2011年01月28日

映画鑑賞感想文『シャーロック・ホームズ』

さるおです。
『SHERLOCK HOLMES/シャーロック・ホームズ』を観たよ。
監督はガイ・リッチー(Guy Ritchie)。
出演は、シャーロック・ホームズ役に『IRON MAN/アイアンマン』のロバート・ダウニー・Jr(Robert Downey Jr.)、ジョン・H・ワトスン役にジュード・ロウ(Jude Law)、アイリーン・アドラーはレイチェル・マクアダムス(Rachel McAdams)、わるものブラックウッド卿はマーク・ストロング(Mark Strong)、レストレード警部はエディ・マーサン(Eddie Marsan)。

えー、製作にスーザン・ダウニー(Susan Downey)が入っているからなのですか、主役のシャーロックをだんながやることになったのは。えー、いいけど、んまー、いいけど、シャーロックが想像以上に"俗っぽく"なっていて、少し残念でしたよ。
さるおはね、シャーロック・ホームズさんの大ファンなのです。ファン歴は35年くらいか。ホームジアンとかシャーロキアンとか言うほどではないですが、とにかく、自分で本を読めるようになるまで、せがんでママさんに読んでもらっていたくらいに、好き。わたくしは将来、めいたんていになろう、と本気で考えていましたよ、いや、まだあきらめたわけではないのでこれからなるかも、めいたんていに。
さるおを"知恵比べ"好きにしたのは、もちろん明らかにサー・アーサー・コナン・ドイルさんでございます。
特に好きだったのは『シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes )』の『まだらの紐(The Adventure of the Speckled Band)』『赤毛連盟(The Red-Headed League)』、『シャーロック・ホームズの帰還(The Return of Sherlock Holmes)』に入っている『踊る人形(The Adventure of the Dancing Men)』。長編はどれも好きです、『緋色の研究(A Study in Scarlet)』はもちろん、『バスカヴィル家の犬(The hound of the Baskervilles)』もおもしろいし『恐怖の谷(The Vally of Fear )』もいい。

ホームズさんといえば、冷静沈着で行動力に富み、現場では這ってでも手がかりを逃すまいとする、血気盛んなお人。これはまぁ、ロバート・ダウニー・ホームズさんもそうでした。観察眼も、毒舌も、女子に対する苦手感も、いい感じ。ボクシングの腕前はプロ級で、バイオリンを弾き、趣味は化学実験で毒薬に詳しく、ヘビースモーカーで薬物依存。退屈すると壁に女王のイニシャルの弾痕を打ち抜いて遊んでしまう。これもまぁ、あってるでしょう、ロバート・ダウニー・ホームズさん、ファイトクラブで楽しそうだったし。
ところが、ボクシングやフェンシングとともに得意だったはずの"ステッキ術"が、まさかの三節棍に変わっておりましたよっ!出ました、少林寺三十六房。ほぼ完璧なはずのシャーロック・ホームズが、少林寺により、コナン・ドイルの描いた人物像と大きくかけ離れた気がするのはなぜなのか。すさまじい武闘派になられて、まことにワイルド、ワールドワイド。
ホームズも実は頼りにしている実直な常識人ワトスン君、彼の最大の魅力は、すごく適度な(ホームズと比較した場合の)"頼り無さ"のように思っていたのですが、このワトスンさんはなんだかやたらと力強い。

