2009年11月09日

映画『SAW VI』解読1 妹は何のために連れて来られたか

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

He helped me.
おぉ、やっぱこれっすよね。感動、大感動です。
このシリーズの軸になるもの、救済。
そして唯一のリハビリツール、ヘッドギア。
おぉ、やっぱこれなんだよなぁ!アマンダねーさん、ばんざーい!

という爽快感にじーんと浸りつつも、謎について考えます。
謎といえば、記者さんの名前、エミリーなのかパメラなのか。これが今のところ最大の謎になっておりますが(笑)。
この人って、『SAW V』のホフマンを表彰する記者会見で「なんでFBIは来ぃへんの?(Why isn't this a joint press conference with the FBI?)」と質問した、あの人だよなぁ。
しかも、『SAW V』のこのシーンはDVDではカットされています。

うーん。
エミリーさんと言ったら、カルーセルに乗ってた6人のうちのひとりだろうと思うんだけど。カルーセルに乗ってた人たちは、アーロン、シェルビー、ジーナ、デイヴ、ジョシュ、そしてエミリー。ウィリアムの部下の犬さんたちです。
うーん。
まー、日本のパンフなんてどーせいいかげんそうだし。
うーん。
さるおはですね、この人(パメラのはずの人)、大事だろうと思うんです。

さて、本題に入ります。まずはこの疑問から。名前は、パメラ・ジェンキンズだとします。

【ウィリアムの妹は何のために連れて来られたか】

パメラはゲームのために連れて来られたんでしょうか。
だとしたら、ルールがわからない。彼女はテープを聴いている途中で、嫌んなってほん投げちゃったみたいだから。
わかる範囲で、録音されていた内容はこうです。
Hello, Pamela. You've sensationalized my life, twisting the truth and exploiting my message for your benefit. Well, today, you will experience the meaning of sacrifice and you will see the consequence for those who unjustly hurt others.
(ハロー、パメラ。 事実をねじ曲げ、自分の利益のために私のメッセージを利用し、おまえは私の人生を扇情した。 おまえは今日、犠牲の意味を経験するだろう、そして、不当に人を傷つけた者がたどりつく結末を見るだろう)
もしこの内容がすべてなら、彼女はプレーヤーではない。ルールも勝ち負けも提示されてないっすから。たしかに、閉じこめられても、やることなくて、ただじっとしてるしかないって感じだったしな。

このテープの内容は、ホフマンが取材に来たパメラに言ったセリフそのものっすよね。
そのときの会話はこうです。
Just reporting the facts, detective.(事実を書いてるだけよ)
Is that what you're doing? John Kramer: Conundrums of Carnage.(『ジョン・クレイマー: 大虐殺の謎』のどこが!)
If you'd like to make a statement on the record, I'd be more than happy to take it.(そんなこと言うならあなたが書いてくれればいいのに)
You're twisting the facts to make a better story. It's irresponsible. Excuse me. Nice catching on.(おもしろい話にしようとして事実を歪めるじゃないか。無責任だろう)
I know more about John Kramer than you might think.(あなたが思ってる以上に私はジョン・クレイマーのことを知ってるわよ)
Somehow I doubt that.(どーだか)
Kramer left his wife a box in his will. Did you know that?(クレイマーが奥さんに箱遺したって、あなた知ってた?)
Maybe I did, maybe I didn't. How do you know it?(おしえなーい。そっちはどーやってそれを知った?)
Probate court. It's public record for those who know where to look.(公式な記録だもん)
All right. What do you really want?(あっそ)
Jill Tuck. Help me get to her, and I'll dial down on the sensationalism.(そんなことよりジル・タックに会わせてよ。そしたらもう事実を歪めたりしないわ)
Really? I'll see what I can do.(ほんとかなー。ま、考えとく)

ということで、このパメラ宛てのテープを録音したのはホフマン。もちろん声もホフマンのものだったし。
ははーん、ゲーム以前に、この2人の間には何かあったはず。ホフマンを表彰するあの記者会見(というより発表会)だとは思えません。あの場は情報量が少なすぎる。それに、すでにあの会場で、両者はたがいを認識し合ってます。ということは、もっと前に、何かがあった。
ホフマンは、パメラに情報を与えた。でも、少し違ったかたちで報道されて、怒っているんすね。
きっと、過去の作品で画面に映っていた新聞記事(たとえば"John Kramer: Conundrums of Carnage"というタイトル)なんかをよーく見れば、これがパメラの書いた記事で、お、ホフマンが不機嫌そうに見てるぞ、という映像があるのかもしれません。今度探してみますが。
とにかく、ホフマンには、彼女をこらしめる理由があります。

