2009年11月11日

映画『SAW VI』解読2 ホフマンはアマンダがいたことをなぜ知っているのか

さるおです。
ネタばれ記事です。ネタばれコメントも大歓迎です。これからご覧になる方は気をつけてねー。

Amanda, you were with Cecil the night Jill lost Gideon. You killed their child. You know it, and I know it. So do exactly as I say: kill Lynn Denlon, or I will tell John what you did.
(アマンダ、おまえはジルがギデオンを失った夜、セシルと一緒にいた。おまえが彼らのコドモを殺したんだ。おまえにはそれがわかっている。私もそれを知っている。リン・デンロンを殺せ。さもなければ、おまえが何をしたか、ジョンにばらしてやるー)
これについて考えます。

【ホフマンはセシルと一緒にアマンダがいたことをどうやって知ったか】

まず、この文章を書いたのは本当にホフマンか。
んまー、そうなんでしょう、きっと(汗)。映画の終盤、ジルはこのノートを、ホフマンをびっくりさせるために利用してるわけだし。

でも、どーしても気になる理由があります。DVDを持っている方は『SAW III』と『SAW IV』の問題の個所を観てください。
ホフマンが準備した封筒は、じつは2つあります。
ひとつは、自分で何か文章を書いた紙が1枚と1発の銃弾を入れただけの宛て先なしの薄い封筒です。このときホフマンは、ちょっと太めのペンで文字を書いています。空の引き出しに入っています。
もうひとつは"AMANDA"に宛てた封筒で、紙がたくさん入ったいて分厚い。ごちゃごちゃした引き出しに入っていました。3作目でアマンダが開けたのはこっちの封筒。分厚い紙の束とは別に折りたたんであった、1枚ペラのルーズリーフ(上辺に穴の開いた紙)に手書きで書いてあることを読んで彼女は動揺したんでした。
そして『SAW VI』に出てきた脅迫状は穴が無い(ルーズリーフではない)。そりゃ記者ごときが現物持ってるはずもなく、コピーの状態でこっそり出回ってしまったものかもしれませんから、穴が無いのはまぁいいかもしれない。けど、細いペンだぞ。
どうも一致しません。
うーん、これはとてもオカシイのです。整合性がなさすぎる。
さらに、アマンダが開けた分厚い封筒。そこに入っていた何枚もの資料、あれは誰が準備したもので内容は何か。まだ明かされていません。
そして、もう1通の薄い封筒はどう理解すればいいのか。
これらの描写がミスでないならば、まだなーんにも明かされてませんよ。
すっきりしねーなー。
この作品群は、このよーな凡ミスがあってよい類いのものではないのに。

でもまぁ、凡ミスだとしましょう、とりあえず。
とにかく、ホフマンがアマンダを脅迫したということで進んでみます。

映画を観るかぎり、"Homeward Bound Clinic"(ジルの病院)周辺にはほとんど人影がありません。いたのは、クリニックに押し入ったセシル、クリニックを出ようとしていたジル、ジルを外で待っていたジョン、そして客をとろうとしてジョンに声をかけたアディソン、だけだろうと思ってた。そしたらそこにアマンダがいたと言うんすね。
ヤク中のふたりがリハビリ施設に盗みに入るといったらもうクスリしかないわけで、ジョンの言葉を参考にするなら、アマンダがセシルに、メタドンを盗みに入らせた、ということだろうと思います。メタドンというのは、ニコチン中毒者にとってのニコレットみたいなもんですから。
アマンダ以外の、アマンダがいたことを知っていた人物が、ホフマンにしゃべったということです。
それはセシルでしょうか。

ジョンは、クリニックから慌てて逃げて行くセシルを見た。心配になってクリニックに駆け込んだら、ジルが大変なことになっていた。ジョンはジルを抱えて病院に駆け込みます。逃げて行った男が原因なのは明白なので、こりゃ事故じゃなくて事件だと、当然ケーサツに通報する。そこでやってきたのがホフマンだったのかもしれない。
ホフマン(ケーサツ)はセシルを探し出して事情聴取をしたはずです。そしたらこーなる。
「おまえがクリニックの女医さんのお腹にばーんってやったんだな!白状しろ!」
「だって無理矢理アマンダに行かされたんだもーん」
「あ、そう、アマンダさんて人もいたのね」
フラッシュバックでは、嫌がるセシルをアマンダがけしかけています。
この時点で、ふつーならケーサツはアマンダにも接触するはず。ところがアマンダは、第三者に知られているとは思ってない。変ですね。とても変です。容疑者のアマンダを放っておく特別な理由でもないかぎり、この捜査は"オフィシャルではなかった"ということになる。ホフマン(ケーサツ)が捜査の一貫として訊き出したことではなく、水面下でプライベートで知ったはず。
となると、それはセシルではなく、アディソンかもしれませんよ。
ホフマンとアディソンには関係があった。そーかもしれんです。

さてさて、ホフマンはこのことをジョンにばらされたくなければリンを殺せと、アマンダを脅迫します。
この脅迫、ほんとに効くかな。打算的なさるおだったら、効かねぇ(笑)。
今さらジョンにばらされたって別にもうかまわないだろー。ジョンはもうたすからないし、っちゅーか、この90分間ですら生きていられるかどうか、その場で頭蓋骨に穴開けるほどに瀬戸際っすよ。もっと言えば、ルールを守って最後にはリンを解放し、自分は優等生として振る舞っておけば、のこのこホフマンが出てきてジョンに何を言おうが、ジョンは自分を信じてくれるだろうと、そーゆー予測も成り立つ。となるとね、あんまり怖い脅迫にはならないんじゃないか。
でもここはアマンダにヒロインでいてほしいっす。アマンダはジョンのことを"信仰"しています。裏切りたくないし、悲しませたくない。ジョンには、自分だけを愛してほしい。アマンダなりの忠誠心で、リンを殺した。彼女の愛し方が、彼女にリンを殺させた。
Amanda. It's okay. いいんだよ、アマンダ。
ジョンは赦してくれました。セシルをけしかけたのはアマンダだということを、ジョンはすでに知っていたんだと思います。そう、ジョンにもセシルを尋問するチャンスがあった。そもそもアマンダにヘッドギアをかぶらせたのは、そのためだったように思える。そして、ジョンがすでに知っていたのなら、ホフマンはジョンに聞いたのかもしれません。それならホフマンが「アマンダは失敗するだろう(Amanda will fail you.)」とジョンに言った意味がわかります。

ジョンに脅迫状を書くように言われたのではない場合、ホフマンはなぜリンを殺したいのか。
リンに生還されては困る。ならばホフマンはリンとも何かしらの関係があるかもしれません。
たとえば、セス・バクスターを死刑にできなくなるような証言をした?
たとえば、無事にジョンの病室から出てリグやアートの治療をされては困る?
たとえば、ジョンに何か聞いたかもしれない。
たとえば、ジェフと再会されてはまずい。
あるいは・・・、コーベットと会わせたくない理由があるんじゃないか。『SAW III』のゲーム中、コーベットのいちばん近くにいたのはホフマンです。ぬいぐるみまで持ち出して、世話をやいてた。コーベットは、何かを知ってるかもしれませんよ。

心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | さるお発『SAW VI』予想/解読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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