そうそう、宿敵といえばモリアーティ教授(James Moriarty)。前述の『恐怖の谷(The Vally of Fear )』にも登場するワルモノっす。で、映画の最後に、実は背後に教授がいたのだぁーっ!ということになるので、続編はホームズの弱み(大泥棒アイリーン・アドラーにとっても同じこと)を握っている教授がさらにアイリーンを巻き込んで大騒動、という感じになるんだろう、と思えば思うほどに、ブラックウッドさんがわからない。話の流れからすれば教授より小者のブラックウッドさん、はたして手強かったのかどうかもなんだかよくわからない。一話完結のための保険という雰囲気が拭えないのです。でもそーなると、最後のあの、教授なのだぁーっ!というのも成功していないように感じてしまい、えー、おもしろいんだけれども、とてもびみょー。
さらに、この作品を残念にしているのが、盗作かな?というこの思い。吊るされた豚ちゃんがラインを流れてきてノコギリがぶおーんと回ってて大ピンチ、最後にあのみゅーじっく。音楽はハンス・ジマー(Hans Zimmer)さんですな。
おもしろいんだけれども、本当に、心より残念です。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年01月24日

美しく強いチーム

さるおです。
イケル君、トーレス、プジョル、ビジャ、セルヒ・オラモス、若大将ピケ。
チャビ・エルナンデスにドン・イニエスタ、ダビド・シルバ、シャビ・アロンソ、セスク・ファブレガス。

simpsons.jpg ←クリックして拡大

イニエスタ、ああイニエスタ、イニエスタ。
なぜにおまえは。(涙目になりながら)

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年01月20日

映画鑑賞感想文『レボリューショナリー・ロード -燃え尽きるまで-』

さるおです。
『REVOLUTIONARY ROAD/レボリューショナリー・ロード -燃え尽きるまで-』を観たよ。
監督はケイト・ウィンスレットのだんなさんのサム・メンデス(Sam Mendes)。この監督さんはとても好きだし、とてもすごい人だと思います。作品の数は少ないけれども、撮った映画は全作品がまぎれもない名作ばかり。
『AMERICAN BEAUTY/アメリカン・ビューティ』
『ROAD TO PERDITION/ロード・トゥ・パーディション』
『JARHEAD/ジャーヘッド』
『THE KITE RUNNER/君のためなら千回でも』
そして『レボリューショナリー・ロード』をはさんで、『THINGS WE LOST IN THE FIRE/悲しみが乾くまで』。
すばらしすぎー。
ケイトさんも、すごい演技力でよい作品に出る女優さんだしなぁ。とてもとてもよい働きっぷりのご夫婦っすねー。
原作はリチャード・イェーツ(Richard Yates)さんというこれまた素晴らしい作家さんの『REVOLUTIONARY ROAD/家族の終わりに』です。この映画は、まさに"家族の終わりに"。
感想書く前に涙出てきましたよ。
出演は、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)とケイト・ウィンスレット(Kate Winslet)がウィーラー夫妻。キャシー・ベイツ(Kathy Bates)、リチャード・イーストン(Richard Easton)、マイケル・シャノン(Michael Shannon)でギヴィングス一家。デヴィッド・ハーバー(David Harbour)とキャスリン・ハーン(Kathryn Hahn)がキャンベル夫妻。

すごい。この作品はすごい。さるおがひじょーに好きな映画ですよ。
1950年代アメリカの"理想的な家族"が、"終わる"顛末を描いた作品です。
人が、溺れまいと必死でもがく姿。それはとても、炎のようで、刺すように痛い。もがき続けて、希望を失い、いつしか焦げついていく、その姿というのは、とてつもなく苦しい。それを描いた作品。
さるおはそーゆーのが大好きっす。なんて暗いんだ、わたくしは。

