2008年01月17日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 33 (2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは、ついに、愛すべき究極のヒミツの、切なくも孤高の人生のヒミツの、前半です。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

[記憶1]
日差しの中、地面が温かい。
少女が2人、人気のない公園のブランコで遊んでいます。
それを、茂みに隠れるようにして9歳か10歳くらいの痩せた少年がじっと見つめている。長い黒髪、丈の短すぎるズボン、スモックみたいなシャツ、そしてお下がりのような大きすぎるヨレヨレのコートを着ています。
2人の少女の一方が、高く高くブランコをこいでいる。
「やめなよぅ!リリー!」
リリーと呼ばれた少女は、高く揺れるブランコから空に舞いあがり、不自然なほど遠くまで飛んで、不自然なほど軽やかに着地しました。
「ママからそーゆーのしちゃだめって言われたじゃん!」
ペチュニアは腰に手をあてて立ち、妹をたしなめています。
「あたしへいきだもん。チュニー、それよりみてみてー、あたしこーゆーのもできるー」
リリーは、セヴルス少年が隠れている茂みに近づき、落ちた花を拾いあげて手のひらに乗せます。その花は、リリーの手のひらで開いたり閉じたり、開いたり閉じたり。
ペチュニアも思わず見とれます。「それ、どーやるの?」
「そんなのわかってんじゃん」これは思わず少女たちの前に飛び出したセヴルス少年です。
ペチュニアは驚いて後ずさり。リリーは動かず少年を見つめています。
出てこなきゃよかったな。少し後悔しているような表情で、セヴルス少年は赤くなってます。
「わかってるってなにが?」
セヴルス少年はブランコの近くに佇むペチュニアをちらりと見ると、声をひそめてリリーに言いました。「きみがなんでそーゆーのできるか、ぼくわかる。きみ、まじょだもん」
ところが、これを聞いたリリーは「そんなこといきなりいうなんて、むかつくんですけどー!」と怒っちゃいました。
「ちがうってば!」慌てて取り繕おうとするセヴルス少年は大きすぎるコートをはためかせて少女たちを追おうとします。後のスネイプ同様、このころからまるでコウモリみたい。
少女たちは、ここなら安全だというようにブランコの手すりまで戻ると、もう一度少年と向き合いました。
「きみはまじょなんだ。ずっとみてたもん。ほんとにまじょなんだよ。でもへんじゃない。ぼくのママもまじょだし、ぼくもまほうつかいだもん」
「魔女だって!」冷たく笑うペチュニア。「あんた誰だか知ってる。スネイプさんちの子でしょ!川の近くのスピナーズエンドに住んでる子。なんで私たちのことコソコソ嗅ぎ回ってんのよ?」
「かぎまわってなんかいない!っちゅーか、すくなくともきみにようはない、だって、マグルだから」
ペチュニアには少年の使う言葉がわかりません。「行こう、リリー。おうちに帰ろう!」
リリーはすぐに姉を追って去ってしまいました。
残されたセヴルス少年、とても残念そうな苦々しい表情をしています。

