2011年03月30日

フランスが支援を提案してきたから、それならってことで、どうやら日本政府が27日の夜にそーゆーことをフランスに連絡したと聞いてます(by 世界最大の民間電力会社)

さるおです。
仏原子力大手アレバは28日、福島原発事故の事態収拾で、日本が支援を要請したことを確認した。アレバの広報担当は、詳細については明らかにしなかった。これに先立ち、フランスのベッソン産業・エネルギー・デジタル経済担当相はこの日ラジオで、東京電力から支援の要請があったことを明らかにした。「36時間前、東電から初めて、フランス電力公社(EDF)やアレバ、仏原子力庁(CEA)に支援の要請があった」と述べた。[パリ 28日 ロイター]

ちがうじゃねーか、東電。なんでおまえらはいつまでもそーやって嘘つくんだ。なんのために嘘つくんだ。何と引換えにそんなにかっこつけてるんだ。

日本分析センターのHPに22時間で分析できるって書いてあるのに、なんで土壌のプルトニウム分析に1週間もかかったんですか。
通常は1週間ということで聞いているので、はい。

そもそも、今は"通常"ではないってことはわかってるのか、東電。

原子力安全委員長が「原子力安全委員会に知識はない」って言ってみたり。
なんだろう、この国は。

つくづく悔やまれます。地震と津波の直後、風向きと風速さえおさえていれば、飯舘村についての対応は大きく違ったはず。"半径"の問題ではないと、なぜ気づかない。そんなこともできなかったのか、うちの政府は。
次の朝に遊びに行って、"危機的状況ではない"ということを勉強してきた総理。なんだろう、この人は。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月29日

今回検出されたプルトニウムの濃度は、通常の環境でふわふわと空気中を漂っているどこにでもあるプルトニウムの濃度と同程度だから、まぁいいんじゃないか(by 世界最大の民間電力会社)

さるおです。
心配していた3号機のMOX燃料。やっぱりなぁ。
1週間前に採取した福島第1敷地内の土壌からプルトニウムが出ました。
238と239と240ですね。量は土壌1kg当たり、0.18〜0.54ベクレル。
東電の副社長曰く、「今回検出されたプルトニウムの濃度は通常の環境で見られる水準と同程度であり、人体に影響はない。大気中に存在するプルトニウムではなく、原子炉から放出されたものである可能性がある」。

ははーん、通常の環境で0.54ベクレルのプルトニウムが身の回りにあるのですね。プルトニウムはふわふわと空気中を漂っているどこにでもあるのもなのですか。それはよかった(汗)。ばかやろう。
プルトニウムがないとは言わない。この国は原爆落とされてるし、人類はこれまでさんざん核実験をやってきたわけだし。
とにかく、原子炉由来のものなわけです。プルトニウムの沸点はとても高い。約3228℃もあるんだからもちろん蒸発したわけではなくて、燃料棒の中身そのものが水と一緒に流れ出たわけでございます。話としては今さらですが。検出された濃度はともかく、気体になって飛んでいるヨウ素やセシウムとは違うだろ。
これも"通常"の範疇だという、その不真面目さが嫌なんだ。後のことは知らないけれど今すぐ病気にはならないから平気だという、ごまかし感が嫌なんだ。ついでに、すべて他人事だと思っている保安院の態度が嫌なんだ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月28日

1ccの中に放射性の何かが2900000000Bqあって、そしてそれは10000000倍だと言うから、計算してみたら500のPETで4930000ミリシーベルトだった、という話

さるおです。
福島第1の2号機の水溜まりから、29億ベクレル/mlというものすごい濃度の何かが検出されましたな。そしてそれは原子炉内部の水の1000万倍の濃度だとか。んなばかな。
それは放射性ヨウ素134なのか、コバルト56なのか。
放射性ヨウ素131は1300万ベクレルで、 放射性セシウム134も放射性セシウム137も、230万ベクレルずつなのか。
これだけの甚大な大迷惑をかけ、多くの人命と健康を危険にさらしたうえに職を奪っておいて、まーだ自分のことがわかっていないド素人の東電。
あのな、東電、「間違っちゃった、すみません、えへへ」でまた済ませる気かよ。
またそーやって、誰かを被爆させるのか。まだそーやって人を殺すつもりか。そんで、今までさんざんやってきたように、逃げ切れると思っているのか。
あー、わたくしは、とても怒っています。"電気料のお知らせ"なるものをいただきまして、さらにムカッ腹が立っておりますよ。70円値上げだと?そうだよね、これでおまえらの懐は傷まない。ちくしょう。

1号機や3号機の水溜まりだって、2号機の例の数値の1/1000なんだろ。そこへショートブーツの作業員を送り込んだ。
なぁ、東電、おまえが行けよ。
ほんと、わたくしはムカッ腹が立っておりますよ。

海だってな、会見の席で「薄まっちゃえば、まぁいいかなって感じ」っていう本音を前面に出すな、保安院。

昨日のエントリーにいろいろ書きました。もしもさるおが作業に来てくださいって呼ばれて水溜まりに入れって言われたら、ちゃんと「あなたがお先にどうぞ」って言えるようになりたいから。
なので少し、昨日の続きみたいなことを。

放射性ヨウ素134の半減期は52.5分です。コバルト56は77日。(ついでに放射性セシウム134は2年で、原子核が中性子を吸収すると放射性セシウム135になりますよ)
29億ベクレル/ccというまさかの記録を叩き出したその物質がもし放射性ヨウ素134だとしてね、53分後に計測したら、14.5億ベクレル/ccになっているはずなんだよね。ところが減ってない。つまり、ヨウ素134ではないわけです。
ということは、コバルト56だと言うのですね。
コバルトというのも核反応の生成物です。これが異常に多いという今の2号機の状態は、"つい最近核分裂した"よねとか"今核分裂してる"よねとか、そーゆー感じがする。でもなぁ。56かぁ。60ではなくて?これはたくさんパターンがあるので、ちょっとよく考えてみようと思いますが、コバルト56って、核分裂生成物ではないのではないか。うーん。すっきりしないミスっすねぇ。
んまーとにかく、大問題ですな。すぐ減るはずのヨウ素134がこんな大量だとか、コバルト出たよとか、これじゃまるで再臨界だ。だけどそれなら、中性子線が観測されなければおかしい。という疑問に気づかないなんて一体どんなド素人なんだよ。
ちなみにコバルトは陽子の数が27コです。安定な同位体はコバルト59というもので(中性子の数は32コっすね)、この59というやつより小さいコバルト(コバルト58とか、57とか、56ももちろんあります)だと電子捕獲というベータ崩壊で、鉄の同位体に変化します。59より大きいコバルトは、ベータ崩壊でニッケルの同位体になります。コバルトブルーのコバルトっすね、あれはアルミン酸コバルト(CoAl2O4)ってゆーやつですが。

→ 訂正されましたね、さすがに。
正しくは2000万ベクレル/mlで、内訳はヨウ素131が1300万Bq、セシウム137が300万Bqだって。これならまぁ、ほんとっぽい。


