2009年12月21日

FIFA Club World Cup 2009 神様 仏様 ペドロ様!

さるおです。

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泣きました。号泣っす。ふたつの気持ちで泣きましたよ。

フアン・セバスティアン・ヴェローン、ブルヒータと呼ばれる男。ふんばれセバ、エストゥディアンテスを引っぱれセバ、カップを奪い取れ。攻撃力なら向こうが上、バルサが格上、それでけっこう。けど、おまえのスルーパスから魔法が生まれる。ゴールは割らせないぞ。どれほど撃たれても、死に物狂いで守って勝て。あと1分。たったの1分。栄光を手に入れろ。おまえの右肩のゲバラのように。さるおはな、あんたに勝たせてやりたいんだよ。

やっと、やっと、手に入れたよ、かぁさーん!

このような、2つの気持ちで泣きました。

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名勝負でしたねー。すごかったっす。
乾いた芝、間髪入れない相手のハードタックル、明らかに相手寄りの審判。そんな日に、イニ坊がいない。ボールを失って、倒されて、それでも笛は鳴りまへん。32分、ロベルト・フェルナンデスと交錯して転がるチャビ、あぁ、PKなんてとってもらえないよね、今日は。っちゅーか、ファウルもなしですか(爆)。バルサベンチ同様、さるおも唐突に立ち上がって抗議しましたが、アブダビまでは届かず。
嫌な予感がしましたよ。嫌な時間帯に入るぞと。案の定、37分にカウンターでやられました。左SBディアスからの絶妙なクロス。アビダルが競ったけれどもマウロ・ボセッリの頭にどーんと、バルサゴールにどーんと、ね。あっはっは、お見事。
もちろんバルサのほうがボールに触ってますが、パスがつながるわけでもなく、前へ展開できるでもなく、何から何までエストゥディアンテスさんの思う壷。いくら攻めても、ゴール前ではじかれまくりっす。

後半はバルサもちょっと変えてきました。いや、変えざるを得なかった。他に方法がないから。勝ち目がないから。"パスをつなぐ"、それがバルサだというのに、パスをつなぐことを放棄して、ひたすら前へ前へ。よーしこーなったらペドロ様投入だ。すごい気迫っす。エストゥディアンテスゴールに次々と襲いかかる。
ところがこれも続かない。この戦い方はバルサじゃないもの、無理だよ、焦るだけだ。
前半と比べたら、エストゥディアンテスのプレッシャーの甘いこと甘いこと。しかもアルチュンディアが豹変して、なんか知らんけど笛吹きまくってありがたい黄色いお札を大盤振る舞い。おかげでやっと、ほんの少しだけパスが回るようになった。今こそ、今こそイニ坊が必要なのにぃ。
エストゥディアンテスとしては90分の笛が鳴るまで凌ぎ切るしかない。ヴェローンさんもよぼよぼと疲れて足が痛くなりました。向こうにとっても、バルサに勝つ方法はただひとつ。1-0しかないわけです。
時間はどんどん過ぎて行く。もうだめぽ。あきらめよう。だってそれ、ただの"トヨタカップ"だよ。真剣勝負じゃない、ただのお祭りじゃないか。泣くことなんてないや、これは"ただのトヨタカップ"。審判もオカシイし、削られまくってあぶないし、言い訳ならたくさんある。でも、ここに来るまでが大変なのであって、うーん、また長い道のりだな。
と、とても弱気になって言い訳まで考え始めたら、なんと運命の89分。DFなのに、相手のDFと競り合っているのはうちのピケンバウアー。そこに飛んでくるブスケからのロングフィード!こぼれた!行けぇーっ!ぺどろさーん!頭にどーん!ゴールにどーん!

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あぁ神様、仏様、ペドロ様!おまえはこの日のイニエスタと同格。
6大会すべてで得点しまくり。あんたが大将ーっ!
ブスケとペドロのド根性が生んだ奇跡で土壇場で追いついた。でもな、89分に振り出しに戻ったら、もう互角ではいられない。追いついたチームのほうが強い。エストゥディアンテスは一気に絶望の淵に立たされる。だって、これから1点?それこそほんとにもうだめぽ。向こうにしたらもう、延長戦を奇跡的に耐え抜いてPKに持ち込む以外に勝機はありません。
延長戦後半の5分、右サイドからのだにべすのクロス。ゴール前ではレオがどフリーです。あはは、すげぇ、胸でボールをやんわりとゴールに押し込み決勝点

