2007年10月13日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 23 (1)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは、またしても、絶体絶命。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

23:Malfoy Manor

「両手を上げて出てこいやぁ、ゴルァァァ!」
ハリーがかすかな輪郭だけのふたりを見る。ハーは杖を上げ、なんと、外じゃなくて、ハリーの顔に向けてます。
ぼかーん!
白い閃光が走り、あたたたたっ!顔が痛い!

「起きろ、虫ケラめ」
何人もの手がハリーを乱暴につかみ上げ、ポケットをかき回してサンザシの杖を取り上げました。しかーし、顔が痛くて無抵抗っす(涙)。両手で顔を覆ってますが、なんか知らんけど顔がね、ひどいアレルギーみたいに腫れ上がってまんがな。目なんか埋まっちゃってて、開けないし見えない、メガネなんかもうどっかいっちゃいました、まいった。やっとの思いでうっすら目を開けると、ロンとハーがそれぞれ4、5人の人影と大乱闘っす。
「彼女を放せーっ!」ロンが叫ぶ。
「彼を放してーっ!」ハーも叫ぶ。
ぼかんぼかんとロンが殴られています。ハーだってもうぐっちゃぐちゃですわー。
「リストにおまえのボーイフレンドが載ってたら、こんなもんじゃすまないぜ。美味そうな小娘だ。むはー」
あ!このザラついたた恐ろしい声は、フェンリル・グレイバック、出たぁーっ!ハリーは愕然とします。DEのマントを着ることを許された残虐なオオカミ男です。やばーい。
こいつら、テントの中も荒らしまくって捜索してますよ。

ハリーはうつ伏せに地面に放り投げられます。隣にロンがドサッと落ちてくる。ハリーは転がされて仰向けになり、杖の光が顔を照らします。
「なんだおまえ、醜い顔だな。バタービールで洗わなきゃだ、わはは。その顔はどーした?」
答えないとぼかんと殴る。
しょーがないから「刺されたんだ」と答えます。「名前は?」「ダドリー」「ファーストネームは?」「えっと、ぼく、バーノン・ダドリー」
ハリーさんてば、まさかの偽名(笑)。
「リストと照合しろ、Scabior」

お次はロンです。
「赤毛野郎、おまえは?」「スタン・シャンパイク」
「ばれちまったな。オレらスタンを知ってんだぜ。あいつはオレらの仲間さ」Scabiorさんがそう言い、またまたぼかんとぶん殴る。
「ぼく、バーディ」ロンの2つ目の偽名ですね。声を聞いてわかります、ロンの口の中が血でいっぱいです。「バーディ・ウィードリー」
しかーし、またまたばれちゃう。「ウィーズリーだと?」
「ほんじゃおまえは裏切り者だな」
「そして最後におまえらの可愛い小さなオトモダチ、むはー」
グレイバックめ、なんともぞっとする享楽的な口ぶりです。ハーちんがあぶない。
「この小娘はバーニー君より早く名前を言えるかな。お嬢ちゃん、あんたは誰だい?」
「ペネロペ・クリアウォーター」怯えてはいるけれど、ハーの声には説得力があります。「血筋は?」「ハーフブラッド」「調べればすぐにわかるぞ」「こいつら、ホグワーツの生徒じゃねーのか?まだガキだぜ」
「出てきた」なんとか割って入ろうとするロンちん。
「赤毛のにーちゃん、学校放り出してキャンプごっこか、あん?そんで、ヘビ男様を笑ってたんか?」
「笑ってない。ただのアクシデントだ」
「アクシデントだってよ、笑わせるぜ。ヘビ男様の名を口にする連中がどんなやつらかわかってっか、ウィーズリー?オーダーのやつらだよ」
「関係ないよ」
「オーダーってのはヘビ男様に逆らうやつらだ。このタブーの呪文でオーダーの何人かは居場所を突き止めたぜ。こいつらを他の2人と一緒に縛っとけ!」
トリオは乱暴に引きずられ、誰かわからない他の2人と一緒に背中合わせに縛られてしまいます。みんな杖を取り上げられて丸腰です。
「ぼくがいけなかったんだ。ぼくが名前を言ったから。ごめん」
「その声は、ハリー?」
「ディーン?」
ディーン・トーマスがハリーの真後ろから声をかけます。

