2010年01月28日

映画鑑賞感想文『ブーリン家の姉妹』

さるおです。
『THE OTHER BOLEYN GIRL/ブーリン家の姉妹』を観たよ。
監督は『LONDON KILLS ME/ロンドン・キルズ・ミー』でみごとにかっこわるいダサダサの青春を演じていたジャスティン・チャドウィック(Justin Chadwick)。ははーん、このようなお方がこのような時代劇を撮るとは!
原作はフィリッパ・グレゴリーの同名小説、脚本は『THE QUEEN/クィーン』や『THE LAST KING OF SCOTLAND/ラストキング・オブ・スコットランド』のピーター・モーガン(Peter Morgan)。
出演は、アン・ブーリン役にナタリー・ポートマン(Natalie Portman)、メアリー・ブーリン役にスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、ヘンリー8世は『MUNICH/ミュンヘン』や『STAR TREK/スター・トレック』のエリック・バナ(Eric Bana)。

まず感じることは、おうさまはそうとうヒマだな、ということです(笑)。
正直、それに尽きる(笑)。
恋多き、というとステキ感がありますが、恋にとどまらずとにかくひじょーに影響されやすい、ブレまくりのおうさま。馬に乗って女子と出かけて自分だけ落馬するし、意中のギャルを射止められないと思うと小学生のように駄々をこねる、とてもかっこわるいダメっぷり炸裂のおうさま。
で、どんなにだめでもキングはキングっすから、一方的な命令で必ず恋は実るんですが、ということは女子も大変だな、と思います。おうさまの顔がエリック・バナとは限らないわけで。

さて、さるおは原作読んでませんが、この作品は『THE OTHER BOLEYN GIRL』ということで、"もう片方の"、つまりこれはメアリー・ブーリンのことっすよね。
なるほどなぁ、ととても思います。
この作品のアン・ブーリンは、かなり徹底した悪役なんすよね。ブーリン家にとっても大迷惑な黒い羊だし、メアリーへのいじめは陰惨の極みだし、ジム・スタージェス(Jim Sturgess)が演じた弟のジョージに至ってはもう、かわいそうすぎる運命。ご家族のみなさん、ほとんど気狂いのアンを娘あるいは姉に持ってしまったことが運の尽きっすよ。アンはとても頭がキレるんですが、ヒマなおうさまを手玉に取って貪欲にすべてを手に入れ、それでも止まらないキレ者らしい"やりすぎ感"。映画を観ていると、アンは悪魔だ!左手が6本指だ!ギロチンにかけろ!と素直に思えます、憎らしすぎて(笑)。アンに関する汚名返上ポイントは、弟とは寝てない、というあたりっすかね。
ちなみに、ナタリー・ポートマンがアン役というのはとてもステキっすね。おうさまにメアリーを無視する約束をさせて、おうさまが出て行った直後、産後のメアリーと視線を合わせるシーンの表情を見て、とてもいい演技をするようになったなぁと、とても思いましたよ。

おうさまを徹底して"おバカ"に描いたのはなぜなのか。"もう片方のブーリン娘"の話っすから政治色はまぁ排除できるといえばできるわけで、あるいはこーゆー解釈もあるのかもしれん。教科書的にはヘンリー8世さんというのはけっこうインテリで、語学も堪能だし、芸術にも造詣が深くて、スポーツマンだと、そーゆーことになってる人のはずですが。
ま、結婚離婚斬首、結婚離婚斬首、というのを飽きずに繰り返した人であるのは事実っすよね(爆)。それに国ごとふりまわされてるわけだから、史実に忠実な作品ではあるわけですね。

そしてスカーレット・ヨハンソン、いや違った、メアリー・ブーリン。この人はひたすら善人っすね、少なくとも劇中では。
ヨハンソンさんを持ってくるなんて、いかにもなキャスティングっす。
最後はアンの娘エリザベスを引き受ける、とても芯の強いメアリーさんです。この人がほんとにクリーンな人だったかどうかは知りません、フランソワ1世の愛人でもあったらしいわけで、映画のように、宮廷を去ってひたすら田舎暮らし、というわけにもいかないだろう。