[記憶2]
キラキラと日差しを跳ね返す川のほとりの木かげに、セヴルス少年とリリーが座っています。セヴルス少年はもうコートを着ていないけれど、スモックが相変わらずちぐはぐな感じです。
「がっこうのそとでまほうつかったらさ、まほうしょうからしょばつがあるんだ」
「えー、でもあたしもうつかっちゃってるよ」
「ぼくらはまだいいんだ、コドモだから、つえ、もってないし。でも11さいになったらちゃんとおそわるようになって、そしたらそとではちゅういしないといけないんだ」
しばらくの沈黙。リリーは小枝を拾い、振ってみます。杖のつもりね。
「ほんとだよね?ふざけてるんじゃないよね?ペチュニアは、あなたがわたしにうそついてるって。ホグワーツなんかないって。でも、ほんとでしょ?」
「ほんとだよ、ぼくらにとっては。ぼくらんとこにはてがみがくる」
「それって、ふくろうがはこんでくるの?」
「ふつうはね。でもマグルうまれだとおうちのひとがびっくりするから、だれかがせつめいにいくんだ」
「マグルうまれって、ほかのひとと、どこかちがうかな?」
セヴルス少年は躊躇します。木かげの緑の中で、黒い瞳が赤毛の少女をうっとりと見つめている。
「ちがいなんてないよ」
「そんならよかったー」
「きみさ、もうたくさんまほうできるよね。ぼくみてた。ずっとみてた・・・」セヴルス少年の声はだんだん小さくなりました。
安心したリリーは落ち葉の上に寝転がり、木々を見上げています。
「おうちはどう?」
「べつに」
「もうけんかとかしてない?」
「それはかわってないけど。でももういいんだ。もうすぐでていくんだから」
「パパさんはまほうとかきらい?」
「うん」
「ねぇ、セヴ」
「なぁに?」あ、名前呼んでもらってちょっと嬉しそう。
「ディメンターのこともういっかいはなして」
「なんでそんなことしりたいの?」
「もしがっこうのそとでまほうつかっちゃったら・・・」
「そのくらいじゃディメンターはこないよ!もっとわるいやつがいるアズカバンっていうけいむしょをみはってるんだ」
そのとき背後に人の気配。振り向くと、木々に隠れてペチュニアがふたりを見ています。
「チュニー!」リリーは嬉しそうな声で、「かぎまわってるのはそっちだろ!」セヴルス少年は立ち上がって怒ります。
慌てたペチュニアはごまかそうと必死です。「そ、その服、ちょっと変。ママさんのブラウス着てんの?」
パキッ
頭上の小枝が折れ、ペチュニアの肩に当たりました。
ペチュニアは突然泣き出し、走り去って行きます。
「あなたがやったのね!」
「ち、ちがうよ・・・」
「わたしのおねーちゃんをいじめたんだ!」
「ちがうってば!」
リリーは燃えるような目でセヴルス少年を睨み、ペチュニアを追って走って行きます。
残されたセヴルス少年は、混乱してみじめな顔をしています。

[記憶3]
9と3/4番プラットフォーム。血色が悪く不機嫌そうな痩せた女性の隣に、居心地悪そうなセヴルス少年が立っています。セヴルス少年は、少し離れたところで両親と距離を置いて話している姉妹を見つめています。リリーは嫌がる姉の手をとり何か懸命に訴えかけているようです。
「ごめん、チュニー、ほんとにごめん。でもきいてよ。ついたらすぐ、あたしダンブルドアせんせいのとこにいく。かんがえなおしてくださいって、せっとくするから!」
「私は行きたくないの!ばかげた学校に私が行きたがってるって、勝手に思わないで!」
ペチュニアの目はプラットフォームを見回し、飼い主に抱かれた猫、カゴの中のフクロウ、そして深紅の蒸気機関車とそこに荷物を運び込んでいるコドモたちを見渡します。
「私が化け物になりたがってると思ってるの?」
リリーの目に涙が溢れます。「あたし、ばけものじゃないもん。そんなこというなんてひどい」
「だって、そーゆー場所に行くんでしょ。あなたもスネイプさんちの子も、怪物のための特別な学校に行く。怪物だから。正常な人間からは離れて暮らすのよ」
リリーはちらりと両親を見ます。物珍しそうにきょろきょろして楽しそう。
リリーは低い声で姉に厳しくこう言います。
「おねーちゃん、こうちょうせんせいに、にゅうがくしたいっておねがいのてがみをかいたときは、そんながっこうだっておもってなかったでしょ」
「お願い?私、お願いなんかしてない!」
「こうちょうせんせいからのへんじ、みたんだもん。ちゃんとしたしんせつなてがみだったのに」
「見た?・・・人の手紙を勝手に見るなんて、あんた最低。よくそんなことできるわね」
ちらりとセヴルス少年を一瞥するリリーを、ペチュニアは見逃しません。
「あの子ね!あんたとあの子とふたりして、私のこと嗅ぎ回ってたのね!」
「そんなんじゃない。セヴルスがふうとうみて、マグルがホグワーツとてがみのやりとりできるなんてすごいねって、ただそれだけよ。マグルのゆうびんきょくにまほうつかいがこっそりしのびこんではたらいてて、そーゆーのとどけたりするのかなって・・・」リリーの口調は少し言い訳っぽくなりました。
「そのとおりよ!あんたたちはどこにでも遠慮なく忍び込むのよ!」そして妹に言い捨てました。「化け物!」