まだ怒りがおさまらないので、計算してみる。29億ベクレル/ccが何シーベルトなのかを(笑)。
水溜まりっつってんだから"飲んだ場合"でいってみましょう、えー、PET1本(500ml)くらい飲めるか。ヨウ素134ではないはずなので、コバルトの、んー、60でいってみます。
さてと。
まずはccをリットル(正確にはキログラムですが)にして、あとから500のPETになおします。1ccは1ml、1リットルは1000mlです。29億ベクレルを1000倍すると、29000億ベクレル。
出ました、兆。2兆9000億ベクレル。笑い事じゃないですが、笑うな。
ここに係数(実効線量係数)をかけるんすね。こちらを参考にしてください。
えー、飲んだ場合の係数は3.4×10-9。単位はシーベルトです。
10の-9乗ということなので、2900000000000から0を9コ消して2900にして、ほんでここに3.4をかけようか。すると、2900×3.4なので、9860シーベルトっすね。
1シーベルトは1000ミリシーベルトで、1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト。
聞きなれたミリにすると986万ミリシーベルトっすね。あるいは9.86キロシーベルト。
これは1リットルですから、500のPETになおして、493万ミリシーベルト。
4930000mSv/500のPET。
あってるかな。
笑い事じゃないですが。こ、これは、レントゲン何回分かな(汗)。
えー、ご興味のある方は、放射性ヨウ素131を13000000ベクレルと、 放射性セシウム134を2300000ベクレルと、放射性セシウム137を2300000ベクレル、足してみてNE!

オーストリアの気象地球力学中央研究所というところがね、福島第1の"事故後3〜4日間に放出されたヨウ素131とセシウム137の量"がチェルノブイリ原発の事故後10日間の放出量の約20〜50%に相当するよね、と計算したらしい。
福島の2日間のヨウ素131の放出量はチェルノブイリの10日間の放出量の約20%で、セシウム137は50%。
フランスの放射線防御原子力安全研究所(IRSN)ではチェルノブイリの1割と言っているらしいですが、どうだろう。
チェルノブイリと比較するのは難しいだろうと思いますが、それにしても福島第1、もう肩を並べてレベル7かも。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月26日

放射線というのはこーゆーモノっす

さるおです。
てれびでやってんな、アルファ線、ベータ線、ガンマ線、中性子線というのを。
そもそも、そりゃなんだと。原子核からなんでそんないろんなもんが出るんだよ、というのがわからねぇ。
というわけで、イメージで、なんとなく思い浮かべてくださいな。
えー、まずね、どんな物質も"つぶつぶ"でできています。"つぶつぶ"にはいくつもの種類があって、陽子という粒と中性子という粒が、おにぎりみたいに集まったやつ、これが原子核です。物質の種類によって"つぶつぶ"の個数が違うんですが、陽子のほうの個数が変わると別の物質になる。つまり名前も性質も違うモノになります。なので中性子を無視することにして陽子の数だけを数え、並べて書いてみたのが周期表っすね。陽子の数は、酸素だったら8コ、水素は1コ、ヨウ素だと53コでセシウムは55コ、ウランだと92コとかになるわけです。陽子の数が同じで中性子の数が違う場合、同じ名前で性質も似ているけれど原子核のボリュームが違うということになって、こーゆーのを同位体(アイソトープ)と呼ぶんですね。
ちなみに陽子というのは+の電気を持っていて、反対に−の電気を持っているのは電子といって原子核の外側にある粒のこと。ほんでどんな物質も電子を持っていて、酸素だったら8コ、水素は1コ、ヨウ素だと53コで・・・あ、そうか、陽子と電子は数が同じで、プラスマイナス0になるようになってるんすね。
この原子核というのは、"いびつ"でいるのが不安定で嫌なんだ。いい感じに丸くなりてぇ。だから、出っ張って要らないところを切り離して放り出してしまう。たとえば大きくパカッと2つに割れて元のおにぎりより小さいおにぎり2つに変わったりするわけです。こうして"つぶつぶ"を減らしていくことを核分裂と言って、核分裂するときには中性子線というのも出します。そして核分裂でできた"小さいおにぎり"を核分裂生成物と呼んで、こちらも、もう少し安定になりたいなということでアルファ粒子やベータ粒子を放り出す。それでもまだ余分にエネルギーがありすぎるので嫌だなということになるとガンマ線を出す。これを(核分裂生成物の)原子核の崩壊と言います。
つまり、核分裂生成物を含む"いびつな原子核"というのが放射性物質です。アルファ粒子、ベータ粒子、ガンマ線、中性子線が放射線。放射線というのは、ぶつかった相手の科学的性質を変えてしまうほど強烈なエネルギーを持った電磁波で、粒子の場合でもひっくるめて放射線と呼びます。

アルファ(α)線は数cmしか飛ばない、紙で防げる、でも内部被爆はこわい。その通りです。補足すると、アルファ粒子というのは陽子2コと中性子2コがひとかたまりになったもの(ヘリウム4)で、これが原子核から飛び出すことをアルファ崩壊と言います。
ベータ(β)線は数m飛びます。でも、うすいアルミの板とか、プラスチックでも1cmあれば防げる。内部被爆だととてもこわいです。ベータ崩壊というのはじつは総称で、陽電子と電子ニュートリノを放出するとか、ベータ粒子と反電子ニュートリノを放出するとか、電子を取り込んで電子ニュートリノを出すという電子捕獲とか、いろいろあるんすが、まぁいいや、ここではほうっておきます。ベータ崩壊はアルファ崩壊と違って、質量の変わらない原子核崩壊の総称です。
ガンマ(γ)線は、じつは少し様子が違うんすね。防ぐには10cmくらいの分厚い鉛の板が必要。で、これは"ガンマ粒子"ではないのです。エネルギーなのですね。"光"と言いかえてもいいけれど、目には見えない波長です。長い距離をよく飛んで、DNAを傷つける、ものすごいこわいっすね。原子核からエネルギーが出ることをガンマ崩壊と言います。
あとは中性子線。これは何でも突き抜けて止まらない。よほど大量の水(あるいはコンクリート)がないと止まらない。ということは、木造の我が家に退避なんてことをしても意味ねぇな。もちろん、人体なんて突き抜けちゃう。
放射線を浴びるというのは、その場では痛みもないし血も出ないくらいものすごい小さい、たとえば中性子という名前の弾丸で、蜂の巣にされるようなもんです。いくら小さくたって蜂の巣なんだから、少したって気がつくころにはもう身体は火傷だらけ穴だらけ、大変なことになっているわけです。ひゃー、こわすぎ。

