言いなさい!」
「これだよ」
ロンが取り出したのは、ダンブルドアにもらった、あの"Deluminator"です。
「明かりを消すだけじゃないんだ。どういう仕組みでそれが起きたのか、なぜあのときにそれが起きたのか、なぜそれ以前にはそれが起きなかったのか、わかんないけどさ。あのね、クリスマスの朝ラジオ聞いてたんだ。そしたら、ハーの声が聞こえたんだよ」
「ラジオから?」
「違う。デルミネーターからなんだよ。ハーの声がぼくの名前と、あと、杖がどうとか、言ってるのが聞こえたんだ」
そう、たしかにその頃、ハーは"ロン"と言いました。ロンが出て行ってからずっと口にすることを避けてきたロンの名前を言ったんだ。「杖はなおせないよ。ロンちんの杖が折れたときもどーにもなんなかったもん」って。
「ほんでさ、デルミネーターを取り出してクリックしたらね、部屋の明かりが消えて、代わりに別の明かりが窓の外に現れた。青くて丸い光でさ、脈打ってるみたいな感じで、ポートキーの光によく似てんの。だからさ、荷物まとめて庭に出たんだよ。そしたらその光はぼくを待ってて、ぼくん中に入ったんだ。心臓らへんとこに、光が入っちゃったの。そしたらね、自分は何をすべきか、わかるようになった。行かなきゃいけない場所に、行けるってわかったんだ。で、ぼかんて瞬間移動したら、丘についたんだよ」
「あたしら、そこにいたよ。2日目の晩、誰か外を歩き回って叫んでると思って、怖かったんだわー」
「それ、おいら」
プロテクションのせいで、ロンからはふたりが見えないし、ふたりの声も聞こえなかったんですね。でも、"そこにいる"とわかってた。待ってれば、引っ越しするときに会えるはず。
ところが、「あたしら、朝早くに透明マントかぶって引っ越しちゃったんだ」。
ロンは辛抱強く夜まで待って、そしてふたりがもういないと確信し、またデルミネーターをクリック、青い光の球が身体に入って、ぼかんとやったらここについたわけです。そしてまた待ち続けた。ずっと追いかけてきてくれてたんです。
雌鹿が現れ、ついにハリーも姿を現した。
ふたりは雌鹿のことをハーに話します。
「それ、パトローナスじゃん!誰が呼んだの?」
怒っていたハーちんも大コーフン。
ロンは続けて説明します。ハリーが池に飛び込むのを見て、待ってたけど上がってこなくて、死んじゃうぞと思って池に飛び込み、まずハリーを救い、その後ハリーが取ろうとしていた剣を取りに再び氷の池の飛び込んだ。
ここからはハリーが話します。リドル劇場の話はハーに言いたくないわけです。「ほんでロンちんがロケットを剣で突き刺したんだ」そしてハーにロケットを見せます。
リアル冒険談に夢中のハー。もう怒ってないかな、と思ってハリーは"Protego"を解除しました。「スナッチャーから奪った杖、ぼくにちょうだい。ぼくの杖、折れちゃったんだ」
「ぶはぁーっ、まじで?」ロンもびっくりです。
ハーは破壊したホークラックスをバッグに入れ、黙ったまま横になっちゃった。ハリーの杖のことを自分の過失だと思って、まだ気にしてるんですね。
「仲直りって、まずはこんなもんじゃん?」とロンにささやくハリー。「ほだね」一安心のロン。「ハーがまたあの鳥でぼくのこと襲うかと思った」
「あたしはまだそれを選択肢からはずしてないわよ」あ、まだ起きてた(笑)。
ロンはリュックから栗色のパジャマを取り出しながら微笑みました。

