スーパーポッタリアンなので、愛を込めて、魔法の世界のいろんなモノを紹介します。
が、訳本を読んでいないので日本語訳がたまにヘンだYO!
基本的にはネタばれエントリーなのでご注意ください。(究極の重要ネタばれ個所は反転色にしてあります。)ネタばれコメントも大歓迎なので、そっちも気をつけてね。
ハリポタ辞典のもくじはこちらです。
杖(Wand)
通常は木製。中心には、フェニックスの尾羽、ユニコーンの尾髪、ドラゴンの心臓、ヴィーラ(veela)の髪など、強大な魔力を有する魔法生物由来の芯(コア)を入れる。コアの由来が同一個体の杖同士の魔法では特殊な効果(Priori Incantatem)が現れます。
オリバンダーさん曰く「同じ杖はふたつとなく、持ち主は杖が選ぶ」。人の杖を使うこともできないことはないんだけど期待する効果が得られない場合もあるみたいです。基本的には個々人が固有の杖を生涯所有します。
魔法生物(フラー・デラクール(Fleur Delacour)やハグリッド(Hagrid)ら、魔法生物と人間の混血は除く)は杖の使用を許可されない。
杖なしでも魔法は可能だけど、難しいみたい。
ヒイラギは悪から守ってくれるし、マホガニーはtransfiguration向き、柳はチャーム向きなどなど、材質による特徴もありますが、杖の特性最も決定づけるのは"コア"です。たとえば、イギリスで最も一般的に使用されているのはドラゴンのたてがみでHexes向きの杖になり、ユニコーンの尾髪をコアにした杖は純粋な心の持ち主にぴったり、不死鳥の羽を使った杖は他のどんな杖よりも強力になります。
現役の杖職人(wand maker)は、ロンドンのオリバンダー(Mr Ollivander)さんや、ヴィクター・クラム(Viktor Krum)の杖を作った東欧のグレゴロビッチ(Gregorovitch)さんなど。
既知のオリバンダー製品
(オリバンダーさんはフェニックス、ユニコーン、ドラゴンしか使いません。)
● ハリー・ポッター(Harry Potter):ヒイラギ(イチイとよく対比される柊は英語でholly、邪悪を祓う神聖さ(holy)の象徴とされる。ケルトの暦ではハリーの誕生木でもある)、11インチ。しなやか。フェニックス(フォークス(Fawks))の尾羽。
● ロン・ウィーズリー(Ron Weasley):1本目はトネリコにユニコーン・ヘア、ケルトの暦でロンの誕生木だけど、じつはチャーリー(Charlie Weasley)のお下がりらしい。2本目はヤナギ、14インチ、コアはまたまたユニコーン(Unicorn)の尾髪。
● ハーマイオニー・グレンジャー(Hermione Granger):ブドウ(ケルトの暦でハーの誕生木)、ドラゴンのたてがみ。
● ジェームズ・ポッター(James Potter):マホガニー、11インチ、しなやかで、Transfiguration向き。
● リリー・エヴァンス(Lily Evans):ヤナギ、10と1/4インチ、Charm向き。
● ルーベウス・ハグリッド(Rubeus Hagrid):オーク(樫は"森の王"と呼ばれる強さと守りと豊饒の象徴)、16インチ、ちょっと曲がっている。
● トム・マーヴォロ・リドル(Tom Marvolo Riddle):イチイ(驚くほど寿命の長い木で死と再生(つまり不死=immortality)の象徴。樹液には毒がある)、13と1/2インチ、フェニックス(フォークス(Fawks))の尾羽。
● セドリック・ディゴリー(Cedric Diggory):12と1/4インチ、優れた雄ユニコーン(Unicorn)の尾髪。
● ネビル・ロングボトム(Neville Longbottom):1本目はお父ちゃんから譲り受けたもの。2本目はチェリー、ユニコーン(Unicorn)のたてがみ。(『HBP』のネタばれ→)このネビルの2本目は、オリバンダー(Mr Ollivander)さんが最後に販売した杖となる。
● ドレイコ・マルフォイ(Draco Malfoy):6月5日生まれの誕生木サンザシ(Hawthorn)、トゲのあるバラ科の灌木で"愛の祝福"を意味するらしく、いい杖ですね。
杖に関するホロスコープを紹介しておきます。誕生木というやつね。地域によっていろいろ違いはありそうだし、ハリポタと完全一致してるわけでもありませんが、参考までに。(カッコ)の中には象徴するものを書きました。
樺(カバ)(Birch) 12月24日 - 1月20日
(生命力、誕生)
ななかまど(Rowan) 1月21日 - 2月17日
(魔力、五角形の実は魔よけ)
トネリコ(Ash) 2月18日 - 3月17日
(神秘、真理、稲妻を呼び海/水を支配する)
ハンノキ(Alder) 3月18日 - 4月14日
(幸せ、繁栄、恵み)
柳(Willow) 4月15日 - 5月12日
(水、月の光)
サンザシ(Hawthorn) 5月13日 - 6月9日
(愛の祝福、樹を切ると記憶を失う)
オーク(西洋樫)(Oak) 6月10日 - 7月7日
(森の王、勇気、威厳、包容力)
ヒイラギ(Holly) 7月8日 - 8月4日
(神聖、犠牲)
ハシバミ/ヘーゼル(Hazel) 8月5日 - 9月1日
(知恵、知識)
ぶどう(Vine) 9月2日 - 9月29日
キヅタ(Ivy) 9月30日 - 10月27日
葦(ヨシ/アシ)(Reed) 10月28日 - 11月24日
ニワトコ(Elder) 11月25日 - 12月22日
(誇り高い死、新しい生命)
13のグループに分かれています。しかーし、12月23日がねーずら!