さて、放射線の強さは、距離の二乗に反比例する、とか言ってます。
放射性物質の近くへ行けば行くほど、思ってる以上にこわい。逆に、離れるとぐーんと安全になる。放射性物質から10mのところで放射線の強さが100μSvだとすれば、2倍の距離(20m)なら1/4になり(25μSv)、4倍の距離(40m)なら1/16になり(6.25μSv)、8倍の距離(80m)まで離れれば1/64になる(1.56μSv)というわけです。
そして計算上、「放射線の強さは距離の二乗に反比例する」っちゅーことは、距離がゼロのところ、つまり放射線の発生源のことですが、そこでの放射線の強さは無限大になる。おもしろいっすねー。

こうなると、放射線(いちばん勢いのある中性子線)はどんくらい飛ぶか、ということが知りたくなります。そんで、原発に近寄らなければいいだろう。そんな気がします。中性子線の飛距離は数十kmで、しかも強さは距離の二乗に反比例、となると原発から1kmも離れたらもう思いっきり安全じゃん。

原発と言えばウランですが、ウランにもいくつか種類があるんだよね。陽子の数は同じだからとにかくウランなんだけれども、中性子の数がちょっとずつ違っていて、安定だったり不安定だったりするわけです。
たとえばウラン238というものは安定しているんだけど、そこに中性子が飛んできてぶつかるとそれを取り込んで粒が1つ増え、ウラン239に変わる。するととたんに不安定になってしまい、ベータ崩壊でネプツニウム239という別の物質になり、もう1回ベータ崩壊してプルトニウム239になる。プルトニウム239はこの後も核分裂するし、また中性子を取り込んで240になるとこれまた核分裂する。あるいは24000年の半減期でアルファ崩壊する。うーん、終わりがない感じ。
このプルトニウムをリサイクルしたのが例のMOX燃料、福島第1の3号機で使ってるやつです。
ウランには235というのもあって、これは連鎖的に核分裂する性質です。前述の238のように原子核に中性子を吸収するんだけれども、よほど不安定なのでパカッと2つに割れちゃう、でこの時に2コとか3コとかの中性子を出す。するとその中性子がべつの原子核にぶつかって、そしたらまた割れて、中性子が出て、ウラン235がなくなるまでずーっと続いちゃう。ウラン235の半減期はなんと7億年。ほんと、ずーっと続いちゃう。
これはほんの1例で、核分裂のパターンというのはものすごーいたくさんあるんすよね。
ウランとかプルトニウムというのは、重たいから飛びません。つまりずっとあそこにあり続ける。
だから、中性子線に関して、放射線の強さは距離の二乗に反比例する、という話は通用します。

ところが実際問題は、飛散する放射性物質(放射性ヨウ素131とか放射性セシウム137とか)のことを考えないといけない。小さい粒ではあるけれども、"放射線の発生源"そのものが風に乗ってやってくるわけだから。
放射性ヨウ素131も核分裂でできる物質です。8日で半分になるペースでベータ崩壊し、キセノンという放射性物質になり、これはこれで12日で半分というペースで崩壊します。
放射性セシウム137も核分裂の生成物で、チェルノブイリから拡散した放射性物質の大半はこれだと言われています。30年で半分になるペースで、ベータ崩壊とガンマ崩壊により放射能を出さないバリウムという物質になります。人間ドックで飲むヤツの、いちおう仲間っすね、いちおう。
放射性ヨウ素も放射性セシウムも、ウランやプルトニウムの核分裂でできるわけですな。
で、これを吸ったり飲んだり食べたり体内に入れてしまうというわけです。

ここまで理解すると、自衛隊のヘリが床に鉛の板を敷いていたことの意味がわかったりするし、原子炉の近くで放水作業じゃファイヤーファイターといえどもおよび腰になっちゃうよなとか、水溜まりで作業して被爆したというのがどーゆーことかもわかる。
見えない放射線が、とても怖いということがわかる。
やっぱりね、理解しないといけないと思うんです。理科の勉強をしようという意味ではありません。計算とか理論ではなくて、イメージでいいから、何が起きているか思い浮かべることができるようになりたいと思うのです。
東電は人命に無頓着な会社。知らないがために、東電に被爆させられたり殺されたり、そんなことをこれ以上繰り返すのは我慢ならないのです。

広島に落とされたリトルボーイは、前述のウラン235を使ったもの。ウラン235の2つの塊をぶつけて核分裂させる爆弾です。TNT火薬に換算して15000トン。長崎のファットマンは、前述のプルトニウム239です。中性子点火器という部品があって、最初の1粒をぶつけさえすれば、ぼかーんとなるわけです。こちらはTNT換算で22000トン。
痛い思いをしたのに、核が大好きな不思議な国です、にっぽんは。フランス同様、資源を持たない国が決意したエネルギー供給の独立性なのかもしれず、実際、地球のこの環境の延命に一役買うのは原子力かもしれない。ただ、この国には不向きなんだろうな。それぞれに動きたい4つの地殻がパッチワークされた島国が、無理した結果なんだろう。地震や津波や火山と戦うなんてばかげてるもん。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月24日

優しい日本人でいられるうちに、停電だけでもなんとかしてくれ

さるおです。
アメリカとイギリスとフランスが、リビアを絶好調でばんばん空爆しています。カダフィも、かかってこいやと気合い充分。
ハイブリッドの918スパイダーもついにご注文を受付ですな。わたくしはポルシェさんがとても好きですが、被災地でなくても停電でロウソクつけて寒いねなんて言いながらラヂオを聞いているという昭和感まるだしのにっぽんにおりますと、さすがに思います、時速300kmでいったいどこへお出かけに?
エジプトでは憲法改正。ウィリアム王子は間もなくウェディング。ワシントンでは児童がコカイン中毒。

世界は動いているなぁ。でも今の日本からは世界が見えない。
最低限の余裕があってはじめて、人ん家にことが気になるのです。
にっぽんも、5.3mほど動きましたが。

ガソリンスタンドに何時間も並んだり、停電中の町をクルマで走ると(信号消えてもおまわりなんていねーし)、今の日本人の心理状態が少しだけわかる。やっぱりちょっと、ピリピリしてきたよなぁ。疲れてきた。
酪農家はミルクしぼって捨てる日々。野菜農家も野菜を捨てるはめになり、次の野菜を植えたいけれど燃料がなければトラクターが動かせない。そもそも、いくら作ったってもう誰も買ってくんないかもしれないわけで、そりゃピリピリするよな。
漁業だってやべーし。
もう東京の水もあぶないぞ、なんつって、そりゃベビーさんには飲ませたくないと思うわけです。水買っとかなきゃ。うちの子に水をください。ピリピリするよな。
水も野菜もだめで、お菓子食ってどんくらい元気でいられるかなとか、いらんことを考えていますよ。ま、わたくしは水道水を飲みます、水道水大好きだから。

