2008年02月07日

さるおのハリポタツアー Harry Potter and the Deathly Hallows Chapter 36 (2)

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、さるおのハリポタツアーは、最後の反撃の烽火を上げます。
『DH』の完全ネタバレです。コメント欄も含めて、すごーくご注意ください。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。

悲鳴が夜明けを切り裂く。ネビルが、動くこともできずに火だるまです。
ハリー、今こそ行動するときだ。
その瞬間、いくつものことが同時に起きました。
数百人の人々が押し寄せでもするように騒がしさが近づいて来ます。グロウプが現れて"HAGGER!"とハグリッドを呼ぶ。するとヴォルディ側についた巨人たちが地面を揺らしながらグロウプに突進します。続いてたくさんの蹄の音が鳴り響き、ビューンという音とともに矢が豪雨のように、慌てるDEたちに降ります。
一瞬の隙に、ハリーは透明マントをかぶり、立ち上がりました。
同じく一瞬の隙をついたネビルがBody-Bind Curseを破り、頭から落ちた燃える帽子から、ルビーに飾られた銀色に輝く剣を引き抜きました。
うりゃぁーっ!
銀の刃で鋭く切りつける。
その一太刀は、ナギニちゃんの頭を切り落としました。スローモーションのように、城の玄関の明かりを背景にヘビの頭は弧を描き、それを見た飼い主が声にならない叫び声をあげ、ヘビはどさりと地面に落ちました。
怒ったヴォルディが杖を構えるより早く、ハリーは透明マントの下からShield Charmをかけます、もちろんネビルとヴォルディの間に。
ハグリッドの叫ぶ声が聞こえてきます。「ハリー!どこだ、ハリー!」

大変な騒ぎです。
ケンタウロスはDEたちを追い回し、巨人の足の下敷きにならないように皆が逃げ惑います。ヴォルディの巨人たちの頭上の明るくなりかけた空には巨大な翼を持った生物が舞っているのが見える。敵の巨人たちにひとまわり小さいグロウプがパンチを浴びせ、セストラルたちとバックビークも巨人たちの目を突いているんですね。
今や魔法使いは、つまりホグワーティアンもDEも、城内への退却を余儀なくされています。というより避難だな。
ハリーは透明マントをかぶったままヴォルディを追って城に駆け込みます。杖からあっちゃこっちゃにばんばん火花を散らし、DEたちに指示を叫びながら、ヴォルディが大広間に入って行くのが見えたぞ。
ハリーは、ヴォルディとシェーマス・フィニガンの間、ヴォルディとハンナ・アボットの間にShield Charmをぶん投げながら大広間に走ります。
そこは、すでに戦場でした。
チャーリー・ウィーズリーが、エメラルドのパジャマ姿のままのホラスに追いつくのが見える。チャーリーはホグスミードの店主や住民を従えて駆けつけてくれたんだ。
ケンタウロスのベイン、ロナン、マゴリアンは城のキッチンのドアを蹴破り、蹄の音を高らかに響かせて大広間に駆けてきました。城で働くハウスエルフの一団も、ナイフや肉切り包丁を手に大広間に突進してきます。先頭でレグルス・ブラックのロケットを胸に弾ませ勇ましく叫んでいるのはクリーチャー。「戦え!戦え!私の主人、ハウスエルフの守護者のために!勇敢なるレグルス様の名のもとに、ダークロードと戦え!」DEたちの足首をフォークでぶすぶす刺しまくりです。
DEたちはてんやわんや。呪文はわんさか飛んでくるわ、矢は刺さるわ、ナイフで刺されるわで、逃げ惑っています。

