2008年12月27日

靴下を履いたうしができあがりましたよ

さるおです。
つ、ついに完成。よい靴下を履いたうし。
早いっす、かなり早い。まだ27日です。去年は29日だからな、今年は余裕っすよ。ひょっとして、今から徹夜とかして泣きながら必死で書いたら、年内に出せるかもしれませんよ。(余裕なし)

うし3.jpg

白い画用紙に線画だけを刷ってみたりして、並べて眺めているところです。
"ぬりえ"っすね。

今年もまた、さるお渾身の力作をほしいと言ってくださる優しいスタメンのよい子のみなさん、お送り先(ご住所とお名前)をお知らせください。ここのコメントではまずいので、メールで、あるいはクークズ・ハイハットのアトリエにお手紙(さるお宛)でもいいので、お願いします。
遅くとも1月中には発送しようと思います。
で、毎年ね、ハガキがあまったらとか言ってるので、たくさんご連絡いただいてるんだけどお送りするのは5枚くらいになっているわけです。早い者勝ちとかじゃなく、目をつぶって厳選なる抽選の結果です。
今年はちょっと状況が違うかも、なにしろ"ぬりえ"があるから(笑)。ハガキじゃないけど、切手貼れば送れます。ということは、届くのが色つきになるか"ぬりえ"になるかは届いてからのお楽しみっすけど、とにかく、5枚以上お送りできるかなと、そんな感じっす。それでももし足りなかったら、行き届かなかったよい子はどうか許してください。ご住所とお名前はとっとかないので、ご安心を。
で、えっと、"ぬりえ"が届いたよい子は自分で色塗るように(笑)。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:45| Comment(4) | TrackBack(0) | さるお家おもしろ年賀状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月25日

うしがあと一息っす

さるおです。
じつに写実的なうしさんに、どんどん色が付いてきました。えっと、この色の感じから、スタメンのよい子のみなさんが、どのよーなうしを想像しておられるかわからんですが、こーゆーのはたいてい"思ってたのと違う"というような状況になると決まってますので、おそらく涙が出ることでしょう。
おそろしいですね。

うし2.jpg

どんな色にしようとか、完成したらこんな感じ、という想像をね、事前にしないで作っているのです。毎年そーです。さるお家の年賀状は何が起こるかわかりません。スリル満点。
あ、そうそう、靴下を履いてしまいました。
さるおもおそろしいです。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:35| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお家おもしろ年賀状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

うしの色がついてきましたよ

さるおです。
2009年がうし年であると判明したからには、あと少しで完成だ!と思いましたが、えっと、おどくべきことに、あと少しではない感じです。
でも、色がずいぶんついてきましたよ。すでに1000回くらいはがちゃんがちゃん刷ってますが(汗)。

うし1.jpg

あのね、タンザニアに行ったときにね、たっくさん牛を観てきたのです。で、ツノらしきシルエットの形からおわかりのように、バッファローさんを描いたわけです。
今回もまた素晴らしく写実的ですよ。本当に、とっても。涙が止まりません。
完成したら、写真と並べてじっくり眺めようと思います。気絶するかもしれませんよ。

タンザニア探検の珍道中がいかに珍だったかというようなことは、こちらに詳しく書いてあります。

ふんばれ。
またしても、ある意味ひじょーに切ないクリスマスになること必至ですが。
ふんばれ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 01:35| Comment(10) | TrackBack(0) | さるお家おもしろ年賀状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月21日

2008年もまた年賀状の季節になりました

さるおです。
年の瀬です。今、平成20年を振り返り、感慨深いです。えっと、つまり、今年も、このように、初志貫徹致しました。(泣き崩れながら)
来年もまた、のけぞるような目標に向かって突き進んでまいる所存です。ぜんぜん目標が見えてませんが。

で、ふと気がついたら、今年ももうあと何日なんだと、焦るわけです。いつものように。
早く刷らないと。いいかげんまずい。
とにかく今日、来年がうし年だということが判明しましたよ。(早くも前進)
それさえわかればもう、あとは刷るだけ。
もう少しだ。
がんばれ。
涙が出てきました。

来年がうし年だということに確信を持った段階で言うのもなんですが、またスタメンのよい子に、少しお送りできると思います。が、来年がうし年だというだけでは、あまりにアレなので、プリントゴッコの進捗状況は明日とかあさってとか、そんのへんでご報告申し上げます。
ついでに今回は、プリントゴッコをやめないでーというパッションの証として、理想科学の羽山明さんという人に年賀状を送ろうと思いますね。社長さんっす。
おたのしみにー。

心ゆくまでさるお、もんち
posted by さるお at 17:25| Comment(11) | TrackBack(0) | さるお家おもしろ年賀状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

グミの輝きに仏さまの世界を想う

さるおです。
グミの輝きに仏さまの世界を想う
という感じになってきました。てれびコマーシャル見たことありますか。LEDで、色が次々に変化していく、なんかすごいやつ。近頃のお墓はただもんじゃないなと、あれを見るたび怖れを感じておりましたが、ついにさるおも、4体の、いろんな色の、子熊グミさまを、グミ殿に納めて、光をあてたらものすごいことになったので、やはりさるおが、このさるおが、生前は守りご本尊として、スタメンのよい子を4人ほど、お守りしたいと思います。(話題騒然)

グミ殿.jpg ←クリックして拡大

すごい。ひかってるー。
まさかのありがたい感じが漂っていますよ。
この4体のグミさまが何なのかということは、のり。さんのこちらの記事に書いてあります。
生きているうちに、よい子のみなさんも魂のあり処を自らの意志で定め、とりあえず生きているうちは安心して元気にお過ごしいただけることを願ってグミ殿は建立されましたので、みなさんも生きているうちに是非。

是非、なんなんだよ。

ということで、すばらしいクリスマスプレゼントをもらったYO!
すばらしいお菓子たくさん。
もう夢中っす。
のり。さん、ありがとーう!

のり。さんのお菓子.jpg ←クリックして拡大

ジャイアント ペロティ 少年マガジン〈タイガーマスク〉の表面には「虎の穴のある限り・・・この俺は明日知れぬ命だ」と、パッケージの裏には「鋼鉄の首がなくては成立しない心必殺技「タイガーV」は、突進してくる車を相手にした壮絶な猛特訓により完成したのだ」の文字。ドキドキしますね。

ブラックサンダー 黒い雷神は、若い女性に大ヒット中!おいしさイナズマ級!のココアクッキークランチ。
す、すごいですね。若い女性にブラックサンダー。若い女性に黒い雷神。若い女性はイナズマ級だと思いました。(ふるえながら)

チャイ チョコバーは、チャイはインドのミルクティーで、ガネーシャの今日のお言葉「ねぐせがひどいときは、ターバンをまいて出かけるといいかも」付き。よくないかも。とは思いますが。(もっとふるえながら)

あ、ちなみに、この4体のグミさまは、左から、組長、おじき、あにき、舎弟ですので、よろしくお願いします。生きているうちに是非という方がいらっしゃらないときは(確実)、1体ずつさるおが食べてしまうということをご了承下さい。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 01:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月17日

さるお的BBツアー The Wizard and the Hopping Pot

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、『The Tales of Beedle the Bard』を"さるお訳"で一緒に旅しましょう。

The Wizard and the Hopping Pot(魔法使いと飛び跳ねる鍋)