しかしなー、野菜の件はじつはあまり理解できません。風評被害だと言うつもりはない。ある基準を設けていて、データ(数値)が出たら、風評ではないもんな。
ただし、風評はあってはならない。だから、データはちゃんと扱わないといけない。野菜、そのまま測定するのと洗って測定するのじゃ違うだろ。そーゆー説明はないのかよ。露地(屋根なし)とビニルハウスの差というのも理解しがたい。いずれにしても今は飛んできて野菜にくっついた放射性物質を測定していることになり、だいたい野菜って食べる前は洗って調理するんだから、「ちゃんと洗いましょう」で済む話なのかもしれない。ほうれん草のおすすめレシピは「おひたしおひたし」と連呼するなら「おひたしにしましょう」でいいだろうし、だとしたら、結球するやつ(キャベツとか葉っぱが巻いて球になるやつ)だって、外葉剥きゃぁいいわけだろうし。なんかね、農薬の規制と同じだと思うんだよね、この農薬かけちゃいけないんだ、枝豆に、とか言ったって、どこに生の枝豆サヤごと食うヤツがいるんだよと。で、ほうれん草とかキャベツと、パセリを並べて考えるのも意味がわからない。パセリって、そんな大量に食うヤツいんのかと。あとな、何でも県単位なのはよくない。大ざっぱすぎる。放射性物質がどう飛んだかをせっかくシュミレーションしたんだから、その結果をちゃんと活かさないで結論だけ発表するのはなんでなの。風向き、地形、風速、雨、いろんなことが影響するんだから、この山のむこうとこっちで結果は違う。食っていい野菜まで捨てなくたっていいのになー。
こーゆー話をするなら、食う量とか、食い方とか、ちゃんと細かいことを丁寧に考えてからにしてくれ。なんでも一緒くたにするから大袈裟になっちゃうんじゃないのか。
大事なのは、もしも"本当に使えなくなる土地"があるなら、それをきちんと限定すること。その場合は、土壌の放射性セシウムをカリウムと勘違いして植物体が吸収してしまうかもしれないと思うからです。それはもちろんキュウリだとかトマトだとか野菜の種類によっても違うし、葉っぱを食べるか根っこを食べるか実を食べるかという部位によっても違う。それを限定していかないと。
植物のチカラはすごい。人間など足下にも及ばない。ひまわり(The Chernobyl sunflower project)や菜の花が救ってくれるだろうか。

スーパーで略奪が起きないのも今だけの話。スタンドの列で殴り合いが起きないのも、交差点で事故が起きないのも、今のうち。荒れたにっぽんは見たくない、けど、時間の問題だろうと思います。優しい日本人でいられるうちに、なんとかしてくれ、停電だけでも。
被災地はまた雪か。かわいそうだよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月22日

放射能はすでにこんなふうにこんなにも飛んじゃったのですね & ヨードカリを探してみた

さるおです。
「被爆するんじゃないか」なんていう心配はまったくしていません。福島(とその近隣)と関東(特に北関東)が「被爆してしまう」のは3月11日にすでに決まってしまったことだから、問題は量と範囲、そればかり考えています。
さるおにはおともだちがいるので、もしも、ほんとうにもしも、どーにもならなくなるとしたら、じっと動かずにいて"わかっていながら"取り返しのつかないほどの被爆をするより、あらゆることをして守ってみよう、という覚悟はある。宛てがあろうが無かろうが、春休みが台無しになろうが、西へ行こうという覚悟はある。けどなー、判断材料がなさすぎるのです。タイミングなど、もうとっくに過ぎてしまったのかもしれない。

フランスの放射線防護原子力安全研究所(IRSN)の放射性物質拡散シュミレーション(大気中)がこれです。
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/animation_dispersion_rejets_17mars.aspx
こっちは世界。
http://www.irsn.fr/FR/popup/Pages/irsn-meteo-france_19mars.aspx
ドイツのこれはシュピーゲル誌がつくったものです。
http://www.spiegel.de/images/image-191816-galleryV9-nhjp.gif
ははーん。西には飛んでないみたい、新潟はまだ無事だろう。ほぼ北へ、宮城や岩手の海沿いには飛んでいる。けれど15日は時計回りに回り込んで関東全域にばーんと飛んできた。
大半は太平洋上空を流れて広がってしまいました。みなさん、申し訳ない。

飛んでいるのは何かというと、主に、話題になっている放射性セシウム137と放射性ヨウ素131というやつっすね。ウランの核分裂でできる放射性物質です。ウランの核分裂ではたくさんの放射性物質ができますが、たとえば有名なプルトニウムなんつーのはとても重いので飛んでったりはしないのですね。
まず放射性のセシウム、吸い込んだり食べたりで摂取してしまうと、肝臓やらなんやらにガンマ線を放射したり筋肉にたまったりして、半年くらいたつと腎臓通って出ていきます。体の中から、あちこちが被爆し続けるわけです。内蔵がやばい。30年ごとに放射能が半分になる、そーゆー減り方で長寿命っすね。残念ながらこの体内被爆を避ける方法はありません。
もうひとつはヨウ素。「ようそでんぷんはんのう」のヨウ素っす。体内で甲状腺に集まる性質があります。甲状腺ってゆーのは喉んとこにあるやつっす。顎の骨の下っちゅーか、喉の両側に左右1こずつあるやつ。ホルモン出したりするところ。甲状腺にとって本来ヨウ素は栄養なので、足りなきゃ足りないで具合が悪くなる。けれどこれが"放射性の"ヨウ素ということになると甲状腺でベータ線を出して細胞を癌化してしまうわけで、甲状腺集中攻撃っす。だからあらかじめ、放射性じゃないちゃんと安定したヨウ素で甲状腺をいっぱいにしておく、という対策があるのですね。8日ごとに放射能が半分になる、そーゆー減り方なので、8日で半分16日でそのまた半分(つまり1/4)、24日でまたまた半分(1/8)ということっす。

日本政府は今、どの程度本気でこの準備をしてるだろうか。現に福島県では"国と無関係に"自治体が安定ヨウ素剤を配付したりしてるらしいしな。「待ってられない」という気持ちはとてもよくわかる。放射性セシウムのほうが嫌ですが、どーにもならないのでしかたない、けど放射性ヨウ素のほうは打つ手があるんだから打とうじゃないか、ということっす。
もちろん国に備蓄はあるはず。
けどこれは"よほどのことがないと出さないクスリ"なのですね。もちろん一般の市販薬なんてありません。
今がその"よほどのとき"だZE!と思い、内科医さんに聞いてみた。
曰く、どーしてもというなら処方箋を書かないことはないけど「ほうしゃせんがこわいのでヨウ素を飲む」というのじゃ保険の対象にはならない、高いよ。
そうか、保険がきかないとか言っちゃってるってことは、"国としては"まだ配る気が無い。では仮に「ほうしゃせんこわい、ヨウ素飲みたい」とせがんで処方箋を書いてもらったとする。だって"よほどのとき"だ!カネなら払う!と思い、処方箋さえあればヨウ素剤は入手可能か、今度は薬剤師さんに聞いてみた。
曰く、ここには置いてないですし、どこにも無いと思います、よほどのことがないと出さないクスリですから。
!!!
一巡したYO!
たぶん今がその"よほどのとき"だよNE!(ふるえながら)
自分の意志や判断で、安定ヨウ素剤を手に入れることはできません。もちろん誰でも安易に入手できてよいという意味じゃなくてさ。飲んだほうがいい人と飲まなくても大丈夫な人がいるし、誰かがきちんと飲み方おしえてくれたり、面倒みてくれなきゃいけない。ただ、国から"もらう"しかないということは、国がくれるのを"待つだけ"なのですね。あっはっは、根拠不明の"影響ないレベル"という聞き慣れたフレーズを信じるしかないということです。

