2009年07月14日

映画鑑賞感想文『マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』

さるおです。
『MR. MAGORIUM'S WONDER EMPORIUM/マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋』を観たよ。
監督・脚本は『STRANGER THAN FICTION/主人公は僕だった』のザック・ヘルム(Zach Helm)。
出演は、エドワード・マゴリアム役に『STRANGER THAN FICTION』にも出ているダスティン・ホフマン(Dustin Hoffman)、モリー・マホーニー役にナタリー・ポートマン(Natalie Portman)、エリック・アップルバウム役はザック・ミルズ(Zach Mills)、ヘンリー・ウェストン役にジェイソン・ベイトマン(Jason Bateman)。

高層ビルの合間の、かなり場違いな、創業から113年を経た魔法のおもちゃ屋さんです。
すごい。おもちゃってすごい。まほうってすごい。まほうだー、これー。
たのしいっす。さるおもここ行ってみたい。
魔法のおもちゃを大発明し続けているのはオーナーのマゴリアムおじさん。御歳243歳の大天才。底抜けに明るく、どこまでも優しくあたたかいマゴリアムおじさんは、フィレンツェで一生分の靴を買った。そしてこれが最後の1足。だからお店を、雇われ支配人のモリー23歳に託すんですね。とても穏やかな切なさっす。
だけどモリーには、大好きなマゴリアムおじさんとの別れを受け入れることができない。さみしいだけじゃなくて、かつては天才ピアニストだったのに、今は"自分を信じる"ということがどーしてもできないんです。自分には魔法なんて無理。
おじさんとの別れに対応できないのはモリーだけじゃないんですね。お店と、そしておもちゃも。おじさんが造り出した世界全体が、おじさんとの別れを嫌がってます。
でもおじさんはいなくなっちゃった。モリーは途方に暮れます。
アシスタントのエリック9歳はお店を救うため孤軍奮闘。おこづかいをかき集めてお店を存続させようと必死です。その過程で、勇気と友情を手に入れます。急遽雇われた超まじめ経理士のヘンリー、彼はエリックの姿を見て夢を取り戻す。そしてモリーは諦めかけたときに、夢を信じるヘンリーの言葉で、魔法を信じる、自分を信じるということの力を、取り戻すわけです。そしたら、まほうが、つかえたぁーっ!

マゴリアムおじさんの疑いなく魔法を信じるその力を、疑うことなく信じたエリックから、魔法の輪は広がって行きました。すばらしー。
天才マゴリアムおじさんは、かつて天才だったモリーに白羽の矢を立てたんですが、もしかしたら243年間、モリーの登場を待っていたのかもしれない。
おじさんとの別れのとき、モリーとお店とおもちゃは、同じように"すねた"んだよね。モリーも、おじさんのまほうみたいだ。

http://www.magorium.com/

帽子コレクターのエリックはかなり魅力的っす、そしてこの映画は、口角がえびちゃんさんより上がっているダスティン・ホフマンとナタリー・ポートマンの輝くほどの素晴らしすぎる笑顔を観るための作品っすねー。

心ゆくまでさるお、もんち!


posted by さるお at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画の感想文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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