ある村に、とても親切なおじーさんがいました。これは魔法だぞなんて威張るかわりに、"幸運のおなべ"で作ったおクスリだよ、なんつって、魔法薬を村人たちに分けてあげてました。困ったことがあると、人々は遠くからでもやってくる。するとおじーさんは喜んで魔法薬を作ってあげる。いい人っす。
おじーさんもついにヨボヨボんなって、一人息子に"幸運のおなべ"を遺し、天に召されました。ところがこいつが、パパさんとはぜんぜん似ても似つかないバカ息子なわけです。「うちのおとんはマグルなんかたすけて、どーゆーつもりや。マグルなんて何の価値もないわ、けっ!」かなんか思ってる。
バカ息子はおなべの中に小さな包みがあるのに気づきます。「さては金やなー」なんて浮かれて中を見るとがっかり。小さすぎて履けない、しかも片方しかないスリッパ(上履き)が入ってるー。何じゃこりゃ。スリッパと一緒に入っていたメモには「息子はん、使わんですむとええけど」という遺言が書かれています。
「なんやおとんは、あほんだら。んなもん、クズカゴにしたるわ!」

その夜、村の農家のおばぁちゃんが、トントントンと扉を叩きました。
「うちの孫娘が大変なんや。おかしなイボができてしもーた。あんたとこのおとん、古いなべで湿布薬つくってくれたやろ、な、あれでたすけてくれんか・・・」
「やかましいわ!ガキのイボなんかしらん!」
バカ息子はバタンと扉を閉めました。
するとすぐにキッチンで大きな音がします。
ぼかん!ガラガラ!
バカ息子が杖に明かりを灯して見ると、なんと、"幸運のおなべ"から1本の真鍮の足がにょっきりと生え、やかましい音を立てながら床でぴょんぴょん跳ねている。近づいてよーく見たらびっくりです、だっておなべの表面がイボだらけなんだもん。
「なんやねん!気味わるっ!」
しかもおなべはバカ息子が行くところどこへでも、ガチャンガチャンと彼を追ってついてくる。バカ息子はそのおなべを元通りにしようとしましたが、だめ。消そうとしても、だめ。せめて家から放り出そうとしても、だめ。どの魔法も効きませーん。あきらめて寝ようにも、おなべはベッドの脇まで追ってきて跳ね続けるわけです。ガチャンガチャンガチャン。
眠れないまま朝がきて、また誰かがトントントンと扉を叩きました。
「うちの老いたロバがいなくなってしもうた。あの子がおらんと荷物を市場に運べんのです。そしたら今夜の飯が食えんのです。どうかたすけてもらえんじゃろうか。」とおじーちゃんが言います。
「腹へっとるんはわしじゃ、ぼけぇ!」
バカ息子はバタンと扉を閉めました。
ガチャンガチャンガチャン。足元で跳ねているイボだらけのおなべの底から、ロバの鳴き声と、人が空腹を訴えるうめき声も聞こえてきました。
ガチャンガチャン。ヒーホー、ヒーホー。ぐーぐー腹減ったー。1日中おなべに追われてぐったりのバカ息子。
夜になるとまた誰かがトントントンと扉を叩きました。今度は号泣する若いママさん。
「私のあかちゃんが病気なんです。死にそうなんです。お願いですからたすけてください。あなたのおとうさんが、困ったらおいでって・・・」
でも、バカ息子はバタンと扉を閉めてしまいました。
跳ねるおなべが、みるみる塩水でいっぱいになります。そしてその涙を、跳ねるたびに家中に撒き散らしながら、ガチャンガチャン、ヒーホー、ヒーホー、ぐーぐー腹減ったー。

もう訪ねてくる村人はいませんでした。
バカ息子は耐えていますよ(笑)。
ガチャンガチャン、ヒーホー、ヒーホー、ぐーぐー腹減ったー、ゴホゴホ、おぇー、おぎゃーおぎゃー。そしてやがて、涙のほかに、腐ったチーズと腐ったミルクとおなかをすかせたナメクジも撒き散らすようになりました。"幸運のおなべ"は村人たちの病気を知らせてくれてるんすね。
ある夜、疲れきったバカ息子は、ついにこう言いました。
「もうええわ!やればええんやろ!」
そして村へ歩いていきます。ガチャンガチャン、ヒーホー、ヒーホー、ぐーぐー腹減ったー、ゴホゴホ、おぇー、おぎゃーおぎゃー。おなべのお供を連れて。「治しに来たでー!おとんのなべもあるー!治しに来たでー!」大きな声でこう叫びながら村に入って行きました。
バカ息子は、あっちの家にもこっちの家にも魔法をぶん投げながら通りを歩いて行きます。
ある家では眠っている少女のイボが消え、べつの家には遠いところにいたロバが戻り、またべつの家ではあかちゃんの病気が治りました。
バカ息子はできるかぎりのことをして、やがておなべは、泣くのをやめ、咳もとまって、ピカピカのキレイなおなべに戻りました。
「これでええわ。な?」
バカ息子がおなべに話しかけるころには白々と夜が明けはじめました。

おなべは"げっぷ"をしてスリッパを中からポンと放り出し、真鍮の1本足に履かせてもらいました。ふたりで家に帰ります。もう、ガチャンガチャンという足音はしません。
バカ息子は、かつておとんがそうしたように、村人をたすけるようになりました。でないとまた、"幸運のおなべ"がスリッパを脱ぐかもしれません。

心ゆくまでさるお、もんち!

2008年12月14日

La Liga 08-09 15節 カンプノウ・クラシコ with バカンタレホ

さるおです。
今日もFW登録のプジョルです。バカンタレホが出てきたのでまた大暴れかと心配しましたよ。
ビクトリーな男バルデスマルケスアビダルだにべす(早口言葉)。ヤヤちん、グッディとシャビ、ティティとレオとエトーです。
白組は、最近ものすごいかわいそうでしたが今日は神がかったイケル君、一休さんみたいなひと、メッツェルダー、セルヒオ・ラモス、大好きなサルガドさん、グティとガゴちゃん、スナイデル、ドレンテ、イグアインとラウール。

笛と同時にグティがレオに、足ひっかけてやれと。つまり、ファンデ・ラモス的クラシコの戦い方というのは、とにかくひたすらレオの左足を狙っていこうぜと、そーゆーことなわけです(涙)。
何十回削られたことか。何度ピッチに倒れたことか。んまー、レオの芝居も上達したな(爆)と、そんな感じもしつつ、そんな何十回も繰り返してたら怪我しちゃう。やっぱ危ないっす。いつもはてれびに向かって笛吹くなとか怒鳴ってるわけですが、いいからとっとと笛を吹きやがれバカンタレホ(笑)。
それにね、白組さんたちはリーガ覇者っす。スペインの王者っすよ。あの戦い方じゃ選手がかわいそうになりました。
ドン引きマドリー。エリア内はいつお邪魔しても半数以上の白ユニがうろうろしてまして、スペースが見つかりません。混みすぎっす。なんかなー、ずいぶん長いことカテナチオが得意な白組を見続けている気がします(汗)。
でもまぁ、向こうが引きこもってるからバルサは向かって行くわけですが、レオはセルヒオ・ラモスにつきまとわれ、シャビはガゴちゃんに貼り付かれ、エトーはカンナバーロにモテモテで、自由がきかん。リーガ始まってすぐはバルサの攻撃パターンが中央突破に偏りすぎで心配で、そのうちに右がド迫力になってきて、今回も右寄りでしたが、なにしろ自由にならんでした。エリア内はいつお邪魔しても5、6人とか7人とか白い人がおるわけで、グッディもティティもふんばりましたが、撃ちまくってるのに点が入る感じがしない。"行けるかも"と思ったのは7分のレオとティティで、4人相手に攻め上がったとき。あとは18分のアビダルがイケル君と1対1になったときとか。
バルサがだめだったんじゃない。FW登録のプジョルがガンガン中央突破してオフサイドになりまくる(笑)くらいにバルサは攻めまくりました。ヤヤちんもひとりで持ち込んで狙ってみたり。ラファもだにべすもボール奪いまくった。

