さるおです。
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ネタばれ記事です。というか、大予想なのでネタばれになっているといいなという願望を胸に、"SAW WORLD"を考えてみます。ネタばれコメントも大歓迎です。これからシリーズをご覧になる方はコメント欄にも気をつけてねー。
SAWの原点に収束していくような、美しいラストが待っているはず。
I have to go and get help. If I don't get help... I'm going to bleed to death.
たすけを連れてくる。私が失血死しないかぎり、たすけを呼ぶ。
Don't leave me. No!
置いて行かないでくれ!
Don't worry, I'll bring someone back. I promise.
心配するな。誰かを連れて戻ってくる。
Lawrence! We're going to be okay?
ローレンス!たすかるよね?
I wouldn't lie to you.
嘘はつかない。
『SAW IV』のラストシーンは、『SAW』のラストシーンのフラッシュバックだと思います。
約束通り、アダムのところへアマンダが来る。つまり、ローレンス・ゴードンは失血死しなかった。"wouldn't lie"で"get help"したわけです。
ここでアマンダがアダムを窒息させようとします。この行為が、その後の展開のカギになっていると思いますが、これについては後でまた書きます。
とにかく、ローレンス・ゴードンはアダムをたすけたのではないか。そしてこの部分は『SAW V』へと繋がって行きます。(切望)
で、『SAW IV』のうちにローレンス・ゴードンが登場するとすると、それは『SAW III』の続きがいいなぁ。上述のフラッシュバックの手前に入れてほしいです。
『SAW III』で、ジョンはアマンダにこう言ってます。You just destroyed four lives. You just murdered Jeff's wife.(キミは4つの命を破滅させた。キミはジェフの妻を殺した)
4つの命。
それ、どの命?
あらためて考えてみます。
ざっと『SAW III』を観たら、そりゃ師弟と夫婦の4つです。この中で、師弟とリンで3つ、ここまではいいような気がします。が、4つ目はいったい誰なのか。
Now I will give you something to live for.(おまえに生きる目的をやろう)
if you want to get her back, you'll have to play a game.(娘を取り戻したければゲームをしろ)この"保険のテープ"を聞くと、まるでジェフは娘を取り戻して生き続けることができるかのようにも聞こえます。The price for living with nothing but vengence.(復讐に燃えた人生の代償)を支払いながら。
でも、それと同時に、ジョンは言いました。Live or die. Jeff. Make our choice.(生きるか死ぬか、選べ)、そして、if you're listening to this then you've failed.(これを聞いているなら、おまえは失敗したということだ)。ということは、ここで死ぬ運命なのも間違いありません。
『SAW III』のラストで、食肉工場の病室は閉ざされてしまった。ということは、ジェフは外に出られないし、救急車も呼べないかもしれない。仮に通報できたとして、4分かかって救急隊員が駆けつけても、中に入れるかどうかは怪しい。となるとそもそもジェフが娘を探すっつっても無理があるわけで、さるおはやっぱり、娘は最初からあの病室にいると思うわけですね。そうっす、リンのおなかの中に。
『SAW III』のリンが病院のロッカールームに閉じこめられるシーンを観てください。ここがいちばんよくわかる、リンのおなかの大きさが。
ジョンのお子さんがジルのおなかの中で死んだように、リンのおなかの中の子は死ぬ運命にある。救えるかもしれないのは外科医です。
復讐に燃えた人生の"代償"は己の血ではないのか。
リンのおなかの子がジェフの子だという前提に立っているところが危ういですが(爆)、とにかく、赤ちゃんは母体を通して酸素を供給されているわけで、それがなくなったら、誰かが供給を替わらなければならない。
ということで、ローレンス・ゴードン登場(よろしくお願いします)。ジェフからの輸血で娘を救う。ジェフは失血死する。ということで4人目。
こうして『SAW IV』を観たみんながさらにローレンス・ゴードンにミスリードされていく。フラッシュバックが次々にバチバチして、そのすべてが、背後にいるローレンス・ゴードンを示唆しているわけです。
昨日の記事にも書いたとおり
ローレンスのシゴトが"死ぬはずの人間を救うこと"であるならば、ジョンが死んだあの部屋から、アマンダの死体も消えていてほしいです。
もちろん、ジョンがジェフにもリンにも、"ジグソウを継いでね"的に解釈できるセリフを言っているのは今でも気になります。
Now I will give you something to live for.(おまえに生きる目的をやろう)
If you make it through this, Lynn... you're going to thank me one day just like Amanda did.(もしこれを生き抜いたら、リン、キミもいつか私に感謝する、アマンダがそうだったように)けどまぁ仮にジョンがジグソウ継承者をリクルートしまくっていたとしても、こうして次々に脱落していくわけです。
そしてまぁとにかく、『SAW V』で、最後のでっかいどんでん返し。
ホンモノの"サイコ"はこの2人のうちのどちらかです。(という記事はこれから書きます)
心ゆくまでさるお、もんち!