【メモ】

スナッチャーはいわゆる"bounty hunter"ですね。

デルミネーターのこの機能はおもしろいです。DDはなぜこれをハリーでもハーでもなくロンに遺したのか。なんだか、ロンがふたりといったんは離れ離れになると知っていたような感じすらあります。あまりに的確な贈り物だもんなぁ。ロケットを破壊するのはハリーではなくロンだと知ってたんじゃないか、だからロンは必ずふたりと合流しなければならないと、わかっていたように思えます。
どーゆー条件下で機能を発揮するのか。"ロンがたった今考えている(大切に思っている)人"がロンの名前を口に出すとそれが聞こえるのか、"たった今ロンを必要としている人"がロンの名前を口に出すとそれが聞こえるのか、いろいろ考えたくなりますね。

白銀の雌鹿、こりゃフツーに考えたらリリーさんなんすよね。
まずパトロナスの基本的なことについて考えてみます。
ハリーのパトロナスは牡鹿。牡鹿はジェームズですね。ハリーがパパさんに思いを寄せているからなのか、ジェームズが今も天国でハリーの役に立とうとしているからなのか、これはわからない。わからないけれども重要です。おそらくは、前者だと言えます。なぜなら、ハリーがパトロナスを呼ぶときに使う幸せな思い出が、"両親の思い出"だからです。ただし、"ではなぜリリーの雌鹿ではないのか"という疑問がなくもない。で、これも重要です。
ロンのパトロナスはジャックラッセルテリヤ、ハーのはカワウソ、なんとなく、"自分が飼いたいペット"的なものでもあるかもしれない。ちなみにトンクスの事例があるので、パトロナスの形態は変化することもあるんすよね。
で、誰が雌鹿を呼んだのか。
リリーに思いを寄せている(寄せていた)かもしれない生存者です。こりゃもう、ジェームズ世代としか思えないっすよ、まぁホラスっちゅー例外があってもええけど(笑)。となると、リーマス、セヴルス、ピーターです。この3人は、常に何かしらの問題を抱えていた。オオカミだとか、いじめられっこだとか、友達たちほど才能がないとか。そのストレスの中において、リリーに優しくされたら、そりゃもう、恋ですわ、恋。ただし、ピーターについてはそのようなエピソードが登場していません。もしも重要ならばどこかで語られていたはずなので、ピーターは除外できるだろうと思います。リーマスとセヴルス、どっちも可能性あると思うんですが、特別に"1つの幸せな思い出"を情熱的に愛しているとすれば、それは間違いなくスネイプさんだろうと思う。リーマスには、友達と遊んだ思い出があるし、今現在ならトンクスがいるんだもん。セヴルスには、リリーしかいないのかもしれないのです。
ということは、雌鹿を呼んだのはセヴルス・スネイプだっちゅーことになります。
さるおはスネイプさんはシロだと思っているので、こりゃあり得るんじゃないか。これが当たってるとすると、彼はホグワーツを抜け出して"ディーンの森"に来てくれてたのかな。もしも、もしもセヴルスが未登録アニメーガスなら、やってきた"ふくろう"は、もしかしてよく見たらじつは"コウモリ"で、セヴルスだったんじゃないか。2本の樫の木の間にいたのかもよ、なんて思います。
さて、ハリーがパパさんに思いを寄せているからなのか、ジェームズが今も天国でハリーのために役に立とうとしているからなのか、これをセヴルスとリリーに置き換えると、セヴルスが今もリリーに思いを寄せているからなのか、リリーが今も天国からセヴルスをたすけようとしているからなのか、っちゅーことになります。ジェームズとケッコンしたれどセヴルスが好き、などというまさかのふしだら感が漂ってしまって困るので、ここは前者でしょう。さらにハリーのパトロナスに関する"ではなぜリリーの雌鹿ではないのか"については、リリーの側が、はたして複数の人のパトロナスになることは可能かっちゅー話しになりますが、仮にこれが不可能だとして、リリーのパトロナスがセヴルスを守る(昔のように)と決まっていたら、ハリーのところにはジェームズが行くしかないわけで、だから牡鹿なのかもしれないな、という、まぁどっちにしろふしだら感が漂ってしまいましたな(笑)。
ここまで考えてくると、ダンブルドアとフェニックスの関係も気になるなぁ!

ところで、"別の明かりが窓の外に"って、ロンちんは誰んちにいたのか。The Burrowとは思えないけど。

心ゆくまでさるお、もんち!


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