動いたのはペップです。攻め続けてなお0-0の後半18分。グッディとブスケッちぃ交代。これで見事に流れを変えた!
このころになるとほら、雨も降ってるし、だんだん疲れてくるわけっすよね。去年だったら先に疲れるのはうちなんす(爆)。でも今は違う。ブスケッちぃが作るゲームの流れで、もうひとふんばりの効くバルサになった。コンパクトに、正確なパスを回して、攻撃から守備へ、守備から攻撃へ、チーム全体が90分間躍動し続けるバルサになった。レオもティティもまだ狙える。シャビも、だにべすも、ヤヤちんもエトーもまだ走れる。FW登録のプジョルも、まだ空高く飛べる〜!
そして若き救世主ブスケッちぃが、ついにどーんとエリアに突進!止めようとしたサルガドさんが抱きつきすぎで黄札。ふんがー。24分のPKです、蹴るのはサム。これは決まると思いました、だって、ピチーチ獲ることになってるから。ところが、最近かわいそうで見ていられないカシージャスさんたら、こーゆー命がけんときは神懸かる(笑)。レオが押し込もうとしても、なお神懸かる(笑)。
38分、シャビのCKにあわせて誰よりも高く、誰よりも強く競り勝って、5mくらいは飛んだと思う(心の目で)プジョルが頭!そこに触ってコースを変えるサム!来たぁーっ!1-0、ひゃっほーい!小さなぼやんちゃんに頭を撫でてもらうのっぽのサム、あんたが大将!
サムがフレブと交代してロスタイム。すぐにシャビとケイタも交代。そして右サイドを風のように駆け上がるティティからゴールめがけて突進するレオでぼっかーんとシュート!イケル君は出てきてしまいました。焦る一休さんがイノシシのように走ってきて、ポストに激突したあげくにOGかな、というようなかわいそうなことになり、えっと、とにかくレオの2点目っす。しかもバセリーナ。むっはー。ループで決まるのって好きです。

このクラシコは感動しました。とてもね、ほんとにとても。
よいクラシコでした。
白組はすばらしかったっす。戦略がまぁみっともないっすけどそれはファンデ・ラモスのせいなので、とにかくマドリは素晴らしかった。ものすごいガッツを剥き出しにして、王者のプライドなどというものは投げ捨てて、戦い抜いたっす。

みんな笑顔が多かったっすねー。いつもはまぁひたすらライバル心を剥き出しにして、それはファンの手前もあるわけだし、もうちょっとおっかない顔して試合するわけです。ほんとはみんな友達なのに。
でも今のバルサマドリは違います。みんなとっても楽しそう。足がつったドレンテさんをだにべすが介抱してあげたりとか。試合終了の笛が鳴り終わらないうちに、うちのブスケがもうイケル君とユニ交換をしているという、プレーでやったことないくらいの速攻だなとか。
あらためて、しみじみと、スペインってユーロ勝ったからなんだよなぁと、号泣したりしたのでした。

ということで、ざまーみろ。(態度豹変)

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:48| Comment(2) | TrackBack(11) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月13日

08-09欧州CL グループステージ 4~6節

さるおです。
4節くらいからは、"そのゲーム"でどっちが勝つかっちゅーこともさることながら、グループ内でのポイント差が気になり始めるのでドキドキっすね。
いやー、すごかった。A組もだけど、特にB組。ものすごい混戦でしたよ。
最後の6節でいちばんオイシイ試合はパナシナイコスアノルソシスだったと思うんですが、何なんだあの実況と解説は、と少々腹が立ちましたが。
5節はとにかくひたすらモウ対テン・カテだったわけで、上がって来い、テン・カテ、もっと上でぶつかろう、欧州のこの舞台で、楽しい真剣勝負を一緒にやろう、と祈るような気持ちでおりましたが、なんだかんだと無敵になってきてリーグ終わってみたらインテルをはるか後方に置き去りにして1位通過っちゅーことで、んも〜、負けそうだ、おっかない(笑)。調子上げてくるチームというのは強いっすよね。テン・カテ、あんたが大将!100周年おめでとうございますと思いましたね。

クルージュさん、アノルソシスさん、オールボーさん、ボリソフさん、そしてCL王者のマンUをスーパーカップで破ってしまったので(爆)正真正銘のヨーロッパ覇者はじつはこっち、という感じでめっぽう強くてかっこいいはずなのに、なぜかゴールだけはぜんぜん決まらなかった不思議王者のゼニトさん、ありがとうございました、とも思います。楽しかったからな。最終節のマルセイユさんやセルティックさんも、ありがとうございます。シャフタールさんもすごかった。

で、4~6節っちゅーと全部で24試合もあるんすよね。いや、1節からだとその倍で48試合。その中で、どうにもこうにも忘れられないシュートがあります。それどころか、今年という括りでも、いや、10年という括り、フットボールという括りでも、目に焼きついて離れないすごすぎるシュートっす。
4節のアノルソシス・ファグマスタとインテルの試合っす。3-3だったやつ。13分のズラのおにーさんですよ。すっさまじいFK。得点するのはバロテッリさんですが。人間が人間の足で、あんなボールが蹴れるのかと。びっくらこけるのを通り越してショックでした。なんだあのボールは、あんなのは初めてだ。一生忘れられないと思います。そんくらいに衝撃的でしたね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:33| Comment(1) | TrackBack(0) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

La Liga 08-09 14節 バルサバレンシア

さるおです。
ティティがハットトリックっす。ふんがー。涙出ました。カンプ・ノウを揺さぶるアンリ・コールを聞いていたら、号泣しましたね。
バルサ完璧!衝撃のだにべす音頭も披露したし(笑)。
最近はグッディがどんどん出してもらってて嬉しいし、シャビがもう貫録じゅうぶんっちゅーか、ね、何があってもぜんぜん平気な顔してるわけですよ。カンテラーノも頼りんなるし、まるちんもいい。んもー、言うことなしっすね。あえて言えばフレブのゴールが観たいけど。
なによりも今のバルサは、とてもまじめにサッカーやってるのが強さの最大の要因で、観ていて気持ちいいっす。
ぶっちぎり首位のバルサの下におらが村がつけてるのも嬉しいわけです。ヘタフェ戦はやばかった。でもすごかった!調子落とさずにふんばってけよ。すっかり"小さな強豪"になったしな、と思います。"夢は残留"なんて言っていたとは思えん。なんかリーガって、新しい時代が来ちゃったかな的に。ここしばらくは"上位チーム同士の潰し合い"のはずが、ひたすらヘタフェさんが上位チームを潰しまくると、そんな雰囲気っすね。
バレンシアはちょっと調子悪くなってきたな。連携がいまいちだし、ビジャも思いきりがよくない。強すぎるバレンシアが観たいので、心配っすねー。