ブーリン家というのは、アンとメアリーのわずか4代前まで、お百姓さんだったらしいっすね。それが絹織物をやろうと思い立ってロンドンに上京。お金を貯めて市長さんになったら息子がナイトの称号をもらった。ここから怒濤の快進撃っす。あちこちの爵位持ちの家とケッコンしまくり、娘をおうさまに差し出して、がっつりと勢力拡大、ついにはアンをおうさまに嫁がせる。す、すごい。
そしてあっという間に、ブーリンの名は消えました。なんだかすげーな。
でもここで血が途絶えたわけでもなく、エリザベス王太后とかダイアナさんセーラさんとかはメアリーの子孫。進化論のダーウィンさんもそうっすね。
アンは言わずと知れたエリザベス1世のママさんっすから、やっぱここんちの血はただもんじゃねぇなと、そんな感じがします。"英国とケッコン"したエリザベスを産めるのはあんたしかいないよ、アンさん、と思ってしまう。

今度、『THE OTHER BOLEYN GIRL/ブーリン家の姉妹』『ELIZABETH/エリザベス』『ELIZABETH: THE GOLDEN AGE/エリザベス:ゴールデン・エイジ』の順で見直してみようと思います。
今回のアン・ブーリンもだし、エリザベスさんにしてもほかの登場人物にしても、なにしろみなさん肖像画にそっくり。特にケイト・ブランシェット(Cate Blanchett)のエリザベスさんはもう、まさにクリソツ。衣装もね、素晴らしい。見ただけで、あ、この服の肖像画あるよな、とすぐにわかっておもしろいっすね。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2010年01月25日

リーガ・エスパニョーラ09-10 第19節 バジャドリーバルサで冬のカンペオーン!しかも史上最高

さるおです。
15勝4分0敗!
クラブ史上初。無敗で折り返したバルサ、強ぇ。もう8ヶ月もの間(2009年5月23日以来)リーガで負け知らずっすー。
計算では、このままいったら49×2でシーズンが終わるときに98ポイントを積み上げてしまうという(笑)、おそろしい強さ。

だにべすにボールをあずけ、ここに出せと指を差し、戻ってきたボールに、アチョーッとかっこええ跳び蹴りシュートのチャビ様。
今度は中で誰が呼んでるのかな、と思って観ていたらなんと右から自分でぶち込んでしまっただにべす様。
駄目押しは正面に走り込んだピチーチの余裕の1発。で終わってみればボール支配率7割の0-3。バジャドリーもよく走ってふんばってたけど。

さるお的には、『ズラヒモビッチさんではない人にもアクロバットができる!』というのをティティが証明し損なってましたが(笑)、あれが決められなかったのだけが残念でなりません。そして、よい判断でファインセーブ連発のビクトリーな男バルデス、というのを観たよ、かあさん、と思いました。
ピケとミリート、ケイタとちぐりん、ティティと蹴る吉、どんなときでもペップの采配というのは本質的にとても優しい。モチベーションを上げるというのがいちばんの強さの源、そうだよね。
あとはひたすら、ズラヒモビッチさんの復調を待つのみ。そんでもまぁ今日は少しよかったと思いますが。

あっはっはー、白い人たちとのポイント差が8になればよいのに。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2010年01月21日

リーガ・エスパニョーラ09-10 第18節 バルサセビージャ、行け行けアビダル、それはそれとしてビルバオ万歳

さるおです。
コパもありーの、リーガもありーの、とにかくひたすらパロップさんとばかりやってます(笑)。パロップさんはすごい。
バルサは、ラファとピケでOGをいただき、チャビ様の神懸かりスルーパスをペドロがループで決めて2点目、3点4点目はレオが押し込み、圧勝。
一方のセビージャさんもまぁこれでいいんだろうな。レナトもネグレドも温存したわけで、コパを獲ろう的な、CLで上のほうまで行きたい的な、リーガではCL圏内に入ればいいや的な、そんな感じだと思われますよね。