私が働いてあなたは遊んでていいからパリに行こう、と言い出すウィーラー妻のエイプリル。
理由1:だんなに"輝かしい未来"を取り戻させてあげたい。
理由2:とにかく私はパリに行きたい。
たしかにね、前者も真実ではあった。けどまぁ、後者なんすよね。パリ行きの理由にだんなを利用してるわけです。
タイミングの悪い3人目のベビーさんのことを、エイプリルは気づいたときから邪魔だと思ってた、だって私はパリに行きたいんだもん。
後々、タイムリミットの12週を過ぎた瞬間に決定的な大ゲンカをするんですが、このときウィーラー夫フランクは、自分もそんな子いらんと言おうと思ってた、と言ってはならなかった言葉を言い捨ててしまう。でもこれは真実ではなかったはずで、売り言葉に買い言葉、勢いで言っちゃったんすよね。
フランクも、輝かしい未来を夢想していた。それをエイプリルに話した。それはとても魅力的で楽観的で、ふたりは夢中になった。いや、実際はフランクの話す輝かしい未来にエイプリルが乗っかったんだろうと思います。けれどもフランクはしがないサラリーマンになり、夢は終わった。つまらないけど、現実を生きなくちゃ。それがフランクの、他の人と変わらない、挫折込みの"普通の人生"だったんだろうと思います。そこへエイプリルがもう一度だけ夢をみようと誘うわけです。人生のワンラストチャンス。私たちが特別だと証明しよう。迷いますね、揺れますね、そりゃそうだ。タイミングの悪さはエイプリルのおなかのベビーさんだけではなかった。"普通の人生"の中にも"それなりの成功"がありそうだということになる。どーしても揺れるよね。
エイプリルは違いました。情熱を、命を、燃やさなければ生きられない。たとえ燃やし尽くしたとしても。彼女が愛したのは、フランク経由の"輝かしい未来"。だから、賭けなければ、生きられなかったんだろうと思います。彼女には後戻りはできないんですね。

自分もそんな子いらんと言おうと思ってた。
タイムリミットは過ぎた。
これが、家族が終わった瞬間。エイプリルにはもう、他の選択肢はありません。すべてを、本当にすべてを、失ってしまったと感じた。長女長男がいるじゃんか、と思うけれど、彼女にとってはね、すべてが終わってしまった。そうなると、そもそも長女長男をエイプリルがどう思っていたのかってゆーのもあるわけです。彼女は、家族に何を求めていたのか。やっぱり彼女が愛したのは"夢"だったんですよね。
エイプリルはこの"家族が終わった瞬間"から、一晩かけて覚悟をする。自分は何をあきらめて、何を選択するのか。もちろん翌朝どう振る舞うのかも。
怖かったろうと思います。寂しかったろうと思います。本当に本当に、ひとりぼっちっすから。

それは新たなスタートだったのか。それとも終焉だったのか。
とにかく、"この"家族をどう終わらせるかを決めたのはエイプリルです。かわいそうに。
翌朝のエイプリルは良妻。あ、エイプリルにはもう会えないんだな、そう感じてさるおは涙目です。
タイムリミットを過ぎた我が子を殺そう。そして自分も死ぬのかもしれない。長女長男に、愛していると伝えて。さるおはふるえてしまうほど涙目です。
自殺ではないし、自分で救急車も呼んでいる。ということは、身の丈の、失望という名の幸せを生きようと、思ったのかもしれない。
あまりに見事な良妻の姿は、その日大事な会議があるフランクを安心して出勤させてあげようという最後の愛の姿だったかもしれないし、夫への復讐だったかもしれません。フランクは怯えていたかな。いや、エイプリルは本当に完璧だったから、フランクはわずかな安堵という幸せを感じただろうと思います。死ぬかもしれないエイプリルは、自分がいなくなってもフランクが生きられるように、仕事の心配をしてくれたんじゃないか。

フランクには、才能がちゃんとありました。エイプリルが夢にみた"特別"さをフランクは持っていた。彼女はある意味で正しかったんですね。
けれど彼がその才能を活かすとき、エイプリルはいない。叶わぬ夢の代償は、大きすぎました。