で、もうクラシコ目前っす。で、マドリーさんのことはいつも観てるわけですが、セビージャ戦はおもしろかったっすねー、スキラッチさんがガゴちゃんの頭をグーで殴ってみたりとか。ラウールさんがふんばりつつも前半ずっこけたと思ったら、後半はおっそろしいくらいの怒濤の攻め。ところが、この試合だけで4失点。リーガ通算でもう24失点てー。バロンドールがどーのこーのと周りが騒ぎ立てたイケル君がなんだかかわいそうです。
でもまぁおっかない時間帯はあったので、この後半のような勢いでカンプ・ノウに来ないでね、と心のどこかで思いつつ、いちおう、来てみろマドリーと、さるおも鼻息荒いわけです。
ところが、首の皮1枚ショーを繰り広げるシュスター曰く、もうカンプ・ノウ・クラシコには負けたらしい。はや。
カンプ・ノウで思い知らせてやるぞと、ベルナベウでも屈辱だぞと、鼻息荒いさるおとしてはこれはちょっとさみしいっす。人手が足りないのに、髪が足りないロッベン欠場、マルセロさんも欠場、苦しいのはわかるけど、そんならコネホを出せやー。ボリソフ戦のコネホはよくやってたじゃないか。
フンちゃんを獲ったとか、アルシャビンも獲ったとか、たとえ満身創痍でも金があるマドリー。元気出してかかってきてください。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:05| Comment(6) | TrackBack(4) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

さるお的 The Tales of Beedle the Bard

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、『The Tales of Beedle the Bard』を"さるお訳"で一緒に旅しましょう。

イントロがあります。"はじめに"というやつっすね。著者は"J K Rowling"です。
とても大事でおもしろいまえがきなのでここからいきましょう。

【はじめに】

『The Tales of Beedle the Bard』は魔法界における『シンデレラ』や『眠れる森の美女』のようなもの。誰でも知ってる物語です。
マグル界の童話と『The Tales of Beedle the Bard』がとても違うところは2つ。
ひとつは魔法です。マグルの童話だと、魔法はたいてい主人公にとってトラブルの元。悪い魔女が出てきてリンゴに毒を入れてみたり、お姫さまを100年も眠らせてみたり、王子さまをビーストにしたり、魔法=呪いっちゅー感じです。『The Tales of Beedle the Bard』だと違う。魔法を使うのは主人公のほうです。そしてその主人公は魔法使いなのに、ぜんぜんスーパーマンじゃなくて、やっぱり試練に出会うわけですね。コドモを持つ親たちは『The Tales of Beedle the Bard』を通して、魔法は癒しであることと同じくらいにキケンであること、そして生きるということは苦しい試練であることを、コドモたちにおしえ語り継いできたわけです。
もうひとつの大きな相違点は、『The Tales of Beedle the Bard』に登場する魔女たちは、マグル童話に出てくる女の子たちと違い、幸せをつかむために"行動する"という点です。Ashaも、Althedaも、Amataも、Babbitty Rabbittyも(この4人は後で登場する魔女さんたちの名前っすね)自らの決断で運命を切り開くんです。けっして、失くした靴を誰かが届けてくれるのをただ待っていたりはしない。唯一の例外は『The Warlock's Hairy Heart』に出てくる乙女(名前はありません)で、彼女はマグル童話的な"お姫さまタイプ"でおっとりしてるわけですが、彼女はハッピーエンディングになってないわけですね。

ビードルさんというのは、ヨークシャー生まれだということと、現存する唯一の木版画からわかる立派なヒゲのおっちゃんだということ以外は謎に包まれた、15世紀を生きた人物です。これらの物語がビードルさんの"人となり"を表しているとすれば、このおっさんはマグル好き。調子んのって魔法を使いまくるとか、魔法使い特有の残酷さや無関心さが大嫌いな人なんすね。物語で勝利するヒーローやヒロインたちは皆、すごい魔法が使えるわけじゃなくで、善良さや良識や創意工夫で活躍するわけですよ。
近代を生きた、ビードルさんによく似た人物がいます。アルバス・ダンブルドアさんです。しかも驚くべきことに、ホグワーツのアーカイブに遺された、遺書を含む多くの遺品の中から、『The Tales of Beedle the Bard』に関するノートが見つかりましたよー。楽しみのために書き記したものなのか出版を視野に入れていたか、そのへんのことはもうわからないっすけど、ありがたいことに現ホグワーツ校長であるミネルバ・マクゴナガルさんから、出版にあたりノートを使ってよーし、という許可がもらえました。しかも、5つの物語はすべて、今回新たにハーマイオニー・グレンジャーさんが原書である古代ルーン語から翻訳したものです。ダンブルドアさんもよろこんでいるはず。大切なことをおしえてくれる『The Tales of Beedle the Bard』が、魔法使いもマグルも、この本を読むすべての人の役に立つはずだもん。ダンブルドアを知っている人ならわかる、CHLG(*)の役に立つならダンブルドアはよろこんで尽力しただろうって。
ダンブルドアさんがノートを書き終えたのは、死の18ヶ月前のこと。彼に死をもたらした、あの魔法界の戦争による悲劇を知っているあなたなら気づくでしょう。ダンブルドアは最後(5つ目)の物語について、ほんとはもっと知っていたはずだと。ダンブルドアは真実についてこう言いました。昔のある日、とても有名なお気に入りの生徒に。

It is a beautiful and terrible thing, and should therefore be treated with great caution.
(それは美しくて、同時に酷いものだから、充分な注意のもとで扱われるべきだ)

私たちはダンブルドアさんに同意できるでしょーか。でも今なら、ダンブルドアさんを許すことはできる。彼自身の過ちと彼が払った大きすぎる代償の原因となったその衝動から、未来の読者を守ろうとしたのだと、今になってわかりますね。

【はじめに】はここまでです。
* CHLGというのは、JoがBaroness Nicholsonさんと一緒に立ち上げた、救いの手を必要としているコドモたちを支援(食料や教育など)する"Children's High Level Group"のことです。
このあと、同じくJoの名前でこう書いてあります。
「ダンブルドアさんはやっぱり魔法界のよい子向けにノートを書いてたみたいです。だからたまに、マグルのよい子にもわかりやすいように注釈をつけます」

もくじはこうです。

1. The Wizard and the Hopping Pot(魔法使いと飛び跳ねる鍋)
2. 『The Wizard and the Hopping Pot』についてのダンブルドアさんの解説
3. The Fountain of Fair Fortune(幸運の泉)
4. 『The Fountain of Fair Fortune』についてのダンブルドアさんの解説
5. The Warlock's Hairy Heart(魔術師の毛むくじゃらの心臓)
6. 『The Warlock's Hairy Heart』についてのダンブルドアさんの解説
7. Babbitty Rabbitty and her Cackling Stump(バビティ・ラビティとおしゃべりな切り株)
8. 『Babbitty Rabbitty and her Cackling Stump』についてのダンブルドアさんの解説
9. The Tale of the Three Brothers(だんご三兄弟の物語)
10. 『The Tale of the Three Brothers』についてのダンブルドアさんの解説

この順番に出かけましょう。

心ゆくまでさるお、もんち!