これは1ヶ月が28日で1年が13ヶ月(364日)の太陰暦(lunar calendar)にあわせてあるためです。今使ってる太陽暦は1年が365日なので、この1日の誤差が12月23日です。
心ゆくまでさるお、もんち!
誕生日の木とかがひとりひとりにあるなんて、いいなぁ。
欧米の方って名前の誕生日とかって言うのもあると聞いたけど、面白い風習ですよね。
ロンは杖までお下がりをもらっているんですね(笑)
それにしても、ハリーとトムの杖の木の種類まで対比しているのは、よく考えてあるなぁ。
ところでいつもハリーたちは、杖をどういう風に持参しているんでしたっけ?
腰にさしているんでしょーか?
さるおさんの解説みるとこの作者さんって設定オタクの鑑みたいなひとですよね〜
謎本もちらっと見たけどさるおさんの解説より良さそうなのが無かったので買いませんでした。
このスターメンバーを知ってからハリポタ読み始めてよかったです。今後とも楽しみにしておりますのでよろしくです
> ハリーとトムの杖の木の種類まで対比しているのは、よく考えてあるなぁ。
ほんとだよね。
ロンのトネリコ(1本目)とハーのブドウについても、ケルトのアイデアを使ったって意味で、対になってるね。これはJ. K. Rowling女史が意識して仕掛けたことです。つまり、ロンとハーは、そーゆーこと。
> 腰にさしているんでしょーか?
マントにさ、内ポケットがあるんだ。(長いもの入れたら邪魔そうだけど)そこに入れてるね。
2巻目突入おめでとうでござる!
> 謎本もちらっと見たけどさるおさんの解説より良さそうなのが無かったので買いませんでした。
> このスターメンバーを知ってからハリポタ読み始めてよかったです。
ぐわぁーっ!なんとありがたいお言葉。嬉しさのあまりさるお号泣。光栄です、ありがとうございます。元気出ます。これからもがんばっていろいろ書きますので、バカだなーと思っても見守ってください。
(以下、小声で)
"さるおさんの解説より良さそうなの"みつけたらおしえてください。
(↑ おまえーっ!)
"さるおさんの解説より良さそうなの"ではありませんが、今日↓を見つけました。
2chの『ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ』です。(まじめな検証スレですよ。)
さるおさんは原書で読んでいるからご存じないでしょうが、日本語版なんだか違和感あるなぁと思ったので調べてみたらたどりついたんです。(本を読んで『これは翻訳がヘボなんじゃないか?』と思ったのは生まれて初めてです。)
読んでみて“ああ、やっぱり”と思いました。
さるおさん、どう思います?
ヴォルの一人称 “俺様”
スネイプさんの “我輩”
校長の“わし〜〜じゃよ”という口調
“ダンブルドアはたまたま我輩を信頼している”という日本語(happen toをすべて「たまたま〜する」と訳しているそうです)
その他もうキリがないほど
6巻のクライマックスの台詞は“我輩こそはプリンスなり!!!”と訳すのか?などと書かれてます。
巻を重ねるごとに原作との雰囲気の乖離は酷くなっていくとのことで悩んでおります。
原書で読むしかないんでしょうかね。私は英語ダメなんですけど。
は?カップルになるということでしょーか?
いい組み合わせですね。
じゃあ、ハリーはどうなるんだろう?
炎のゴブレッドの予告で見たんだけど、あのアジア系美少女ですか?