[記憶4]
ホグワーツ特急は徐々に都会を離れます。セヴルス少年は着替えが早い、さっきまで着ていた"マグルの服"がちぐはぐなことに気づいているんですね。セヴルス少年は、騒々しい男子ばかりの個室のいちばん窓際にぽつんとリリーが座っているのを見つけ、その向かい側の空いた席に座ります。
「はなしたくない」
「なんで?」
「チュニーがわたしのことおこってる。あたしたちがダンブルドアからのてがみをみたから」
「だから?」
リリーはセヴルス少年を睨みます。
「わたしのおねーちゃんなのに!」
「それでもいくんだ!ぼくら、ホグワーツにいくんだよ!」
リリーはうなずき、涙を拭いて少し微笑みます。
「スリザリンにはいれるといいね」
ところが、今までぜんぜんセヴルスとリリーに興味を示してなかった"騒々しい男子”のひとりがこれを聞き逃しませんでした。
「スリザリン?」黒髪のジェームズ少年です。
「だれがスリザリンにはいりたいって?ぼくだったらいやだね、そうだろ?」
ジェームズが話しかけた相手はにこりともせずにこう答えます。「うちみんなスリザリンなんだけどー」
「まじで?でもきみはだいじょぶそう」
シリウス少年はにやりと笑います。「そしたらうちのでんとうはぼくでおわりだな。えらべるとしたらどこにはいりたい?」
「グリフィンドール!ゆうきあるものがすまうりょう!うちのパパもそうだったもんね」
今度はセヴルス少年がこれを鼻で笑う番です。
「なんだよぅー」振り向くジェームズ。
「べつに」冷笑するセヴルス。「べんきょうよりうんどうがとくいなら、ぴったりなんじゃん?」
割って入ったのはシリウスです。「きみはどこにはいりたいのさ?どこにもあてはまらないみたいだけど」
これを聞いて高笑いするジェームズ。
リリーがジェームズとシリウスを見てます、あんたたち嫌い!という目で。「いこう、セヴルス。ほかんとこにすわろう」
「ヒュー!ヒュー!」ジェームズとシリウスがセヴルスをからかいます。出て行こうとするセヴルスを、足ひっかけて転ばせてやれ。「じゃぁな!スニヴルス(よわむし)!」

[記憶5]
マクゴナガル先生の声が響きます。「エバンズ、リリー!」
リリーは震えながらスツールに腰掛け、マクゴナガル先生がソーティングハットをかぶせる。帽子はリリーの頭に触れた瞬間叫びました。「グリフィンドール!」
「あーぁ」セヴルス少年は小さく溜め息をつきます。リリーは哀しそうな笑顔をセヴルス少年に送り、グリフィンドールのテーブルにつきました。すでにそこにいたシリウス少年がリリーのために席をつめます。リリーはそれが汽車で会った嫌なやつだと気づき、背中を向けています。
リーマス少年がグリフィンドールへ、ピーター少年もグリフィンドールへ、ジェームズもグリフィンドールへ組み分けされ、とうとうセヴルス少年の番です。
「スリザリン!」
セヴルス少年は、プリフェクトのバッジをつけたルシウス青年がいるスリザリンのテーブルへ向かいました。