2008年12月06日

映画『SAW V』解読2

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

【木箱を受け取ったジルはすでに動き始めている】
ずっと愛している。ジョンはジルにそう言い遺しました。ジルは泣いてました。
そして木箱の鍵は、すでにジルの首からぶらさがってた。木箱の中身は、"とても重要"で、"ジルには使い方がわかる"何かです。
その後ジルはエリクソンに「ストラムが尾行してて困るのー」と言いつけに行った。
ははーん。明らかなことが2つあります。
まずは、ジルはこのときが来ることを知っていた、ということ。ずっと鍵は手元にありました。その木箱はジョンが死んだとき自分の元に届けられる、それを知っていた。ジルの表情は、"ついに来たか"なのではないかと思います。やるべきことをやらなければ。それが約束。
次に、ジルは初動として嘘をついた、ということ。ストラムに尾行なんてされてません。彼はホフマンのことで多忙っすからね。エリクソンの意識をストラムに向けさせる、重要な役目です。思い出せば、これまでにもこれとよく似た陽動作戦を何人かの女子がやってます。ローレンスを呼び出したSHOW MEのおねーさんや、リグをひとりにしたトレイシーです。でも、ジルは格が違いますよ(笑)。
さて、これらを推理すると、もうこれしかねぇ、そう思います(今は)。
つまりジルは、追い詰められて選択の余地無く嫌々ながら"ある計画"を実行するのか、それともすべてはあらかじめ夫婦間で決められていたのか。むはは、後者っすよね。
ジョンとジルは、計画通りに動いている。なにしろ"計画好き"のふたりです(笑)。観客はこれまで、騙されていたと思います、ジルの演技に。ギデオン君を失って絶望のふちに立った夫婦は"仲違い"したと思ってた。哀しみと怒りと失意の底で震えていたジョンと、ジョンを置いて前に進もうとするジル。
死を目前にしてジョンは残る命のすべてをあるライフワークに賭け、ジルはジョンの心情を理解してくれないんだと思ってました。財産など元妻にくれてやる。もっと深く、もっと高く、孤高のアーティストはどんどんシゴトにのめり込んで行きます。離婚して、ジルから遠ざかり、もう長いこと接点はありません。ジョンは変わってしまった、もう私とは関係ない、隠していることなどない、ジルはそう言った。
いや、そんなの嘘だよ。わざとだよ。
こう思うんです。ジョンの言う"より大きなもの"を完成させるのはジルの役目、なぜならジョンには時間が無いからです。自分が死んだら、この続きを引き継ぐ、誰よりも信頼し誰よりも愛するジルが。それまでは、一切の繋がりを断たなければなりません。ジルはそれまで自由の身でいなければならない。"より大きなもの"のために、ふたりは離婚し、周囲を欺き、永遠に別れたんだろうと思います。(妄想ですが、泣けてきましたよ)
"より大きなもの"というパズルを完成させる、それはもしかしたら、"ジグソウの称号を継承してゲームをし続ける"ことではなく、ジグソウのゲームを完結させるという意味かもしれないと思います。ジョンがホフマンに「こんなへたくそなゲームでジグソウの名を語るなんてむかつくー」と言っていたのを思い出します。ジョンは、他人がジグソウと呼ばれることを好まない。ジルだけは別格だとしても、この燃える情熱を理解しない第三者が、この壮絶な決意を共有しない第三者が、"ジグソウになる"ことなど許さない。思えばホフマンは、2度の過ちを犯しているわけです。1度目は自分がコピーキャットであったことで、こりゃジョンに怒られました。そしてジョンが死んだ今、追い詰められてストラムをジグソウに仕立て上げてしまった。他人がジグソウと呼ばれるのは嫌だと言ってるのに。
さて、超重要("grave importance")で、ジルには使い方がわかる("I trust you will know what to do with it.")もの・・・。ジルはストラムに尾行されていると嘘をついた。結果的に、ホフマンとふたりがかりで、ホフマンvs.ストラムという舞台を用意したことになります。ストラムは"simply vanish"の文字通り"消え"ました。ではホフマンはどーするのか。
ジョンはホフマンをとっつかまえて対面したときこう言いました。もしホフマンが自分を殺せば、ホフマンが殺人者だということは公になる。それはつまり、ジョンが死んだら、何者かがホフマンの正体を明かす、ということです。するとあの木箱の中身は"ホフマンの正体"に関する何かしらの資料だということになる。たしかに"grave matter"な"Jill will know what to do with it."です。となると、ホフマンのデスクに"I know who you are."のメモを置いたのはジルかもしれません。劇中でホフマンに"I know who you are."とセリフでしゃべった人物は2人いるのだから。ストラムとジョンです。
今回ホフマンがシェルターとして使ったガラス棺桶が『SAW IV』でチラ見したガラス棺桶と同一(設定上)だとすれば、開ける鍵は中にあります。そしてガラス棺桶がホフマン作ではなくジョンの作ったモノならば、無傷で脱出できるとは思えない。となるとホフマンのゲームが『SAW VI』の焦点のひとつになるはずで、胃から見つかったテープの言葉通り、ホフマンだってこのまま立ち去ることはできないわけですね。そのゲームにジルは絡んでくるはず、というよりジルにゲームを託した、だってゲームには"最前列で見るジグソウ"が必要だから。完結させなければならないとしたら、ジルはホフマンを葬りゲームに勝たなくてはなりません。ジョンがホフマンに与えた"匿名性"はあのテープのオープニング(Are you there detective? "ホフマン宛て"ではなく"刑事さん宛て")にも表れていて、ジルがゲームに勝つならば、コピーキャットだったホフマンはある意味本当の名前まで奪われて敗北する。
さて、木箱の中身は、ホフマンを救うモノか、葬るモノか、あるいはジルが生き残るためのツールなのか。少なくとも、ジョンからホフマンへのテープとテレコ、そーゆー小道具が入っていたはずです。
そしてさらに、明確にしなければならないことがあります。果たしてジョンのゲームは終わったかどうかです。ジョンは、ターゲットと考えている人物全員をプレイヤーにできたでしょうか。間に合ったでしょうか。ジョンが最期にホフマンに5人のゲームを託したシーンのやりとりを聞いていると、間に合った、というか、この5人が最後、という印象です。
そしてジルはそのことを知らない、長らく音信不通だからです。ということは、シゴトの進捗状況をジルに伝えなければならないはずです。ならば、木箱の中身はプレイヤーリスト、あるいは仕留めたターゲットの写真。そうじゃないかな。
さて、ジルは恐怖を感じているだろうか。
最後のターゲットは誰か。(ブリットは死んだかな)
考えることはほんと、山ほどあります。

【I Know Who You Are.】
あのメモは誰からだろう。
最後のガチンコ対決でストラムはホフマンにこの言葉を言ってました。それにこれはもちろんホフマンを追い込む心理効果を狙ったものです。ということはストラムが書いた、っちゅーことでいいのかな。

