2009年01月26日

さるお的BBツアー The Fountain of Fair Fortune

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、『The Tales of Beedle the Bard』を"さるお訳"で一緒に旅しましょう。

The Fountain of Fair Fortune(幸運の泉)

強力な魔力で封印され高い塀にかこまれたその広大な庭園には丘があり、丘を登るとそこには幸運の泉があるといいます。その水を浴した者には幸運がおとずれるのです。
1年に1度、日の出から日の入りまでが最も長い夏至の日、不幸な者がただひとりだけ、その泉に辿り着くチャンスを与えられるのです。

その日の夜明け前、王国のあちこちから数えきれないほどの人々が丘をめざしはるばる旅してきました。老若男女、富める者も貧しい者も、選ばれる1人が自分であることを期待して、暗がりの中に寄り集まって夜明けを待ちながら立っていました。
群衆の中には3人の魔女もいました。
1人目のアーシャ(Asha)は、どのヒーラーにも治すことのできない病にかかっていました。アーシャは思っていました、泉の水が病を追い払ってくれるかもしれない。
2人目のアルチダ(Altheda)は、杖とすべての財産を盗まれてしまいました。アルチダは思っていました、泉の水が無力と欠乏から解放してくれるかもしれない。
3人目のアマタ(Amata)は、恋人に捨てられもう立ち直ることはできないと思っていました。アマタは思っていました、泉の水が心の傷を癒してくれるかもしれない。
3人の魔女は互いの不幸に心を痛めました。私たちはともにあの塀の中に入りましょう、ともに泉をめざしましょう。
地平線から、太陽の最初の輝きが差し込み、塀に裂け目が開きました。群衆は泉の祝福を求めてその裂け目に押しかけました。
這う者がくねくねと群衆をすり抜け、1人目の魔女アーシャに巻き付きました。アーシャは2人目の魔女アルチダの手をとりました。アルチダは3人目の魔女アマタの手をとりました。アマタは、痩せこけた馬に乗りみじめな顔をした騎士の鎧にひっかかってしまいました。
這う者が3人の魔女を塀の裂け目から中にひっぱると、騎士は馬から引きずり下ろされ一緒に中に入りました。
塀の外から人々の叫びが聞こえ、塀の裂け目が閉じるとあたりは静まり返りました。
「ひとりしか水浴びできんのにまぁ、よけいなん連れてきてー。何やっとるの、あんたはー!」
アーシャとアルチダはアマタを怒りました。
ラクレス卿(ミスター不運)は自分と一緒にいる3人が魔女だと気づきました。塀の外なら騎士で通るけれど、今は魔法の使い手が相手です。泉を奪いあったところで、どー考えても分が悪い。やめとこう。「ぼくかえる」
ところが今度はアマタが怒りはじめましたよ。
「弱虫やわぁ、あにさんは!それでもお侍か!さぁ刀を抜いて、手伝うてよねっ!」

