2008年12月07日

さるお的 The Tales of Beedle the Bard

さるおです。
スーパーポッタリアンなので、『The Tales of Beedle the Bard』を"さるお訳"で一緒に旅しましょう。

イントロがあります。"はじめに"というやつっすね。著者は"J K Rowling"です。
とても大事でおもしろいまえがきなのでここからいきましょう。

【はじめに】

『The Tales of Beedle the Bard』は魔法界における『シンデレラ』や『眠れる森の美女』のようなもの。誰でも知ってる物語です。
マグル界の童話と『The Tales of Beedle the Bard』がとても違うところは2つ。
ひとつは魔法です。マグルの童話だと、魔法はたいてい主人公にとってトラブルの元。悪い魔女が出てきてリンゴに毒を入れてみたり、お姫さまを100年も眠らせてみたり、王子さまをビーストにしたり、魔法=呪いっちゅー感じです。『The Tales of Beedle the Bard』だと違う。魔法を使うのは主人公のほうです。そしてその主人公は魔法使いなのに、ぜんぜんスーパーマンじゃなくて、やっぱり試練に出会うわけですね。コドモを持つ親たちは『The Tales of Beedle the Bard』を通して、魔法は癒しであることと同じくらいにキケンであること、そして生きるということは苦しい試練であることを、コドモたちにおしえ語り継いできたわけです。
もうひとつの大きな相違点は、『The Tales of Beedle the Bard』に登場する魔女たちは、マグル童話に出てくる女の子たちと違い、幸せをつかむために"行動する"という点です。Ashaも、Althedaも、Amataも、Babbitty Rabbittyも(この4人は後で登場する魔女さんたちの名前っすね)自らの決断で運命を切り開くんです。けっして、失くした靴を誰かが届けてくれるのをただ待っていたりはしない。唯一の例外は『The Warlock's Hairy Heart』に出てくる乙女(名前はありません)で、彼女はマグル童話的な"お姫さまタイプ"でおっとりしてるわけですが、彼女はハッピーエンディングになってないわけですね。

ビードルさんというのは、ヨークシャー生まれだということと、現存する唯一の木版画からわかる立派なヒゲのおっちゃんだということ以外は謎に包まれた、15世紀を生きた人物です。これらの物語がビードルさんの"人となり"を表しているとすれば、このおっさんはマグル好き。調子んのって魔法を使いまくるとか、魔法使い特有の残酷さや無関心さが大嫌いな人なんすね。物語で勝利するヒーローやヒロインたちは皆、すごい魔法が使えるわけじゃなくで、善良さや良識や創意工夫で活躍するわけですよ。
近代を生きた、ビードルさんによく似た人物がいます。アルバス・ダンブルドアさんです。しかも驚くべきことに、ホグワーツのアーカイブに遺された、遺書を含む多くの遺品の中から、『The Tales of Beedle the Bard』に関するノートが見つかりましたよー。楽しみのために書き記したものなのか出版を視野に入れていたか、そのへんのことはもうわからないっすけど、ありがたいことに現ホグワーツ校長であるミネルバ・マクゴナガルさんから、出版にあたりノートを使ってよーし、という許可がもらえました。しかも、5つの物語はすべて、今回新たにハーマイオニー・グレンジャーさんが原書である古代ルーン語から翻訳したものです。ダンブルドアさんもよろこんでいるはず。大切なことをおしえてくれる『The Tales of Beedle the Bard』が、魔法使いもマグルも、この本を読むすべての人の役に立つはずだもん。ダンブルドアを知っている人ならわかる、CHLG(*)の役に立つならダンブルドアはよろこんで尽力しただろうって。
ダンブルドアさんがノートを書き終えたのは、死の18ヶ月前のこと。彼に死をもたらした、あの魔法界の戦争による悲劇を知っているあなたなら気づくでしょう。ダンブルドアは最後(5つ目)の物語について、ほんとはもっと知っていたはずだと。ダンブルドアは真実についてこう言いました。昔のある日、とても有名なお気に入りの生徒に。

It is a beautiful and terrible thing, and should therefore be treated with great caution.
(それは美しくて、同時に酷いものだから、充分な注意のもとで扱われるべきだ)

私たちはダンブルドアさんに同意できるでしょーか。でも今なら、ダンブルドアさんを許すことはできる。彼自身の過ちと彼が払った大きすぎる代償の原因となったその衝動から、未来の読者を守ろうとしたのだと、今になってわかりますね。