[記憶6]
リリーとセヴルスが校庭を歩いています。ふたりともずいぶん背が伸びてます。
「友達だって思ってた。親友だって」
「あたしらは友達よ、セヴ。でも、あなたの周りの人たち、好きになれない。悪いけど、Avery君とかMulciber君とか、大嫌いなの。あんな子たちのどこがいいの?気味悪いじゃん。Mulciber君がメアリー・マクドナルドに何しようとしたか知ってる?」
リリーは立ち止まり、血色の悪いセヴルスの顔を見上げます。
「ふざけてるだけだよ」
「ダーク・マジックのどこがおもしろいのよ?」
「ならポッターはどうなんだよ?」セヴルスの顔が赤らみます。
「ポッターなんか関係ないじゃん」
「みんなで夜中に抜け出したりして、ルーピンが怪しいんだ。あいつ、どこに行ってんのさ?」
「病気だって、あの人たち言ってたよ」
「満月の夜にいつも病気なんて変じゃん?」
「言いたいことはわかるけど。なんで、あの人たちのこと気にすんの?」
「あいつらだって、みんなが思ってるほどいいやつらじゃないのに」
「でも、あの人たちは少なくともダーク・マジックは使ってないもん。それより聞いたよ、あなたが暴れ柳に行って、ジェームズ・ポッターがあなたを救ったって」
これを聞いたセヴルスはとても苦しそう。「救った?救っただって?ポッターはぜんぜんヒーローじゃない。やつが救ったのはぼくじゃなくて自分の首の皮だ!だめだ、きみがそんな、許せないよ・・・」
「許せないってなによ!」
リリーが目を細めます。
「だから、えっと、つまり、あ、あいつ、きみのことが好きなんだ。ジェームズ・ポッターは、きみのことを気に入ってる。あいつは、みんなが思ってるような"偉大なクィディッチ・ヒーロー"なんかじゃないのに」セヴルス少年、言うつもりじゃなかったのに、意に反してこんなこと言ってしまいました。
「ジェームズ・ポッターは傲慢なクズよ。そんなの言われなくたってわかってる。ただ、Avery君とかMulciber君のいたずらって、悪質なのよ。邪悪なの。なんであの人たちと友達でいるの?」
セヴルスはもうリリーの言葉を聞いていません。リリーの口からポッターの悪口を聞いて安心したセヴルス、足取りが軽くなっちゃった。

[記憶7]
O.W.L.試験のDADAが終わり、大広間を後にして校庭に出るセヴルス。
この記憶は知ってます。グリフィンドールの4人組が、セヴルスを吊るし上げていじめる。そこへやってきてセヴルスの味方をするリリーに、セヴルスは言ってしまうんです、"Mudblood."って。

[記憶8]
「ごめん」
「興味ないの」
「ごめんってば!」
「勝手にすれば」
夜です。ガウン姿のリリーが、The Fat Ladyの前で腕組みして立ってます。
「あなたがここで寝て待つって脅かしてるって、メアリーに聞いて出てきただけ」
「穢れた血なんて言うつもりじゃなかったんだ」
「ついうっかり?」
リリーの声に温かみは微塵もありません。
「謝ったってもう遅い。あたしの友達はみんな、あたしがあなたと口聞くだけでコソコソ言ってる。それをずっと言い訳してきたのよ、あなたのために。わかってる?あなたと、あなたの大事なDEのお友達・・・ほら、否定もしないじゃん!将来の夢はユーノーヘビ男に仕えることでしょ?・・・なんで違うって言わないのよ!他のマグル生まれを"穢れた血"って呼んで、今さらなんであたしだけ違うの?」
何か言おうとするセヴルス。でも言葉になりません。
「もうこれ以上友達のふりはできない。あなたはあなたの道を選んだ。あたしも自分の道を行く」
リリーはスネイプを残し、肖像画の奥に消えてしまいました。

[記憶9]
夜の丘です。冷たく激しい風が、葉をすでに落とした木々の間を吹き抜けて行きます。
オトナになったスネイプが立っている。手にはきつく杖を握りしめています。スネイプはとんでもない恐怖を感じている、それがハリーにも伝わるほどです。
白い閃光が空気を切り裂くと、次の瞬間、スネイプは地面に膝をつき、杖が手から離れます。
「殺さないでくれ!」
「そんな気ないよ」どこからともなく現れたのはダンブルドア。「それで?セヴルス、ヴォルデモート卿のメッセージは?」
「メッセージなどない。私は、自分の意思でここに・・・忠告に・・・いや、お願いに、来たんです」
ダンブルドアは杖を一振りします。強風に煽られ落ち葉や小枝がふたりの周りをぐるぐる舞っているのに、静寂が訪れます。
「DEが私に頼みごと?」
「予言を・・・あの予言を・・・」
「ヴォルデモート卿に何を話した?」
「すべてを・・・私が聞いたすべてを話してしまった。そして彼は、それがリリー・エヴァンズのことだと!」
「予言に女性は出てこない」
「わかっているでしょう!彼女のコドモだ。だから彼は、彼女を殺してしまう!」
「そんなに彼女が大切なら、ヴォルデモート卿に彼女を殺さないでくれって頼めば?」
「頼みました。けど・・・」
「おまえって、やなやつー」ダンブルドアが言います。ダンブルドアの声にこれほどの軽蔑が込められているのをハリーは聞いたことがありません。「彼女のだんなやコドモの死は、おまえにとってどーでもいいのか?」
スネイプは何も言わずダンブルドアを見つめ、しぼりだすようにこう言います。「かくまってください、全員を・・・彼女を・・・彼らを守って。お願いです」
「見返りに何をしてくれる、セヴルス?」
「み、みかえり?」スネイプは驚いてダンブルドアを再び見つめ、沈黙のあと、答えました。「なんでも」