日本政府も早くシュミレーションを済ませて、該当する地域のよい子たちとママさんたちだけでいいから、たすけろよ。ちゃんと。手遅れにならずに、ちゃんとやれ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月20日

リッチな彼女と ルビーをせしめて フランスへ

さるおです。
わたくしは、周期表がとても好きです。周期律は美しい。眺めていると、わくわくするのです。水素の位置はどこがいいだろう、などと考えるとまことに楽しい。
最近じっくり眺めてないなーと思って、眺めています。
今は、第13族とランタノイドを眺めています。あと、アクチノイドのところもチラチラと見ています、夢がいっぱいつまった周期表なのに(涙)。

↓こーゆーことをブツブツ言っていたもんだ。懐かしい。もちろん横にも憶えましたが。

リッチな彼女と ルビーをせしめて フランスへ
にっぽん明日はすべて梅毒
おっさんセックス 手に持つポール
ふっくらブラジャー 私にあてて
変なねーちゃん ある暗闇で キッスの連発

2、13、14族がうまく思い出せません、ブーある・・・ブーある・・・何だっけ?いろんなのがあった気がして、憶えてないや。周期表を憶えるためのこのセクシーなポエムを周期表を見て思い出そうという究極のアイロニー。
さるおは、変なねーちゃん ある暗闇で キッスの連発、というのがリズミカルでとても好きですよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月19日

第7艦隊も逃げ出す原発メモ

さるおです。
TMI(スリーマイル島原発事故)はレベル5、チェルノブイリは7。
日本政府は福島第1をレベル4から5に引き上げた。
世界はどう思っているかというと、6だよね、下手すりゃ7だよね、という見方をしてます。
ふつー考えたらやっぱ、にっぽんのことは日本政府がいちばんよくわかっているはずで、遠いところの人は事情がわからないから怖がって慌てているんだろうということになりそうなもんですが、そうはいかない。これが外国のできごとなら日本はある程度冷静な分析をするはずで、逆も然りだろう。
米国の科学・国際安全保障研究所(ISIS)は、レベル6に近く、レベル7になるかもと言う。
フランスも、レベル6だと言うんすね。
当事者にっぽんとずいぶん違うじゃねーかよ。

第7艦隊の原子力空母"ロナルド・レーガン"は、仙台で救援活動をしていたヘリの搭乗員から低レベルの放射線を検出したそうな。んで、福島第1の北東約160kmのところにいたのに、北海道のほうまで逃げてしまいました。3機のヘリの搭乗員17人と作業空域から検出された放射性物質は福島第1のもの。
うーん。
レーガン丸は、原子炉2基が機関の空母っす。
それが、逃げた?
"健康に影響のないレベル"の放射線がこわくて?
うーん、ひじょーに嘘っぽい。レーガン丸がではなくて、"健康に影響のないレベル"の放射線とやらが嘘っぽい。

にっぽんのことを、にっぽんの次によく知っているのはアメリカっすよね。で、彼らは"独自の分析"をしている。その"独自の分析"の結果、レーガン丸は逃げたはず。
ではどんなデータを分析したのか。
レーガン丸がとったデータだ、そりゃそーだろ。第7艦隊の原子力空母は、福島第1の北東約160kmのところからできるかぎりのデータをとったはず。
あとは衛星からも。

福島第1の設備は沸騰水型原子炉というものです。お湯を沸かして、水蒸気でタービンを回して発電する仕組みっすね。
問題は湯沸かしの燃料。基本は二酸化ウランを使うんすよね、でも今バケツで水をぶっかけたりしている3号基は混合燃料。二酸化プルトニウムと二酸化ウランを混ぜたもので、新しいウランなんか使わないんだよね。プルサーマル計画とかMOX燃料とかいうやつっす。つまり使用済み燃料(プルトニウム)のリサイクルっすね。混ぜたことで融点が下がって、燃料自体の熱伝導度も下がって、要は燃料温度が高くなりやすい。新しい燃料より放射能(中性子)が高くて、あぶないわけです。
もしかしてレーガン丸はプルトニウムでも発見してたりして。ヨウ素の量調べて、ウランがやばいな、とか。
プルトニウムはウラン鉱石にごく微量が存在するわけで、黄砂と一緒に飛んできたりはしているだろう。ですが、こりゃもうほんとに"ごくごくわずか"なわけで、実質、地球上にあるものはすべてウランの中性子照射によってつくられた人工元素と考えてよいですな。半減期は、238なら88年、239では24100年、240が6560年。吸い込んでしまったりするとアルファ線の内部被爆で肺癌になったり、けっこう強烈な発癌性物質っす。猛毒だと言っていい。

中性子というのは電荷を持っていないので、そのまま検出することはできません。
ばーんと飛んで、他の物質の原子核とぶつかったときに放出される陽子とかアルファ粒子とか、そーゆーのを測定するんすね。核の崩壊を利用して間接的に観測するわけです。たとえば水素の原子核とぶつかって、そこにあった陽子を跳ね飛ばすと、陽子はプラスの電気を持っているので機械で測れるわけです。ぶつかる相手がホウ素だとアルファ粒子が放出されるので、計測機械にホウ素化合物を入れておいてアルファ粒子を測定するということになるんすね。
そんくらいの設備、原子力空母レーガン丸が持ってないわけないよな。

日本政府が(あるいは東電とか保安院が)発表する数字はわけがわからないんだよね。"放射線"と言ってひと括りにして、何をどのように測ったのかぜんぜん説明してくれない。"放射線"と"放射能"と"放射性物質"の区別すらおしえてくれない。
放射線の強さ(エネルギー)というのは、グレイ(Gy)という単位(J/kg)で表すんです、ほんとは。で、放射線にはいろんな種類があって危なさが異なるので、それぞれ係数が決まっているんすね。だからグレイの値に係数かけて、そこでシーベルト(Sv)という単位になる。"放射能の量"ではベクレル(Bq)という単位を使います。1秒間に1つの原子核が崩壊するのが1ベクレル。
懐中電灯(放射性物質)から出ている光(放射線)の量がベクレル。その光が当たってどのくらい明るいかがグレイ。つまりグレイというのは、光源からの距離や光の種類によるわけです。そして光が当たってどのくらいの損傷を受けるかを計算したのがシーベルト。シーベルトも光の種類によって変わるということです。
危なさまで加味した数字を発表しているんだから信じていいだろうと思いきや、15日だっけ、正門近くで中性子線だーなんて言ったのは。