【SAW IIの屋敷によく似てましたが】
ストラムが最後に辿り着いた建物。いわゆる"住宅"のつくりで、木の床には地下につながる跳ね上げ式の扉(トラップドア)がありました。8人でゲームした『SAW II』のおうちとよく似てた。
1作目『SAW』でタップ刑事が言ってましたね。隣の家とは下水で繋がっている。
バスルームは下水処理施設のような建物の地下でした。で、『SAW II』のおうちのトラップドアから地下に降りて通路を進むとあのバスルームに辿り着けたんだよな。
『SAW III』はギデオンビル、『SAW IV』はあちこち歩いて最後にギデオンビル。
そして『SAW V』の5人のゲームの舞台はまた下水。さらにガチンコ対決会場はトラップドアを通ってまたまた地下です。
うーん、地下好きっすね。下水大好き。
このうち、ケーサツに発見されているのはギデオンビルです。エリクソンが救急班を呼んでしまったので5人のゲーム会場もケーサツの手が入るわけです。
一方、バスルームと『SAW II』のおうちは発見されていないはず。ストラムが死んだことはずっと闇に葬られるんだと、おまえはジグソウだと思われっぱなしだと、そうホフマンが言ったということは、ガチンコ対決会場も発見されないのが前提です。
ストラムが辿り着いた場所は、5つも死体が転がってた家が片づきすぎだと思うので(笑)、似てはいたものの『SAW II』のおうちとイコールだとは言えません。でも、繋がってはいる。トラップドアから地下に降りたら血痕のようなものがあったと思うんですが、かわいそうなゴードンせんせやエリックが通った跡かもしれないから。
ひとつ疑問に思うのは、エリックが『SAW II』から『SAW IV』の間に、発見されないバスルームつながりの場所からギデオンビルに移動しているということですが。
それにしてもなんと"廃虚"の多い街でしょう。食肉工場も閉鎖してるし、マネキン工場もウィルソン鉄鋼も閉鎖してた。バスルーム完備だというのにあの古い下水処理施設もうち捨てられている。ゴーストタウン化が進んでいます。そんな街ならケーサツはどの建物もシラミ潰しに調査したらいいのに、よほど街がでかいか、あるいは利権が複雑に絡んだ政治的な事情があるのか。ジョンが元気で人生うまくいってたら、ジョンの会社はステキな街を再開発しただろうに。要はさるおは街全体の地図を手に入れたいわけですね(笑)。

【ポスター】
これはストラムさんでしたねー、当たってましたよ。濡れ衣を着せられちゃった、というヴィジュアルでした。

【やっぱりオカシイ時系列】
こちらに詳しく書いてあるのでご参照ください。
1995年2月  ジョンがセシルを拉致ってゲーム
2004年3月24日  ジョンのカルテ作成(ガン告知)
2004年3月24日以降  ジョンがクルマで崖からダイブ自殺未遂
2004年4月28日  ポールのカミソリワイヤーゲーム
今度はこのへんがオカシイっす(笑)!
ジョンに言ったら怒られると思いますが、セシルのゲームはどー考えたって復讐です。で、回想シーンやその中の「セシルに何をしたのか」というジルのセリフ、ゲームの仕掛けが木製だったりして手作り感バリバリの温もり溢れる感じから、これが1発目だろうというのはあってるはずなんです。で、そこから癌告知まで9年間もあるわけ。その9年も終盤になるとジョンは忙しいんですよ、具合が悪いと思ったら死ぬらしいぞと、だったらもう自殺しちゃえと思ったのにたすかっちゃったと。
ところが、ポールのときにはすでにホフマン助手がいる。
ジョンはホフマンを捕まえたとき"I am the man you call 'Jigsaw'."(私が、あんたらがジグソウと呼んでる男だ)と言っていますが、これは矛盾しています。『SAW』でローレンス・ゴードンが、ポールのカミソリワイヤーを"beginning"(最初)だと言っているからです。でき得る解釈はこれしかありません。事件はすでにたくさん起きていてケーサツは犯人をジグソウと呼んでいる、が、カミソリワイヤー以前のことは公表されていなかったため、ローレンスはカミソリワイヤー以前のことを知らない。
ふふーん、そんなのありかな?
セスを殺したホフマンの力作を、ジョンは気に入らないと言いました。あんなヘボヘボなゲームでジグソウを語るなと、怒ってた。ここでも、カミソリワイヤー以前にゲームを山ほど行っていたということが示唆されています。
となると、ジョンがジグソウになった"理由"についての疑問が生じます。ジョンはエリックに、ダーウィンの進化論まで持ちだして、きっかけは自殺未遂と言っているからです。ビョーキでもう生きられないのに、死のうと思ったら死ねない。ここで"命とは何か"という命題にぶちあたるわけです。その結果、やったるでー!となったはずなんです。でもカミソリワイヤー以前にゲームをやりまくっていたとしたら、ジョンがジグソウになった理由は"ギデオンを失ったから"であり、セシルへの復讐以降ゲームにハマりっぱなし、ということになる。
もっと言ってしまえばすべてのゲームは"救済"の名を借りた"復讐"だということになります。つまりですね、ジョンは人々を救済しようとしていたのにその人々に裏切られた、ということ。たしかにジョンは、街規模で、人々の役に立とうとしていた。そのために、ジルにあんなシゴトを任せてしまった、危険だとわかっていたのに、あんな連中の面倒をみさせた。その結果、愛する人を守ることができなかった。危険だとわかっていたのに。それを、生涯をかけて悔いている。
そうなると、究極の疑問が浮き彫りになってきませんか。
ポールを拉致するときのジョンは元気いっぱい。2ヶ月前に崖からダイブして内蔵が飛び出た人とは思えません。そもそも、ホフマンをとっつかまえたシーン、コピーキャットだってバラされたくなきゃ仲間になれ的な、あのときというのは、時系列で言えばまさに崖からダイブの頃かもしれず、でも元気いっぱいです。そして解剖シーンでジョンの左わき腹に傷跡はなかった。
自殺未遂なんて、嘘じゃないのか。
ジョンは決して正直ではありません。バスルームで自分を死体だと偽り、アマンダに生きている人間の腹を掘らせた。崖から飛んだら内蔵が飛び出た、なんて、嘘かもしれません。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 19:59| Comment(6) | TrackBack(0) | さるお発『SAW V』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月05日

映画『SAW V』解読1

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

感想文で褒めておいてなんですが(爆)、解読なので、気づいたことや辻褄の合わない矛盾点を書くことになります。もちろんそれらは大事なことかもしれないからです。

【タップさん殉職】
さるおが今までの作品中でキーパーソンだと思っていた生死のわからない人たちは、ローレンス・ゴードン、アダム、ディヴィッド・タップの3人です。
ローレンスとアダムについては今まで、役者の都合がつけばローレンス、つかなければアダムを出そう的な匂いがプンプンしてたわけです。で、実際そーだったんだろうと思う。でも脚本を練っていたらまぁ、いなくてもいいや、他の登場人物で足りるし、みたいなことになってきた。いや、"足らせる工夫"をしてきたわけだから(ジルが医者であるという設定とか)それでいいんだけどさ。ま、忘れてよし、そんな感じです。
もちろん、ここで諦めさせといて『SAW VI』にどーん!と出てくるというのはたまらない爽快感だと思うので、これはこれでまだ楽しみにしておこうとは思う。だって、死体も見せてくれないくせにタップだけは死んだよ、だなんて、まるでローレンスとアダムが生きていることを強調しているようにも思えるから。『SAW IV』まででいえば、あいかわらずアジトはどこも壁に盗撮写真を貼りまくってるしな。
でも、今作でここまで物語を簡略化したのは明らかに『SAW VI』のための"お片づけ"なわけで、それを踏まえて、とりあえず、"今は"2人を忘れることにしようと思います。
一方で、タップさん。この人が死んだというのはオカシイっすね。タップが最後に倒れた場所はバスルームへ向かう地下の通路のどこかです。
で、あの場所を訪れたおまわりはエリック・マシューズひとりです。犯人とふたりきりで到着して、1人で建物に入り、結局その後外界に出ることなく帰らぬ人となった。だからあの場所はまだ"知られていない"はずなんです。ミイラやら足やら、ゼップもザビエルも、みなさん放置。ならばタップの遺体も回収されていないはず。"退職後、行方不明"というならわかるけど、なぜ死んだことになったのか。

