『SLEUTH/スルース』を観たよ。
監督は、天才シェイクスピア役者のケネス・ブラナー(Kenneth Branagh)。
出演は、マイケル・ケイン(Michael Caine)とジュード・ロウ(Jude Law)のみ。
この作品は楽しい。とても楽しいです。
オリジナル(72年)もリメイク(07年)も、素晴らしいクオリティの、これぞソリッド・シチュエーション・ミステリの大傑作っすね。
原作はアンソニー・シェイファー(Anthony Shaffer)の舞台劇です。邦題で『なんちゃら殺人事件』という、そっち系が得意な脚本家さん。『SOMMERSBY/ジャック・サマースビー』や『THE WICKER MAN/ウィッカーマン』もこの人。
舞台はロンドン郊外の邸宅。推理作家で大金持ちのアンドリュー・ワイクが、自分の奥さんとデキている貧乏役者マイロ・ティンドルと話をつけてやろうと考えて、マイロを罠にかける。この家に宝石強盗に入れ、宝石とうちの奥さんはおまえにやる、自分には保険金が入る、それでいい、と言うんすね。ところが、あれですよ、ね、これで済むはずがない。ここからがもう、二転三転四転五転。ワイクとマイロが壮絶な頭脳戦を繰り広げるわけですよ。
二転三転がおもしろいとこなので、これ以上は書きません。
今のは"殺意"だったのか、それともゲームだったのか。
ゲームは続きます。同じこの邸宅内で互角に罠を張り巡らせる究極の心理戦。次のラウンドは復讐劇。そして運命の第3ラウンドへ。
オリジナルではワイク役がローレンス・オリヴィエでマイロ役がマイケル・ケインです。
この作品を、"ローレンス・オリヴィエの再来"と呼ばれるケネス・ブラナーがリメイクしたわけです。今度は、ワイク役がマイケル・ケイン、
マイロ役がジュード・ロウです。昔のマイロは貧乏美容師で、今作の劇中、ワイクに美容師と呼ばれて否定したりするシーンもあり、あはは、おもしろい。マイケル・ケインはとてもセクシーっす。そしてそれ以上に、ジュードの魅力大炸裂(笑)。
これだからソリッド・シチュエーションはおもしろいんだ!と思わせてくれる作品です。
心ゆくまでさるお、もんち!
オリジナル版は大好きです。
初めて見たのはテレビのロードショー番組だったけど、
オープニングで思いっきりねたばらしされて(たことに途中で気づいた)
ずいぶん腹が立ったのを覚えています。
20代後半の頃に、無謀にも友人と舞台でやろうとして、
思いっきり頓挫した苦い経験も。。。
どう考えたって無理だよね。
20代の男にこの芝居は……。
まぁ年齢以前に力が追っつかないけどね。
ヒトに騙されるのが好きな人なんていないけど
知的な映画に騙されるのは楽しいですネ♪
しかも、騙してくれるのがマイケル・ケインとジュード・ローだから♪
私、サッカーのオフシーズンから猛烈に映画を見始めて、今日まで50本見ちゃった!
フランス人を見直してしまったし、フィンランドやアルゼンチンの映画も面白かったです。
全部ケーブルTVの録画で。(笑)
シネフィル・イマジカ、ザ・シネマ、ムービー・プラス、万歳!
この作品はおもしろいっすよねー。
さるおも、オリジナルのほう大好きです。
> 20代後半の頃に、無謀にも友人と舞台でやろうとして、
すごい!なんとなく、挑戦したくなる気持ち、わかるなぁ。そーゆー作品だよね。
どうなのよ、今なら。アラフォーの今ならなんとかオリヴィエ(ケイン)になれるとか。
(アラフォーの今ではもうケイン(ジュード)になれないとか)
これは是非挑戦してほしいです。
さるお、映画に騙されるのが大好きっすー。
ケイン最高!(ジュードも)
> フランス人を見直してしまったし、
何観たのー?
> フィンランドやアルゼンチンの映画も面白かったです。
何観たのー?
最近はアジアもがんばってるので、香港はもちろん、インドやタイもおもしろい。アフリカ大陸の映画をもっと観たいんだよなぁ。