"使用済み"だろうがなんだろうが、とにかくこの"核燃料"というものは、"発熱し続ける"という性質。水がない状態が続けば、温度が上がり容器を融かし自分も融けて、止まらなくなる。融かして融かして炉心を(またはプールを)突き抜け下へ下へ。土も海も空気も汚して止まらない。臨界反応を起こせば中性子爆弾と同じモノっすから、水素爆発や水蒸気爆発が起こればもう、大変なわけです。
今、このシナリオを避けようとしているわけです。だから、水をぶっかけるのではなくて、水を循環させて冷やし続けなければならない。
被害者にっぽんが、加害者になってしまう。
もうどのくらい融けているだろうか。
時間との勝負。だけど、残り何分かが見えない時計と戦うわけで。

そして、チェルノブイリのように後始末する、"石棺"の準備。
冷却システムが復旧してもさらに続きがあるからです。熱した金属に海水かけっぱだもん、穴が開くのはこれまた時間の問題で、剥き出しにしておくわけにはいかない。
コンクリートで固めちゃう、というのはけっこう理に適っていて、中性子というのは水で減速できるんだよね。遅くすれば吸収されやすい。コンクリートというのはずっと水気があるから。あとは中性子を吸収してくれるモノを使ってさ。中性子も遅くできればホウ素化合物でいいだろうし。

ヒラリーたんも怒ってるらしいしな。
「ホウ酸かけちゃおう」って、早々に解決策を提示したのに、日本政府はかっこつけて「自分でできるから引っ込んでて」と断った。
ヒラリー、日本政府を信用するなよ、アメリカの判断で自国民を守れ。
東電の危機感がまるでないからいけないんだ。「カネかけて造った原子炉、よごしたらだめになっちゃってもったいないから、やめてよね」と言った"世界最大の民間電力会社"。
多くの日本人の命と、世界の人々の健康と、長く続く地球規模の汚染。あらゆる生物に迷惑をかけても、それでも、金儲けを優先する"世界最大の民間電力会社"。
なんで今日、やつらの株価が上がるんだ。

心ゆくまでさるお、もんち!
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2011年03月17日

こんどはどっちかっちゅーと原発メモ(少し怒っているので乱暴ですが、怒らないでいるよりいいと思うので、えー、あしからず)

さるおです。
東京都23区内は停電になってない。てれびの字幕に"○○区"なんて出てきてても、各家庭の電気は消えてない。
「買いだめはやめましょう」なんつって、なんで円高なんだよ。それ、"買いだめ"だろ。
はぁ。

さるおはですね、10代、20代、いや30歳すぎるまで、日本という国が少し嫌いだと思っていました。歪みすぎて薄っぺらくて少し恥ずかしい、そんな気がしていました。でも、30代も半ばになったら日本が好きになってきた。わたくしもオトナになって、やっとにっぽんがわかってきたのだな、と思っていました。が、今また少し嫌だなと感じていますよ。
緊急地震速報というやつ、結局、気にしてるの東京だけなんだよね。東京が揺れる中くらいの地震の速報ばかり出て、地方の大きい揺れについては事後。
すごく思うんだよなぁ、"日本"というのは"東京"のことであって、さらにそれは東京の"機能"のことなんだって。

さて、昨日、自衛隊のヘリで原発に水をぶっかけるしかない、というバカげた話になったとき、わたくしは笑ってしまいました。
んなバカな。
原発にバケツで水ぶっかけるって、いったい何なの、その発想は。
とっさにさるおの頭に浮かんだのは、山火事とかでやるやつ。何tもの水を一気にざっぱぁーん!ってやるやつな。そんなもん、水全部どっか行っちゃうよ、狙ったところにかかるわけない。今春だぞ、風強いぞ。
あとはしょうぼうしゃで放水。
これだって無理だ。できっこないし。東電の社員が、今から消防車の特訓受けて、放水だって(笑)。
夢かな。
"水をかける"という行為は、限りなく無意味に近い。塩水だし。うまく水がかかったとして、それはごくわずかな時間稼ぎなのだから。
でもね、「もうこれくらいしか思いつかない」って会見で言ってたんだよね。そりゃもちろん他の手がありゃオカシナ奇跡にすがる必要はないわけで、"これしかない"のなら、今度は本気だろう、そう思ったわけです。
ヘリはさすがに東電社員には無理だろうから、自衛隊も覚悟を決めたということなんだな。原子炉の上空飛んで、何度でも水かける、決死のミッション発動だ。地上からも放水、ケーサツと自衛隊に消防車貸してもらって、こちらも決死隊。
決死のミッションを本気で笑う気はありませんが、あまりの怖さとバカバカしさで笑ってしまう。

ところが、放射線があるからあぶないよねということになって、ものすごい上空から、ざっぱぁーん!とあらぬ方へ水散布。何回か繰り返して、戻ってきて調べたら被爆してなくてよかったね、なんつって、ほんと、よかったよ、床に"鉛"貼ったヘリに乗ってて(涙)。
地上も、放射線があるからあぶないよねということになって、朝からやると言っていたのに丸1日決断できずに断念。かと思いきや、真っ暗な19時過ぎから、10分くらいと5分を5台という計30分くらいの放水を、離れて行いましたよ。ケーサツが。
ばかな。
なんだそれ。そんなのあるか。この期に及んで、まだ本気じゃないのかトーデン。明るいうちに放水しないなんて、見せたくないからに決まってる。何を?"ちゃんと放水できないかもしれない"のを?
浴びていい放射線の基準値?そんなものに意味は無い。だって、基準上げちゃうんだ、50mSv/hから、100だとか250だとかに。そーゆー事態じゃないだろ、覚悟の問題だろ。福島県民を身代わりにするな。
ほんで今になってやっと、東北電力から電線つないで復旧してタービン回すぞーなんて修理しはじめた。それがおまえらの本業だろーが。早くなおせや。最初から、それしか方法はないんだから。
しかも4号機なんかは放水じゃ時間稼ぎすらできん、屋根あるんだもん、たまたま空いた穴からうまいこと水が届くと思うほうがどーかしてる。
冷却システムがなければ、メルトダウンする。

正直さるおは、ヘリで水ぶっかけるという話が出たとき、終わりだなと思いました。万策尽きたというより、万策など、はじめから存在しない。電気しかないのに。アンダーコントロールだとさんざん言っておいて突然水ぶっかけるしかないとか言い出して、もう誰かが(トーデンが!)腹を決めなくちゃいけないんだろ。凍えてる福島県民を身代わりにしないでくれ。
もし3号基を落ち着かせることができたとしても、その神業をあと何回使う気か。んなことより、電力を復旧しろ。それならプロだろ、塩水や余震をねじ伏せるしかない。