さて、ここからが、この作品の核心だと思います。
キャンベル夫妻はどうだったか。夫シェップはエイプリルとの間にヒミツを持った。彼にとってのエイプリルは、エイプリルにとってのパリ行きのようなものだったと思います。妻ミリーには求めることのできないものを、エイプリルに感じた。けれどシェップはそれを一時の夢だと知っていた。そして無邪気にウィーラー夫妻の悲運を嘆く妻に、もうその話はするなと言えば、素直に従う妻なんですね。口を閉じろ言えば、ちゃんと黙るわけです。
ギヴィングス夫妻はどうだったか。妻ヘレンはウィーラー夫妻を"理想的"だと言っていた。自分が紹介した物件に住み"理想的な家庭"を築く様子を見るのは、ヘレンにとって夢の実現だったかもしれない。ところが、再び家主を失ったその家を新たに現れた"理想"の買い手に引き渡すと、ウィーラー夫妻を悪く言い始める。夫ジョンは耳の補聴器を外します。聞かないでおこう、嫌な話は。知らずにいよう、妻の悪い一面は。それがジョンのやり方。
どっちの夫妻も安泰っすね。
ギヴィングス夫妻の年齢を思えば、これが長続きするケッコンの極意ですよ。ジョンとヘレンは、こうやって、長いこと共に生きてきたんすよね。
対照的です、ウィーラー夫妻は。ハートをぶつけ合い、情熱を燃やして生きた夫婦です。涙出るなぁ。

この作品は、自分がどの立場で観ることができるか、というのもとても大事っすね。"パリに行けた人"として観ることができる人は数少ないと思うけれど、これはとても意義あることです。
唐突すぎるエイプリルだけど、情熱的すぎるエイプリルだけど、とにかく、彼女の姿を見て泣けるハートでいたいっす。

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2011年01月17日

リーガ10-11 折り返しでラ・リーガ史上最高のミラクル

さるおです。
19試合で52ポイント。
本当は、データなんてものはどーでもいいのですが、でもしかし、ミラクル。
本当の本当は、2強ばかり目立つのはおもしろくないのですが、でもやはり、ミラクル。

10-11-19節順位.jpg ←クリックして拡大

アウェイで勝てない内弁慶バルサだった時代が遠い昔だ。すげーよ。
19試合を17勝1分け1敗て、リーガ史上最高です。60-61シーズンの白組が打ち立てた前半戦で16勝という最多勝利記録を上回り、爆走しております。バルサの連続無敗記録(全大会)でいえば、73-74シーズンに勝ちまくったあの"ミケルスのバルサ"の27試合をこれまた上回り、19節マラガ戦の4-1で28試合目達成。リーガ連勝だけ数えても12。おまえら、すげーよ。
得点61、失点は11。去年だってもうじゅんぶんに"ありえない数字"だったのに、さらに今年の折り返しでクラブ史上最高勝点ですってよっ!つまりそれは、このバルサのこの強さが"ミラクルなどではない"ということ。偶然でもなければ運が良いだけでもない。これだけのチカラがあるということ。あんたたちは、すげぇ。
そして何よりも、怪我人がいないということが素晴らしいっす。国王杯もあるしCLもあって忙しい中、チアゴを合わせた21名みんながちゃんと出番を待てている。

本当に、夢のようなバルサだよね。

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posted by さるお at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | リーガ・エスパニョーラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月14日

こっちの結果のほうが好き

さるおです。
わたくしは、この結果を支持したい。
International Federation of Football History & Statistics(国際サッカー歴史統計連盟)が発表した世界ベスト・プレーメーカーが、今年もまた(3年連続)チャビでございます、断トツで。
2位にイニ坊、3位にスナイデル、4位にレオ、という順位であってるぞ、という感じがします。フィールドプレイヤーでないと該当しないよね、というのはしかたないとして、とりあえず、続く順位も、そうだよねと思えるし。

