バルサもついに、最後のおならが出るようになりましたよ。
去年とかはね、"負けそう"になってしまったらもう、そこからの巻き返しなんて無理でした。引き分けに持ち込もうなんて夢で、相手の最後っ屁で負けてしまう。
ところがついに、負けそうな状況を最後の10分で跳ね返す、そーゆーことができるようになった。すごいっすね、バルサ。すごいっすね、ペップ。
バカ正直者のバルサがあのパンプローナに飲まれなかった、というのがまずすごい(笑)。んまぁ、全体ではあんまりできはよくなかったですが、そこで文句タレる気はありません。みんな揃ってなんとなく
そーは言ってもレオは例外ですけど。うちの神童のすさまじい突破力は健在で、誰も止められなかったわけだしな。
今のバルサの強さはホンモノなのかな。今シーズンはずっとそんなことを考えています。ホンモノならば、もう大耳は獲ったようなもんだ。優勝だと思う。
でも正解は、ホンモノかどうかじゃなくて、"変わった"なんすよね。
バカ正直なバルサが(笑)生意気にもサインプレーなんかして敵をだまくらかしている。バルサはセットプレーもバカ正直すぎて、せっかく至宝の集合体なんだからサインプレーなんかやってみたらけっこうおもしろいことができるかも。そんなことをよく思っていたもんです。そしたら、やってるーっ!
さらに、遅攻だけが信条のバルサが(笑)生意気にも速攻なんかかけて、"手数をかけずにシュート"まで行くわけです。ゴールじゃなかったっすけど、オサスナバルサの前半24分がとても典型的な場面だと思いました。中央のプジョルから、右のだにべす。だにべすさんがはじっこを走って行くのかと思ったらぜんぜん張り出さず、すぐさまピッチ中央のレオへ。次の瞬間に左前のティティへつないであっという間にシュート!とても美しかったっすよー。
今までやらなかったことだらけのバルサ。"ちゃんとやっている"ローテーションも最たるもののひとつで、全体の士気が上がっているのがよくわかる。こぼれ球を先にひろう。獲られたら複数で囲む。ミドルもばんばん撃ちまくる。すばらしすぎー。
こんなに早く、こんなに様変わりして驚かせてくれるとは思いませんでした。ペップ、あんたは天才。
もうそろそろホンモノだということはわかってきたので、どれだけ楽しく一緒に戦えるかだけを考えて、リーガとコパと大耳を獲りに行こうと思います。(ハングリーすぎ)
先制は前半の終わり。でもだいたいんとこおらが村と似た展開でした。オサスナさんはテクニックじゃなくてド根性で向かってくるのが怖いんだけど。
後半、フラーニョの頭で追いつかれ、ファンフランのクロスボールにパンディアーニが合わせて追い越され、とっても負けそうな残り15分。
ブスケッちぃを削っておいてプレーを続けるオサスナさん。あ、うちのブスケッちぃが転んじゃったぁーと思ってプレーを切ろうとするやはり正直者のバルサ。ぐはぁー。オサスナのカウンター出たぁーっ。バルデスを手伝おうと必死で走ったのはプジョル、だにべす、ピケ、そして白い悪魔です。ところがビクトリーなうちのバルデスは意外と頼もしかったのでした。
このシーンを巡って衝突するオサスナバルサです。赤ユニ軍団に詰め寄りながら、「なんじゃおまえら。ブスケッちぃに何しとんじゃぁ、ボケェ!ケンカ上等、かかってこいやーっ!うりゃぁーっ!ふんがー!」と決して口に出して言わなかったエトーさんが、とてもオトナに見えました。
次はバルデスとプラシルがクラッシュ。「ケンカ上等、かかってこいやーっ!うりゃぁーっ!ふんがー!」と今度はエトーもシャビも言ってしまいましたが、その情熱はボールに込めるのがよろしいということに気づいただにべす先生がボールとともにエリア内へ!シャビに折り返し、どっかーん!2-2、ひゃっほーい!
ところが、倒れ込んで動かないシャビ兄さん。冷や汗が出ましたよー。チームメイトの心配ぶりもハンパなく、おまえどんだけ大事にされてんだと、でっかくなったなぁと、シャビを思ってさるおはまた泣いたのでありました。その後お元気でしょうか。
最後はレオの弾丸シュート!
むっはー。勝った。
ふと気づけば、またしてもピッチに立っているのはマシアのコドモたち。ということでバルサ、すばらしい限りです。
ところで、強かったオサスナさんはなんでビリなの。
そしてクリスチアーノさんはなんて忙しいの。
心ゆくまでさるお、もんち!