マイクロ(μSv/h)だとかミリ(mSv/h)だとか、単位を2つ使うのもどんな嫌がらせなんだか。国民は理系の学生じゃないんだ。
レントゲンとの比較もやめとけ。レントゲンは内部被爆じゃねーし。なんでレントゲン撮るとき技師が部屋から出るんだ。時間軸を無視するから話がわからない。パイロットさんとの比較だってもうやめてくれ、内部被爆の心配をしてるのに。
自衛隊だってもっとたくさんヘリとか放水車とか持ってるんじゃないのか。もうかっこつけてる場合じゃない。米軍だっていろいろ持ってる。自分たちがちゃんと覚悟を持った上で、いろんなところにたすけてもらえ、緊急に。ホウ素でもカドミウム合金でもインジウムでもハフニウムでも、かき集めろや。
わたくしが気にしているのは、風向きと風速と雨。
東京の"機能"しか気にかけていないなら、たとえば天皇陛下はどこにいるだろう。時間がなくて訪ねてないけど、都内の大使館が空なんじゃないかと気になりますな。

第7艦隊はもうサジを投げたのか(遠くに逃げて行きましたが)、米国の分析のように80km離れればいいのか。もっと遠く西へ逃げるべきかな、逃げる宛て、ねーけど。
知りたいのは、あそこに何がどれくらいあるのかということ。どれだけ地球を汚すだろうか。
でもそんな情報出てこねーし。
もしこれが外国のできごとなら、日本はある程度冷静な分析をするに違いない。逆も然り。これから海外メディアの記事を読んでみようと思います。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月16日

被災地の情報とか、地震メモ

さるおです。
11日の巨大地震、さるおは震度6っぽい地域にいて、人生で初めての揺れでしたよ。少し高台から外見て、すげーなと。住宅ってこんな揺れんのか、壊れちゃうぞと。自分の足で立ってるのはやや困難。
さるおはこーゆーのはかなり落ち着いてるほうですが、まだ買ったばかり(1年半なんてつい先日っす)のてれびがやべーと思って、ドキドキしながら早く帰ったら、てれびは無事、洗面台で歯ブラシが落ちたり、風呂場のシャンプーが落ちたり、そんなもんでした。実質、被害ゼロっす。
そこでてれびをつけて、そーとーやばいと知りました。すごいタイミングのライブ映像で、ショック受けました。だって、波が、道乗り越えて、畑のトンネルやハウス飲み込んで、家押し流してクルマ押し流して、そのままどんどん、内陸へ、スピード上げて、あ、クルマ、速く逃げろ、もっと速く、もっと、急げ、だめだ、間に合わない、飲まれちゃう、あーだめだ、またクルマ、そんなとこにいちゃだめだ、え、クルマ捨てるの、なら走れ、死に物狂いで走れ、もっと走れってば、だめだよ、水のが速いよ、あ、飲まれた・・・ただの水じゃないんだから、割れたガラスとか鉄板とか、そーゆーのなんだから、こんなのだめだってば。
とてもこわくなりましたよ。これってきつい仕事だ、ヘリで飛んで、撮影して、見殺し。きついよなー。
本気でこわいと気づいて、すぐに思いました。原発、何基あるんだ、全部だめになる。津波で電気がだめになって、復旧させることができなければ、何をしようと無駄だ。冷却システムを動かし続ける以外に方法はねぇぞ。
うーん、案の定。そもそも人間がそう簡単にコントロールできるものじゃない。計画停電で被災地の電気を止めたりするふざけた態度の会社には無理。無理なのに、あんなもん作って。ばかやろう。
さるおは、あの人たちの態度が気に入らないのです。ごまかしたり、隠したりする、社会や生命をバカにした態度が気に入らないのです。
原発から20kmのとこに市民がいるのに、東京電力の社員が原発を捨てて50kmも逃げた。社員の"一部"が避難したと言ったのに、750人が逃げて残ったのは70人。その70人は遺書を書いて残った人たちなんだろうと、勝手に想像しています。自分の勤めている会社が何をしている会社なのか、真剣に考えた人たち。会社の意思決定に関わるほどじゃない"勤め人"が、最前線に出て行く。"だめな電力会社の社員"として被爆させるな。英雄にならなければ。この人たちの家族がいるんだから。志願する人々が英雄でなきゃ、どこかに光が、なきゃいけない。

わたくしには、仙台に住む友人がおるのです。中学生のときにですね、すべての教科のノートを試験前にわたくしに貸してくださって、あらゆるお世話をやいてくださった、大恩人の秀才です。家が近くてさ、よく一緒に帰ったりしました。
なかなか連絡つかないので心配になって(今後もお世話になるかもしれないしー)、住所から避難場所を探して鹿野小学校と長町中学校に電話しました。中学校のほうは電話がつながるのがつい遅い時間になってしまって、19時ごろ、ここは真っ暗闇なんです、と言いながら探してくれました。どちらの学校にも友人はおらず、「負けないでください」と電話を切る自分の声が、非力すぎてバカみたい。長町南小学校にも明日明るいうちに電話かけまくってみるか、余計めーわくだろうか、どうしよう、と迷いながら、つながるはずのない恩人さんのケータイにかけてたら、うぉー、呼び出してるぅー!
ほんの1分だけ、話をしました。声を聞いていたら、泣けてきました。恩人さんも涙声になりました。でも、今はいいや、それだけで充分。
仙台市の太白区というところはちょっとはマシらしい。昨日の時点で鹿野は電気はないけど水があるところが多かった。マンションなんかは貯水タンクの水を使うので電気が止まれば水も出ないけど。今日は長町のほうから電気が復旧して来てるらしいし。家族で手分けしたりしてスーパーの行列に並べば、少しの食料は手に入ると言ってた。だからだいじょうぶ、がんばると言って泣いていた。
また2、3日したら電話してみよう、ほんの1分だけ。

あとですね、今日ね、親戚一同が岩手にいるという知人が、向こうに行って帰ってきた。持てるだけの食料と探しまくって手に入れた使い捨てカイロ持って、13時間かけて行き、11時間かけて帰ってきたと言う。ガタンガタンと段差をこえてトラックのドアを壊しながら、もちろん果てしない遠回りを強いられながら。
途中何個所も、検問っちゅーか、引き返させるためにケーサツがあちこちに待ち伏せてるらしく、どこだか市役所に頼まれて運んでると嘘をつき、許可書がないと通さないならこの荷物そっちで届けてくれるんだろうな、と脅して突破。着いたら親戚さんの家は全壊、町も全壊、めちゃめちゃになってたと言うのです。向こうはプロパンガスしかないから、ガスボンベがごろごろ転がっていて危ないんだって。こーゆーのに触っちゃって火事がたくさん起きてる、ここもいつ燃えてもおかしくないって。実際は報道よりはるかにひどく、死者の数は3万なんてもんじゃ済まないし、あっちは死体だらけだよ、と言ってました。地震から津波まではあっという間で、30分なんてなかった。避難できずに学校にいたたくさんの小学生や中学生もたすからなかった。崩れた家の屋根瓦をよけると遺体、浸水したままのところも遺体がいくつも目の前にぷかぷか浮いている。すぐ見えるところに我が子の遺体が浮かんでいても、近づけないし置く場所無いし、放置するしかない。医療品とか食料とか水とか、たくさんの物資が山1つ向こうの倉庫にめいっぱい山済みなのに、こちらに持ってこられない。たまに届く物資は、足りてるところにばかり届き、足りない地域には届かず、向こうに持ってってやってくれと頼んでも「ここだと言われたんでー」なんつって聞いてくれないと言うのです。しっかりしろ、にっぽん。
知人君も置くモノ置いて、親戚さんの家の跡に立ち寄り、瓦礫の中からじーちゃんばーちゃんの位牌だけ探し出して、そんで戻ってきたらしい。
報道された釜石港も典型で、物資を運んできたはいいが港に降ろせない、理由は輸送トラックが来てないから。ばかちーん、来るわけないだろ、輸送を被災地に頼るな。彼らが救いを求めているときに、被災者を頼りにするな。トラックごと運べ。ばかちーん。偽善で終わるな。あらゆる準備して、徹底的にたすけるんだよ。
ちなみに被災地は今、長靴と靴下を欲しがっているそうな。あとはトイレタリーモノ、ティシュとか。温かいものが食べたい、そりゃそーだよね。水と火があるところは、ここで炊けるから米を持って来てくれとも言っている。