3人の魔女と騎士は幸運の泉めざして歩き出しました。
その庭園は見たこともないような薬草や果物であふれていました。4人は日に照らされた小道を進み、丘のふもとまでやってきました。
すると、巨大で真っ白で、まるまる太って盲目のイモ虫が、丘の周囲に巻きついていました。4人が近づくとイモ虫は頭をもたげてこちらを向き、こう言いました。
「その痛みを証明せよ」
ラクレス卿は剣を振りおろし、アルチダは石を投げ、アーシャとアマタは知っているすべての呪文を使ってイモ虫をやっつけようとしましたが、びくともしません。太陽はもうすっかり高くのぼり、アーシャが泣き出しました。
イモ虫は、頬を伝って流れるアーシャの涙を飲みました。イモ虫は渇きが癒され、大地にあいた穴の中に消えて行きました。
3人の魔女と騎士は丘を登りはじめました。お昼には泉に辿り着けるかもしれません。
半分ほど登ると、足元の地面に言葉が現れました。
「労働の成果を捧げよ」
ラクレス卿は、たった1枚しかない全財産のコインを地面に置きましたが、それは転がり見えなくなってしまいました。
4人は丘を登り続けました。ところが、歩いても歩いても丘の頂上は近づきません。見ると足元の地面にはまたあの言葉が。
太陽が頭上をこえ西に傾きはじめると、もうだめかもと思えてきます。それでもアルチダは歩きました。他の誰よりも、もっと速く、もっとがんばって歩き続けました。丘の頂上はぜんぜん近づいて来ないけれど。
「ふんばりなはれ!」
アルチダの汗が地面に落ちました。すると地面に刻まれた言葉は消え去り、ついに丘の頂上に近づいてきました。
4人はよろこんで進みました。花々や木々の木かげに、水晶のように輝く幸運の泉が見えます。
するとそこには泉を囲むように小川がありました。澄んだ水の底の石には言葉がありました。
「過去の宝を捧げよ」
ラクレス卿は、楯を踏んで川を渡ろうとしましたが、楯は沈んでしまいました。魔女たちは騎士を川から引き上げると、川を飛び越えようとしましたが、渡ることはできませんでした。太陽は地平線に近づいています。
4人はかがみこみ、水の底の言葉の意味を考えました。するとアマタが最初にそれを理解しました。アマタは杖を出すと、去ってしまった恋人との幸せな思い出を取り出し、水に落としました。川は記憶を流しました。すると飛び石が現れ、3人の魔女と騎士はついに川を渡ることができました。

それまでの道にあったものより一層めずらしく美しい薬草や花々に囲まれ、幸運の泉はキラキラと輝いていました。空は赤く灼けていました。いったい誰が泉に入るのか決めるときがきたのです。
ところがかわいそうな病気のアーシャは今にも死にそうに倒れてしまいました。3人の友人はアーシャを泉の近くまで運ぼうとしましたが、アーシャは苦痛のあまり、触らないでほしいと言いました。アルチダは、効きそうだと思えるあらゆる薬草を摘み、水の入ったラクレス卿の水筒に入れて混ぜるとアーシャの口に垂らしました。
するとすぐにアーシャは立ち上がりました。それどころか、今までアーシャを苦しめていた痛みがすっかり消えてしまったのです。
「治ったでー!わたしもう、泉なんか必要あらへんわ。アルチダねーさんに譲ったるわぁ!」
ところがアルチダはエプロンによりたくさんの薬草を集めるのに忙しく、こう言いました。
「その病気が治せたんや。もう心配いらん、これで商売したる。アマタねーさんに泉は譲るわぁ!」
ラクレス卿はアマタにどうぞと道を譲りましたが、アマタは首を振りました。川の流れがアマタの哀しい気持ちをすべて消し去ってしまったからです。アマタには、ラクレス卿こそかわいそうに見えました。
「あにさん、風呂入りー。お世話んなったんやしな、せめてものお礼やー」
そこでラクレス卿は、あの数えきれない群衆の中から自分が選ばれたということに驚きながら、前へ進み出ると泉の水を浴びました。太陽は今まさに地平線に沈もうとしていました。
日が沈むと、ひとっ風呂浴びたラクレス卿は栄光に満ちていました。そして、それまで出会った誰よりも心優しく美しいアマタの手をとりました。アマタも、その騎士が自分にふさわしい人だと気づきました。

3人の魔女と騎士は、肩を組み仲良く丘を下りました。4人とも、長く幸せな一生をおくりました。そして4人のうちの誰もが、あの泉の水には魔力などはじめからなかったのだということに、気づきもしないのです。

心ゆくまでさるお、もんち!

2009年01月24日

ふんがー

さるおです。
ものすごい久々に、このブログ"さるおの日刊ヨタばなし★スターメンバー"の検索ワードによるアクセス解析というのをしてみてびっくりしましたよ。

ふんがー.tiff

ふんがーで検索する人、出たぁーっ!
す、すごい。
しかも7位の検索ワード。
ついにさるおもここまで来たなと。
感動です。ふんがーと思いました。

よーし、6位にするぞー!と思ってさるおもふんがーで検索してみましたよ。

もしかしてフンガー.tiff

もしかして、フンガー。
なにか、そこはかとない切なさ。
フンガーで検索しても、もしかしてふんがー、とは言われないあたりがよんどころない切なさ。
しかも"さるおの日刊ヨタばなし★スターメンバー"はいっこうに見当たらず(汗)。とてもわかりやすく切なさ全開っす。
とりあえず、ふんがーの顔文字なるものがわかってよかったです。そしてとてもたくさんの人がふんがーということで、ほんと、コーフンすることが世の中にはたくさんあるということはすばらしいと思いました。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:29| Comment(6) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月23日

