2009年07月02日

映画鑑賞感想文『ヒトラーの贋札』

さるおです。
『DIE FALSCHER/ヒトラーの贋札』を観たよ。
監督はステファン・ルツォヴィツキー(Stefan Ruzowitzky)。この人は『ANATOMIE/アナトミー』というホラーサスペンスを撮って、お約束どーりの展開でほんでもまぁまぁ普通っぽい感じだったんですが、その続編を作ったら劇場未公開になってしまった人です。原作はアドルフ・ブルガー(Adolf Burger)さん。
出演はカール・マルコヴィクス(Karl Markovics)、あと、劇中にも登場するアドルフ・ブルガー役にアウグスト・ディール(August Diehl)、デーヴィト・シュトリーゾフ(Devid Striesow)、マリー・ボイマー(Marie Baumer)。さらに、じーちゃんがチャールズ(チャーリー)、パパさんがマイケル、ご姉妹のカルメンに、おじさんがジェラルディン、おばさんがジョセフィンという、チャップリン家のサラブレッド!ドロレス・チャップリン(Dolores Chaplin)。

えっと、WWII中のナチス・ドイツがイギリスの経済を混乱に陥れてやろうと贋ポンド札を造りまくる"ベルンハルト作戦"。原作者で劇中にも登場するアドルフ・ブルガーさんは実際に強制収容所の中につくられたヒミツ工場で印刷技師として作戦に関わったユダヤ人生存者なんですね。
極秘作戦のため集められたユダヤ人たちは、ユダヤ人なのに厚待遇。薄い壁の向こうでは同胞がいじめられている。壁の向こうには戻りたくない。だから贋札を造るしかない。こーゆー究極の状況に置かれると、人それぞれ、とりあえず殺されるのはなにがなんでも嫌とか、厚待遇はいいなとか、せめて作業を遅らせてふんばれやとか、いろんなことになるわけです。ほんで壁一枚向こうでは仲間が殺されてくわけで、生きたいという意志が生み出す人の弱さや狡さや、正義と迎合、そーゆーものがいろいろと、アレなわけです。
そして終戦をむかえ、収容所の壁が取り払われる。痛々しいっすね。

という感じの、感動の実話らしい。
らしい。
まさかの"らしい"発言。
"観たよ"はどこへいったのでしょうか。(泣きながら)
なぜか、一切の記憶に残らない映画(涙)。
どっかのてれびでやっていると「これ観たかったやつだー」とか言って何度でも録画してしまうという罠。(目を開けて寝ていた可能性を示唆、というか確信)

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 12:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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