【はじめに】はここまでです。
* CHLGというのは、JoがBaroness Nicholsonさんと一緒に立ち上げた、救いの手を必要としているコドモたちを支援(食料や教育など)する"Children's High Level Group"のことです。
このあと、同じくJoの名前でこう書いてあります。
「ダンブルドアさんはやっぱり魔法界のよい子向けにノートを書いてたみたいです。だからたまに、マグルのよい子にもわかりやすいように注釈をつけます」

もくじはこうです。

1. The Wizard and the Hopping Pot(魔法使いと飛び跳ねる鍋)
2. 『The Wizard and the Hopping Pot』についてのダンブルドアさんの解説
3. The Fountain of Fair Fortune(幸運の泉)
4. 『The Fountain of Fair Fortune』についてのダンブルドアさんの解説
5. The Warlock's Hairy Heart(魔術師の毛むくじゃらの心臓)
6. 『The Warlock's Hairy Heart』についてのダンブルドアさんの解説
7. Babbitty Rabbitty and her Cackling Stump(バビティ・ラビティとおしゃべりな切り株)
8. 『Babbitty Rabbitty and her Cackling Stump』についてのダンブルドアさんの解説
9. The Tale of the Three Brothers(だんご三兄弟の物語)
10. 『The Tale of the Three Brothers』についてのダンブルドアさんの解説

この順番に出かけましょう。

心ゆくまでさるお、もんち!
この記事へのコメント
 今荷造りしました!!
さるおさんと一緒に出かけます
といっても、リュックの中は食料だけですが・・・・・・笑
Posted by しのぶ at 2008年12月08日 08:20
HPは完結しましたが、まだつながってると思うとうれしいですね(^ω^)うずうずしてます★
Posted by かなち at 2008年12月09日 08:08
少々遅れましたが私もお供させてください。
久しぶりのドキドキでうれしいです!
Posted by ピンク at 2008年12月09日 09:38
さるおさん、

いよいよ始まりましたね!よろしくお願いします。で早速すみません、クレーム係のルートヴィッヒです。

ダンブルドアが...真実について語ったときも、やはりすべてではなかった。

のところは次の訳の方がより近いかと思うのですが...

なぜ語らなかったのかは...真実について語ったときの、次の言葉の中に隠されています。

老婆心ながら意味がちょうど逆になってしまう気がするので...
Posted by ルートヴィッヒ at 2008年12月09日 18:01
てけてけてけてけ…走ってます(汗)
のっぴきならない事情があって、大幅に出遅れてます(泣)
気絶寸前です(@@;)
リュック!?
途中で何とか手に入れます!
諦めず走って追いつきますから!
Posted by でんすけ at 2008年12月12日 13:59
しのぶさん
えらい!
飯さえあればあとはなんとかなる。ハーが言ってたもんな、「魔法っつったって何もないところから飯は出てこねぇ」って。
Posted by さるお at 2008年12月13日 14:30
かなちさん
魔法界という世界は、すぐ隣にあって脈々と続いてて、ハリポタが完結してもずっと続いてますねー。BBのお話もマグルのよい子が語り継ぐようになったらステキっす。
Posted by さるお at 2008年12月13日 14:34
ピンクさん
今回のさるおはちょっと歩みが遅くて申し訳ないんすけど、とにかく一緒に歩きましょーね。
Posted by さるお at 2008年12月13日 14:35
ルートヴィッヒさん
おしえてもらってよかったー!読んだら変でした。さっそく直しました。どうもありがとーう。
文章タイプするとさ、書き足したり切り貼りしてるうちにオカシナことになってしまう。落ち着いて読み返せばいいだけの話なんすけど(爆)。
クレーム係は大歓迎っす。今後ともどうぞよろしくお願いします(笑)。
Posted by さるお at 2008年12月13日 14:40
でんすけさん

> てけてけてけてけ…走ってます(汗)

恋してしまいそうです(笑)。
でんすけさん可愛い。
のっぴきならない事情があって、ものすごいゆっくりしたツアーになってますが、倒れそうになりながらがんばります。

> 気絶寸前です(@@;)

でんすけさんののっぴきならない事情も大変そうですが、ふんばってください。

> リュック!?

だいじょうぶ、飯持って歩いてる方がおるからご馳走になりましょう(笑)。
Posted by さるお at 2008年12月13日 14:45
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