いったいだれだろう?なんだか楽しみですね♪
> ヴォルの一人称 “俺様”
> スネイプさんの “我輩”
> 校長の“わし〜〜じゃよ”という口調
これはね〜、ずっこけるよね〜。こないだの映画『炎のゴブレット』のヴォルディのセリフも、字幕が"オレサマ"ってなっててさ、(それじゃなくても映画のほうはコメディ路線なのに(泣))こりゃまずいなーって思った。
ヴォルディはあくまでも(自称だけど)Lord(卿)だし、スネイプさんも厳しい人だし、校長は賢者だし、みなさん気品を重んじて、自分のことは"ワタシ"と呼べ。(校長がいちばんマシかな)
> “ダンブルドアはたまたま我輩を信頼している”という日本語(happen toをすべて「たまたま〜する」と訳しているそうです)
ぐぉーっ!これは笑える笑える、まさかの暴挙。翻訳家はナニジンですか?日本語としておかしい(笑)。信頼っちゅーのはたまたまするもんなのかよーっ!
“ダンブルドアは私を信頼している”でええのにね。
> “我輩こそはプリンスなり!!!”と訳すのか?
す、すごい、おもしろい。どうせだからそう訳してほしい気もするくらいにおもしろい。ハリポタが"勘違い古典"に早変わりだYO!
それにしてもすごいねー。さるおも『ここがおかしい、ハリポタ日本語版〜ネタバレ』を熟読してみます(笑)。おしえてくれてありがとう!
そういえばね、『アズカバンの囚人』の日本語版が出たときだったかな?本屋さんでちらっと、目次くらいだけど、立ち読みしたのね。そしたらさ、ハリーの新しいほうきの名前が"炎の雷"とか書いてあって、一瞬何のことかわかんなかった。炎のいかずち号て・・・!
固有名詞のファイヤーボルトを炎のいかずち号って訳す翻訳家って、泣けてきます。
翻訳家ってこんな質の低い商売なのかな。(質の高い翻訳家の方、すみません)
> 原書で読むしかないんでしょうかね。私は英語ダメなんですけど。
さるおは日本語版を読んでいないので比較はできないけれど、これらの情報を鑑みて想像するに、日本語版はいまいちな感じか漂うなー。
ちなみに、比較できないなりに、原書はおもしろいです。ものすごいスピード感だし、ミステリー小説としての伏線にひきこまれて頭フル回転です。言葉遊びも多いので、そのへんもやっぱり原書の勝ちになりそうだなぁ。(たとえば、2巻目にはまだ登場しないけど映画では既に登場しているシリウス・ブラックの家の所在地はロンドンの"Grimmuld Place"というところなんだけど、これはもちろん"grim"(シリウスが変身した時の、不吉だと言われるあの黒い犬のことね)の"old place"(古い家)という意味の地名です)
英語はね、難しくないです。本当に、難しくない。わからない単語はもちろん出てくるけど、そんなのは日本語読んでたって同じことだし、どうせもとから造語(魔法界のいろいろとか呪文とか)だらけなんだもん。わからない単語は読み飛ばして先に進みながら、物語としておおまかにわかれば、後は読み進むにつれてよりわかるようになります。
1〜4までは映画になってるから、これがすごくたすけになるだろうとも思う。これは強い味方になるそ。
すごく頻繁に出てきてる単語なのに意味がわからない時だけ辞書をひけば、だいじょうぶだと思う。
英語が"嫌い"だったらすすめないけど、"嫌いではない"なら読めると思います。さるおだってそんなに英語が得意なわけじゃないんだ。でも読める。読みたいなーと思ってれば、読める条件は"英語が嫌いではない"ということだけだと本当に思います。挑戦してみるんだったらいつでもさるおが手伝うぜー。
そーゆーことです。
ハリーの相手は・・・これは言わないほうがいいなぁ。黙ってます。が、映画ではすでに出てきてるよ。
【松岡センセー】よりも間違いなくさるおさんのほうがよい翻訳をすると確信できます
でも
>翻訳家って質の低い商売なんだなぁ。
これはどうも違うようです。【松岡センセー】は通訳の仕事はやっていたけど、翻訳はハリポタが初めて(なんと!)の人です。翻訳の素人なのです。エライ事です。
件のサイトはこの歴史に残るかもしれない名作をまともな日本語で読めるようにJ.K.R女史および英国の出版元に訴えるための活動です。
原書で読もうかというのは考えてはいますけど、本当の望みは上手な翻訳のプロによる(たくさんいる筈です)ちゃんとした日本語版を読むことなのです。
子供にこんな下手な文章を読ませるのは教育に悪いだろうとの思いもあります。
さるおさんが日本語版を読んだら怒りながら笑うという貴重な経験をすることになると思います。
シリウスはなー“俺様”のことを“例のあの人”なんて絶ーっ対に呼ばんのじゃ〜
ブラック家は家族の名前を天体から付けてるぐらい察してくれー、レギュラスじゃなくてレグルスだろー
何という下手くそな日本語だ、何を言っとるか分からんぞー
このセンスの悪さどうにかならんのかい
こんな感じで
どうか我々の想いが回転先生に届きますように
毒を吐いてしまって申し訳ありませんでした
> 【松岡センセー】は通訳の仕事はやっていたけど、翻訳はハリポタが初めて(なんと!)の人です。翻訳の素人なのです。エライ事です。
!!!