さるお的BBツアー 『The Wizard and the Hopping Pot』DDノート

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、『The Tales of Beedle the Bard』を"さるお訳"で一緒に旅しましょう。

『The Wizard and the Hopping Pot』についてのダンブルドアさんの解説

この物語は、父から息子への教訓の物語です。地元の非魔法族の痛みを知ることを通して、息子はマグルの隣人のために自分の能力を使う人間へと成長するのです。

さて、15世紀初頭のヨーロッパ。魔女狩りが勢いを増していた暗黒の時代です。隣のマグルが飼っているブタの病気を魔法で治してやろうだなんて、自分を火炙りにするための薪を自ら集めるようなもんです。魔法界の存在を隠すという国際魔法機密保持法(1689年)が制定され、「マグルには関わるな!」をスローガンとして、魔法族のコミュニティはマグルから隠れて暮らすようになりました。
となるとこの物語は大問題です。でももうコドモたちの間にグロテスクなおなべのお話は浸透してしまっている。"イボだらけのおなべ"を残し、物語から"マグル擁護のモラル"を排除しなければなりません。
これを受けて、16世紀中ごろになると物語の別バージョンが登場しました。罪のない魔法使いを捕まえようとやって来たマグルたちをおなべが家から追い出し、ついにはおなべがマグルを丸飲みしてやっつける。ほとんどの村人をおなべが飲み込んでしまったとき、わずかに生き残ったマグルが降伏。魔法使いは独自の静かな生活を勝ち取り、引き換えにズタボロになってしまったマグルをおなべから出してあげる、という物語になっています。
アンチマグルな家庭のコドモたちはこのバージョンしか知らないですから、オリジナルを読むとびっくりするわけですね。
もちろん、この物語が迫害された理由は"マグル擁護のモラル"に対する"マグルの脅威"だけではありません。魔女狩りが熾烈を極め、魔法族は身を守るために魔法を使い、二重生活を余儀なくされた17世紀になると、マグルからの攻撃だけにとどまらず、マグルと話をしただけで、自分が属するはずの魔法界のコミュニティからも"Mudwallower"、"Dunglicker"、"Scumsucker"なんつっていじめられたわけです。
ビードルさんという人は、当時の時代背景を考えれば、とんでもなく非常識な人物でした。自分を親マグル家だと公言してはばからないキケン分子です。
1675年、当時影響力のあった『Warlock at War』の編集者ブルータス・マルフォイ(Brutus Malfoy)はこう書いています。- マグル社会と懇意にする魔法使いは知能が低く、憐れむべき弱い魔力しか持っておらず、マグルのブタ飼いに囲まれてでもいなければ自己の優位を確認できない -
この根拠のない偏見は、特筆すべき能力を持った、"マグル好き"と称される魔法使いたちの存在により次第に消えていきます。

この物語に関する議論はもうひとつあります。
悪名高い著書『Toadstool Tales』で知られるベアトリクス・ブロクサム(Beatrix Bloxam)(1794-1910)による問題提起です。"死、病、流血、不正な魔法、おぞましい登場人物や気味の悪い体液と伝染病、これらの不健康な先入観"は少年少女に有害であるというものです。ベアトリクス・ブロクサムは彼女が有害だと判断する多くの物語の集め、"私たちの小さな天使ちゃんたちが無垢なままでいられるように、こわい夢をみないように、健康的で楽しい思いができるように"と好き勝手に書き換えました。ベアトリクス・ブロクサム版『The Wizard and the Hopping Pot』の最後にはこう書かれています。- その小さな金色のおなべちゃんはバラ色の可愛いつま先で楽しそうに踊りました。hoppitty hoppitty pot! ウィー・ウィリキンズちゃんのお人形のぽんぽんも治りました。おなべちゃんにはお菓子がいっぱい。おなべちゃんもとっても幸せ。「ハミガキを忘れちゃダメだぉ♪」とおなべちゃんは言いました。ウィー・ウィリキンズちゃんはおなべちゃんを抱きしめキスして、お人形を大事にすると約束しました。めでたしめでたし -
ベアトリクス・ブロクサムの本は魔法界のコドモたちに受け入れられず、元のパルプになってしまったのです。

心ゆくまでさるお、もんち!