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今まさに笛が鳴る120分目、あまりに魂のこもった、あまりに美しい、ヴェローンのFK。えーん、もう涙をがまんできまへん。しかもゴールに入りそうだったし。

フットボールは、あまりに残酷で、熱狂的すぎて、胸が痛い。だから好きっす。
フットボールはハートでやるもの。気持ちの強さで戦うもの。だから好きっす。

初めてここにやってきたのは1992年。どーしても獲れなかった優勝杯。そうか、そんなに勝ちたかったのか。どーしても。どーしても。
ペップがあんなに泣いている。
さるおもこんなに泣いている。
"トヨタカップ"って、育ったんだなぁ。
やっと、やっと辿り着いたよ、前人未到の領域に。この星でいちばんの証。
こんなに苦しかったのは初めて。ほとんど神の領域の6冠伝説誕生っす。
おめでとうバルサ。ありがとうバルサ。ほんと、おまえら最高。


心ゆくまでさるお、もんち!
posted by さるお at 13:26| Comment(4) | TrackBack(1) | FCバルセロナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さるおさん、ご無沙汰しております。

何とかブログを再開して細々続けていましたが、今回は書き込まずにはいられませんでした(^^;

やりましたね!!

本当に前人未到の地にたどり着いたバルサが見れるなんて夢のようです。
おめでとうバルサ!

自分もベロンは好きな選手だったので胸が痛みました。最後のフリーキックが入らず、倒れこんだ姿を見たらもう…

父親に続いて世界一になりたかった気持ちが出ていました。
これがハートを掴むサッカーなんですよね!
Posted by エンリケMG at 2009年12月22日 13:08
yusakuです。
ご無沙汰しておりました。

今回は,選手の目つきが前回と全く違ったので,いけると思いましたが…ヒヤヒヤでしたねー(大汗)。

今回の大会で,バルサは“ファミリー”であると,改めて確信しました。家族みんなで勝ち取ったタイトル。イブラが空回りしても,ティティがイマイチでも,みんなで勝っちゃう。いいです(涙)。

メッシは神になりました…胸で決めたのも凄いけど,ずーっと完全に抑えられてたヴェロンを振り切ってフリーになったのが凄い(号泣)。ヴェロン足つってました…(これも号泣)。

美しく圧勝したユナイテッド戦は最高でしたが,苦しみながらなりふり構わずもぎとったこの試合も,思い出になりました。今までだと,こういう試合は大抵落としてましたからねー。

92年,ストイチコフのビューティフルゴールに歓喜したものの,ライーに奈落の底に突き落とされてから17年…長かったですね。私大学生でした(懐)。
Posted by yusaku at 2010年01月03日 19:10
エンリケMGさん
おひさっすー。
前人未到の大冒険をしているのが、カンテラーノを中核にしたチーム。鳥肌もんっすよね。泣けてくるー。

> 自分もベロンは好きな選手だったので胸が痛みました。

勝たせてやりたかったなぁ。ほんとに。
どっちも勝たせたくて、両手引っぱられてるみたいでしたよ。

> これがハートを掴むサッカーなんですよね!

ええ。ええ。そーですとも!
何度思い出しても感動して涙出ます。
Posted by さるお at 2010年01月06日 22:43
yusakuさん

> 選手の目つきが前回と全く違ったので,

うんうん。そーだった。また負けるの嫌だって、ちゃんと本気で燃えてるなって思いました。
かなーり苦労したけどなー。

> イブラが空回りしても,ティティがイマイチでも,みんなで勝っちゃう。いいです(涙)。

まさに、めすけあんくらぶ。バルサって、とてもとても大きく成長したんだよね。

> メッシは神になりました…

やっぱりすごい底力っすよね。ごりごり行って、押し切っちゃう、そーゆー強引な強さがある。
今回のペドロもな、ホンモノの救世主だったし。

エストゥディアンテス側から観ても泣けたー。突然崖っぷちに立たされて、もう反撃なんてできないのに、そんでも走る。号泣っすよー。

> 今までだと,こういう試合は大抵落としてましたからねー。

そうだよね。バルサもとうとう、最後っ屁が出るようになった。脆さが消えて、強くなったよね。

> ライーに奈落の底に突き落とされてから17年…長かったですね。

元気かライー。観たかライー。むっはっはー。
ライーさんも引退してかれこれ10年くらいになるんだなぁ。懐かしー。

ところで、ブログがおしまいだなんて寂しくなってしまうので、たまに遊んでNE!。
Posted by さるお at 2010年01月06日 22:57
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Weblog: バルセロニスタの一筆
Tracked: 2009-12-22 09:23
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