バルサはついにさようならコパっすねぇ。いつもね、日程が過密すぎると思って心配しているのですが、じつはバルサの年間スケジュールというのは忙しいのを大前提に恐ろしく緻密に練られているわけで、コパがなくなるというのはかえって痛かったりするらしい。
まず、リーガでプレーする時間の少ない選手が活躍する大舞台だということで、彼らのチャンスが減るのが悔しいわけですが。
そして、いわゆる"いつもスタメン"のみなさん、あのクラックたちというのは、正月明けのトレーニングに長距離走みたいなことばかりやってるわけです。つまり、スタミナのある体にするために、疲れるほどトレーニングをしている。毎日が筋肉痛(笑)。当然"身体が重い"という状態になるわけで、今の時期のプレーにはキレがない。いつだって疲れてるんすよね。だからプレー時間の少ない選手をうまく使ってしのぐわけです。クラック級を疲れさせておくのには体力作りという理由があるわけだから、これでいいんすね。2月とか3月になるとクラック級は疲れない程度の軽いメニューになり、そのころには身体ができあがっている。ということは、トレーニングが楽になったら疲れ知らずで身体も軽いぜ、なんつって爆発的なチームが完成するのが4月5月。そーやってCL決勝の時期にピークを持っていくわけです。これを3日サイクルとか7日サイクルとかのトレーニングメニューという綿密なスケジュールにのせていく、というのがこのレベルのクラブがやっていることなわけです。
あはは、急にヒマになるのも困る。ヒマだと思って怠けちゃったら4月5月に動けなくなるわけで。
親善試合でもなんでもいいから、ばんばんやらねーと。

そうそう、男アビダルがすごいことになっていますね。ケイタに続き、覚醒
一皮剥けるというのはこーゆーことだろうなぁと、冴え冴えしまくり、男アビダルは現在無敵っす。

ところで、ビルバオさんはすごかったっすねー!わたくしは、ほぼバスク生まれになりましたよ。そんくらいに応援しました、ビルバオさんを。
マドリ粉砕。
よっしゃ。

とても気分がいいですよね、今の5ポイント差って。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2010年01月14日

お、おでは、おでは、こーゆーチョコりエールが食べたかったんだよぅ(完全に泣きながら)

さるおです。
わたくしは、チョコりエールが大好きです、コドモのころから。食べたくなったので、久々に買いましたよ。
このお菓子の名前は、どーみても、ど真ん中の文字だけ"ひらがな"っすよね。
かわいい。

で、さるおもオトナになったことだし、慌てて食べたらコドモみたいだ、まずは眺めよう、と思って1時間ほど眺めていたら(ヒマすぎ)、すごい写真に気づきましたYO!(遅い)

チョコりエール.jpg

どどーん!と巨大なチョコりエール。
ティーセットとの凄まじい対比。コーフンっす。愛しのチョコりエールがこのサイズ、食いでがあるぞ、1日もつかな。
すってきー。
と思って、慌てて袋を開けましたよ。(やはり慌てて)
そして気づいたのであった。
チョコりエールが大きいんじゃない、ティーセットが小さいんだ!
チョコりエールが大きいんじゃない、ティーセットが小さいんだ!
チョコりエールは小さいんだ!(愕然)

よくあるじゃん、即席ラーメンのパッケージとか、ツアー(旅行)の紹介の写真とかで、「写真はイメージです」というやつが。
あれはですね、業界用語では"エクスキューズ"といって、お客さんに「嘘じゃねーかこの野郎」とか言われるのを怖れた防衛手段です。昔は企業側も「見りゃわかるだろ」で済んでましたが、近頃はお客のほうもヒマなのでそーはいかない。公取まで出てくると面倒だ。というわけで、先にエクスキューズしておくんすよね。

そのエクスキューズが、ない!す、すごい勇気だブルボ○さん!
この殺伐とした時代に、あなたは夢を売っているのですね!ブ○ボンさーん!
写真も素晴らしい。イメージどころか、夢、憧れ、妄想。
「チョコりエールが小さいんですけど」
「それでいいんです」
「ティーセットより巨大なはずなんですけど」
「それは憧れです」
「巨大だと思って買ったんですけど」
「それは妄想です」
素晴らしぃーっ!
ということで最終的には大感動したのでした。

ちなみに、昔はもう少し美味しかったような。でもまた買います。食べ続けようと思います、チョコりエールを、命ある限り。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2010年01月12日

リーガ・エスパニョーラ09-10 第17節 テネリフェバルサ

さるおです。
本土からはるか遠く、大西洋上にあるスペイン領カナリア諸島。カナリアが鳴く、7つの犬の島。いいなぁ、行きてぇ。
小さな島に山々と緑が広がり、盆地に人が住む、火の島テネリフェ。海を渡ればモロッコから西サハラに出る。いいなぁ、行きてぇよ。