2009年01月22日

天才レオの20年

さるおです。
W局さんの『Quest 探究者たち リオネル・メッシ 20歳で伝説になった男』を観ましたよ。

乗るべき列車は一度しか通らない。
ということを実感するのに、たいていの凡人だと数十年とか一生かかるわけですが、そんなジジくさいお言葉を12か13歳で言ってしまうレオ。すごい人生だなぁ。少しうらやましい。うらやましがる資格もないですが(笑)。
乗るべき列車は一度しか通らない。実際これは真実なわけで、浅はかで脆弱で勇気もなくめんどくさがりの言いわけがましい凡人は"もう1回くらい通るかもしれんよ"なんて甘ったれことを考えてしまうわけですよ(笑)。
レオの場合はまぁ、病気があるが自分にはフットボールしかない、バルセロナにいなければクスリ代は払えない、という条件がそろってコドモだろうがなんだろうが選択を迫られる。平和な国で生活費のあるたいていの凡人は長いことこの岐路に立たされずに済んでしまうからのんきにやってけちゃうわけで、でもまぁどちらが幸せかといえば条件がそろって運命に背中を押されるほうがいいと、さるおは思うわけです。
というか、その岐路に立ったとき、見渡して遠くが見えているかどうか、それが想像であっても憧れであっても、あるいは畏れであっても、その道がどこに向かっているか思い浮かべることができる、それが大事っすね。
レオはいったいどこが"天才"なのかというと、フットボールに自分の人生の照準をしぼった、というところ、しかも徹底的にです、家族と離れ離れになってまで。フットボールに夢中、フットボールしかない、そこがすばらしい。
のんきにやってけちゃう人たちはあれもこれも手に入りすぎて自分が何やりたいかわかんないですから。

リーガ2連覇と大耳の栄光から暗黒の昨シーズンへ。
「むかつくことばかりだった。悔しくて朝まで眠れなかった」クラシコのこと。
引き継いだロニ子の10番を背負って、今季開幕戦後にはいきなり批判の矢面に立たされる。マラドーナからも批判です、かわいそうに。
そして大爆発の1発目アルメリア戦ですが、意地になってアシストに徹したあの姿勢、そしてやっぱり不機嫌だったという、あはは、いいなぁ、人間味あふれすぎ。
人間味といえば、レオの怠け者っぷりもステキっすね。さすが、つい最近"魚の存在に気づいた"だけのことはある(ちょっと前にこんなとぼけすぎなこと言ってました)。寝飽きたらやっと起きて、お菓子食って、ボール蹴って、お肉食って、お菓子食って、また寝る、寝飽きるまで(笑)。たぶんそんな感じ。自堕落きわまりない生活であのプレー。天才っす(笑)。レオ最高。
いつも怒っているというレオも最高。怒りっぽい自分と向き合っているから生まれる、ピッチでのあの冷静さと大胆さ。天才っす。ほんと最高。
あと、もう何度も観てますが、レオ4歳のドリブル。今とまったく同じで笑えます。
今さら"レオじゃない誰か"になれとは言いませんが、怪我しないでほしいっす。

で、レオがどーしても感想を聞かせてくれと言うので、21日の0時56分に書きましたよ。
グジョンセンさんによろしくと、伝わると思いますね、きっと。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 19:19| Comment(0) | TrackBack(1) | フットボールあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月20日