【ジョンの人脈についての疑問】
前述のタップさんです。
ホフマンが「タップさんが追ってきてるよ、頭のいいデカさんだよ」とおしえてくれる。するとジョンは「タップさんて人、知ってるー」って言うわけですよね。
え?もう知ってるんですか。
いくら何でもお見通しだからといって、それは頭のいいジョンがいつも準備周到だからです。ホフマンがいなくてもジョンはケーサツに詳しい、ということは、ホフマン以外に何かしらの情報源を持っているということです。
ラマンナさんだといいなぁ。でも今回はラマンナ隊員に活躍の場はなく、一躍目立ってきたフィスクさんでもいいや。すべての事件に地味〜に絡んでいそうだし。

【ベッドの血痕】
ストラムさんが黄昏ていた、病室のベッドの血痕。あれは誰の病室で、いったい誰の血なのか。
ストラムさんの喉のガーゼは真っ白でキレイでした。ということは、他の誰かの血かな。
となるとあれはペレズさんの可能性が高い。彼女の病室の彼女のベッドに、あの血痕。果たして彼女は本当に『SAW IV』での怪我で死んだのでしょーか。
大怪我をして運び込まれたペレズさんがまず連れて行かれるのは手術室です。そして、手術室から出てくるときには"処置が終わっている"状態です。ダラダラ血を流しながら病室に移されちゃうなんてあり得ない。だからあの病室に運ばれたときペレズさんの血は止まっていたはずなんですね。ということは、もしかしてペレズさんは、横になっていて喉を掻き切られたんじゃないか。ジョンみたいに。
そうだとしたら、ジョンを見ればわかるように、喉を切られたらけっこうすぐ死んじゃう。いったい誰が切ったのか。
ストラムはペレズさんの"最期の言葉"を聞いていて、それは「ホフマン刑事」だったと言っている。
切ったらすぐに死んじゃうということは、犯人はペレズをさっくり切ってとっとと出て行った。するとあっという間にストラムが来たので、ホフマンの名を告げた。そーなんでしょーか。ペレズが他の誰か(看護婦さんとか)に重要な"最期の言葉"を遺すとは思えないし、ストラムにしたって"また聞き"したとは思えない。となると時間的にこれはものすごい綱渡りになっちゃいますが。

【5人のつながり】
みんなそろって勝つことができたのに、やっぱり自己チューな5人。いつもと逆のことをしなさいよ(自分だけ勝てばいいと思わないで協力し合いなさいよ)、と言われてもできないわがまま5人組。
不動産開発業の会社で副社長さんをしているブリット、無職でヤク中だけどパパさんがお金持ちの放火魔マリック、建設業者に建築許可を出すのがシゴトの都市開発課勤務のルーバ、ヘラルド新聞の記者チャールズ、消防署の防火検査員で爆弾のエキスパートのアシュリー。
この5人の繋がりは"火"です。

Brit : The fire. It's what connects us. The fire inspector who worked the bogus accident report. The city planner who pushed through the residential permits. The journalist that buried the investigative story. The rich kid junkie who was the patsy. And the real-estate developer who set it all in motion. We killed eight people. And stole the property and nobody cared.
火事よ。私たちは火事でつながってる。嘘の事故報告をした防火検査員、許可を出した都市計画課の担当者、記事を葬ったジャーナリスト、ノーと言えない金持ちのガキ、それらすべてを仕組んだ不動産開発業者。私たちは8人を殺した。すべてを奪った。誰が気にかけるってゆーの。
Mallick : Nobody cared? Eight people and their families cared! The Feds cared! Look at my fucking arm! I CARED! I CARED!
誰が気にかける?8人の遺族は気にかけてるさ!連邦捜査官は気にかけたさ!この腕を見ろ。オレは気にかけてる!気にかけてるさ!
Brit : But you didn't face justice. None of us did.
それでも放火したんでしょ。私たちの誰も、止めようとはしなかったのよ。
Mallick : W-why did they all do it? Why? What was it, for money? This was your plan?! There was eight people still living in that building! You had to know that! Did you know that?! You're a monster!
なんで誰も止めなかった?カネのためか?全部あんた(ブリット)が仕組んだのか?あの建物には8人いた。そんなこと、知ってなきゃ変だろ!知ってたのか!あんたはモンスターだ!
Brit : So are you.
あなた(マリック)も同じよ。

あるとき、売買をめぐってもめていたビルが燃え、建物の中にいた8人が焼死。これは事故ではなかったわけです。本当は人がいるのを知っていたのに火をつけて殺してしまえーと企んだのはブリットで、ドラッグ・ディーラーを仲介してマリックに放火させた。これで建物が燃えちゃえばルーバから建築許可が出るわけです。人がいることを知らずにマリックが火をつけたとき、すでにビルの爆破は準備されていたと思われ、8人は焼死というより爆死だったんだろう。その後アシュリーは自分が関わったことを嘘の報告書で揉み消しているわけですね。これが計画された殺人だと気づいた記者チャールズは、犯行に関わった4人を調査してスクープにしようとした。ところがマリックのリッチなパパに揉み消され、ついに事件は公にならなかった。
そういうことっすよね。
やっぱり"街"規模のでっかい話になってきたー。底辺で押し潰されそうな人々、その人々を食い物にしてきた"恵まれている"5人、その間で救済を信じるジョン。この対比にも重要な意味合いがあるんですね。
さて、この建物はなんだろう、誰が死んだんだろう。ギデオン食肉工場と関係あるかな、低所得者40世帯が入居する予定だったビルとの関連性はあるのかな。この5人はもともと、ジョンの味方だったのか、それとも敵だったのか。立ち退きに反対して残っていたある特定の人物を狙った暗殺に近いものだったかもしれない。考えることはたくさんあります。そしてこの"火"は、壮大なパズルの多くの面積を占めるはずです。が、それは追い追い考えることにして、まずは『SAW V』に集中しなければー。
ブリットは怪しさ満点でしたね。首輪が外れたとたんに鍵を集めてまわり、アシュリーの首チョンパに動揺もせず、次の部屋では残りの3人なんておかまいなしにいち早く鍵を拾い上げて避難、3つ目の部屋ではすでに答えを知っているかのような冷静さで、自分に向かって来たわけでもないのにとっととルーバを殺してしまう。マリックがルーバの手を持って電極をセットしようとすると、触ってるとあぶないよ、なんておしえてあげるわけですよ。(ちなみにこのバスタブ電流ゲームというのは、バスタブに5人で入って5人ともそれぞれ1つずつケーブルクリップをつければ電流が1/5になって死なないですむ(並列)ということです)
"マリックはまだ必要"だと知っているみたいです。それに、No it's not Jigsaw, he's dead. Haven't you watched TV lately?(テレビ観ぃひんの?ジグソウ死んどるよ。うちらのゲームはジグソウやないで)とか言ったかと思うと、Make sure we follow the rules.(これはルールを守らせるためなんや)などとじつに見事な進行役を務めるわけです。しまいにはマリックと2人残ったところでタイミングを見計らったかのような"あの建物には8人の人がいた"と衝撃告白、そして、最後は鉤爪を握りしめて部屋から這い出てくるわけですよ。
怪しすぎ。何かあるなー。
あの鉤爪。後ろで倒れているマリック。出血が原因かもしれないけど、でも、衝撃告白のあと"始末したほうがいい"と判断したのではないか。生き残るのは自分1人のほうが都合がいい。
そうなると疑問もあります。そんなに悪いヤツなら最後はマリックの血だけ使ったっていいのに、自分もちゃんと血を流しました。うーん、そんなに律義なはずないから、ブリットの傷は案外浅いんでしょーかね。
エリクソンがブリットを見つけたとき、彼女はこう言うんですよね。We won. We won. We worked together.(わたしら勝ったで。みんなで協力し合って、わたしら勝ったでー)
嘘だ。I won. じゃねーか。
うーん、この人は何かオカシイっす。
ホフマンは必ずしもゲームを最前列で見ません。ストラムの頭に水槽ゲームのときだってコーベット救出にかかりきりで、水槽ゲームの現場近くにはいなかった。でも5人のゲームはジョンが模型まで作って準備し、"実行のみ"をホフマンに頼んだわけで、つまりはジョンのゲームです。もしもブリットがシロならば、このゲームには"最前列でみている人物"が不在になってしまう気もします、ホフマンのモニターじゃ遠すぎるから。