でもまだ終わりじゃない。ヴォルディを仕留めるまで、この戦いは終わらない。ハリーは透明マントのまま戦火を縫って大広間の中央へと急ぎます。
ジョージ・ウィーズリーとリー・ジョーダンがヤクスリーを沈めるのが見えます。フリトウィック先生がドロホフを仕留め、ハグリッドがウォルデン・マクネアをぶん投げている。ロンとネビルはついにグレイバックを追い詰め、アバフォースがロックウッドを気絶させています。アーサー・ウィーズリーとパーシー・ウィーズリーは魔法省大臣シックネスをねじ伏せました。
まるほいパパとまるほいママは、ドラコの名を呼び続けています。
はたして、大広間の中央ではヴォルディが戦っていました。相手は3人同時、ミネルバ、ホラス、キングスレー。
ヴォルディから50ヤード離れたところではベラ姐さんも戦っています。こちらも相手は3人同時、ハー、ジニー、ルナ。3人とも、今までで最も熾烈な死闘を演じています。これでベラ姐とまったくの互角。姐さん、強ぇ。
ベラがAKをぶん投げました。その呪文はジニーをわずか1インチのところでかすめます。
ハリーはコースを変えました。ヴォルディではなく、ベラに突進して行きます。
ところが、ハリーより素早く、マントを脱ぎ捨ててベラに辿り着いた人物がいました。
「私の娘に何するの!YOU BITCH!」
振り向いて笑うベラ姐さん。
「あんたたちは引っ込んでなさい!」
3人の少女にそう叫ぶと、モリーの杖がしなり、戦闘開始です。
空気を切り裂き、曲線を描き、モリーの呪文が容赦なく襲いかかります。ベラ姐さんの顔から笑みが消えました。
2人の魔女の杖は火花を散らし、ものすごいスピードで呪文が炸裂しています。2人の周囲の床がひび割れメラメラと熱くなる。相手を殺すまで、どちらかが死ぬまで、戦い続ける。
数人の生徒が、モリーを手伝おうと前へ出ますが、それはモリーが許さない。「邪魔しないで!この女は私のもんよ!」
今や数百人の人々が大広間の壁際に並び、2つの死闘を見守っています。ハリーは透明マントのまま、その間で板挟みです。
「あんたを殺したら、ガキどもはどうなるだろうねぇ?ママが死んだよぉ〜、フレディみたいにぃ〜」
師匠と同じくらいの狂気を身にまとったベラ姐、強気の挑発。
「あんたに、うちの子にはもう二度と、指1本触れさせるもんですか!」
モリーが呪文をぶん投げながら叫びます。
ベラは笑いました。
ハリーには、次に起こることがわかりました。だってあのときと同じだもん。あのとき、シリウスは笑ったんだ。そして死んだ。
次の瞬間、モリーの呪文はベラ姐さんの胸を直撃。ベラは目を見開き、ほんの一瞬だけ今起きたことを理解したかもしれない。そしてばたりと床に倒れました。歓声が上がります。
ヴォルディは振り向いて叫び、その怒りが爆弾のように、ミネルバとキングスレーとホラスを後ろに吹き飛ばしました。そして杖をモリーに向ける。
"Protego!"
ハリーが叫びました。そのシールドは、大広間の中央に広がります。きょろきょろ見回すヴォルディ、ついに透明マントを脱ぎ捨てるハリー。
「ハリー!生きてんじゃん!」
驚きとよろこびで歓声が沸き上がり、次の瞬間、静まり返ります。
見つめ合うドクロベーとハリー。お互いの周りを、ゆっくりと円を描き始めます。
「誰も手を出さないで。こうなるって決まってたんだ。ぼくのシゴトなんだ」
ハリーの声はトランペットの音色のように、静寂に包まれた大広間に響きました。

【メモ】

ネビルさんかっこよすぎ。どこまでもハッフルパフ的だったネビルですが、やっぱりあんたは本当のグリフィンドールっす。そもそも予言が指していた人物というのは、ハリーとネビル、やっぱりどちらでもよかったんだなぁと思います。
ヴォルディと、自ら選んだガチンコ対決。炎に包まれて、ネビルは死を覚悟したはずっすよね。それでも負けず、オーガスタから学んだ戦士の誇りも失わなかった。そして次の瞬間にはナギニちゃんを仕留めるわけです。もしもハリーがいなければ、その後のネビルはヴォルディに瞬殺でしょうから、死などというものはとっくに覚悟した者の、最後の、渾身の反撃ですね。
ちゃんとわかってたんだな、ハリーが最後に話したことは、ハリーの遺言だったと。約束を守りましたよ。

弓の使い手ケンタウロスも、美しい馬セストラルも、バックビークも来ました。クリーチャー率いるハウスエルフも!ハグリッドの弟さんもがんばってるし。あらゆる種族を巻き込んで入り乱れる異種格闘技戦は嬉しいです。
そして何より感動的なのは、みんなそれぞれ"己の敵"と戦うっちゅーところです。ハグリッドは、かつてバックビークの死刑を執行しようとしたマクネアをぶっ飛ばす。アーサーとパーシーは大臣をぶっ飛ばす。素晴らしいっす。

スゴ腕3人を相手にしても余裕のドクロベー様、さすが。
そして、修羅場をくぐり抜けて鍛え抜かれたハーとジニーとルナが"凡人"だとは到底思えないので、たぶん"フツーのオトナ"とバトルしても負けない強さのスゴ腕3人を相手にして、同じく余裕のベラ姐さん、あんたも強ぇ。
しかし、モリーはさらに強いです。圧倒的に強い。彼女はハートで戦ってるから。ネビル同様、自分の死などというものはとっくに覚悟した者の、本気の復讐。彼女には、守るモノがある。自分の命と引き換えても、守る価値のあるモノを持っている。モリーは無敵っすね。"おかあちゃん"的なモリーなのに超スゴ腕でかっこよすぎ。
ベラを殺した呪文が何なのか、本には書いてありません。モリーにAKは似合わないけど、さるおはAKであってほしいです。これはフレッドの弔い合戦、これは愛する者を守るためのバトル。ならば彼女には燃える殺意があってほしいと、さるおは思います。

心ゆくまでさるお、もんち!


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