【メモ】

ちぐはぐな恰好で、家庭内も問題だらけ。スネイプ少年の中では、幼い頃から劣等感とプライドがぶつかり合ってるんですね。
コドモの頃からコウモリみたいな彼。ママさんと親子そろって血色の悪い顔をしています。スピナーズエンドのスネイプ邸はそーいや暗かった。カーテンも閉めちゃうし。で、映画を観てるといつもスネイプ先生の授業は薄暗がりの中です。そして、リーマスの正体にいち早く気づくスネイプさん。最後は喉を噛まれて死ぬスネイプさん。
これはもう、そーゆーことだろうと、さるおは思っています。何が言いたいかもうバレバレでしょーが、これは別途記事に書こうと思うので、詳しくは後ほどね。

木かげの緑の中で、黒い瞳が赤毛の少女を見つめる。ハリポタの色の対比は、ほんとに美しく残酷で切ないっすねぇ。
少年セヴ、おまえはなんでこんなに不器用なんだよ。切なくって歯がゆくって苦しくって、涙が出ますな。いつもいつも失敗しちゃう。ほんとのことが言えなくて、大事なことが言えなくて、言うはずじゃなかったことばっかり言っちゃうの。泣けるなぁ。

スネイプ少年がチュニーの頭上の枝を折るシーン、ハリーさん、そっくりです。
で、びっくりして泣いちゃうチュニー。魔法使いが怖い、でも魔法使いになりたい。ほんとはホグワーツに行きたかった。とっても自然ですね。
そんなチュニーを追いつめてしまった妹の残酷さや鈍感さもまた、とっても自然です。
コドモの世界は過酷です。愛し合い、いたわり合う姉妹が、こーして癒えない傷を負ってしまうわけで。

ホグワーツ特急の中でいきなり衝突し合うスリザリンvsグリフィンドールズ、またまたハリーさん、あんたそっくりだ。
しかしまぁジェームズ、おまえ、ほんとどこまでもいじわるな子だな。とっても"甘やかされた一人っ子"なところはドラコ的であり、つまり構図はハリー時代の逆に近いですな。

"Mudblood."発言に怒るリリーの「あなたはあなたの道を選んだ。あたしも自分の道を行く」という言葉は決定的ですね。それ以前にスネイプ青年がDE入りを決めていたかはわかりません。5巻『OotP』でスネイプDE入りの決め手となりそうな哀しい記憶は出てきてますから。(a hook-nosed man was shouting at a cowering woman, while a small dark-haired boy cried in a corner … a greasy-haired teenager sat alone in a dark bedroom, pointing his wand at the ceiling, shooting down flies … a girl was laughing as a scrawny boy tried to mount a bucking broomstick さるお訳では「スネイプパパが縮こまっているスネイプママを怒鳴りつけ、部屋の隅ではまだ幼い黒髪のセヴルス君が泣いている・・・脂っこい髪の10代のセヴルス君が暗い寝室にひとりぽつんと座り、杖を上に構えて天井近くを飛んでいるハエを撃ち落している・・・小柄なセヴルス君が暴れる箒に乗ろうとしているのを見て女の子が笑っている」です)でもまぁとにかくこれで引き返せなくなりました。
ヴォルディに懸命に仕えるスネイプ青年、幸せではなかったはず。でもそーするより他に、彼には選択肢がなかったんだろうと思います。ところが、リリーと決別して突き進んだ道でもまた、彼のがんばり(予言の盗み聞き)が彼の足をひっぱります。
"裏目に出る"、それが彼の人生だなんて、さるお泣いちゃう。早く誰かセヴルスをたすけてやってくれーい。

心ゆくまでさるお、もんち!


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