お兄ちゃんのウィリアムは、息止めゲーム、首吊り救出ゲーム、スチーム迷路、カルーセル、この4つをじゃんじゃんこなしてフッ化水素酸のとこに来ました。
ポリエチレンっぽいタンクに入ってたし、体をよく溶かしてたし、あれはフッ化水素の水溶液で間違いなさそう。こわいっすー。
ここに来てウィリアムは"It's not my game..."という結論に至り、隣のお部屋の親子に殺されてしまうわけですが、さて、この時点でのパメラの役回りは、というと、何もない。彼女はただそこにいるだけです。パメラは、必要なかった。少なくともこの時点では、やはりプレーヤーとは思えません。

パメラが"プレーヤーではない"ことを説明するなら、ウィリアムが最初に聴いたテープにもヒントがあります。
Just as you have taken loved ones away from their families, if you don't reach the end before the timer hits zero, you will never see your family again.
(タイマーがゼロになる前に終わらせなければ、おまえがこれまで家族から愛する者を奪ってきたのと同じように、おまえも二度と家族に会えないだろう)
言い換えると、タイマーがゼロになる前に終わらせれば、再び家族に会える。つまりゴールに、家族を待たせておかなくちゃいけない。
ゴール地点に妹がほんとにいるかどうかをウィリアムが知っていたかはビミョーっすね。最後の最後に、タラヘのメッセージ内で、The man before you just made the sacrifices to save the life of a loved one.(この男は愛する者の命を救うために、他人を犠牲にしてここまで来た)と言われてますが、最初のテープでは妹に何かするとは誰も言ってないからなぁ。恒例のLive or die, Make your choice.と言われたわけで、"自分が死にたくないから"がんばったのかもしれない。
テープでは、生きておうちに帰れるとは言ってません。タイマーがゼロになる前に終わらせれば、少なくとも死ぬ前に、再び家族に会える。そう解釈できます。最後の判断は別の人(親子)に託されるから、少なくともそのときには家族に会えるよ、と考えることができる。実際にウィリアムは時間に間に合いました。で、妹にも会えた。いちおうね、矛盾はありません。

でもこれだけなはずはない。
だって、ホフマンが彼女を殺したがっているから。
ホフマンはテープでも「湾曲して報道しやがってー」って同じこと言っちゃった。パメラからすれば、これはちょっと前にホフマンとしゃべってて言われたこと。自分をこんな目に遭わせたのはホフマン、パメラにはそれがわかっているはずです。
ホフマンは、パメラにここを出ていかれちゃ困る。
you will experience the meaning of sacrifice and you will see the consequence for those who unjustly hurt others.
(パメラは今日、犠牲の意味を経験するだろう、そして、不当に人を傷つけた者がたどりつく結末を見るだろう)
実際パメラは、兄がたどりついた結末のほうは見ましたが、まだ犠牲は経験していない。うん、『SAW VI』は途中だな、と思うわけです。
仮に親子がウィリアムを許したとして、4人で、あるいは映画のとおりウィリアムが死んで、3人で、「いやぁ、今日は大変だったねぇ」と言いながら、おうちに帰る。
そんなことありえないわけですね。
(もしも、もしもパメラが御役御免でおうちに帰れるならば、パメラはジグソウです。つまり、お仲間のひとり。この可能性についてはまた別に考えてみますが。)
それに、6番の封筒のゲームだけは、ジルがホフマンにヘッドギアを装着しておしまい、なんてシンプルすぎるのも考えられません。
となるとやはり、ゲームには続きがあって、ジルがホフマンを参加させる。そのはずです。ホフマンがドアの窓に付いた鉄格子の幅を使ってヘッドギアが開くのを抑え、なんとか生き延びた、あれはジルにとって誤算だったか、それとも予測の範囲内か・・・。

そういえば、フッ化水素酸のタンクは2つありました。親子の部屋と、パメラの部屋です。で、1つのタンクは、親子が、ウィリアムのために使いました。ならばもう1つは?
おー。まだ誰か溶かせますよ。
たとえば、タンクを2つとも空にしないと出られないとしたら?
兄を殺した親子を赦すことができるか。
たとえば、これがパメラのゲーム。親子を溶かしてもよし、ここでみんな仲良く朽ちてもよし。
あるいは、どっちの部屋のスプリンクラーを作動させるかがホフマンの決定権かもしれず、そうなれば自動的に続きはホフマンとパメラのバトルになるわけです。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 23:44| Comment(4) | TrackBack(0) | さるお発『SAW VI』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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