2010年06月11日

映画『SAW VI』解読12 Remember... Don't trust the one who saves you... (2)

さるおです。
超ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

解読11の続きです。
ホフマンが自分を葬り去ろうとしている。こーなったら刺しちがえてやるぞ。
アマンダは、コーベットちゃんを破壊力抜群のギャランティー付き最終兵器にした。あるいは、ケーサツに保護されるコーベットちゃんの証言は起爆装置だということかもしれません。
それはわかった。納得できます。
けれど、とんでもなく大きな疑問が残っているんですね。
1) 残りの手紙はどこへ消えたか
2) こんな部屋で、空気が無くなるわけないじゃん


1)については、あの紙の束の内容を考えなければならないので結論は後にしますが、ざっと書いておきます。
ホフマンが書いた脅迫状のコピーを、パメラが持っていました。
It was at the location where john died.(ジョンが死んだ場所にあった)とジルに言っているんですね。ギデオンビルのあの"Sick Room"(病室)かその付近にあった、ということです。一連のできごとのあとすぐにケーサツがビルに踏み込んでいるので、まさかパメラが自分で見つけた、なんてことはあり得ない。誰かがパメラにコピーを渡したはずです。
ホフマンではない。"あの脅迫によりアマンダが反撃に出るというリスク"の本質(予想もしない人物(コーベット)へ「ホフマンはワルモノ」という情報が伝わる)を熟考した上でなおアマンダを葬る方を優先させたのかどうか、それすらアヤシイ人ですから、さらにコピーが出回れば最終的に困るのは誰かなんてことは考えてもいないだろうと思うわけです。そーゆーキャラクターがホフマンだろうと。
ということで、パメラに渡したのはケーサツ内部の別の協力者っすよね。
でもね、そもそも手紙はあれだけじゃなかった。脅迫状はホフマンが付け足したものであって、他に書類の束があったのです。
アマンダは封筒を開け、ちゃんと全部を読んだでしょーか。そして封筒に戻した?それとも、そのへんにぶん投げちゃった?いずれにしても、ケーサツが踏み込んだとき、封筒の中身すべてが残されていただろうと思う。だったら、どこに消えたのか。
あるいは、ストラームをいったん閉じこめ、眠らせてから頭に水槽をかぶせ、コーベットちゃんを救出してビルを出る、その間のどこかでホフマンが回収したんでしょーか。あのビルを生きて出たのは、ホフマンとコーベットとストラームだけだもんなぁ。回収したなら、自分の脅迫状だけ忘れてくるなんて、そりゃいくらなんでもおバカすぎる。
となるとやはり、ケーサツ内部の別の協力者さんだと思うんすよね。
そーいえば、ホフマンは"I know who you are."というメモを2度もらっていました。この2通は筆跡が違います。ストーリーから察すると、1通目の差し出し人はジョンだと思われますが、2通目はこの協力者さんではないかという気もする。最終章『SAW VII』ではこの人がクローズアップされてほしいと、とても思います。

さて、2)です。
アマンダは鍵穴からコーベットちゃんに話しかけました。扉は木製。密閉空間だという感じはしません。
コーベットちゃんと扉との距離は、けっこうありそうですよ。ここの空気が無くなるなんて、そんな狭い部屋じゃないだろ。コーベットちゃんもぜんぜん慌ててないし。
オカシイっすね。どーゆー意味かな。
I am the person responsible for the loss of your child. I am the only person who knows, where your daughter is. She only has a limited supply of air, and if you want to get her back, you'll have to play a game.(私はおまえの子供の行方に責任がある人間だ。私は、おまえの娘の居場所を知っている唯一の人間だ。彼女への空気の供給は限られていて、彼女を取り戻したければ、おまえはゲームをしなければならない)
これは本当でしょうか。

いや、もちろん本当かもしれません。あのでかそうな部屋に水が溜まってもいいし、何かのガスが充満して徐々に空気と入れ替わってしまってもいい。けど、"a limited supply of air"(空気の供給量に限りがある)という表現はなにかこう、しっくりこない。
ジョンは必ずしも正直ではありません。
ではどこかに嘘があるのか。
I am the person responsible for the loss of your child.(私はおまえの子供の行方に責任がある人間だ)
your child(ジェフの子供)って誰でしょう。the loss(喪失)と言うからにはディラン君のことでしょうか。でも、ディラン君の交通事故死の責任はジョンにはないだろう。だとすると、the lossは"家族の元からいなくなったこと"という意味っすよね。やはりこれはコーベットちゃんを指す言葉に思えます。
I am the only person who knows, where your daughter is.(私は、おまえの娘の居場所を知っている唯一の人間だ)
これは嘘だ。だって、アマンダもホフマンも、コーベットちゃんの居場所を知ってんじゃん。
ただし、アマンダはこの時点で死んでいるし、ホフマンはまだこの部屋にいません。だから、"ここでは"という意味であれば、嘘とも言えない。

ここから先がけっこうすごいことです。
やはり、アマンダもホフマンも知らない、別のyour daughterなんじゃないのか、ということ。
うーん、やはりひっかかるのは"a limited supply of air"(空気の供給量に限りがある)なのです。もちろん、リンのお腹の丸さが目立つシーンの数々や、リンのお腹に手を当てるジェフの仕草も、とてもひっかかる
もしそうなら、リンは当然、自分が妊婦であることを知ってたはずです。そーなれば、たとえばデボラも知っていたかもしれない。デボラさんというのは、3作目と4作目に出てきたキム・ロバーツ(Kim Roberts)演じるナースさんです。デボラの勤め先はAngel of Mercy hospitalです。ゴードンせんせの勤め先であり、リン・デンロンの勤め先であり、もちろんゼップとカーラの勤め先もここ。そして、セシルの押したドアがばーんとなってジルが担ぎ込まれた病院もここで、ジルの流産を見ていたのはデボラさんです。うーん、7作目ではデボラさんにも活躍していただきたい。デボラとジョンには、つながっていてほしいっす。
そしてさらに気になるのは、怯えもせず泣きもせず、落ち着き払って監禁されてたコーベットちゃん。あなたの命はキケンにさらされてなどいないんじゃないか。ホフマンに抱っこされてビルから出てきた彼女は、"ホフマンに向かって"、パパはどこだ、ママはどこだと、聞いているんすよね。もしかしたらあなたは、ディランの死後崩壊した家庭を、ディランの死後変わってしまったパパママを、救おうとしたんじゃないのか。ジョン・クレイマー考案のリハビリ法で。
そーゆーことです。
ジョンが死にアマンダも死に、ジョンの描いた物語の前編が終わったあの時、We were all supposed to die. You were supposed to be the hero.だった『SAW III』終了時、結局なんだかんだで生きてるのはコーベットちゃんだなぁと思ったもんです。
じっくりと、辻褄の合うストーリー展開ができれば、おもしろい『SAW VII』大予想が書けるかも。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | さるお発『SAW VI』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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