La Liga 08-09 19節 バルサデポルティーボ

さるおです。
ふんがー。
バルサは美しい。

5点とも素晴らしかったです。レオはうまいし、でもなぜかヘッドに夢中だし(笑)、ティティも好調で2点目なんかキレイだった。サムはピチーチまっしくぐら。すっさまじい勝ち点を積み上げておりますね。
んでもまーなんつっても5点目っす。
すごかったっすね、FW登録プー。どすんどすんとアレして、どすんと倒されました。かっこいい。あんな倒れ方見たことないよ。名付けて「暴れ倒れ」。地面凹んだかと思いました。かっこいい。大声で笑ってしまいました。
しかしまぁ、イニエスタはただもんじゃねぇ。勇気ある判断。勝負だ!と思いました。
今までだってFW登録の王子パーマの人はよくあのへんにいたんです。誰もボールあげなかったけど。
ペップの新年のあいさつに従ったイニ坊。あるいは、いちばんゴールに近い味方のユニ着た王子パーマの人にうっかりボールを出してしまったイニ坊。おまえはえらい。

グアルダードさんはちと心配。前の試合もその前の試合もさらに前の試合も、相手はセビージャでひたすら負け続けるというミラクルなデポルティーボさん、8位はまだべつにいいとしても、がんばれ。おまえら、弱いの似合わないぞ。

ところで、カカーさん、よかった、ミラン残留。いやぁ、ほんとよかった。移籍金約130億円、年俸は約18億円て、今のミランがどーにかできる限度超えてるし。
イングランド蹴球界が特に心配っす。フットボールは金じゃねーんだ、金だけど、でも金じゃねーんだ、ハートなんだ、趣味でリアルサカつくやってる石油野郎め。ベンゲルさんとだいたい同じ気持ちっすね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:56| Comment(2) | TrackBack(3) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

La Liga 08-09 18節 ついにおならが出たオサスナバルサ

さるおです。
バルサもついに、最後のおならが出るようになりましたよ。

去年とかはね、"負けそう"になってしまったらもう、そこからの巻き返しなんて無理でした。引き分けに持ち込もうなんて夢で、相手の最後っ屁で負けてしまう。
ところがついに、負けそうな状況を最後の10分で跳ね返す、そーゆーことができるようになった。すごいっすね、バルサ。すごいっすね、ペップ。
バカ正直者のバルサがあのパンプローナに飲まれなかった、というのがまずすごい(笑)。んまぁ、全体ではあんまりできはよくなかったですが、そこで文句タレる気はありません。みんな揃ってなんとなくのんきだよね調子悪いよね、なんてことはたまにあってもしかたない。それでもゲームを捨てなかった。そこに価値を見出そうと思います。
そーは言ってもレオは例外ですけど。うちの神童のすさまじい突破力は健在で、誰も止められなかったわけだしな。

今のバルサの強さはホンモノなのかな。今シーズンはずっとそんなことを考えています。ホンモノならば、もう大耳は獲ったようなもんだ。優勝だと思う。
でも正解は、ホンモノかどうかじゃなくて、"変わった"なんすよね。
バカ正直なバルサが(笑)生意気にもサインプレーなんかして敵をだまくらかしている。バルサはセットプレーもバカ正直すぎて、せっかく至宝の集合体なんだからサインプレーなんかやってみたらけっこうおもしろいことができるかも。そんなことをよく思っていたもんです。そしたら、やってるーっ!
さらに、遅攻だけが信条のバルサが(笑)生意気にも速攻なんかかけて、"手数をかけずにシュート"まで行くわけです。ゴールじゃなかったっすけど、オサスナバルサの前半24分がとても典型的な場面だと思いました。中央のプジョルから、右のだにべす。だにべすさんがはじっこを走って行くのかと思ったらぜんぜん張り出さず、すぐさまピッチ中央のレオへ。次の瞬間に左前のティティへつないであっという間にシュート!とても美しかったっすよー。
今までやらなかったことだらけのバルサ。"ちゃんとやっている"ローテーションも最たるもののひとつで、全体の士気が上がっているのがよくわかる。こぼれ球を先にひろう。獲られたら複数で囲む。ミドルもばんばん撃ちまくる。すばらしすぎー。
こんなに早く、こんなに様変わりして驚かせてくれるとは思いませんでした。ペップ、あんたは天才。
もうそろそろホンモノだということはわかってきたので、どれだけ楽しく一緒に戦えるかだけを考えて、リーガとコパと大耳を獲りに行こうと思います。(ハングリーすぎ)