ちなみに、IFFHSというのはいろんな統計を発表していて、月刊でクラブチームを選んでいるやつ(The World's Club Team of the Month)がけっこうおもしろくて好きっす。
2010年だと1月から順に、ローマ、リベルタ(パラグアイ)、バルサ、バイエルン、インテル、エメレク(エクアドル)、ローゼンボリ(ノルウェー)、ジリナ(スロバキア)、マドリ、マドリ、シャフタール(ウクライナ)、ポルト。
2009年だと、バルサ、パリ・サンジェルマン、マルセイユ、パルメイラス、インテルナシオナル、浦項スティーラース(韓国)、エストゥディアンテス、リヨン、セビージャとマドリ、シャフタール、チェルシー、バルサ。
2008年は、ローマ、バイエルン、リバープレート、バイエルン、リヨン、リバープレート、BATEボリソフ(ベラルーシ)、マルセイユ、マドリ、ユナイテッド、バルサ、ユナイテッド。

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2011年01月13日

おトイレに女神さまがいない可能性大

さるおです。

とい〜れ〜にはぁ〜
とても〜とてもきれいなぁ〜
め〜が〜み〜さまがぁ〜
いる〜んやでぇ〜
なんてたよりもやってく〜る
いいもんだ〜なぁぁ〜
ふるさと〜はっ!
それにつけてもおやつはかぁ〜るっ!

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2011年01月11日

バルサのフィロソフィーが褒められたと思って嬉しいのでゴキゲンついでに、モウの旦那もおめでとうございます

さるおです。
1960年 ルイス・スアレス
1973年 ヨハン・クライフ
1974年 ヨハン・クライフ
1994年 フリスト・ストイチコフ
1999年 リバウド
2005年 ロナウジーニョ
2009年 リオネル・メッシ
2010年 リオネル・メッシ

バルサのバロンドールです。09年まではバロンドールで、今年からFIFAバロンドールですが、レオも2連覇。うれしゅうございます。
チャビに獲ってもらって2位にイニ坊というのが希望でしたが、レオの連覇もうれしすぎて涙が出ます。得票数は僅差、1位レオ22.65%、2位イニ坊17.36%、3位チャビ16.48%です。
この結果はまぁ、賛否両論ありそうだけどな、アルビセレステのW杯はだめで、世界1を獲ったのはラ・ロハだったわけで。さるおもじつは、レオじゃないと思っているし。チャビだってイニ坊だって、内心は悔しいにちがいない、落胆してるにちがいない。闘争心はあってよいんだし。
ただ、今回のバロンドールに関して言えば、やっぱりこれはバルサのフィロソフィーが獲得した賞であって、そこに疑いの余地はない。誰が1番だとか2番だとか、もうそーゆーレベルの話ではないです。
バルサのフィロソフィーが何十年もかけて完成形をみつつある。この時代を見ることができるって、超しあわせ。この哲学を、この自信を、この信念を貫き続けている証が、こーして何かのかたちで"記録"されるということが嬉しいのでございます。バロンドールを、ラ・マシアが獲ったんだよな。

バロンドール受賞.jpg

こんなおチビちゃんが(笑)。
えー、チャビでもイニ坊でもだいたい同程度におチビちゃんなわけだが。

ちなみに、バルサのFIFA World Playerだと、歴代こんな感じ。
1994年 ロマーリオ
1996年 ロナウド
1999年 リバウド
2004年 ロナウジーニョ
2005年 ロナウジーニョ
2009年 リオネル・メッシ
(2010年 リオネル・メッシ)

バルサのフィロソフィーがすばらしく優れていることの"記録"はもちろん、ラ・ロハの欧州1&世界1を見てもわかりますが、World XIにも表れていますよ。
カシージャス、マイコン、ルシオ、ピケ、プジョル、スナイデル、シャビ、イニ坊、レオ、ビジャ、CR7、うーん強そう。

そうそう、バロンドールといえば、比べることじゃないですが、バルサはついにユーベやミランと並んだらしい。
ユーベでは、61年オマール・シボリ、82年パオロ・ロッシ、83年84年85年はミシェル・プラティニ3連覇、93年バッジオ、98年ジダン、03年ネドヴェド。ミランだと、69年ジャンニ・リベラ、87年ルート・フリット、88年89年と92年にマルコ・ファン・バステン、95年ジョージ・ウェア、04年シェバ、07年カカー。8個目っすね。