クルブ・デポルティーボ・テネリフェとやるんだ、ペドロを90分出してくれ、そして例によってプジョルはチレーナを決めてくれ。シャビ・アロンソのおにいさんこんにちは。
と思っていましたが、ペドロはベンチから。べつにいいや、最近いつも観てるしな。それにしてもすごい、"ペドロが疲れちゃ困るから温存してとりあえずメッシを使っとく"的な今日この頃(笑)。ほんとすげぇゴールハンターっぷり。残り時間も少なくなって出てきたときのパパさんの嬉しそうな顔、ゴール決めた(OG扱いでしたが)ときのパパさんの喜びよう、すってきー。
で、スタメン張ってるのはぼやんちゃんです。これは応援せねば!
すごいとこ見せてやれよ。おまえの名前はぼやん・蹴る吉、いつものように、いいとこ見せろ。

ということで笛が鳴ったとたん、ぶはー、バルサやられまくり。て、てねりふぇさん、強い!
男バルデスが大活躍っす、クロスバーも大活躍。バルサは自陣で、ちまちまとミスを連発していますよ(泣)。あぶねー。
っちゅーかそもそも敵陣には入れてませんが(汗)。
しかたがないので敵地を眺めてみる。テネリフェのホームはとても美しいっすよね。エスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペス、何年かかっても名前は覚えられません。
そうそう、サッカーのピッチというのは、よく模様がついてます。あれは芝を刈った跡なんすよね。
芝の上を芝刈り機がゴォーッと走ります。左から右へ走れば芝が右に倒れます。芝に光が当たれば斜めになった草がそれを反射するわけだから、左から見て明るく、右から見て暗く見える。芝刈り機をまっすぐ走らせた跡でピッチが縞模様に見えたり、斜めに走らせればチェック模様みたいになってるわけです。
エスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペスはにょろにょろ線。とてもアーティスティックで美しい。

ということでやっと、やっとだ。36分。蹴る吉がドリブル突破で左エリア内、DFを置き去りにして折り返す!ニアのシャビはDFに囲まれてますが、ファーのレオがドフリーっす。うりゃぁーっ!で1点。
続く44分はセットプレー。出ましたプジョルの頭!どりゃぁーっ!で2点目。(チレーナがよかったのにぃ)
前半ロスタイムにはイニ坊のスルーパスに蹴る吉が抜け出して折り返しまたまたレオ様で3点目。
うーん、いきなりバルサを追い込んでいた序盤のうちに3点ばかし獲れてて不思議はなかった怒濤のテネリフェさん、3-3で折り返したかったっすねー。

後半はまぁゆったりなゲームにならざるを得ない。この点差だもんなぁ。
後半30分に蹴る吉からレオで今度はとってもソフトなループっす。4点目。
あはは、ハットトリックかー、すげぇ。テネリフェ島のよい子たちも拍手してくれてます。
で、凱旋プレーの神様仏様ペドロ様投入。41分、撃ってるわりにぜんぜん入る気がしないティティからのグラウンダーを仏様がボックス内という至近距離でちょこちょことなんかしつつDFをかわして5点目。(OG扱い)
ミリート弟とちぐりんにも会えてよかった。

とても爽やかっすね、このゲームは。
なんつってもテネリフェさんが勇敢で強い。スコア見たら一方的にボコられたようですが、ほんとぜんぜん違う。一歩も引かずにばんばん攻めてきたよ。かっこええ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:56| Comment(2) | TrackBack(1) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月09日

そのようなことは断じてあってはならん

さるおです。
トーゴ代表を乗せたバスが"蜂の巣"にされましたよ

第27回アフリカ・ネイションズカップです。10日にはじまります。トーゴ代表はグループBに入っていて、コートジボワール、ブルキナファソ、ガーナと同じ組です。
そのグループリーグの試合(ガーナ戦)をアンゴラ(開催国)のカビンダというところでやるというので、トーゴ代表は厳重な護衛つきで、バスで移動してたんすね。そしたら国境付近で待ち伏せしてたやつらに20分間も蜂の巣にされた。
死者が出てます。おなかとか腰とか撃たれたりして選手を含め大変な怪我をしたし、アシスタントコーチ、メディカルスタッフも、同乗してた新聞記者さんも怪我したらしい。もうバス中血だらけ。
バルサとご縁がありそうだったあのとても強いアデバヨルさんも怖くて泣いちゃったらしい。
かわいそうに。サッカーどころじゃねぇ。

トーゴ代表はどーするだろう。ネイションズ杯出場自体をやめちゃうだろうか。
みんな早く家族の元へ帰してあげなくちゃいけない。
ネイションズカップとW杯を観ていて、泣くならフットボールで泣きたい。けど、他のことで泣いちゃいそう。