先制は前半の終わり。でもだいたいんとこおらが村と似た展開でした。オサスナさんはテクニックじゃなくてド根性で向かってくるのが怖いんだけど。
後半、フラーニョの頭で追いつかれ、ファンフランのクロスボールにパンディアーニが合わせて追い越され、とっても負けそうな残り15分。
ブスケッちぃを削っておいてプレーを続けるオサスナさん。あ、うちのブスケッちぃが転んじゃったぁーと思ってプレーを切ろうとするやはり正直者のバルサ。ぐはぁー。オサスナのカウンター出たぁーっ。バルデスを手伝おうと必死で走ったのはプジョル、だにべす、ピケ、そして白い悪魔です。ところがビクトリーなうちのバルデスは意外と頼もしかったのでした。
このシーンを巡って衝突するオサスナバルサです。赤ユニ軍団に詰め寄りながら、「なんじゃおまえら。ブスケッちぃに何しとんじゃぁ、ボケェ!ケンカ上等、かかってこいやーっ!うりゃぁーっ!ふんがー!」と決して口に出して言わなかったエトーさんが、とてもオトナに見えました。
次はバルデスとプラシルがクラッシュ。「ケンカ上等、かかってこいやーっ!うりゃぁーっ!ふんがー!」と今度はエトーもシャビも言ってしまいましたが、その情熱はボールに込めるのがよろしいということに気づいただにべす先生がボールとともにエリア内へ!シャビに折り返し、どっかーん!2-2、ひゃっほーい!
ところが、倒れ込んで動かないシャビ兄さん。冷や汗が出ましたよー。チームメイトの心配ぶりもハンパなく、おまえどんだけ大事にされてんだと、でっかくなったなぁと、シャビを思ってさるおはまた泣いたのでありました。その後お元気でしょうか。
最後はレオの弾丸シュート!
むっはー。勝った。

ふと気づけば、またしてもピッチに立っているのはマシアのコドモたち。ということでバルサ、すばらしい限りです。

ところで、強かったオサスナさんはなんでビリなの。

そしてクリスチアーノさんはなんて忙しいの。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:12| Comment(2) | TrackBack(0) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

名機プリントゴッコB6で刷ったさるおの年賀状 1993年とりどし

さるおです。
ひさびさですが、まだお正月かもしれないぞということで(錯覚)、まともではない年賀状ふたたび。

1993年のバードです。うまくまとまってるかなと思わせておいて、ありえないプロポーションの怪鳥にわとりもさることながら、謹賀新年の字がなんだかすごい。そして背景や縁取りが可愛いわりに、羽はどーでもよくなったと思われます。涙でよく見えませんが。

トリ.jpg ←クリックして拡大

さて、何度見てもどこに進歩があるのかまったくわからない2009年のうしさんですが、メールやお葉書やMixiでご連絡くださった心優しいスタメンのよい子のみなさん、本当にどうもありがとうございます。大変に嬉しいです。なんとか行き渡りそうな感じっすよ。
まだまだご連絡はお待ちしております。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:45| Comment(12) | TrackBack(0) | さるお家おもしろ年賀状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月08日

La Liga 08-09 16-17節 ビジャレアルバルサとバルサマジョルカと、あと国王杯も

さるおです。
年末も年明けも、さるおのバルサは強いっす。

年末ビジャレアルではシャビに大感動したのでした。ピケが赤いお札をいただいておうちに帰ったあたりから、ものすごかったっすよね。いつものシャビというのは、燃える情熱をハートの内側に秘めている、そんな雰囲気なわけですが、ピケのお札(←なんだかありがたい感じ)の抗議に行って黄色いお札をいただいき、パッション大爆発。貪欲にボールを追うシャビ、一切のためらい無しに前線に飛び出しさらに前を狙い続けるシャビ、かっこよすぎて泣かせるじゃねーか。
後半34分の逆転劇でさるお号泣。ティティもいよいよものすごいことになってきましたね。
しかしまぁビジャレアルさんは強かった。はっきり言ってあぶなかったっす。1-2で勝利。