「穢れた血が1人、逃亡中のゴブリンが1人、ズル休みしてる悪い子が3人。悪くねーな」
「ヴァーノン・ダドリーはリストに載ってねーぞ」
「興味深い、じつに興味深いね」グレイバックが汗と汚れと血の匂いをさせてハリーをのぞき込みます。
「ヴァーノン、ホグワーツでどの寮だ、言ってみろ」
「スリザリン」
「ははーん、おもしれぇ。談話室の場所も言えるかな?」
「地下牢。壁を通り抜けて入る。ガイコツとかガラクタだらけで、湖の下にあるから明かりは緑色」
「・・・オレら、本物のスリザリンの坊やを捕まえちゃったんか」
「おまえのおやっさんは?」
「魔法省で働いてる。Department of Magical Accidents and Catastrophesで」
たったひとつの小さな綻びですべてが崩れる綱渡りの嘘です。ところが。
「そーいやいたね、ダドリーっちゅーのが」
まさかの幸運!
しかーしそこへ、急転直下のまさかの不運です。
「グレイバック、これを見てくれ!」
あー、見つかっちゃった、グリフィンドールの剣が。
「すばらしい、ゴブリン製か。おまえら、これをどこで手に入れた?」
「父さんの。薪を切るのに借りてきたんだ」ハリーは嘘をつき続けます。"GG"の銘に気づかなきゃいいけど。
「ちょっと待て!グレイバック!このプロフェットを見ろ!」
立て続けにまさかの不運。
ハリーの額の傷もまた痛くなってきました。漆黒の要塞が見える。ヘビ男の思考が、はっきりと感じられる。探し求めていたモノが、もうすぐ、もうすぐ手に入る。
「ハーマイオニー・グレンジャー、ハリー・ポッターとともに行動していると思われるマッドブラッドね。・・・お嬢ちゃん、この写真はあんたによく似てるじゃねーか」
「ちがう!あたしじゃない!」ハーの声もついに震えてます。Yesと言ってしまったも同然。
静寂の中で、スナッチャーたちがハリーをじっと見ています。隣でハーが震えている。
「ヴァーノン君、おまえの額にあるのは何かな?」猫なで声でしゃべるオオカミ男。
「メガネを見つけたぞ!」
「オレらが捕まえたのはハリー・ポッターだぜーぃ!ひゃっほー!」

漆黒の要塞。高い壁。
ぼくはハリーだ、こんなときに、しっかりしろ。
高い塔。最上階の窓。飛ぶときが来た。

グレイバックとその仲間は、ハリーたちをどこに連れて行くべきか相談しています。
魔法省か、それとも直接ヘビ男様に引き渡すか。でも、仲間たちはヘビ男を"呼ぶ"というのが怖いらしいです。「ヘビ男様はまるほい邸を拠点にしている。そこへ連れて行くぞ」そっか、グレイバックはDEの装束は許されたけれども、DEではない。腕にDark Markはまだ無いんだ。

ふわりと夜空に舞い上がる。塔のてっぺんの窓へ滑るように飛んで行く。

「もし人違いだったら、オレら殺されちゃうぜ、グレイバック」
「こいつらと、杖まで入れて20万ガリオン。嫌なら来るな。オレが全部もらうだけだ、あの小娘も。むはー」

窓というより黒い岩の裂け目。人が入れるような大きさではない。痩せこけた人影が毛布の下で丸くなっている。死んでいるのか?眠っているのか?

