わたくしは、本当は、デコのことが書きたい。
巧かったとか、強かったとか、そーゆーのを書きたい。
最後のW杯で真の司令塔デコがどれほど輝いたか、ということを言葉を尽くして書きたいのです。
が、まるで見かけず。
あ、そーですか、おけつが痛いのですか。
マニシェの分まで応援したのに。
この大会で、ただ1つの失点。
さようなら、ポルトガル。(本気で号泣)
イベリア半島ダービーです。でね、あれはやはり1つの半島だというか、なんて言ったらいいのかわかりませんが、ポルトガルもスペインも同じ今という時代、フットボール史上最高のスペクタクル集団だと思うのです。両方ともちょっとミラクルな完成度の代表チームだと。
で、だいたいいつものFIFAランキングの差というか、ポルトガルがスペインの下にいるというのは、単純に母集団の大きさの差だろうと思うわけです。国の大きさというか、フットボール人口の違いね。100人の中の精鋭か、1000人の中の精鋭か。
だから、ポルトガルがスペインと互角にやれるというのは、すげーな、かっこいいな、そう思う。
ちなみに今のランキングでは、ブラジル、スペイン、ポルトガル、オランダ、イタリア、ドイツ、アルヘン、イングランド、フランス、クロアチア、となってます。
スペイン戦のポルトガルも本当に強かった。守備が今まで見たことないほど洗練されてた。強いよ、ものすごく強くて、いいチーム。負けたけど。
で、スペインは、予選3つのうちで素晴らしかったのはスイス戦のみで(負けたけど)、あと2戦は連携がおかしかった。こんなことじゃだめだ、スイスにやられたからってボランチ2枚なんて合ってない、ブスケかアロンソか、どっちかにしろ、と思って本気で心配していたら、2ボランチのままポルトガル戦ではまぁまぁのゲームをして、これはポルトガルのおかげ、という感じになりましたよ。巧いチームが、強い相手、巧い相手とやったら、すごく楽しいゲームになる。
ラ・ロハは、100年かけてここまで来た。
さるおが生まれる前のことにまで思いを馳せ、感動したりして、本気で号泣したわりにいつのまにかスペインのことを書いているさるおでございます。
しかしまぁ、ブスケはすげぇ。
わずか2年前まで4部リーグにいた青年が、マルコス・セナを、あのマルコス・セナを(しつこい)代表から追い落としてレギュラーを張っている。すごすぎる。
セナが代表落ちするほどに、そんくらいにレベルが高いっちゅーことです。もうスペインが優勝だ!
(アルヘンも優勝だけどな!)
で、シーズンも無冠だしW杯では自分の"職場的チーム"とやって敗れ、がっくししてもう食欲もないであろうクリスチアーノが、来たるシーズンはもうすっさまじい気迫でゴールハントしまくるはずが、気がつけば監督がモウになっていて、気合いが入ってしょーがないバルサ戦にかぎってなぜか「守備やって」と言われる、というのをいったいどのような説明ならば納得できるんでしょう。というような雑念が今日も少し(笑)。
あとはね、ウルグアイがすごい。感動的なゲームをやってますな。で、それも韓国が強いおかげでもあるなぁと思いますが、とにかく、ウルグアイがかっこいい。ルイス・スアレスの2点目なんてもう、ゲーム状況といい、あの格別の美しさといい、とてもとても、ゴラッソ中のゴラッソ!巧いって、こーゆーやつだよって感じっす。ほるらんさんも脱ぎたいだろうが、スアレスがとにかくすごい。4強に残ってね。
そしてメキシコも強かった。アルヘンとやるなんてもったいない。大好きなテベスのゴールは明らかな誤審ですから、メキシコもさるおも納得いかないっす。で、誤審といえば、イングランドもかわいそうでした。
誤審(の明らかなやつ)、多いっすねぇ。
日本もよかったっす。力の差はあった。パラグアイの方がぜんぜん強い。でも、ほとんど防戦だったけど、"戦った"のはたしかです。初めて、"悔いがない"という感じになった。4年前のヒデさんにも泣きましたが、今年はすんすけが切ない。うー、切ないっす。本当に。
そしてさるおは、なぜか未だに、コロコロPKなるものを目撃していないのでありました。(ケタ違いの出遅れ感)
心ゆくまでさるお、もんち!