誰にやられたんだろう。
アンゴラというのは南アフリカの、西側の海岸沿いの国です。ポルトガルの植民地だったのを、大変な独立戦争をして、くたくたになってところでさらなる内紛に突入。いちおう"戦争が終わった"のは2002年ですが、未だ平和とは無縁の土地です。しかも机上の終戦はカビンダという地方行政区を除く地域の話。カビンダというのは"飛び地"なんすよね。周りはコンゴ共和国とコンゴ民主共和国に囲まれている、"州"なんすよね。カビンダ自体は"飛び地"であるおかげで内紛の被害をまぁ比較的には免れたらしい地域です。けど、"カビンダの取り合い"という問題は片づいてないんです。アンゴラはここがほしい、石油が出るから。カビンダのほうはアンゴラから分離独立したいんです。
だからカビンダには反政府ゲリラというのがいる。"カビンダ開放戦線"(FLEC)というらしい。
あんたたちか?

このあたりはとても悲惨な地域です。
ゲリラ組織が、小学校低学年くらいの子たちとその母親を、別々に拉致って来る。で、コドモのほうに刃物を持たせて、母親の腕を切断させたり殺させたりする。それが"怖いモノなしの強い兵士"を作る方法だ。
なんて昨日の話。今もそーかもしれん。

アフリカを神が見捨てていないと証明する。まだ少し早すぎたか。
でもな。
フットボールは今そーゆー挑戦をしているのに。
そーゆー挑戦をしているのに!

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:34| Comment(1) | TrackBack(0) | フットボールあれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月07日

リーガ・エスパニョーラ09-10 第16節 バルサビジャレアルですが、んなことよりコパでミリート弟が帰ってきたYO!

さるおです。
バルサビジャレアルは1-1ドロー、というよりやはり今季はいっそう順位が気になる。
白組のやつらがスコアレスで引き分けて、みっともねーな、へぼいな、ざまーみろ、なんてことを気高い王者のマドリディスタさんたちだったら思わないんだろうけど、あたいはバルセロニスタ、首都の不幸がとても嬉しい、というチャンピオンらしからぬとても浅ましいことを思いながら、やはり今季はいっそう順位が気になる。
もちっと長い時間ぼやんちゃんを出してやりたい、チグりんが観たい、ミリートにはいつ会えるのか、バルサも年明けはけっこうへぼいな、ビジャレアルはまぁまぁか、などと思いながらも、そろそろ順位が気になるのです。
代表招集(アフリカネイションズカップ兼WC予選)でケイタとややちんが抜けるとか、それについてはあまり心配してない、だって、バルサは誰が試合に出てもへいきだもん。ケイタさんとこは、元気ならイニ坊がいるしブスケもいける。ややちんとこだって後ろから1列上げるならラファができるんだし、ちぐりんもフィードはうまい、ピケもいけそうだし。
カンテラーノだって、ビクトル・バスケス、ジョナタン・ドス・サントス、チアゴ・アルカンタラ、そしてガイ・アスリン、みなさんこのへんを埋められるわけで。

しかしなー、コパのセビージャ戦、カンプ・ノウで負けてるしー(涙)。っちゅーか、どうせ"陰謀だ"。セビージャが白いモノを着ていると白い人たちに見えてしまう大バカ野郎ペレス・ブルールの大バカ判定ですよ、どーせ。
でもまぁいいや、だってミリート弟が帰ってきたもーん!待ってたよぅ。おかえり。616日、長かったねぇ、ほんと、おかえりなさい。
大好きなちぐりんはずいぶんブーイングを浴びていたようですが(泣)。

年末に前人未到の6冠達成して、ペップも泣いちゃって、年明けの今、どーなんだろう。やっぱり潜在的に浮かれてて集中できてない気もするよな。人間てそーゆーもんだけど。そーではなくて、4月あたりにピークを持ってくるプラン内の"今はいいや戦略"だといいけど。今こそまさにハングリーな選手をうまく使ってください。ハートが強いほうがいいんだから。

バルセロナ 40
マドリー  38
バレンシア 32
マジョルカ 30
セビージャ 30

バルサが首位、それはけっこうなことですよ。けど、2強だけが飛び抜けてしまって、3位以下がついて来られない、それはいやん。だんだんそーなってきちゃったけど。
ほらー、マジョルカ島のよい子たち、あんたたち今季はもうだめぽ、とか思ってましたが大変に失礼しました。おまえら、ほんとすげーよ。CLに出られるかもYO!
バレンシアとかセビージャにはついてきてほしいっす。白いとこあたり、追い抜いてくれてもいいんだよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 15:44| Comment(0) | TrackBack(0) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月05日