【どーでもいいことですが】
今回登場したエリクソン捜査官。ストラムやペレズの上役のおじさん。
ホフマンがクルマの中で名前をメモするシーンがありました。で、思いましたよ、もっと時間があれば(シリーズが続くなら)、この人には大活躍してもらいたいと。なぜなら、Dan Ericksonだからです。エリクソンは"エリックの息子"。思わず笑ってしまいました。しかもファーストネームがダニエルと来た。素晴らしすぎ。
名前がかぶるというのはシリーズのあちこちにあります。ドリル男のジェフに3作目のジェフ、アリソン・ゴードンにアリソン・ケリー、アマンダ・ヤングとティモシー・ヤング、丸焦げになったマークにマーク・ホフマン(もちろん亡くなったグレッグ・ホフマンさんも)、ダニエル・マシューズにダニエル・リッグ、アダムとセシル・アダムズも。作り手が思いっきり遊んでますねー。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:30| Comment(15) | TrackBack(0) | さるお発『SAW V』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

The Tales of Beedle the Bard Tour へようこそ

さるおです。
待っていた本が届いたYO!
魔法界の童話集"The Tales of Beedle the Bard"です。ふんがー。

beedleharryahistory.jpg

右のはついでに手が出てしまった"Harry, A History: The True Story of a Boy Wizard, His Fans, and Life Inside the Harry Potter Phenomenon"です。

beedle.jpg

むっはっはー。楽しみっす。
BBツアーは3日後にはじまります。待ち合わせはこのブログ。また一緒に歩いてくださるよい子のみなさん、どうぞよろしくお願いします。

心ゆくまでさるお、もんち!

2008年12月03日

映画観賞感想文『SAW 5』

さるおです。
『SAW V/ソウ5』を観たよ。まずはネタばれしません。

まず結論から。
さるおはけっこうおもしろかったんです。
『SAW V』にトリックやどんでん返しを期待して観たとしたら、それはそれはつまらないだろうと思います。そーゆーの、なーんも無いから。
でも、SAWという世界を知ろう、ジョンという人間を知ろう、ジョンの周囲で何が起きているのか、何を起こそうとしているのか、それを知ろうとするなら、『SAW V』はとてもおもしろい。だからさるおは満足っすね。

見終わって最初に思ったことは、男ばっかりだ、女子がいねーぞ、ということです(笑)。ものすごーく"男くさい男の映画"になってましたよ。ジャンルはずばり"刑事モノ"っす。ドラマ性が強い。
そして次に思ったことは、整理整頓したな、ということ。今までの作品中でキーパーソンだと思っていた生死のわからない人たち、さるお的には3人なんですが、その中の1人はもう強引に死んでたし(これには矛盾があるんだけど)、あとの2人もまぁ"忘れてよし"と言われた気がする(笑)。

そして、6作目では"より大きなものの一部"である5人の過去が具体的に示されパズルの全貌が明らかになるわけで、そこにぐーんと近づいたわけです。たしかにそれは、1作目『SAW』を観て唸っていた頃には思いもよらなかった"大きさ"であることに違いない。2作目3作目あたりでさるおはアマンダを思って涙を流していたわけですが、んなこたぁ小さい小さい。"人の心理を深く理解すれば偶然の入り込む余地などない"という天才ジョンのプランはでかくて深くて、6作目では今まで以上に泣いてしまうだろうと、もうすでに思っています。そう思えた、ということは、やっぱりさるおには『SAW V』はおもしろかったわけですねー。
なによりコーフンしている理由は、ついに真打ち登場だからですよ。そう、じつは、そーゆーことだったんだろうと思います。いや、この作品はネタバレなしであれこれ書くことができません。次の記事からはネタばれます。
ふんがー。

トラップとその描写については、けっこう思いきりのよさを感じました。
そうだよな、もうその方向に切るしかないよな、とか(笑)。
最後はひじょーにおもしろかったっす。今までは"物語のどんでん返し"が楽しかったわけですが、今回はトラップそのものがもう、アレですから。でも、なぜかニヤニヤしてしまいましたよ、そこに収納されて、ぐわぁーっ!ものすごい最前列で見てるーっ!と思ってコーフン。文字通り、"消え"たしなぁ。いやぁ、素晴らしい。
ふんがー。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:39| Comment(11) | TrackBack(1) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月02日

La Liga 08-09 11節と12節もやって13節はなんかしらんけど古巣対決記念クイ〜ズ ”だにべすを探せ!"

さるおです。
レクレアティボバルサも、バルサヘタフェも、セビージャバルサも、ぜんぶ観てます。
で、やっぱりヘタフェさんは苦手っす、バルサもですが、さるおも。なんかあそこは気に入らねぇ。

セビージャ戦はおもしろかったっすねー。
数年前まではそんなに好きでもなかったセビージャさんなのに、今はなんだか観ていると感動して泣きそうになったりします。ま、だにべすさんに惚れてるわけでもありますが。
そしてだにべす以上に、どうしても決めたいケイタさんが印象的(笑)。
今節からFW登録になったプジョルは(嘘)、どすんどすんと上がりまくってました。
人を押しのけ重たいドリブルで中央突破するプジョルは意外と誰にも止められることなくゴール前まで行ってしまうという魔法。
あるいは誰よりも最前線にいて、というかゴールの真ん前にいて、誰にもまったくマークされていないという奇跡。
何度も何度も最前線で、本人は決める気まんまんで片手を上げボールを呼んでいるのに味方もまるで頼りにしていなかったという悲劇。
もしあれがレオで、ひとりで空回りしていたら、「どーしたんでしょーねー」なんて実況のひとつも入りそうなものを、実況も解説も見ていないという空気感。
それがプジョル。それでこそプジョル。頼れるキャプテン、炎の三十路。ほんと、セビージャ戦はおもしろかったっすねー。

ということで、だにべすはどれ?

だにべす.jpg ストライプ.jpg ファービー.jpg

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:23| Comment(2) | TrackBack(0) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。