あー、タイトルだけになってる気がしますが、モウの旦那もおめでとうございます。善人の顔でニコニコしているモウの旦那はえくぼが可愛いのだな、と思いましたよ。

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2011年01月07日

映画鑑賞感想文『トロン:レガシー』

さるおです。
『TRON: LEGACY/トロン:レガシー』を劇場で観たよ。
監督はジョセフ・コシンスキ(Joseph Kosinski)さんという、Xbox360のゲームビデオなんかを作ってた若い人。いきなりこんな映画作っちゃって、すげぇ。次回作は12年の『THE BLACK HOLE』という作品っす。楽しみっすね。
出演は、サム・フリン役にギャレット・ヘドランド(Garrett Hedlund)、ケヴィン・フリン役は1作目からのジェフ・ブリッジス(Jeff Bridges)、クオラちゃんはTVドラマ『Dr.HOUSE』のオリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)。

これは続編っすね。1作目『トロン』は28年前なので時間経ってますが、トロンの舞台でも時間経ってるわけで、"きちんと"ジェフ・ブリッジスで完結するという、父の時代から子の時代へ、ね、とても素晴らしい。
さるおは3Dというのにとても消極的なのです。だってさるおは3D初体験が『SAW 7』だから。3Dなんて、邪魔なんだよと、余計なんだよと、そう思っているのがベース。だからこそ、期待して観に行きました。3Dって、きっとほんとはすごいんだ、初体験は相手を間違えたからひどい目に遭っただけで、ほんとはすごいに決まってる。
で、結果から言うと、楽しかったっすー。ちゃんと立体に見えておもしろいし、2Dのシーンとの境目というか、平面のときと立体のときがあることを意識しないで観ることができてストレスを感じない。とても美しくて上手に作ってあるのです。
ただ、さるおが3Dで観たいのは飛び出す映像なんだけれど、あれは、"飛び出す映画"ではない。"引っ込む映画"なのですね。わたくしにとっての"飛び出す映画"はやはり『キャプテンEO』なのです。なんか飛んできて、よけちゃったりしたいのです。

こーゆーね、デジタル話は観てていつも思うんすよね、景色として、爆発とかってちょっと違和感あるだろーと。あるプログラムが破壊されたり消去されたりというのを、爆発だとか粉々になっちゃうだとかで描くのは、なんだかすっきりしない。突然消えちゃうとか、グリッドと同化して吸い込まれるように消えちゃうとか、そーゆーのにして見せてほしいわけです。
『トロン:レガシー』の世界の風景なんかも、クルーがいるあたりは質感もあり色もある、けれど、そこから離れたあの山道みたいなとこなんかは、やっぱ線画でなくちゃだめだ、とか思うわけです。荒涼とした大地に居住区がある世界の話ではなくて、登場人物は"設計図の中"にいるんだな、とわからなくちゃいけない。今観ている世界はグリッドで、このレイヤーにいるんだな、と感じたいのでございます。
あとはですね、ケヴィン・フリンがなんと最後に"気合い"でスーパーパワーをぼかんと出してしまうわけで、ここも惜しいなと、納得しづらいなと、思ってしまった。ケヴィン・フリンは気合いだとか感情だとかでクルーを引っぱり戻したわけではなく、テクニカルな作業をしたはずで、何かそーゆー描写がほしかったっす。
1作目から長い年月を経た『トロン:レガシー』が、そんなふうに描かれていたら、もっとステキでしたよ。

