2009年12月25日

プリントゴッコ周辺のあらゆるものが地球上から姿を消すまであと1年もないかもしれないということで、例によってロマンチックなクリスマスにロマンチックなまとめ買い(涙)

さるおです。
理想科学さんはもうインクもランプもスクリーンもなーんにも作っていなくて、今ある在庫を売り尽くしたら、プリントゴッコ周辺のあらゆるものが地球上から姿を消すわけです。で、本体の販売を終了した2008年5月30日の時点では、インクとかランプとか売り切るまでにきっと5年かかるよね、と見積もっていたところ、やっぱり2年で終わるね、ということがわかり、今は2009年の暮れっすから、もうそろそろ手に入れるのは不可能になるんだな、とまぁそーゆーことらしい。

1977年(昭和55年)、黄色くてでかくてかっこいいプリントゴッコB6が衝撃的に発売されたあのとき、かなりコーフンしながら銀座の伊東屋さんに行ったら店頭で実演販売やっててね、群がるオトナをかきわけて、いちばん前に行って、夢中で見つめてたもんです。
さるおにもできるかな。やってみたい、あの、ピカッてゆーやつ。いろんないろで、さるおがかいたやつをはがきにじぶんでいんさつするんだ。
だから、どーしてもほしかったから、勇気を出して言ったんです。「これください」って。

まわりには買ってる人はいなかった。みんな食い入るように実演を見てたけど、だれも買ってなかった。なんとなくさるおのが1台目のような気がして、ものすごく嬉しかったよな。
当時これを"よくできたおもちゃ"だと笑ったオトナなんていなかったと思う。まぎれもなく"すごい商品"だったし、斬新で革命的で、そしてとにかく、おもしろかった。
今でもおもしろいんだ、プリントゴッコは。
なのにいつしか、革命を起こした理想科学さん自身が、プリントゴッコを"よくできたおもちゃ"だと思ってしまった。きっとそーなんだよ。
おもちゃなんかじゃないのに。
理想科学さんはプリントゴッコ屋さんでいいのに。

販売のパイオニアの伊東屋さんのおねーさんがね、2年で終わっちゃいそうみたいってことを調べてくれたんです。伊東屋さんのおねーさんたちはよくモノを知ってるし、とても親身になってくれます。
で、焦ったわけですよ、ほんとに2年なら、2010年の暮れにはもうランプもスクリーンも買えないかもしれない。そしたら、やっぱあれかよ、彫刻刀かよ、木彫りかよ、ちくしょう、今までみたいにクリスマスに涙目になって年賀状の季節だと気付くさるお的スケジューリングじゃ間に合わねぇ。
クリスマスに彫り始めたってだめだ。何月から彫ればいいんだ。11月か、10月か、そしたら9月にはもう次の干支がちゃんとわかってないとだめだ。絵を描き始めるのがそのころだよ。無理だ。そんなの無理だ。9月に次の干支なんてわかりっこないよー。(そこじゃない)
できっこないよー、かぁさーん。


ということで、なんでもかんでも、今売ってるモノ全部、買ってしまいましたよ、5年分。買い占める勢いです。どどーん!

年賀状5年分.jpg

総額なんと6万5千円。(少し泣きながら)
これで5年ほどふんばる。
年賀状は毎年300枚ほど刷るので、7版だとして、5年間、35回ほどピカッとして10500回ほどがちゃんがちゃんとやりながら、ついに彫刻刀を研ぐ心の準備でもしようと思います。(たくさん泣きながら)

ついに今年も年賀状っす。(じゅうぶんに遅い)
みなさんもうご存じかと思いますが、来年はとらどしですよ。(正解)
獰猛な、とても獰猛な、おそろしいタイガーさんが描けました。

2010-案.jpg ←クリックして拡大

完成までご紹介しますね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:41| Comment(4) | TrackBack(0) | さるお家おもしろ年賀状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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