年明けマジョルカはマラドーナ先生が遊びに来ましたね、で、しゃべりまくる先生のデカすぎる声を聞いてないようでいてどーも口の端で笑ってしまうレオ。そしてレオが先生に飽きて移動。先生は試合に飽きて帰宅
ところで、バルサとマジョルカさんってけっこう仲いいと思ってたんですが、なんか珍しく荒れ気味だったのはなぜなの。おかげさまでシャビがパッション大爆発(再)。
マジョルカは9人でまずは守備。で、曇りときどき速攻という戦法で、はじめはけっこう効いてました。こわかったっすよ。というかまぁ、バルサがぐだぐだで失点とかしつつ、そんでも徐々に形勢逆転すると、またしてもFW登録のプジョルがものすごかったっすー。
「プジョルくんが、エトーくんより前にいて、ボールくれなんつって手ぇあげてて、なぜかもれなくフリーなわけですけど、敵がマークしないのと同様、味方もこれまでまったくプジョルくんをあてにしていなかったわけですが、あまりに誰からも警戒されていないので、今年はみなさんプジョルくんにもボールを蹴らせてあげてください」
という新年のごあいさつがペップからあったかどうか知りませんが、とにかく、うちのゴールハンター・プジョルがものすごいっす。
あと、俄然輝きを増しているのがグッディ。26分のシャビのCKをダイレクトでぼっかーんと、入らなかったっすけど、鳥肌立ちました。
ラファもパスをカットしまくってかっこよかったしなぁ。
ヤヤちんも粘りに粘ったかっこよすぎるだめ押し!マジョルカ1点目はおめーだよーと涙目になったことなんて忘れましたよ。3-1で勝利。

そして国王杯アトレチコバルサ。すごすぎるハットトリックは、先生に飽きて席替えしていたレオさん。
あんたって子はー!
ビセンテ・カルデロンでアトレッティのよい子のみなさんにも褒められて1-3勝利。

ブスケッちぃは2013年まで、よかったっすね。
白い悪魔おかえりー。

今はボコられ続けるアトレチコさんの心配をしているという余裕っぷりっす。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:12| Comment(2) | TrackBack(2) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月06日

かなーり小さな町

さるおです。

マイ ホームタウン イズ ファーマーズ ハウス!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月05日

とてもすばらしい抱負

さるおです。
新年あけました。おめでとうございます。
今、1年前に書いた抱負を読み返してふるえています。
決意の年から実行の年へ。
まずい。

決意をするのは大変得意です。実行というのは、できればしたくない。努力というのは、しないで済むならしないで人生終わりたい。そう強く思います。
しかし、書いてしまった以上、何がしかの進展がなければ、人として、さるおとして、なんというか、アレだなという、わずかばかりの、アレが、んまー、メタボなわけです。(最後は率直)

ということで、少なくとも、決意だけはしようと思うわけですね。(何がしかの進展なし)

とてもすばらしい2009年の抱負
決意したことを先延ばしにしないようにするぞー。


という決意の年です。(今年も)
頭の中では今後2、3年分の逃げ切る方法を考えています。1年後は"痩せるための心の準備をするぞー"とか、2年後は"痩せた自分を思い描いてイメトレするぞー"とか、3年後は"痩せた場合に備えてベルトの2つくらいきついとこの穴にとりあえずクセをつけておくぞー"とか、そーゆー感じで無事乗り切りたいですね。(思いっきり涙目)

とてもすばらしい抱負も思いついたことだし、ここに遊びに来てくださるスタメンのよい子のみなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。これからもさるおと遊んでください。

お正月なので、なにかすばらしく美しい画像を載せようと思って、また万華鏡をのぞいてみましたよ。

639.jpg

あんなふうにもこんなふうにも見えてキレイっすねー。

そうだそうだ、年賀状もらってくださるよい子のみなさん、1月20日ごろまでにご連絡ください。けっこう出せそうっす。
メールやお年賀状ですでにご連絡くださったよい子は、どうもありがとうです。とても嬉しいです。枚数的に余裕があるのでさるおからもちゃんと出せると思います。待っててねー。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:13| Comment(6) | TrackBack(1) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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