さるおには何ができるのかな。ずっと考えてます。
"祈ること"などと言いたくない。
だからここに、知ったことを書く。
世界中が見ている。計画停電で真っ暗にしてもすぐに略奪が起きないというのはすごいっすけど、そんなことでは足りない、今回ばかりは。福島第1近くの被災者に早く物資を届けないと。原発が生む最大の悲劇は、差別。寒くて死んじゃうよ、急がなきゃ。
とにかく、今無事な人は無事でいないとな。わたくしのところでは今いちばんの心配は原発っす。ついにバケツで水ぶっかけるわけで。
白い噴煙を横方向に吹き飛ばした1号機の爆発と黒い噴煙を垂直方向に吹き上げた3号機が、同じ水蒸気爆発には見えねぇ。ということで報道を信じてないさるおとしては、自分の頭で判断したいんだけど、情報ねーし。
風向きと風速と、雨でも見張ってよっと。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 23:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月15日

全部でどれくらいの設定ですかね

さるおです。

オレの人生もとうとう第4ピリオドの8合目、残り2分

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月14日

同じには見えませんが

さるおです。
1号炉と3号炉の水素爆発、違うよね。「同じ、同じ」って言ってますが、違うのは一目瞭然。
1号炉は白煙が横にひろがって、建屋だけが破裂した。
3号炉は黒煙が真上に吹き上げて、爆発の規模も大きい。建屋だけがふっ飛んだ、という感じがしないのです。どちらかというと、建屋の中の筒状の建造物の天井が吹っ飛んだ、みたいな。
これを「同じ、同じ」って分析抜きで言ってんのはまずい。とてもまずいよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 18:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 心ゆくまでさるお | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月11日

切符なのか、乗り場なのか

さるおです。

新幹線うりば

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posted by さるお at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ある友人の語録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月09日

10-11 欧州CL Round of 16, 2nd.leg 大一番

さるおです。
バルサアーセナルでございます。
3-1ですので、トータル4-3のバルサ。

まさに大一番っす。ガナーズとバルサがピッチに立つとね、すごいな、サッカーだな、という理屈抜きの高揚感で鼻息荒くなる。ふんがー。
ここんとこ、なんだかんだでバルサが勝ってる(勝ち進んでる)わけですが、さるおにはどーしてもあのとき負けてたんだという思いがあるのです。だから、この組み合わせはとても特別。
美しいパスサッカーをすると言われる両チームですが、やっぱり少し違うわけで、ガナーズには良くも悪くもバリエーションがあり、バルサはひたすら1つのことしかできない(笑)。プレミア内でボールを支配し華麗なパスサッカーをするガナーズは素晴らしいけれども、バルサとやるとなるとこれは少し次元の異なる世界の話っすから、どーしてもある程度、アーセナルのカウンター攻撃vsバルサのポゼッション、ということになるわけで、で、さるおはやっぱりバルサを応援するわけです、もちろん。しかも、えー、今はちょっとベンゲルこのやろーという気持ちがありますので、つまり、思いっきりぶっ叩いてやりたい(爆)。

わたくしのこの"ぶったたきてぇ"という強い思いがチャビに憑依(笑)。気迫を通り越し殺気みなぎるチャビ兄さん。今日もまた、あなたは本当に怖かったな、と思いました。心から愛しています。
ウォイチエフ・シュチェスニの指を粉々に破壊してしまうだにべすさんの魔球もすごかった。(大袈裟)
プジョルとピケは欠席でしたが、そんなこたぁかまわねぇ、と言えるボールポゼッションで、シュート数は19対0。19対0なのに、3対1という、キレイに決まったブスケマジック。気にすんな、動揺すんな、たいしたことじゃない。おかげでスリル満点で、致命傷の可能性は非常に高かったですが、とにかく、気にすんなや。
あとね、マスチェ万歳っす。「バルサはバルサとして死ぬ」と言ったヘフェシート、あんたは最高。終了間際のベントナー封じは凄かったっすー。
コレイア万歳アフェライもいい感じ、といろんなことを思いましたが、なぜかすっきり感が足りないのはブサッカのせいですな。

ファンペルシーの退場についてはまた賛否両論渦巻いてんだろうし、ベンゲルもぐだぐだ言ってそう。
あれは、もちろんルールに照らして判断すれば"警告できる"行為で、黄札が出るのは、間違ってない。けれど、笛が聞こえたかどうか、ほんとのところはわからないわけで、あんだけうるさければ、疑わしきは罰せずでいいんじゃないか。実際ゴールはカウントされてないわけで、それで充分だった気がするのです。しかもいちばん大事なことは、幸運のおかげだったとはいえガナーズが追いついたところだった、ということ。おーし、おもしろくなるぞー、という時だった。
オマケしてよ、という意味ではないっす。
フットボールというのは、良識に基づいて人間が判断しながら進めていくものだと思うだけっす。そして人間がやることだから、判定が一定するように最善を尽くさなきゃいけないと、そーゆーことっす。
これはチャンピオンズリーグなんだから、"間違ってない"という理由だけでスペクタクルを台無しにしちゃいかんのです。
あれで退場(2枚目黄札)だと、他のタックルに笛を吹かないというのも何だかバランスがオカシイっすよね。

でもまぁ、アーセナルの敗因は何だと聞かれれば、これはもうブサッカ云々ではない。シュートの数が0だからです。
守備に追われてパスもつなげなかったチームが、攻撃してるチームに勝てるわけがない。
勝ちたければ、撃ってこい。それだけの話。
だってさ、おまえら、もっとできるだろ。そう思って、わたくしは悔しいのです。
おまえらにも、信念や誇りや欲望や、パスサッカーをやる自信が、もっとあるだろ。そう思うのです。

ガナーズの分まで、ずっと勝ち進むからね。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | UEFA チャンピオンズリーグ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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