「穢れた血が2人で10ガリオン。剣の石がルビーなら、いい儲けだ。行くぞ!1、2、3!」ぼかん。

ヘビのように、するりと隙間をすり抜ける。音もなくふわりと、独房に降り立つ。

瞬間移動で連れて来られたところは、長い道、門扉が見えます。
ハリーはわかっています、ヘビ男は、黒い塔の上にいると。
ヘビ男が戻ってくるまで、どれほどの時間があるのか。
門扉に近づき、鍵のかかった鉄の扉を揺する。とぐろを巻いた鋼鉄が歪み、捻れて、恐ろしい顔の形になる。
「おまえたちの目的を述べよ」
「ポッターを連れてきたぜ」グレイバックさん、ウハウハです。
門が開き、生け垣に隠された小道を進みます。頭上を、アルビノの孔雀が横切る。

薄い毛布の下の痩せた身体が動き、こちらを向く。弱々しい体。落ちくぼんだ目。歯はほとんど抜け落ちている。その口元が、笑った。
来たのか。いつか来ると思ってた。だが無意味だ。私はそれを手にしたことなどない。
嘘をつくな!

ヘビ男がモーレツに怒ってます。額の傷跡は、あまりの激痛にはり裂けそう。ぐわぁーっ、いだい、けど、がまんがまん。
「何ごとなの?」冷たい声が聞こえます。
「ヘビ男様に会いに来た!フェンリル・グレイバックだ!ハリー・ポッターを捕まえたぞ!」
ハリーはナルシッサの前に突き出されます。
「よく見なよ、奥さん、額の傷を。この小娘は"連れ"の穢れた血。杖もあるぜ」
ナルシッサがハリーの顔をまじまじと見つめます。
「連れてきなさい」
玄関ホールを横切り、石の階段を上がり、ハリーたちは肖像画が並ぶ廊下に連れていかれます。イースター休暇で家にいるドラコに確認させるんすね。
大きな部屋に入ります。さすがまるほい邸、シャンデリアがキラキラっす。大理石のゴージャスな暖炉、その前に置かれた椅子から2人が立ち上がります。ルシウスとドラコちゃんです。
「この人たち、ポッターを捕まえたんですって。ドラコ、来なさい」
ハリーはシャンデリアの真下に連れてこられます。鏡に自分が映っている。ぶはー、ぼくじゃないみたい。ハーの呪文でものすごい顔んなってます。しゃべるのよそう、声出したらバレちゃう。
ハリーはドラコを見ることができません。そしてドラコもまた、ハリーを見ることができない。
「・・・(ポッターかどうか)わからないよ」
「よく見ろ、ドラコ!ヘビ男様にポッターを渡せば、許されるんだぞ!」まるほいパパもコーフン。
「まるほいさんよ、ポッターを捕まえたのはオレらだぜ」
「なんだこの顔?毒針に刺されたのか?・・・額に傷があるような・・・」まるほいパパもびっくりの腫れ上がった顔です。
ドラコはハリーを直視することなく、暖炉に向き直ってしまいました。
「ルシウス、確証がないとヘビ男様を呼べないわ」ナルシッサはサンザシの杖をじっくり眺めます。「これ、オリバンダー製には見えないわね」
「ほんなら穢れた血はどうだ!」グレイバックが怒鳴ります。
今度はハーがシャンデリアの真下です。
「そうよ!この娘はマダム・マルキンのお店でポッターと一緒にいたわよ!ドラコ、この娘はグレンジャーよね?」
「・・・たぶん・・・そうかも」
「そしてこっちにはウィーズリーのガキだ!そうだろ、ドラコ!」
「・・・まぁ・・・そうかも」
そこへ、背後でドアが開きました。「何の騒ぎよ、シシー?」

ぐわぁーっ!ベラ姐、登場!
もうだめぽ。

【メモ】

Fenrir(フェンリル)は北欧神話に出てくるオオカミですね。終末戦争で主神オーディンを呑み込んで、その後オーディンの息子ヴィーダルに殺されます。

心ゆくまでさるお、もんち!

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