映画鑑賞感想文『マンマ・ミーア!』

さるおです。
『MAMMA MIA!/マンマ・ミーア!』を観たよ。
監督は劇場用長編映画は初めてのフィリダ・ロイド(Phyllida Lloyd)。
出演はドナ役に名女優メリル・ストリープ(Meryl Streep)、ターニャ役は『CHICAGO/シカゴ』にも出ていたクリスティーン・バランスキ(Christine Baranski)、ロージー役にジュリー・ウォルターズ(Julie Walters)。ドナの娘ソフィは、ついに"でかい映画のでかい役"が来たなという感じのアマンダ・セイフライド(Amanda Seyfried)。男子のほうのトリオ(笑)は、サムにボンドな男ピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)、ハリーにブリジョの相手役コリン・ファース(Colin Firth)、そしてビル役はなんだかいつもビルという名前で船に乗っているステラン・スカルスガルド(Stellan Skarsgard)
そして製作総指揮にまーたトム・ハンクス(Tom Hanks)がいるなぁということで、おまえは稼ぎすぎ(笑)。

えーと、映画としておもしろいかどうかはまったくもって疑問です。とても薄っぺらい話っすから。
それでいいんだ、そーではなくて、ミュージカルっすからね、"108分間、キラキラとした懐メロを聴いていてよい"という心地よさが素晴らしいんです。まったく褪せないあばさんの名曲を、頬を緩ませ目を潤ませ、踊りたくてむずむずしながら、ただ聴いていてよしなわけです。
この作品を観る人みんなが必ず全曲知っている的な、必ず全曲好き的な、まさに王道なコレクション。あばさんてすごい、とあらためて思いましたよ。さるおは個人的に、『Dancing Queen』を聴くと某オカマバーを思い出すようになってますが。

音楽って素晴らしい。この作品なら誰だって楽しめるだろう。
見終わった後、あまりに幸せすぎて、ちょっと考えてしまいました。はたしてそうかなと。
世界には、あばさんなんぞを聴いている余裕はない人たちがいて、ドンパチやってたりするんすね。『Money, Money, Money』ってそんなもん見たこたねぇっちゅー人たちがいっぱいいる。
『MAMMA MIA!』を観て"108分間懐メロを聴いていてよい"という意味の楽しみ方ができる人というのは、恵まれてる人たちだけなんだなぁ。
もちろん、音源と再生機が手に入って平和に聴くことができた幸運なさるおたちは楽しめばいいんです。
ただ、あまりに明るいだけの映画だったので、暗いのが好きなさるおは余計なことを考えてしまうだけです(笑)。
音楽って素晴らしい。そのありがたみを知っている人は楽しんでいいんだ。

ところでこの作品は、キャストがまた素晴らしいっすね。女子も男子も、あまりに三者三様で、しかも"あばさんっぽくない"人たちばかり(笑)。
09年明けの劇場公開時で、メリル・ストリープ59歳、クリスティーン・バランスキー56歳、ジュリー・ウォルターズ58歳、ピアース・ブロスナン55歳、コリン・ファース48歳、ステラン・スカルスガルド57歳、ついでにアマンダ・セイフライドが23歳・・・あばさんの活動期間は1972年〜1982年っすから最年長メリルが23〜33歳のときのヒット曲なんすよね。それを今23歳のアマンダちゃんが歌って踊っている。色褪せないあばさんはすごい!と同時にあばさん世代はもうヨレヨレなんだなと。ええ、なんというか、ひじょーに素晴らしいと思います。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月04日

よい子のみなさま、あけましておめでとうでございます、で、新年早々気を引き締めてとてもまじめな話をしようとしましたが結果的に涙が出るようなまことにおバカな会話をしておりますよ

さるおです。

「『少年H』読んだ?」
「読んだ、原爆の話だろ」
「違うよ」
「読んだのか読まないのか・・・とにかく知ってるんだよ、そんなのは。何の話だったかなー・・・」
「戦争の話」
「それだ!おもしろいのなんのって、小学校の図書室とかに必ずその本があってな、戦艦とか軍艦とか、そーゆーのの図鑑のでっかいのがずら〜っと・・・」

心ゆくまでさるお、もんち!
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