初仕事ですか(涙)!これで金儲けてんだよね?すげーな(大粒の涙)。
通訳に戻ればいいのに。
> J.K.R女史および英国の出版元に訴えるための活動です。
女史とか、イギリスの出版元が悪いの?
日本国内に問題とかはないのかな?
> 子供にこんな下手な文章を読ませるのは教育に悪いだろうとの思いもあります。
"なってない日本語"読ませるのはたしかにまずい。
あとさ、ニッポンのことさ、サムライがいる中国の島だと思ってる人、きっと世界のどこかにいるかもしんないけど(さすがにいない?)、それと同じようにロンドンのこと勘違いしそう(笑)!
> さるおさんが日本語版を読んだら怒りながら笑うという貴重な経験をすることになると思います。
ちょっと読みたくなってきた。でも買う気にはならないので・・・これって図書館にあるよね?
> シリウスはなー“俺様”のことを“例のあの人”なんて絶ーっ対に呼ばんのじゃ〜
呼ばない呼ばない(泣)。シリウスはVoldemortか、ヤツ(him)としか言わねー。勇気の人ですから。
> ブラック家は家族の名前を天体から付けてるぐらい察してくれー、レギュラスじゃなくてレグルスだろー
あれ?ばん太さんってハリポタ詳しいの?
こないだ1巻目読み終わって・・・すげー速読ですか?映画ではレグルスやらアンドロメダやら出てきてないよね?
> どうか我々の想いが回転先生に届きますように
改善されると(つまりちゃんとしたプロがいい翻訳をしてくれると)いいねー。さるおが著者で、実情知ったら激怒だなぁ(笑)。
>日本国内に問題とかはないのかな?
もちろん問題なのは日本国内です。
ですがハリポタの日本での翻訳権を持っている静山社は【松岡先生】が社長で、本人は自分の翻訳のヘボさにまったく自覚がなく、指摘を受けても頑なに拒むという姿勢のため、出版社に講義するという普通の行動では埒が明かないのです。
だから原作者サイドから静山社・【松岡先生】に改善の要望を出してもらえるように直接訴えてみようという動きが起こっているわけです。
> あれ?ばん太さんってハリポタ詳しいの?
詳しくないです。件のサイトの受け売りです(汗) でもシリウス、アンドロメダとあれば私でもピンときます。
>ちょっと読みたくなってきた。でも買う気にはならないので・・・これって図書館にあるよね?
世界一高い値段設定だそうですからね。原書が読める人が買うのは無駄遣いじゃないでしょうか。図書館にはあると思います。とりあえず訳者あとがきを読んでみてほしいです。翻訳者の人柄がうかがえる文章だと思います。
この還暦過ぎた翻訳者、松岡佑子様はご自分をハーマイオニーに似たタイプだと思っておいでだそうですが、私の感じるところではロックハート先生タイプだと思っています。
レス不要です。スルーして下さい。
> 自分の翻訳のヘボさにまったく自覚がなく、指摘を受けても頑なに拒むという姿勢
なるほどー、これは深刻。自分が社長で、理解力も判断力もなくて自分の何たるかを知ろうとしない、となると、大迷惑たれ流しっす。ヘボいどころか翻訳になっていないようで、(読んでいるよい子のみんなが)心配です。誰かFreezing Charmでもかけてやってくれ。
> 原作者サイドから静山社・【松岡先生】に改善の要望を出してもらえるように直接訴えてみよう
そうね、著者側に怒られたらこたえるよなぁ。
> 件のサイトの受け売りです(汗)
そっか、そこにアンドロメダとか書いてあるのね。今夜さっそく熟読します。爆笑しそうだなー。
> 世界一高い値段設定だそうですからね。
さるお、こいうのってちょっと残念。"いいモノ"を高くしてどーしよーっていうんだ。みんなが買えるようにしてもらって、みんなで読みたいのに。
> 松岡佑子様はご自分をハーマイオニーに似たタイプだと思っておいで
!!!
それ、Joのマネじゃねーか。
> 私の感じるところではロックハート先生タイプだと思っています。
わろたわろた!松岡ギルデロイ。
さるおもそんな気がする。笑えるなぁ(笑)。
とにかく図書館に行ったら訳者あとがき読みます。
人柄知ったらなんだか本気で怒りそうだけど(笑)。
> スルーして下さい。
書いちゃった。ごめん(笑)。
この話題はちょっとお休みしましょう。