デジタル話といえば、たとえば『MATRIX/マトリックス』なんかでも、マトリックスがとてもリアルに作られているんすよね。でも、こーゆー事情で仮想社会がこの感じで現実の世界では人間電池でもう大変だ、という説明があるので、んまーあれはあれでいい。しかも、身体に電線ぶっ刺して眠っているリアル世界でもトラブルは起きるわけで、こっちの身体がどーかなっちゃうと向こうの自分も大変だ、という2つの世界で同時にてんやわんやするスリルがある。登場人物はあっち行ったりこっち来たり、とても忙しい。
そーいえば、『マトリックス』のこのてんやわんやをもっと極端にしてスピードアップしたのが『INCEPTION/インセプション』っすよね。こっちで眠ってる登場人物も危機一髪、あっち(夢の中)に行っても危機一髪、しかも2つの世界はきちんとリンクしているので、あっちが大変なのはこっちがこーなっちゃってるからでこっちをこうしないとあっちもどーにもならない、とかでとにかく忙しく、てんやわんや。

なんでこんなに話がいろいろになっているかというと、"あっちとこっちを行き来する"映画がとても多いなということを考えていたからです。あっちの世界というのは、デジタルな世界だったり、夢の中だったり、他の星だったり、おとぎの国だったりと様々ですが、物語の構図は同じ。自分はこっちに属するんだけど、あっちの世界にミッションがあって、それをコンプリートするために大冒険して戦って、最後はこっちに帰ってくるというもの。
デジタルだとこの『トロン』や『マトリックス』だし、夢なら『インセプション』、星なら『AVATAR/アバター』、おとぎの国なら『NARNIA/ナルニア』。
未来や過去なら『BACK TO THE FUTURE/バック・トゥー・ザ・フューチャー』とか『THE BUTTERFLY EFFECT/バタフライ・エフェクト』もあるし、他にもいろいろ、たっくさんある。
主人公があっちとこっちを行ったり来たり頻繁にしている忙しいやつと、映画の最後にこっちに戻ってくるやつ、という分け方もある。
おとぎの国系だと『PAN'S LABYRINTH/パンズ・ラビリンス』という大傑作がありますが、あれはまた独特で、こっちの世界が過酷を極める。
『ハリポタ』も同系だと思いますが、これも特殊で、魔法の世界とこっちの世界は同時に混ざって存在している。だから登場人物は、他の作品のように魔法で(身体に電線ぶっ刺したりデロリアンに乗ったりも魔法っす)移動するわけではなくて、ただ歩いて行けば着いちゃう。
"あっちに、やらなくちゃいけないことがある"というのは、定番なんだけれども、これぞ映画。そう思いましたよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年01月05日

映画鑑賞感想文『アバター』

さるおです。
お正月映画だNE!ということで、『AVATAR/アバター』を観たよ。(まさかの1年遅れ)
監督・脚本は、言わずと知れたジェームズ・キャメロン(James Cameron)。
出演は、サム・ワーシントン(Sam Worthington)とゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)、というよりも、青く塗らずにがんばっていたのはスティーヴン・ラング(Stephen Lang)、というよりも、あーゆーカプセルに寝ててあーやって出てくるのはやっぱシガーニー・ウィーヴァー(Sigourney Weaver)。

えー、お正月映画です。さるお家ではなぜか1年遅れですが。ま、お正月映画であることはまちがいない。新年あけまして、まことにおめでとう御座居ます。
そうだ、ジェームズ・キャメロンさんといえば『ターミネーター(THE TERMINATOR)』があるじゃないか!つまらないはずがないのだ!すごい話題性で、賞も獲ったし、おもしろいに決まってるぞー。
と思ったのですが、えー、ジェームズ・キャメロンさんといえば『アビス(THE ABYSS)』かな。
えー。

きっとこれは、映画というよりも3Dアトラクションなのだろう。
だから、3Dで観なくちゃ意味がない。
まったくもって、意味がない。
『アバター』から3Dを差っ引いたら何も残らない。
だって3Dであることのためだけに作られた作品だもの。
平面で観ようというほうが間違っている。きっとそーゆーことなんだ。
すべてはさるおがいけないんだ、うちのてれびが2Dだからいけないんだ。
ただそれだけのことなんだ。
それだけのことなんだ。

えーと、明日にでも、トロンレガシーを観に行こうと思います。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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